イギリスを代表するブレンデッドスコッチウイスキー、オールドパー。磨き抜かれた奥深く芳醇な味わいは、多くのウイスキーファンを魅了し続け、日本でも明治時代から愛され続けてきた歴史の深い銘柄です。

今回は、「オールドパー18年」に注目。オールドパーの歴史や「オールドパー12年」などほか3種類の特徴にも触れながら、オールドパー18年の魅力と味わい、おすすめの飲み方を詳しくご紹介します。

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オールドパーの歴史

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オールドパーが誕生したのは、1871年のイギリス。創業者のグリーンリース兄弟が、スコットランドの風土が生み出す個性豊かな原酒を絶妙なバランスでブレンドし、理想のブレンデッドウイスキーを生み出しました。

なお、「オールドパー」とは152歳9ヵ月もの長寿を全うしたとされる伝説の人物、トーマス・パーの愛称に由来するモノ。試行錯誤の末に完成した唯一無二のウイスキーが末長く後世に届くことを願い、並外れた長寿にあやかって「オールドパー」と名付けました。

ちなみに、オールドパーは日本でもなじみの深い銘柄。1873年頃、海外視察のため欧米へ派遣されていた岩倉使節団が帰国の際に持ち帰ったウイスキーだといわれています。

和食にも合うなめらかかつ芳醇な味わいに、斜めにしても倒れないユニークなボトルの形状が「右肩上がり」「決して倒れない」とゲン担ぎとしても受け入れられ、政治家や文豪などをはじめ多くの人々を魅了し続けてきました。

オールドパー18年の味わい

オールドパー18年

18年以上もの熟成を重ねて円熟味を増した、貴重な原酒をブレンドした高級ボトルです。バニラを思わせる芳醇な香りに、モルトのやさしい甘みが特徴。長期熟成ならではのなめらかな口当たりと旨み、さらに豊かに続く余韻を楽しめる1本です。

重厚かつ複雑な味わいは、ストレートやロックと好相性。徐々に加水して、温度による味わいの変化を楽しむのも一興です。シンプルなおつまみをお供に、ぜひ時間をかけてじっくりと堪能してみてください。

オールドパーの種類

オールドパー シルバー

オールドパー シルバー
初めて飲む方におすすめのスタンダードなボトル

オールドパーを初めて飲む方におすすめのスタンダードなボトルです。柑橘系のさわやかな香りに、バニラやハチミツの甘く芳醇な香りが心地よく調和した1本。

フルーティーでスムーズな味わいは、水割りやソーダ割りと好相性です。とくに、ハイボールにするとフレッシュな香りがより一層引き立ち、キレのある後味とかすかに感じるスモーキーな余韻を楽しめます。

揚げモノや炒めモノ、和えモノなど、シンプルながらやや強めに味付けしたパンチのある料理と合わせて堪能してみてください。

オールドパー 12年

オールドパー 12年
水割りやお湯割りソーダで割ったハイボールスタイルで楽しむのがおすすめ

厳選した原酒を12年じっくりと熟成して仕上げた、「オールドパー12年」。時代を超え世界中で愛され続けている、オールドパーを代表するボトルです。

ブラッドオレンジや金柑のすっきりとした甘みに、ハチミツを思わせる上品で華やかな香りが特徴。調和のとれたやわらかい風味とともに、ピート由来のスモーキーな余韻が残ります。

加水してもバランスが崩れないしっかりとした味わいは、ダシを効かせた和食とも好相性。水割りやお湯割り、ソーダで割ったハイボールスタイルで楽しむのがおすすめです。

オールドパー スーペリア

オールドパー スーペリア
奥深く華やかな味わいが特徴

熟成のピークに達した希少性の高い原酒と若い原酒を、ブレンダーによる熟練の技術でブレンドした、まさにスーペリアの名にふさわしい贅沢なボトルです。熟した果実のふくよかな甘い香りとほのかな磯の香りに、奥深く華やかな味わいが特徴。

なめらかな口当たりと濃厚な甘みと旨み、ナッツのような香ばしい余韻を長く楽しめる1本です。歴史を感じる上品でクラシカルな佇まいは、大切な方へのプレゼントにもおすすめ。

甘さのなかにもほのかなスモーキーさとスパイシーさを感じる複雑な味わいを、ぜひロックやストレートでじっくりと堪能してみてください。

オールドパー18年のおすすめの飲み方

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長期熟成による上質ななめらかさとバランスのよさを備えたオールドパー18年は、ストレートやロックなど、味わいそのものを存分に堪能できる飲み方が適しています。

香りや味、なめらかな舌触りをダイレクトに楽しみたい場合には、ストレートがおすすめ。グラスに注ぎ、数回回して空気に触れさせれば、芳醇なバニラの香りが豊かに立ち上がります。チェイサーを挟みながら、重厚で複雑な味わいをじっくりと満喫してみてください。

一方、落ち着いた香りや口当たりのよさを好む場合には、ロックがおすすめ。ストレートと同様、オールドパー18年本来の香りと味を楽しめるうえ、氷が溶けていくごとに少しずつ変わっていく風味を堪能できます。

グラスと氷がぶつかり合って奏でる「音」を楽しめるのもロックの醍醐味。「カラカラ」と軽やかな音に耳を傾ければ、オールドパー18年の奥深い味わいと相まって優雅なひとときを堪能できます。