ウイングチップシューズはカジュアルさと上品さのバランスが絶妙なシューズ。コーディネートに取り入れれば、おしゃれ度がグッとアップします。普段、レザーのドレスシューズを履かない方でも、ウイングチップシューズなら使いやすいこと間違いなし。

今回はそんなウイングチップシューズのおすすめ人気ブランドとコーデを紹介します。ファッションセンスをあげたい方は、ぜひチェックしてみてください。

ウイングチップとは

By: amazon.co.jp

ウイングチップとはシューズのつま先にある切り替えがW字型の穴飾りになっていること。W字型が翼のように見えるため、ウイングチップと名付けられました。しかし、ウイングチップとはアメリカの呼称。イギリスではブローグ、日本ではおかめと呼ばれています。

そんなウイングチップシューズは、トラッドなデザインで歴史もかなり古いです。もともと、イギリスの労働者のために作られたこともあってか、基本的にカジュアルなイメージが強いです。しかし、レザーで作られているので、上品なイメージも同時に兼ね備えています。

他のレザーシューズに比べてデザインバリエーションが豊富

ウイングチップという切り替えが使われていることで、デザインのバリエーションが豊富。特徴のあるシューズだからこそ、色や素材を二種類使えたり、ソールをスニーカーで使われているものにしたり、とデザインが多岐に渡ります。

このようなデザイン性の高いシューズは、ビジネスシーンには向かないですが、パーティーのような華やかな場面にはぴったり。足元を彩ってくれ、一気におしゃれな雰囲気を演出してくれます。

靴にこだわりがあれば、周りとも差別化できますよね。

ウイングチップシューズのおすすめ人気メンズブランド
リーガル

日本のシューズ業界で長年にわたり確立された地位を持つリーガル。日本の靴会社がアメリカのシューズメーカーと技術提携したことでスタートしたブランドです。アメリカの伝統的なデザインと日本の丁寧なモノづくり精神を融合させています。

日本での販売を開始したのは1960年。当時はアイビールックの影響もあって、多くの方がリーガルのシューズを履きました。

それから半世紀以上経った現在では、路面店からアウトレットモールまで、全国にショップを展開。ビジネス、カジュアルとさまざまなシーンでリーガルのシューズは活躍しています。

リーガル(REGAL) ウイングチップビジネスシューズ 3E 605W

オーソドックスなデザインのウイングチップシューズ。シルエットとソールがポイントです。

丸みを帯びたシルエットはアメリカらしさを表現し、男らしい無骨な雰囲気を演出しています。ソールはスニーカーに使われているようなものを採用しており、長時間歩いても疲れにくい仕様。

さらに、履き口の部分にスポンジが含まれておりクッション性は十分あります。履き心地においても考えられており、ストレスを全く感じません。履きやすくて、なおかつデザインもおしゃれな一足。

ウイングチップシューズのおすすめ人気メンズブランド
クラークス

クラークスはウイングチップの本場、イギリスのシューズブランド。イギリスの小さな町でクラークス兄弟が設立し、創業期間は100年以上にも渡ります。ブランドコンセプトは、ソフトな履き心地の靴。

素材やデザインで快適さを表現し、どんな足でもしっかり馴染む作りです。全体的なバランスとしては、横幅が狭めで、つま先がシャープといったスマートなものがメイン。イギリスブランドらしいバランスと言えます。

足の幅が狭く、似合う革靴がないという方におすすめのブランド。

クラークス(Clarks) ドーセットリミット

ツヤ感あるブラックレザーで作られたドーセットリミットは、飾り穴が多くあしらわれているのにも関わらず上品な印象。さらに、足裏のソールにもこだわりがあります。赤いラインがソールとヒール部分に描かれており、歩くたびにチラチラ見えておしゃれに活躍してくれるんです。

合わせるボトムはゆったりしたものよりもスキニーのようなタイトなものがおすすめ。靴自体がスマートなので、同じテイストのものでコーディネートした方が統一感が出ますね。

ウイングチップシューズのおすすめ人気メンズブランド
ラスアンドフリスクラークス

ラスアンドフリスは日本で誕生した、働くビジネスマンを足元から応援するブランド。都会的なデザインが特徴で、ウイングチップシューズに関しても洗練されたデザインのものが多いです。そして、ラスアンドフリスの最大の魅力と言えば何と言ってもそのコスパ。

1万円以下で高品質なシューズを購入できます。そのため、高額な靴が買いにくい学生にもおすすめです。リーズナブルに足元のおしゃれを楽しめますよ。

ラスアンドフリス(LASSU&FRISS) ウイングチップシューズ 802

二色使いで作られたこちらは、ウイングチップシューズでよく見るデザイン。白と黒のモノトーンカラーなので、コーディネートにも合わせやすいです。また、全体にあしらわれている飾り穴がアクセント。モノトーンカラーだからこそよく映えます。

このデザインのラスアンドフリスのウイングチップシューズは、黒を基調としたモード系ファッションに使うのがベスト。デニムやパーカーなどカジュアルなアイテムとは合わせにくいです。

ウイングチップシューズのおすすめ人気メンズブランド
ドクターマーチン

多くの方に認知されている人気ブランド、ドクターマーチン。ハリウッドセレブも履いているほどです。ドイツで誕生した同ブランドですが、一気に火がついたのは1960〜70年代のイギリス。

当時のファッションリーダーだったパンクロッカーやモッズが履き始め、ファッションシーンのトレンドアイテムとなりました。創業者のクラウス・マーチン博士は医者の経験を生かして、ミリタリーテイストのデザインにクッション性抜群のソールを内側に搭載。

履き心地のよいシューズを完成させました。

ドクターマーチン(Dr.Martens) フルブローグ 3989

ドクターマーチンというとブーツが主流ですが、このようにウイングチップシューズのような上品さがあるシューズも展開しています。しかし、ドクターマーチン特有のソールが、クラシックなデザインの中にブランドの雰囲気を残しています。

シルエットはリーガルに似て丸みがありますね。ルーズなサイズのパンツとも相性抜群ですし、スキニーのようなタイトなものとも合わせられます。まさに、カジュアルさと上品さのバランスが丁度1:1のウイングチップシューズと言っても過言ではありません。

ウイングチップシューズのおすすめ人気メンズブランド5選
ティンバーランド

イエローのワークブーツが代表的なティンバーランドは、ここ数年ストリートファッションの業界で重宝されています。足場が悪い場所でもしっかり歩けるよう耐久性と防水性にもこだわっているんです。

もともとブーツのモデル名でしたが、後にブランド名そのものになったティンバーランド。1918年にアメリカのマサチューセッツで設立されてから、100年近く経ちますが、現在も靴作りに対するこだわりは全く変わっていません。

ストリートファッションが好きな方必見のブランドですね。

ティンバーランド(Timberland) プレストン ヒルズ ブローグ オックスフォード A154W

ボリュームがあってカジュアルなイメージが強いティンバーランド。しかし、このように洗練されて上品な雰囲気を醸し出したシューズも展開されているんです。天然のレザーがふんだんに使われており、無駄なものが一切ないシンプルなデザインがおすすめポイントです。

色も深みあるブラウンカラーで落ち着いた雰囲気ですよね。カジュアルからフォーマルなスタイルまで幅広く活躍してくれます。ティンバーランドの魅力とウイングチップシューズの特徴が上手くミックスされた一足。