キッチンなどでも故障を気にせずに使える「防水スマホ」。手頃なミドルクラスのモデルから高性能なハイエンドモデルまで、多くのメーカーからさまざまな種類が販売されています。

本記事では、おすすめの防水スマホをご紹介。防水スマホのメリットのほか、選び方や防水のレベルを表すIP規格についても解説するので、購入を検討している方は参考にしてみてください。

※掲載情報は執筆時点のものであり、予告なく価格やスペックが変更される場合があります。

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防水スマホのメリット

海や川などのアウトドアでも安心

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防水スマホは、屋外で使用するのにも適しています。通勤や通学、ショッピングのような普段使いはもちろん、海や川、キャンプなど水回りでのアウトドアでも、水濡れによる故障を気にせずに使用しやすいのが魅力です。

なお、防水試験は一般的に真水や水道水で行っているため、海で使いたい場合は防水だけではなく、海水への耐性もあるとより安心して使用できます。また、砂ぼこりが舞う環境では防塵レベルもチェックしておきましょう。

不意の水没による故障を防げる

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不意の水没による故障を防止できるのも、防水スマホのメリットのひとつ。防水スマホのなかでもより優れた耐性を有するモデルは、水没にも耐えられるように設計されているので、プールなどでスマホを使いたい方におすすめです。

防水スマホであっても、水没に耐えられるかどうかはモデルによって異なるため注意が必要。水没に耐性があるモデルは、多くの場合許容できる水深や水没時間なども明記されています。

スマホの防水等級「IP規格」とは?

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多くの防水スマホは、対応している防水のレベルを表すのに「IP規格」と呼ばれる防水等級を利用しています。「IP規格」とは、防水スマホが耐えられる水の勢いや侵入する範囲に応じて、IPX0からIPX8までに分類した等級です。

試験方法や条件が明確に定められているため、数字が大きくなるほどより過酷な環境にも耐えられると判断可能。例えば、IPX6に対応していると、さまざまな方向からの強い噴流水に対して耐性があると判断できます。

なお、なかには飛沫や水流、水没など複数の状況における耐久性を示すために、IPX5・IPX8のように2種類の等級に対応している防水スマホもあります。購入時は確認してみてください。

防水スマホの選び方

利用シーンに合った防水性能を選ぶ

キッチンなどの水場ならIPX6以下でも問題ない

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キッチンのような水回りで使う防水スマホの場合は、IPX6やIPX5の防水等級に対応していれば十分安心して利用可能です。例として、IPX4であっても「あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない」と定められています。

キッチンで料理中にレシピを見たい方や屋外で雨に濡れるのが心配な方は、IPX6以下の防水スマホも視野に入れて検討してみてください。

水没対策ならIPX7以上のモデルを

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水没の可能性がある状況で使う防水スマホを探している場合は、IPX7以上の防水等級に対応するモデルがおすすめです。IPX7以上であれば、一定の水深まで水没しても内部に浸水しないと確認されているので、故障のリスクを軽減できます。

防水スマホによっては、「水深1.5mまでの淡水に最大30分間水没させた試験にクリア」といったように具体的な状況まで明記されている場合があるため、参考にしてみてください。

耐衝撃や耐振動などの耐久性能をチェック

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スマホは防水だけでなく、耐衝撃や耐振動などの耐久性能が備わっているとより安心して使えます。耐衝撃性能が高いスマホは、落下時のダメージを抑えたいときに活躍。耐振動性能を備えたスマホは、振動が多い環境で使いたいときにおすすめです。

耐久性能を判断する際には、MIL規格に準拠しているかどうかを確認するのがひとつの目安。アメリカ国防総省が定めた耐久性能の規格であり、防水・防塵・耐衝撃・耐振動などさまざまな項目が存在するので、チェックしてみてください。

価格をチェック

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防水スマホを選ぶときは、価格もよく確認しておきましょう。防水スマホはミドルクラスやハイエンドモデルに多くラインナップされているので、エントリーモデルよりもやや高価になりがちな点には注意が必要です。

ハイスペックな防水スマホは、10~20万円程度と高額。一方、4万円台でも購入できる安いモデルも存在します。予算に合わせて無理のない価格の防水スマホを選んでみてください。

防水スマホをお風呂で使う場合は要注意

防水スマホは水に強い設計ですが、お風呂で使いたいときは注意が必要です。防水のレベルを表す「IP規格」は常温の水道水でテストが行われており、入浴中の使用は想定されていません。

また、浴室の湿度の高さによって、スマホの本体内部に結露が生じてしまう可能性もあります。そのため、お風呂に入るときは防水スマホを使わないのがおすすめ。もし使用したい場合は、自己責任で使うようにしましょう。

防水スマホのおすすめ

シャープ(SHARP) AQUOS sense9

シャープ(SHARP) AQUOS sense9

コンパクトで使いやすいおすすめの防水スマホ。IPX5の防水性能を有しており、水濡れによる故障のリスクを軽減できます。バッテリー持ちがよいのもポイント。また、急速充電規格に対応しているため、短時間で充電できる点も便利です。

さらに、有機ELディスプレイのPro IGZO OLEDを搭載し、美しい映像を楽しめます。最大240Hzのリフレッシュレートに対応しているのも魅力。動きの速い映像でも残像感が少なく、滑らかに表示できます。

シャープ(SHARP) AQUOS wish4

シャープ(SHARP) AQUOS wish4

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ハンドソープで洗ったり、アルコール除菌シートで拭いたりできるおすすめの防水スマホ。しっかり手入れできるので、清潔な状態を保てます。本製品は、アメリカ国防省が定めたMIL規格の18項目に準拠。落下や温度変化に強い設計で、使用中の故障リスクを軽減できます。

顔認証機能を利用できるのも特徴。マスクを着用したままでも瞬時に画面のロック解除を行えます。また、カメラ機能も充実。「電子式手ブレ補正(ビデオ)」に対応しており、ブレを抑えて撮影ができます。

サムスン(Samsung) Galaxy S24

サムスン(Samsung) Galaxy S24

カメラ機能が優れたモデルを探している方におすすめの防水スマホ。IP68の防水・防塵性能を備え、水や砂に対して優れた耐性があります。

3つのアウトカメラを搭載しており、遠距離や暗い場所でもクリアな写真を撮影できるのもポイント。生成AI編集機能を利用すると、撮影後に写真をリサイズしたり、レタッチしたりすることが可能です。こだわりの1枚を作れます。

オーディオ面ではステレオスピーカーを搭載。音楽や映画を鑑賞をするときに臨場感を高められます。また、バッテリーは4000mAhあり、動画再生時で最大28時間、音楽再生時で最大72時間の連続再生が可能です。

ソニー(SONY) Xperia 1 VI

ソニー(SONY) Xperia 1 VI

防水スマホでスペックを重視している方におすすめのモデル。CPUにはSnapdragon 8 Gen 3 Mobile Platformを搭載しており、アプリの起動やマルチタスクをスムーズに行えます。ゲームを含むさまざまなアプリを快適に操作可能です。

カメラは、光学7倍ズームに対応した望遠レンズを含むトリプルレンズ仕様。遠距離の被写体でもクリアで美しい写真を撮影することが可能です。さらに、夜間撮影やポートレート撮影など、多彩な撮影シーンで活躍します。

バッテリー容量は5000mAhと大容量。「おすそわけ充電」機能を搭載しており、ほかのデバイスを充電できるのも便利です。

グーグル(Google) Pixel 8a

グーグル(Google) Pixel 8a

防水・防塵性に優れているIP67等級の防水スマホ。AI技術を搭載しており、カメラに写った言語や標識をリアルタイムで翻訳できるほか、画面上のテキストや画像をすばやく検索できます。旅行でも活躍する便利なモデルです。

バッテリー性能にも優れています。スーパーバッテリーセーバーモードを使用すると、最大約72時間の駆動を実現可能。長時間の使用でもバッテリー切れの心配をせずに済みます。

オッポ(OPPO) Reno11 A

オッポ(OPPO) Reno11 A

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安い価格で購入できるおすすめの防水スマホ。手にフィットするスリムなボディが特徴です。画面サイズは6.7インチで、リフレッシュレートは最大120Hz。映像の表示が滑らかで、ゲームや動画鑑賞も快適に楽しめます。

カメラは約6400万画素の広角レンズと約800万画素の超広角レンズを搭載。さまざまな撮影シーンに対応でき、美しい写真を簡単に撮影可能です。また、最大67Wの急速充電に対応しており、短時間でフル充電が行えます。

シャオミ(Xiaomi) 14T Pro

シャオミ(Xiaomi) 14T Pro

IP68レベルの防水性能を備えているスマホ。5Gに対応しており、高速のネットワーク接続が可能です。オンラインゲームや動画ストリーミングなども快適に楽しめます。

ドイツの人気カメラメーカー「ライカ」と共同開発されたSummiluxレンズを搭載しているのもポイント。写真のクオリティを求める方にもぴったりです。

バッテリー容量は5000mAh。また、Xiaomiのハイパーチャージ技術を採用しており、19分で最大約100%まで充電できるので便利です。さらに、Xiaomi 3D IceLoopシステムを採用。本体に溜まった熱を効率的に冷却することで、長時間使用した際の熱暴走を防ぎます。

モトローラ(Motorola) Moto g64 5G

モトローラ(Motorola) Moto g64 5G

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IP52等級の防滴機能を搭載しており、多少の水濡れから保護できるスマホ。約5000万画素のアウトカメラを搭載しているので、美しく撮影できます。また、ナイトビジョンモードに対応しているため、夜景を撮りたいときにもおすすめです。

microSDカードで容量を拡張できるのも特徴。最大1TBまでの拡張に対応しています。写真や動画などをたくさん保存したい方は、ぜひチェックしてみてください。

エフシーエヌティー(FCNT) arrows We2 Plus

エフシーエヌティー(FCNT) arrows We2 Plus

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防水や防塵だけでなく、耐衝撃性も良好でタフなスマホ。不意の水濡れや落下などでスマホが故障する心配を減らせます。本体が汚れた際にアルコールで除菌したり、ハンドソープで丸洗いしたりできるのもポイントです。

本体背面には、自律神経測定センサーを内蔵。自分の体調の変化を把握するのに役立てられます。

画面サイズは6.6インチ。有機ELディスプレイを採用しており、高精細な映像を大画面で楽しめます。スマホで映画鑑賞をする方にもおすすめです。

アップル(Apple) iPhone 16

アップル(Apple) iPhone 16

防沫性能・耐水性能・防塵性能を備えているスマホ。また、航空宇宙産業レベルを謳う頑丈なアルミニウムを本体に採用しています。強いガラスを背面に使用しているのも特徴です。タフなiPhoneを探している方に適しています。A18 Proチップを搭載し、処理能力に優れているのも魅力です。

本体の側面には、カメラコントロールボタンを搭載。ボタンを軽く押したり、長押しをしたりすることで、カメラの機能やズームなどの操作が行えます。超広角カメラを採用しているため、広大な景色を収めたいときにもおすすめです。

今持っているスマホを防水にするには

現在持っているスマホが防水タイプではない場合でも、防水タイプのケースを組み合わせれば水回りでも安心して使用可能です。機種ごとに専用に設計された防水ケースではなく汎用タイプであれば、古い機種でも防水スマホのように扱えます。

ケースを付けたまま操作をしたり着信に応答したりできるモデルがおすすめ。また、タイプによってはストラップを取り付けて首や肩に引っかけて持ち運べます。

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