大画面をコンパクトに持ち運べる「折りたたみスマホ」。コンパクトさを重視した縦折りタイプや大画面の横折りタイプなどがあり、日本市場でも参入するメーカーが徐々に増えてきています。
本記事では、おすすめの折りたたみスマホをご紹介。メリット・デメリットやタイプ別の特徴、チェックしておきたいポイントなどもあわせて解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
※掲載情報は執筆時点のものであり、予告なく価格やスペックが変更される場合があります。
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折りたたみスマホのメリット・デメリット
折りたたみスマホのメリットは、大画面をコンパクトに持ち運べること。モデルによってはタブレット級の画面を一般的なスマホのサイズに折りたためるので、外出先でも大画面で作業したり動画を見たりしたい方に適しています。
また、画面の角度を調節してスタンドや三脚を使わずに自立させられるのも魅力。一方、折りたたむと通常のスマホより厚みが増してしまう点や、画面にうっすらと折り目が見えてしまう点などがデメリットです。
折りたたみスマホのおすすめ
サムスン(Samsung) Galaxy Z Fold6
大画面をスマートに持ち歩ける、おすすめの折りたたみスマホ。タブレット並に大きい7.6インチの画面を、一般的なスマホと同じ程度のサイズに折りたたんで携帯できます。外側には6.3インチのサブディスプレイが搭載されており、折りたたんだ状態でも操作可能です。
プロセッサーにはGalaxy向けに最適化された専用モデル「Snapdragon 8 Gen 3 for Galaxy」が採用されています。ハイパフォーマンスながら省電力性能にも優れており、大画面で長時間快適にゲームをプレイできます。
背面には広角・超広角・望遠のトリプルカメラが搭載されているので、構図や被写体に合わせて柔軟にカメラを切り替えながら撮影可能。また、AIを活用したズーム機能も搭載されており、クリアな画質を維持したまま被写体に近づけます。
サムスン(Samsung) Galaxy Z Flip6
コンパクトな縦折りタイプの折りたたみスマホ。6.7インチの有機ELディスプレイを半分に折りたたんでコンパクトに持ち歩けます。背面のサブディスプレイのサイズは3.4インチです。
独自開発の「Galaxy AI」も搭載されており、リアルタイムでの翻訳やチャットの提案などができます。折りたたみスマホ特有の両面に搭載されたディスプレイを活用し、翻訳した文章を背面に映して相手に見せるような使い方も可能です。
デュアルカメラも搭載されており、夜間でも明るい写真を撮影できます。被写体に応じて自動的に画角を調節する「オートズーム機能」も搭載。また、画面を折りたためる構造を活かし、三脚やスタンドを使わずに固定して撮影できる点も特徴です。
本製品は、IP48の防水にも対応。また、おサイフケータイも利用できます。
グーグル(Google) Pixel 9 Pro Fold
高性能なAI機能を備えた、おすすめの折りたたみスマホ。GoogleのAIである「Gemini」が搭載されており、画面内の任意のアイテムを指定して検索する「かこって検索」やアイデア出しなど、さまざまな機能を利用できます。
メインディスプレイのサイズは8インチと大きく、ゲームや動画などを大迫力の映像で体験可能です。外側のディスプレイサイズも一般的なスマホと同等の6.3インチのため、画面を開かなくてもメッセージやSNSをチェックできます。
加えて、背面には3眼のカメラが搭載されており、超広角カメラで広大な景色を切り取ったり5倍の望遠カメラで遠くの被写体を大きく写したりなど、柔軟な使い方が可能です。また、AIを活用したレタッチや補正などの機能も搭載されています。
ZTE Libero Flip A304ZT
低価格な折りたたみスマホを探している方におすすめのモデル。メインの有機ELディスプレイは約6.9インチと大きく、動画やゲームなどを大画面で楽しめます。折りたたむと約半分のサイズになり、スマートに持ち運べる点が魅力です。
背面には約1.43インチの円形ディスプレイが搭載されています。画面を開かずに天気や通知をチェックできるほか、音楽をコントロールしたりタイマーやレコーダーを起動したりも可能。また、カメラを起動してプレビューも表示できます。
折りたたんだ状態でカメラを利用すれば、三脚を使わずに好きなアングルで撮影できるのも特徴です。セルフィーやグループ撮影の際に便利な、ジェスチャーでシャッターを切る機能も搭載されています。
おサイフケータイに対応しているのも嬉しいポイント。画面を閉じた状態でも決済できます。
モトローラ(Motorola) razr 50s
閉じたままでもさまざまな使い方ができる、おすすめの折りたたみスマホ。背面のアウトディスプレイは約3.6インチと大きく、メッセージの確認や送信、音楽のコントロールなどのほか、決済用のQRコードも表示できます。
画面を閉じたままカメラを起動し、アウトディスプレイに被写体を表示できるため、セルフィーも楽に撮影可能です。画面を90°曲げた状態でハンディカムのように動画を撮影したり、三脚を使わず安定させたりもできます。
ヴィーガンレザーを使用したおしゃれなデザインも特徴。IPX8の防水にも対応しています。
ヌビア(nubia) nubia Flip 5G NX724J
コスパがよくておすすめの折りたたみスマホ。背面に円形のサブディスプレイが搭載されており、画面を開かずに通知のチェックや音楽のコントロールなどが可能です。カメラの起動にも対応しており、プレビューを表示して構図を確認しながら自撮りできます。
メインディスプレイのサイズは約6.9インチ。有機ELパネルが採用されているためコントラストが高く、鮮やかな映像を楽しめます。インカメラも搭載されており、ヒンジの角度を調節するとハンズフリーでビデオ通話ができるのが特徴です。
コンパクトながらバッテリー容量は4310mAhと大きく、最大で33Wの急速充電にも対応しています。
Blackview HERO 10
デザインがおしゃれなおすすめの折りたたみスマホ。6.9インチの縦折りディスプレイを搭載しています。有機ELパネルを採用しているので鮮やかなうえ解像度も2560×1080ドットと高く、高精細な映像を体験可能です。
背面には円形のサブディスプレイも搭載されており、画面を開かずに通知をチェックしたり着信に応答したりできます。カメラのプレビューも表示でき、108MPの高画質なリアカメラを使用してセルフィーを撮影できるのも魅力です。
背面の素材にはヴィ―ガンレザーが採用されており、高級感のあるデザインと耐久性の高さを両立しています。カラーバリエーションは、ブラックとパープルの2色です。
サムスン(Samsung) Galaxy Z Fold5
大画面を活用したい方におすすめの折りたたみスマホ。横折りに対応する約7.6インチのメインディスプレイが搭載されています。高画質なうえ輝度も高く、明るい環境でも快適に動画を視聴可能です。また、別売りの「Sペン」で手書きもできます。
メインディスプレイでは最大で3つのウィンドウを同時に表示できるため、マルチタスクが可能です。画面下部には使用頻度の高いアプリを保存できるタスクバーも表示でき、効率的に作業できます。
リアルタイム通訳や「かこって検索」などのAI機能を利用できる点も特徴です。
折りたたみスマホの選び方
縦折りか横折りか用途に合わせてタイプを選ぶ
コンパクトに持ち運べる縦折り
縦折りの折りたたみスマホは、一般的なスマホと同じサイズの画面をフィーチャーフォンのように折りたたむタイプです。通常のスマホを約半分のサイズに変形させられるのでポケットやカバンに入れやすく、持ち運びしやすい仕様です。
また、サブディスプレイで通知のチェックや音楽のコントロール、カメラのプレビューなどができるモデルも多く、開かなくてもさまざまな操作が可能。ファッショナブルな端末も展開されており、デザインを重視したい方にもおすすめです。
タブレット級の大画面が魅力の横折り
横折りタイプの折りたたみスマホには、タブレットにも匹敵する7インチ以上の画面を搭載する折りたたみスマホが多くラインナップされています。大画面で動画やゲームなどを楽しんだり、作業したりできるのが魅力です。
外側には縦長のサブディスプレイが搭載されている場合が多く、閉じた状態で一般的なスマホのように扱えるのもメリット。横折りの折りたたみスマホ1台で、スマホとタブレットの2台分の働きができます。
横折りタイプならスタイラスペン対応が便利
横折りタイプの折りたたみスマホのなかには、専用のスタイラスペンに対応したモデルがあります。横折りタイプにはタブレット並の大画面を搭載しているモデルが多いので、快適にメモを取ったりイラストを描いたりといった使い方が可能です。
スタイラスペンと折りたたみスマホの両方を別々に管理するのが面倒な方や紛失が心配な方は、スタイラスペンの収納ポケットを搭載するケースを使ってみてください。
防水性をチェック
折りたたみスマホのなかには、防水に対応したモデルも多くあります。防水に対応していると、急な雨で濡れてしまったときに故障にくく、気軽に持ち運び可能。また、キッチンでレシピを見たい場合にも、防水対応だと安心して使用できます。
防水性はIPX8のようなIPコードで表記されています。最後の数字が大きいほどより防水性能が優れているので、購入前の参考にしてみてください。
おサイフケータイ機能の有無をチェック
折りたたみスマホ選びにおいて、おサイフケータイ機能の有無も重要なポイント。おサイフケータイ機能とは、SuicaやiD、QUICPayなどの非接触式決済を利用するための機能のことです。おサイフケータイ機能を利用するには、専用のFeliCaチップが搭載されている必要があります。
おサイフケータイ機能はさまざまなシーンで活用可能。折りたたみスマホにSuicaを登録すると、対応の改札にかざすだけで料金を支払って電車に乗れます。
バッテリーの駆動時間をチェック
折りたたみスマホを選ぶときは、バッテリーの駆動時間にも注意しましょう。バッテリーの駆動時間が短いと頻繁に充電が必要になってしまうので、できるだけ駆動時間の長い折りたたみスマホがおすすめです。
バッテリーを長持ちさせるための「低電力モード」が搭載されていると、さらに長時間使用できます。また、急速充電やワイヤレス充電など、充電の時間を短縮したり手間を軽減したりする機能の有無も重要です。
折りたたみスマホは、大画面を持ち歩ける以外に自立させられるのもメリットです。手ブレを抑えて夜景撮影したり、自分を被写体に第三者視点からの動画を撮影したりなど、ユニークな使い方ができます。本記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのモデルを見つけてみてください。