大画面をコンパクトに持ち運べる「折りたたみスマホ」。コンパクトさを重視した縦折りタイプや大画面の横折りタイプなどがあり、日本市場でも参入するメーカーが徐々に増えてきています。
本記事では、おすすめの折りたたみスマホをご紹介。メリット・デメリットやタイプ別の特徴、チェックしておきたいポイントなどもあわせて解説するので、購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
※掲載情報は執筆時点のものであり、予告なく価格やスペックが変更される場合があります。
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折りたたみスマホのメリット・デメリット
折りたたみスマホのメリットは、大画面をコンパクトに持ち運べること。モデルによってはタブレット級の画面を一般的なスマホのサイズに折りたためるので、外出先でも大画面で作業したり動画を見たりしたい方に適しています。
また、画面の角度を調節してスタンドや三脚を使わずに自立させられるのも魅力。一方、折りたたむと通常のスマホより厚みが増してしまう点や、画面にうっすらと折り目が見えてしまう点などがデメリットです。
折りたたみスマホの選び方
縦折りか横折りか用途に合わせてタイプを選ぶ
コンパクトに持ち運べる縦折り
縦折りの折りたたみスマホは、一般的なスマホと同じサイズの画面をフィーチャーフォンのように折りたたむタイプです。通常のスマホを約半分のサイズに変形させられるのでポケットやカバンに入れやすく、持ち運びに適しています。
また、サブディスプレイで通知のチェックや音楽のコントロール、カメラのプレビューなどができるモデルも多く、開かなくてもさまざまな操作が可能。ファッショナブルな端末が多く、デザインを重視したい方にもおすすめです。
タブレット級の大画面が魅力の横折り
横折りタイプの折りたたみスマホには、タブレットにも匹敵する7インチ以上の画面を搭載する折りたたみスマホが多くラインナップされています。大画面で動画やゲームなどを楽しんだり、作業したりできるのが魅力です。
外側には縦長のサブディスプレイが搭載されている場合が多く、閉じた状態でも普通のスマホのように扱えるのもメリット。横折りの折りたたみスマホ1台で、スマホとタブレットの2台分の働きができます。
横折りタイプならスタイラスペン対応が便利
横折りタイプの折りたたみスマホのなかには、専用のスタイラスペンに対応したモデルがあります。横折りタイプにはタブレット並の大画面を搭載しているモデルが多いので、快適にメモを取ったりイラストを描いたりといった使い方が可能です。
スタイラスペンと折りたたみスマホの両方を別々に管理するのが面倒な方や紛失が心配な方は、スタイラスペンの収納ポケットを搭載するケースを使ってみてください。
防水性をチェック
折りたたみスマホのなかには、防水に対応したモデルも多くあります。防水に対応していると、急な雨で濡れてしまったときに故障にくく、気軽に持ち運び可能。また、キッチンでレシピを見たい場合にも、防水対応だと安心して使用できます。
防水性はIPX8のようなIPコードで表記されています。最後の数字が大きければ大きいほどより防水性能が優れているので、購入前の参考にしてみてください。
おサイフケータイ機能の有無をチェック
折りたたみスマホ選びにおいて、おサイフケータイ機能の有無も重要なポイント。おサイフケータイ機能とは、SuicaやiD、QUICPayなどの非接触式決済を利用するための機能です。この機能を利用するには、専用のFeliCaチップが搭載されている必要があります。
おサイフケータイ機能はさまざまなシーンで活用可能。折りたたみスマホにSuicaを登録すると、対応の改札にかざすだけで料金を支払って電車に乗れます。
バッテリーの駆動時間をチェック
折りたたみスマホを選ぶときは、バッテリーの駆動時間にも注意しましょう。バッテリーの駆動時間が短いと頻繁に充電が必要になってしまうので、できるだけ駆動時間の長い折りたたみスマホがおすすめです。
バッテリーを長持ちさせるための「低電力モード」が搭載されていると、さらに長時間使用できます。また、急速充電やワイヤレス充電など、充電の時間を短縮したり手間を軽減したりする機能の有無も重要です。
折りたたみスマホのおすすめ
サムスン(Samsung) Galaxy Z Flip5
コンパクトながら高性能な、おすすめの折りたたみスマホ。6.7インチのディスプレイを縦方向に折りたたむ仕様を採用しています。YouTubeやカメラなど、一部のアプリは折りたたんだ画面にUIが最適化されており、快適に使用可能です。
背面には、「フレックスウィンドウ」と呼ばれるサブディスプレイが搭載されています。通知やカレンダーなどをチェックできるのはもちろん、YouTubeやGoogleマップなど一部のアプリを「フレックスウィンドウ」上で使用できるのも特徴です。
また、カメラのプレビューも表示できるので、背面の高性能なカメラを使用してセルフィーを撮影できます。折りたたみの構造を活かし三脚を使わずに本体を固定したり、90°曲げた状態でビデオカメラのように構えたりなど、さまざまなスタイルで使用可能です。
3700mAhの大容量バッテリーを搭載しているため、途中で充電を挟まなくても長時間使用できます。
サムスン(Samsung) Galaxy Z Flip4
韓国の人気メーカー「サムスン」が手掛けるおしゃれな折りたたみスマホ。縦折りタイプなので、ハイスペックなスマホをコンパクトに持ち歩けます。メインディスプレイのサイズは6.7インチ。背面には、1.9インチのサブディスプレイも搭載されています。
背面には広角カメラと超広角カメラを搭載。サブディスプレイにプレビューを表示できるため、高画質な背面のカメラでセルフィーを撮影できます。また、折りたたみの構造を活かし、三脚を使わずに固定して撮影できるのも魅力です。
内側だけではなく外側の耐久性にもこだわって設計されており、パネルに強化ガラスを採用したりヒンジをアーマーアルミニウムで保護したりなどの工夫が施されています。IPX8規格の防水にも対応しているので、屋外でも安心して使用可能です。
サムスン(Samsung) Galaxy Z Fold5
高性能な折りたたみスマホを探している方におすすめのモデル。約7.6インチのメインディスプレイと約6.2インチのサブディスプレイを搭載しています。「フレックスヒンジ」の採用により、折りたたんだときにすき間がほとんどないのも特徴です。
メインディスプレイとサブディスプレイはシームレスに連動しており、画面を開けばサブディスプレイで見ていたコンテンツをメインディスプレイに引き継げます。スタンドを使わずに画面を横向きで支えられるのも使いやすいポイントです。
プロセッサーには、Galaxy向けに最適化された「Snapdragon 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy」を採用し、高性能を実現しています。マルチタスクにも対応しており、最大で3つのアプリを同時に起動可能です。
専用のスタイラスである「Sペン」も利用できるので、手書きのメモやイラスト制作にも利用できます。
グーグル(Google) Pixel Fold
2種類の画面を使い分けられる、おすすめの折りたたみスマホ。外側に5.8インチ、内側に7.6インチのディスプレイが搭載されています。折りたたんでいるときはシンプルなスマホとして使いながら、大画面が必要な場合すぐに切り替えられる設計です。
プロセッサーには、独自の「Google Tensor G2」を採用しています。パワフルなので、マルチタスクや動画ストリーミングなどの動作がサクサクなのはもちろん、リアルタイム翻訳のようなAI機能も活用可能です。
背面には、広角・望遠・超広角のトリプルカメラが搭載されています。被写体やシーンに合わせて、適切なカメラに切り替えながら撮影できるのが特徴。また、外側のディスプレイを使えば、構図を確認しながら背面カメラで自撮りができます。
肌の色を美しく再現する「リアルトーン」やぼやけた写真を鮮明にする機能など、補正機能が充実しているのも嬉しいポイントです。
モトローラ(Motorola) razr40 PAYC0000JP
安い折りたたみスマホを探している方におすすめのモデル。6.9インチの大画面を縦方向に折りたたむスタイルを採用しています。独自の「フリクションヒンジ」の採用により、画面の角度を自由なポジションで固定しやすいのが特徴です。
背面には、1.5インチの「アウトディスプレイ」が搭載されています。折りたたんだ状態でのさまざまな操作をサポートしているほか、カメラを使用するときはファインダーのような使い方もできるため、自由度の高いコンテンツ作りが可能です。
プロセッサーにはSnapdragon 7 Gen 1を採用しており、8GBのメモリと256GBのストレージを搭載しています。おサイフケータイにも対応しているので、決済機能を使いたい方にもおすすめです。nanoSIMとeSIMの両方に対応しているのも嬉しいポイントです。
モトローラ(Motorola) razr40 Ultra PAX40020JP
パワフルで使いやすい、おすすめの折りたたみスマホ。アスペクト比22:9の6.9インチディスプレイを搭載しています。最大165Hzの高リフレッシュレートに対応しているので、スクロールや動画、ゲームなどで滑らかな動きを体験可能です。
背面の「アウトディスプレイ」も3.6インチと大きく設計されています。144Hzの高リフレッシュレートにも対応しているため、画面を開かなくてもさまざまなアプリを快適に操作しやすい仕様です。
プロセッサーは、Snapdragon 8+ Gen 1。メモリは8GB、ストレージは256GBです。SNSや動画視聴などが快適なのはもちろん、ゲームもある程度動くので、幅広い用途に活用できます。
背面にはメインカメラと超広角カメラが搭載されており、シーンに合わせて使い分けられるのも特徴。自由な角度で本体を自立させられるため、セルフィー撮影やビデオ通話などにも適しています。
折りたたみスマホは、大画面を持ち歩ける以外に自立させられるのもメリットです。手ブレを抑えて夜景撮影したり、自分を被写体に第三者視点からの動画を撮影したりなど、ユニークな使い方ができます。本記事を参考に、ぜひ自分にぴったりのモデルを見つけてみてください。