電気コードなどを絶縁するのに適している「絶縁テープ」。電気工事のほか、一般家庭での電気コードの被覆などにも便利です。しかし、絶縁テープは各メーカーからさまざまな製品が販売されています。
基材や粘着剤の種類が多いため、どれを選べばよいのか迷ってしまう方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、おすすめの絶縁テープを厳選してご紹介。選び方のポイントも解説しますので、ぜひチェックしてみてください。
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絶縁テープとビニールテープの違いとは?
絶縁テープは、電気を通さない素材で作られているのが特徴です。ビニールテープは絶縁テープの一種であり、ポリ塩化ビニルという素材が使用されています。
絶縁テープのなかにはビニール素材のモノだけではなく、アセテート布やガラスクロス製の製品もあるのがポイント。素材によって特徴が異なるため、用途に適した絶縁テープを選ぶのが重要です。
なお、電気を通さないためにビニールテープを使用するのは間違った使用法ではありませんが、なかには電気を通しやすい素材で作られたモノもあるので注意が必要です。ビニールテープを絶縁目的で使用する場合は、電気絶縁用ビニールテープを使用しましょう。
絶縁テープの選び方
用途にあうタイプをチェック
幅広い補修に使える「ポリ塩化ビニル系」
ポリ塩化ビニル系の絶縁テープは、電気絶縁用ビニールテープとも言われています。使用されるケースが多い絶縁テープの一種で、伸縮性・耐摩耗性に優れているのが特徴です。低圧の電気工事やコード類を結束する場合に役立ちます。
耐寒性が高いのもポイント。寒い地域などの低温環境で使用できます。比較的安価で入手でき、カラーバリエーションが豊富なのも魅力。絶縁したい箇所を色分けする際に適しています。
狭い場所・高所の作業におすすめの「アセテート系」
アセテート系の絶縁テープは柔軟性に優れており、耐熱性・耐腐食性が高いのが特徴です。手で簡単に切断できるため、はさみが使えない狭いスペースや高所などでの使用に適しています。
凹凸な面でも貼りやすいのがメリット。絶縁用途以外にも、工具やテニスラケットなどの滑り止めとしても役立ちます。ポリ塩化ビニル製よりも価格は高めですが、利便性が高いのでおすすめです。
熱源近くの補修には「ガラスクロス系」
ガラスクロス系の絶縁テープは、絶縁性に優れているのが特徴です。また、耐熱性・耐久性を備えていたり、剥がした跡が残りにくかったりするのも魅力。糊残りさせたくない箇所に貼るのに適しています。
さらに、高温になりやすい箇所でも使用しやすいのがメリット。加えて、外部からの負荷がかかりやすい箇所にもおすすめです。
水回りの家電の補修に向いている「自己融着系」
自己融着系の絶縁テープは、プチルゴムという合成ゴムを使用しているのが特徴。粘着剤を使用しておらず、プチルゴム同士をくっつけると融着するのがポイントです。
耐水性・耐熱性・耐久性に優れているため、電線や地下ケーブルの接続部、水回りの家電や電気コードなどに巻き付ける際に役立ちます。性質上、平面の箇所には適していませんが、絶縁用途だけではなく、ゴルフクラブや野球バットの滑り止めにも活用可能です。
安全性をチェック
許容電圧に収まるかどうか
絶縁テープを使用する際は、どの程度の電圧に耐えられるか確認するのがポイント。許容電圧を超えてしまうと通電するため、火災や感電のリスクが高まります。購入するときは、製品に記載されている「絶縁破壊電圧」をしっかりチェックしましょう。
特に、工業用の高電圧の電源コードなどに使用する場合は注意しなければなりません。絶縁破壊電圧は「kV/mm」や「V」の単位で記載されています。
絶縁破壊電圧の記載がない場合は、JIS規格を要確認。「JIS-C2336」の記載があれば100V程度の電圧に対応できるため、一般家庭での使用におすすめです。
高い絶縁性を求めるなら厚みがあるモノを
絶縁テープは厚みによって絶縁性が変わるのがポイントです。厚みがある絶縁テープは、600Vまでの一時電気絶縁の用途で使用されるケースが多いのが特徴。ただし、厚みがある絶縁テープは、価格が若干高い傾向があります。
薄い絶縁テープを重ね巻きして絶縁性を高くするのも有効。少しでもコストを抑えたい方は、薄い絶縁テープを2重、3重に巻いて使用するのがおすすめです。
高電圧部に使うなら耐熱性・難燃性にも注目
絶縁テープを高電圧の箇所に使用する場合は、耐熱性と難燃性を要チェック。ポリイミドという基材を使用した絶縁テープは、耐熱性に優れているのが特徴です。電子部品などに使用する際に適しています。
また、むき出しの電線などに使用する場合は発火するリスクがあるため、難燃性を確認する必要があります。難燃性が高い絶縁テープを選ぶ際は規格を確認するのがポイント。「UL510」と記載されている製品は難燃性が高い証なのでおすすめです。
粘着剤の種類をチェック
比較的リーズナブルな「ゴム系」
ゴム系の粘着剤は比較的リーズナブルなのが魅力。ネット通販やホームセンターで簡単に手に入れられます。安価な絶縁テープを手軽に使用したい方におすすめです。
一方、ゴム自体の粘着性が低いため、粘着付与剤を添加しているのが特徴。また、耐熱性はそれほど高くないので、高温の箇所には適していません。劣化するとベタつきやすいのも欠点のひとつです。
耐熱性に優れている「アクリル系」
アクリル系の粘着剤は、耐熱性に優れているのが魅力です。また、弱粘着や強粘着の絶縁テープがあるため、幅広い用途で使用可能。自動車部品の固定や建物の外壁材の固定などにも使われています。
高温の場所で使用してもベタつきにくく、粘着力を保ちやすいのがメリット。弱粘着タイプは一時的、強粘着タイプはしっかり固定したい場合におすすめです。
屋外で使うなら剥がれにくい「シリコン系」
シリコン系の粘着剤は耐熱性に優れているだけではなく、耐寒性・耐水性・絶縁性が高いのが特徴。対応可能な温度の幅が広いため、さまざまな環境下でも使用できます。
また、シリコン系の粘着剤は、剝がれにくくベタつかないのがメリット。さらに、溶けたり固まったりしないため、粘着力を維持しやすいのもポイントです。主に屋外での使用に適しています。
その他の機能をチェック
絶縁テープは、絶縁性以外にも、使用する場所に適した機能性が備わっている必要があります。たとえば、屋外で使用する場合は、雨風に耐えられる耐水性・耐候性・耐久性が高い製品を選ぶのがポイントです。
なかには、湿度が高い場所のほか、酸やアルカリによる腐食が発生しやすい部分に適したモノもあります。絶縁テープは使用する場所や素材によって機能性が異なるので、安全面などに考慮して選ぶのがおすすめです。
配線の色分けが必要ならカラータイプがおすすめ
絶縁テープは目立たない黒色が一般的ですが、なかには、カラーバリエーションが豊富なモノも販売されています。特に、ポリ塩化ビニル系の絶縁テープは、さまざまな色が展開されている傾向があります。
複数の色に分けて使用すれば、一目で配線を識別しやすいのがメリット。配線を色分けする必要がある方は、ぜひチェックしてみてください。
絶縁テープのおすすめメーカー
トラスコ中山(TRUSCO)
トラスコ中山は、プロ用の工具などをメインに扱う卸売メーカーです。国内メーカー約3100社・国外メーカー約330社の製品を扱っており、プライベートブランドの「TRUSCO」も展開しています。
また、トラスコ中山は、幅広い工業用副資材を扱っているのが魅力。国内メーカーの工業用副資材を使用したい方におすすめのメーカーです。絶縁テープもさまざまなタイプを展開しています。
スリーエム(3M)
スリーエムは、アメリカ・ミネソタ州に本社を置くメーカーです。化学製品や文房具など、幅広いカテゴリーの製品を展開。絶縁テープを含むスリーエムの製品は、国内でも多くの方が愛用しています。
絶縁テープだけでも40製品以上あるため、選択肢が多いのがポイント。用途に適した絶縁テープを選びたい方におすすめのメーカーです。
絶縁テープのおすすめ
トラスコ中山(TRUSCO) 脱鉛タイプビニールテープ TM1910
有害物質の鉛を使わずに作られた絶縁テープです。電気配線工事などの際、600Vまでの電気絶縁処理に使用できます。ポリ塩化ビニル系素材を採用しているのもメリットです。
LANケーブルや家電のケーブルなど、自宅のさまざまなコードを束ねる用途にもおすすめ。手で切断できるタイプのため、作業が捗ります。イエローやグリーン、ブルーなど、カラーラインナップが豊富なことも特徴です。
トラスコ中山(TRUSCO) 脱鉛タイプビニールテープ GJ-2110
10巻セットでお得に購入できる絶縁テープ。「JIS-C2336」規格に対応しています。端末はがれが起きにくいため、配線工事や機械工具の電気絶縁などへの使用におすすめです。
使用温度範囲が広く、耐寒性に優れているのも特徴。−10℃の環境でも粘着力が低下しません。また、有害物質の重金属である鉛を使用せずに作られていることもポイントです。
トラスコ中山(TRUSCO) 耐熱ガラスクロステープ TMGC1910
JIS耐熱クラスH種相当の耐熱性を備えたガラスクロス系の絶縁テープです。耐熱電線の接続部の電気絶縁や、ヒーター線の電気絶縁・保護など、絶縁性と耐熱性を求められる用途への使用に適しています。
200N/10mmと引張強度に優れているため、断ち切れにくい絶縁テープを探している方にもおすすめ。さまざまな配管やケーブルの結束に活用できます。
スリーエム(3M) スコッチ 電気絶縁用ビニルテープ 117 BLA 20
RoHS指令に対応した、人と環境にやさしい絶縁テープです。「JIS-C2336」規格に適合しています。
やわらかくよく伸びる材質で、なじみやすく巻き上がりがよいのが特徴。カラーラインナップが豊富なため、色分け用途で使える絶縁テープを探している方にもおすすめです。
耐寒性に優れているのもメリット。−10℃の環境でも粘着力が落ちにくいので、寒い時期でも作業しやすく便利です。電気コードの被覆補修や補強、配線や配管の結束・固定など、幅広い用途に活用できます。
スリーエム(3M) 電気絶縁テープ EL-12
プロも使用している高品質の絶縁テープです。ポリ塩化ビニール素材に、耐久性に優れたゴム系粘着剤を塗布しています。曲面や凹凸の多い箇所にも馴染みがよく、粘着剤がはみ出にくいのが特徴です。
米国UL510規格に対応しており、難燃性が高いこともメリット。電気コードの絶縁や補強など、さまざまな用途に活用できます。
スリーエム(3M) スコッチ ビニールテープ スーパー88
高い熱を発するエンジンルームや冬場の寒冷地など、過酷な環境での電気工事に適応できる絶縁テープ。使用温度が−18〜105℃までと広く、耐熱性・耐寒性に優れています。UL510およびCSA規格の認証を受けており、難燃性が高いこともポイントです。
さらに、耐候性にも優れているため、屋外用の絶縁テープとしてもおすすめ。柔軟でフィット性がよいので、凹凸が多い箇所への使用にも適しています。
スリーエム(3M) ポリエステルフィルムテープ74
0.0127mmのポリエステルフィルムを使用した絶縁テープ。総厚0.02mmの薄さが特徴で、電子部品など高密度実装下の電気絶縁や固定に適しています。なお、絶縁破壊電圧は3500V、耐熱区分は130℃です。
また、しなやかで使いやすく、作業性に優れているのもおすすめのポイント。LANケーブルや電源コードをまとめたり、長いモノやばらけやすい荷物を整理したりと、さまざまな用途に活用できます。
スリーエム(3M) スコッチ 自己融着絶縁テープ 2242
テープ同士が一体化する自己融着系の絶縁テープ。衝撃緩衝材としても使用できます。ノンセパレータータイプのため、作業性が高いこともメリット。69kVまでの高圧ケーブルの電気絶縁に対応可能です。
防水性や難燃性に優れているのもポイント。電線接続部の電気絶縁や防水、水道管の水濡れ補修などに適しています。伸びがよいので、凹凸が多い箇所への使用にもおすすめです。
ニトムズ(Nitoms) ビニルテープNo.21
施工後の品質劣化や端末はがれが少ない高品質な絶縁テープです。電気コードの被覆補修や補強、電気機器や工具の絶縁被覆など、さまざまな用途で使用できます。耐寒性にも優れているので、寒い場所で使う絶縁テープを探している方にもおすすめです。
また、全8色とカラーラインナップが豊富なため、色分け用途での活用にもおすすめ。アイボリー色を除き、「JIS-C2336」規格に適合しています。比較的価格が安く、コスパが高いこともポイントです。
ニトムズ(Nitoms) プロセルフ自己融着ブチルゴムテープNo.15 J7100
作業性に優れたノンセパレートタイプの自己融着系の絶縁テープ。耐候性が高いことや金属腐食を起こしにくいことがメリットです。発生するゴミが少ないため、廃棄物の削減に貢献できます。
また、耐水性や耐湿性に優れているのもポイント。電線ケーブルの端末処理や接続部の電気絶縁をはじめ、電気機器や工具への絶縁被覆、水道管の配管補修などの用途にもおすすめです。
ニトムズ(Nitoms) プロセルフ電気絶縁用アセテート布粘着テープNo.5 J7112
手で切断して使えるアセテート系の絶縁テープ。プロが選んだたしかな品質が魅力の「プロセルフシリーズ」のアイテムです。600V以下のA種電気絶縁用途に対応しています。
耐腐食性と粘着性に優れているため、トランス・コイルなどの巻き止めや、外装の電気絶縁用途にもおすすめ。また、柔軟性も高いので、凹凸のある電線の結束などにも適しています。
日東電工(Nitto) ガラスクロス粘着テープ NO.188UL 188UL50
耐熱トランスの層間や外装の電気絶縁、トランスやコイルの電気絶縁などの用途におすすめの絶縁テープ。耐熱性を要するマスキング材を探している方に適した、ガラスクロス系の製品です。
ほかのプラスチックと比較しても、熱や湿度の影響を受けにくいのが特徴。180℃の高熱に長時間さらされても、安定した電気特性を発揮できます。綿やアセテートクロスと比較し、約3倍の強度があることもメリットです。
日東電工アメリカ 電気絶縁用カプトンテープ P-224
連続的な高熱や高電圧に耐えうるカプトンフィルムを基材とした絶縁テープです。厚みは25μと非常に薄く、馴染みのよさにも優れています。また、耐摩耗性が高く、裂けにくいのも特徴です。
高耐熱電線やマグネットワイヤーの結束、高周波モーターやトラクションモーターの電気絶縁用途などにおすすめ。コンピューターや通信機、航空機などに使用される電子部品の電気絶縁や結束にも適しています。
さらに、耐溶剤性を有し、アウトガスが発生しにくい熱硬化性アクリル系粘着剤を使用しているのもポイント。機器や環境への影響が少なく安心です。
ニチバン(NICHIBAN) ビニールテープ VT-19
セロテープやケアリーヴなどで有名な、ニチバンの絶縁テープ。安心して使える「JIS-C2336」適合品です。柔軟かつ水や湿気に強い、軟質ポリ塩化ビニル素材を採用しています。
さまざまなカラーをラインナップしているのもポイント。低価格かつ信頼できる品質の絶縁テープを探している方は、ぜひチェックしてみてください。
ヤマト(YAMATO) ビニールテープ 19mm幅 NO200-19
優れた粘着力と高い絶縁性を備えたポリ塩化ビニル系の絶縁テープです。全14色の豊富なカラーをラインナップしています。国際的な品質保証システム「ISO9001」認定工場で生産しているため、高品質な絶縁テープを求める方におすすめです。
気候などの影響を受けにくく、耐久性に優れているのも特徴。高品質の塩化ビニルを採用しており、難燃性が高いこともメリットです。電線やケーブルの端末処理や接続部分の電気絶縁、電気機器の組み立て、容器の密封など、幅広い用途に使用できます。
エルパ (ELPA) ビニールテープ PS-01NH
日本の電器ブランド「エルパ」の塩化ビニル系絶縁テープ。全長10mと、低価格ながらたっぷり使えるのもおすすめのポイント。デザイン・性能がシンプルなのも魅力です。
電源タップの電気絶縁やちょっとした補修作業など、一般家庭での使用にぴったり。いざというときのために絶縁テープを常備しておきたいと考える方におすすめのアイテムです。
古河電工 電気絶縁材エフコテープ2号
30年以上にわたり世界各国で高い評価を受け続けている自己融着性絶縁テープです。優れた密着性と絶縁性を有しており、電気機器や電気工事用の絶縁材料に適しています。ノンセパレータータイプのため、作業性が高いのもメリットです。
日本電力ケーブル接続技術協会が定める、JCAA規格の適合品であることもポイント。高圧電力ケーブル接続部・端末部の絶縁処理や補修、カバー類の取付部の防水や絶縁処理などに使用できます。高品質な絶縁テープを探している方におすすめです。
寺岡製作所 アセテートクロス粘着テープ No.571S
手で簡単に切断でき、狭いスペースや高い場所などでの作業にもおすすめの絶縁テープ。アセテートクロスを使用した製品です。柔軟性のある素材で、凹凸のある箇所に馴染みやすいのもメリット。ワイヤーハーネスの結束などに適しています。
樹脂やワニスと相性がよいこともポイント。粘着力が安定しているので、電子部品の電気絶縁や固定などに使用するのもおすすめです。
寺岡製作所 ポリエステルフィルム粘着テープ NO.631S #25
優れた絶縁性と耐熱性を有する絶縁テープです。トランスの外層・内層の電気絶縁、電子部品の電気絶縁や固定などに適しています。端末はがれしにくいため、巻きつけ用途にもおすすめです。
また、安全性の高さを示す「UL規格認定品」であることもポイント。さらに、Rohs2指令10物質も不使用のため、安心して使用できます。
前田シェルサービス(Maeda Shell) LLFAテープ 赤 R1-5-8AJP
有効期限のない自己融着系の絶縁テープです。1本で、さまざまな配管の漏れ補修や電気絶縁処理に対応できます。
施工後20年以上の耐候性を有するため、恒久的な施工にも安心して使用可能。最大69kVまでの電気絶縁処理に対応できるなど、絶縁性能にも優れています。
水だけでなく、高温のスチームやガス、硫化水素など、多くの液体に対応しているのもポイント。最長3日程度の応急処置であれば、酸やアルカリ、油脂類にも対応できます。
テサテープ(tesa) 電気絶縁用ビニールテープ (10巻入) 4251-19X10
電気配線工事やドラム缶などのカンシールにおすすめの絶縁テープです。お得感がある10巻セットで、気兼ねなく使えるのもメリット。価格を重視する方にも適しています。
また、カラーラインナップが豊富なことも特徴。用途に応じて絶縁テープを色分けしたい方にもおすすめです。伸縮性の高いポリ塩化ビニル系テープのため、複雑な形状のモノを梱包する際などにも役立ちます。
中興化成工業(chukoh) チューコーフロー ふっ素樹脂粘着テープ ASF-110FR
ふっ素樹脂フィルムを使用した絶縁テープ。柔軟性と伸縮性に優れているため、さまざまな形状のモノによく馴染みます。耐熱性や絶縁性に加え、滑り性や耐薬品性など、ふっ素樹脂の特性を有しているのも特徴です。
−60〜200℃までと、使用温度範囲が広いのもメリット。電気絶縁のほか、ヒートシール圧着部の被覆、シュートやホッパーの摩擦面ライニングなどに使用できます。
エーモン(amon) シリコンゴムテープ 1773
剥がしてもベタつかず、密着力が高い絶縁テープ。アメリカの軍用品調達規格「MIL」に適合した、自己融着系の製品です。耐水・耐塩水性や耐薬性、耐熱性など、多数の特性を有しています。
伸び率300%以上と、柔軟性・伸縮性に優れているのも特徴。さまざまな形状にフィットしやすく、使い勝手がよいのもおすすめのポイントです。電気絶縁や結束、水濡れの応急処置など、幅広く活用できます。
レスキューテープ 絶縁シリコンテープ
アメリカ軍などでも長年にわたり使用されている絶縁テープです。接着剤不使用で、ベトつかないのがメリット。ゴム同士が融着する仕組みのため、テープが貼りつきにくい、表面の汚れた対象物などにも使用できます。
−65〜260℃までの温度に対応できることも特徴のひとつ。自動車修理などにも使用可能です。また、耐海水性や耐酸性に優れているのもポイント。水上バイクの電気的な保護や、マリン用排気ホースの修理などにもおすすめです。
Tuloka 30mアセテート粘着テープ TKJP-30mアセテート-難燃07
家電製品の電源コードの補修や結束、自動車のエンジンルームの配線養生などの用途におすすめの絶縁テープ。電気絶縁性と耐高温性、難燃性に優れたアセテート系の製品です。
ハサミを使わず切断できるのも便利なポイント。身軽な状態で作業したい現場での使用にもおすすめです。また、耐候性が高いこともメリット。−40〜250℃と使用温度範囲も広いため、屋外での長時間作業にも適しています。
DanYun テフロンテープ
電気絶縁性に優れたフッ素樹脂素材の絶縁テープです。電子基板の保護や静電気対策などに活用できます。耐薬品性や耐酸性、耐アルカリ性を有するのも特徴。腐食しやすい箇所への使用にもおすすめです。
300℃以上の高温に対応しているため、発熱しやすい機械の断熱材として使えるのもメリット。印刷機や複写機の用紙滑り、ホッパーやシューターの摩擦ライニングなど、さまざまな用途で活躍します。
絶縁テープの売れ筋ランキングをチェック
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絶縁テープは、絶縁性だけではなく耐熱性や耐候性に優れた製品など、さまざまなタイプがあります。使いやすさや安全性なども考慮して、用途に適したモノを選ぶのが重要です。本記事でご紹介した製品の選び方を参考に、ぜひ自分にあった絶縁テープを見つけてみてください。