バックシートなどの角度調節ができる「インクラインベンチ」。フラットベンチよりもトレーニングの幅が広がるため、さまざまな部位の筋肉を鍛えられます。しかし、製品が数多く展開されており、何を選べばよいか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、インクラインベンチのおすすめモデルをご紹介。選ぶうえでチェックしておきたいポイントもあわせて解説します。自宅で本格的なトレーニングをしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

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インクラインベンチとは?

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インクラインベンチとは、バックシートや座面の角度を調節できるトレーニングベンチを指します。角度をつけることで、フラットベンチでは効かせられない筋肉の部位を鍛えやすいのが特徴です。例えば、大胸筋の上部と三角筋前部に刺激を与えるインクラインベンチプレスを行えます。

製品のほとんどがフラットベンチでも使用できるので、トレーニングの幅が広がるのもポイント。価格はフラットベンチに比べて高い傾向にありますが、自分のトレーニングメニューに合わせて傾斜を変更したい方におすすめです。

インクラインベンチの選び方

角度調節の範囲をチェック

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インクラインベンチを選ぶ際は、シートの角度調節がどのくらいの範囲でできるかチェックしておきましょう。製品の多くは、30〜80°程度まで角度をつけられます。なかには、90°の直角まで変更できるモノもあり、さらに多くの筋トレメニューをこなせるのでおすすめです。

例えば、座った状態でダンベルを持ち上げるショルダープレスというメニューができ、肩の筋肉を効率よく鍛えられるのがポイント。また、バックシートだけでなく、座面の角度を調節できるモノも便利です。座面に角度をつけるとお尻がずり落ちにくくなるため、集中してトレーニングできます。

角度調節のやり方をチェック

角度調節のやり方は、主にロックピン(ポップピン)方式・ボルト方式・ラダー方式の3種類です。ロックピン方式は、ピンを引き抜きピン穴に挿します。ボルト方式は、工具などでボトルを締めて固定する方法です。

ラダー方式は、はしごのような溝にシートの支柱を引っ掛けます。ワンタッチで角度調節してスムーズにトレーニングを始めたい場合は、ロックピン方式かラダー方式を選んでみてください。

耐荷重をチェック

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耐荷重は、インクラインベンチを選ぶうえで重要なポイントです。耐荷重が高いほど耐久性も高くなり、壊れにくくケガの恐れを軽減できます。自分の体重と、使用するダンベルやバーベルの重さを合わせた重量に耐えうるモノを選んでみてください。

軽めに筋トレしたい場合は、150〜180kg程度の耐荷重で問題ありません。本格的にトレーニングしたい場合は、200〜300kgの耐荷重が必要です。なかには、500kg近い耐荷重があるモノもあるので、高重量を持ち上げる方はチェックしておきましょう。

シート幅をチェック

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シート幅は、トレーニングするときの身体の安定性につながります。シート幅が狭いと安定感が少なくなり、高重量を扱うトレーニングでは危険です。逆に、広すぎると肩などがぶつかってしまい、可動域が狭まります。

一般的にシート幅は25cm前後で、狭いモノは20cm、広いモノは35cm程度です。なかには、座面は狭く、バックシートは広いタイプもあります。自分の体型に合わせて選んでみてください。

折りたたんでコンパクトに収納できるかチェック

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自宅でインクラインベンチを利用する際は、折りたためるかどうかも要チェック。使用しないときはコンパクトに収納でき、部屋を圧迫しにくいのでおすすめです。

折りたたんだときの高さは、20〜40cm程度の製品が多く展開されています。部屋の隅に立てかけたり、またはベッド下などの隙間にしまえたりできるのがポイント。さらに、ワンタッチでスムーズに折りたためるかもあわせてチェックしてみてください。

拡張アタッチメントがあるかチェック

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製品のなかには、レッグエクステンションやレッグカールなどの筋トレメニューをこなせる、拡張アタッチメントが搭載されているモノもあります。重りを追加できるので、自分のレベルに応じて負荷を調節できるのがポイントです。

価格は高くなる傾向にありますが、上半身だけでなく下半身もバランスよく鍛えたい方に適しています。

インクラインベンチのおすすめモデル

JX FITNESS ウェイトベンチ

JX FITNESS ウェイトベンチ
コスパの高いモデルを探している方におすすめ

5つの角度に調節できるインクラインベンチです。フラットベンチやデクラインベンチにも変更できるので、さまざまなトレーニングメニューをこなせます。本製品にはフォーム付きの足首を引っ掛けるバーが搭載されており、快適な腹筋トレーニングが可能です。

耐荷重は約200kgで、本格的に筋トレしたい方にもおすすめ。土台部分にはダンベルラックが付いているため、トレーニング器具をまとめて置けます。

折りたたむと高さが約20.5cmになるので、使用後は省スペースで収納可能です。また、脚部分にはホイールが内蔵されており、ラクに移動できます。価格は比較的リーズナブルなため、安いモデルを探している方はチェックしてみてください。

FITMATE トレーニングベンチ

FITMATE トレーニングベンチ
安定した姿勢でトレーニングしやすい

耐荷重400kgのインクラインベンチ。ダンベルやバーベルなどを用いた高負荷のトレーニングを行えるため、初心者だけでなく、さまざまなメニューをこなしたい上級者にもおすすめです。

角度はバックシートが7段階、座面が3段階の合計21段階の調節が可能。細かく角度を変更することで、筋トレのバリエーションが増えたり、ピンポイントで負荷をかけやすかったりするのがポイントです。角度調節はロックピン方式なので、素早く簡単に角度を切り替えられます。

土台部分には滑り止めのカバーが付いており、安定した姿勢でトレーニングしやすいのも魅力。使用後はコンパクトに折りたたんで、部屋の隅に省スペースでしまえます。

FLYBIRD トレーニングベンチ JP02

FLYBIRD トレーニングベンチ JP02
ハードなトレーニングをしても脚を保護できる

使い心地を追求したインクラインベンチです。座面とバックシートは5層構造を採用しており、快適に身体を預けられます。座面の先端は丸みを帯びた形状なので、座ったときに太ももが邪魔になりにくいのもポイントです。

本体の前脚には、脚を引っ掛けられる柔らかいスポンジ付きのアタッチメントが搭載されているため、ハードなトレーニングをしても脚を保護できます。角度はバックシートが6段階、座面が3段階で調節可能。ラダー方式なので、バックシートを持ち上げて引っ掛けるだけで角度を変更できます。

耐荷重は約227kg。また、トレーニング後は半分に折りたためるため、ベッドの下やクローゼットの中などに収納できます。そのほか、組み立てが完了した状態で届くので、開封したらすぐに利用できて便利です。

フィールドア(FIELDOOR) フラットインクラインベンチ


フィールドア(FIELDOOR) フラットインクラインベンチ
鍛えたい筋肉にしっかりアプローチできる

インクラインベンチとフラットベンチの2WAY仕様のモデルです。座面の高さは40cmに設計されており、ベンチプレスをするときなどに脚をしっかりと踏ん張れます。安定した姿勢でトレーニングをこなしやすいので、鍛えたい筋肉にしっかりアプローチできるのがポイントです。

バックシートの角度は8段階で調節でき、最大90°に角度をつけられます。上体を垂直にできるため、ショルダープレスなどのトレーニングを行えるのが特徴。また、座面も4段階で変更可能です。

耐荷重は約260kgで、高負荷のトレーニングにも耐えられます。シート幅は約24cmと標準サイズなので、初心者から上級者まで幅広い層の方が利用可能です。

バーウィング(BARWING) マルチポジションベンチ BW-DC04

バーウィング(BARWING) マルチポジションベンチ BW-DC04
さまざまなトレーニングメニューができる

インクラインベンチはもちろん、フラットベンチやデクラインベンチでも利用できる3WAYモデルです。角度はバックシートが8段階、座面が4段階で調節ができます。トレーニングメニューの幅が広がるので、上級者まで快適に使用可能です。

シートは耐久性の高い5本のパイプで支えられており、安全にトレーニングできます。耐荷重は約300kgで、高負荷なインクラインベンチプレスなどの筋トレメニューをこなしたい方にもおすすめ。また、脚部分は短めに設計されているため、足の置き場に困らないのもポイントです。

シート幅は約26cmと日本人の体型にあわせたサイズで、トレーニング中の動きの妨げになりにくいのも魅力のひとつ。本製品は、折りたたむとロックがかかるので脚がブラブラせず、ローラー付きによりラクに移動できます。

アルインコ(ALINCO) 3WAY アジャスタブル トレーニングベンチ EX150A

アルインコ(ALINCO) 3WAY アジャスタブル トレーニングベンチ EX150A
ワンタッチで簡単に固定できるのが特徴

バックシートの角度を7段階で調節できるインクラインベンチです。トレーニングメニューや効かせたい筋肉に合わせて細かく角度を変えられます。ロックピン方式なので、ワンタッチで簡単に固定できるのが特徴です。

耐荷重は約120kgで、自重トレーニングや軽めの負荷をかけたトレーニングをする方におすすめです。本製品にはヘッドレストが付属されており、筋トレ中に頭や首を休められます。また、メニューに合わせて取り外すことも可能です。

使用後はコンパクトに折りたためるのも魅力。狭めのワンルームに住んでいる場合でも場所を取らないおすすめのモデルです。

リーディングエッジ(LEADING EDGE マルチポジションベンチ LE-B80


リーディングエッジ(LEADING EDGE マルチポジションベンチ LE-B80
機能性・デザイン性を兼ね備えたモノを探している方に

メーカー独自の3点支持構造を採用した、耐荷重約300kgのインクラインベンチです。フラットベンチにした際にもバックシートがたわみにくく、重量のあるダンベルトレーニングなどでしっかりと背中を支えます。

バックシートの角度は-12・0・30・45・60・70°に調節可能。デクラインベンチでも利用できるため、腹筋トレーニングをしたい方にもおすすめです。また、座面の角度も3段階で変更できます。

本製品はバックシートと座面の隙間を最小限に設計しているので、トレーニング時に違和感を覚えにくいのもポイント。シートは4層構造により、へたりにくく長く愛用できます。

デザインは、アッシュグレーのラインとブランドロゴプレートで高級感ある印象です。機能性とデザイン性を兼ね備えるモノを探している方はチェックしてみてください。

ワサイ(WASAI) ローマンチェア MK038


ワサイ(WASAI) ローマンチェア MK038
フラットベンチやデクラインベンチでも利用可能

バックエックスシートが搭載されたインクラインベンチです。アームカールやバックエクステンション、ドラゴンフラッグなどのトレーニング種目もこなせます。バックエックスシートの高さは3段階に切り替えられるので、自分の体型やトレーニングメニューに合わせられるのがポイントです。

バックシートの角度は4段階の調節が可能で、フラットベンチやデクラインベンチでも利用できます。耐荷重は約150kgで、軽めのトレーニングを行いたい方におすすめです。シートは3種のクッションと合板を使用した4層構造。シート幅は約29cmとやや広めで、背中をしっかりと預けられます。

ワサイ(WASAI) マルチトレーニングベンチ MK035

ワサイ(WASAI) マルチトレーニングベンチ MK035
軽めの負荷をかけたトレーニングを行いたい方に

バックシートの角度を5段階で調節できるインクラインベンチです。耐荷重は約150kgで、自重トレーニングや軽めの負荷をかけたトレーニングを行いたい方におすすめ。シートはクッション性に優れ、かつ滑りにくいため快適に筋トレできます。 

脚部分はワンタッチでロックできるので、脚首をしっかり固定して腹筋も可能です。拡張アタッチメントにはプレートを装着でき、レッグエクステンションやレッグカールなどの下半身を鍛えるメニューもこなせます。

そのほか、フィットネスチェーンやパワーバンドを付けられる構造により、さらに幅広いトレーニングが可能です。機能性に優れたモノを探している方は、ぜひチェックしてみてください。

ファイティングロード Co., Ltd.(FIGHTINGROAD Co., Ltd.) フラットインクラインベンチ TRUST

ファイティングロード Co., Ltd.(FIGHTINGROAD Co., Ltd.) フラットインクラインベンチ TRUST

耐荷重が約200kgのインクラインベンチです。自重トレーニングだけでなく、ダンベルやバーベルなどの負荷をかけたトレーニングも行えます。バックシートの角度は、12°ずつ6段階で調節可能です。また、座面の角度は4段階で変えられます。

細かな角度調節により、狙った筋肉の部位に刺激を与えやすいのもポイント。さらに、本製品は厚くて頑丈なパイプを採用しているため、安定性と耐久性に優れているのも魅力です。