バックシートなどの角度調節ができる「インクラインベンチ」。フラットベンチよりもトレーニングの幅が広がるため、さまざまな部位の筋肉を鍛えられます。しかし、製品が数多く展開されており、何を選べばよいか迷ってしまうことも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、インクラインベンチのおすすめモデルをご紹介。選ぶうえでチェックしておきたいポイントもあわせて解説します。自宅で本格的なトレーニングをしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

インクラインベンチとは?

By: amazon.co.jp

インクラインベンチとは、バックシートや座面の角度を調節できるトレーニングベンチを指します。角度をつけることで、フラットベンチでは効かせられない筋肉の部位を鍛えやすいのが特徴です。例えば、大胸筋の上部と三角筋前部に刺激を与えるインクラインベンチプレスを行えます。

製品のほとんどがフラットベンチでも使用できるので、トレーニングの幅が広がるのもポイント。価格はフラットベンチに比べて高い傾向にありますが、自分のトレーニングメニューに合わせて傾斜を変更したい方におすすめです。

インクラインベンチの選び方

角度調節の範囲をチェック

By: amazon.co.jp

インクラインベンチを選ぶ際は、シートの角度調節がどのくらいの範囲でできるかチェックしておきましょう。製品の多くは、30〜80°程度まで角度をつけられます。なかには、90°の直角まで変更できるモノもあり、さらに多くの筋トレメニューをこなせるのでおすすめです。

例えば、座った状態でダンベルを持ち上げるショルダープレスというメニューができ、肩の筋肉を効率よく鍛えられるのがポイント。また、バックシートだけでなく、座面の角度を調節できるモノも便利です。座面に角度をつけるとお尻がずり落ちにくくなるため、集中してトレーニングできます。

角度調節のやり方をチェック

By: amazon.co.jp

角度調節のやり方は、主にロックピン(ポップピン)方式・ボルト方式・ラダー方式の3種類です。ロックピン方式は、ピンを引き抜きピン穴に挿します。ボルト方式は、工具などでボトルを締めて固定する方法です。

ラダー方式は、はしごのような溝にシートの支柱を引っ掛けます。ワンタッチで角度調節してスムーズにトレーニングを始めたい場合は、ロックピン方式かラダー方式を選んでみてください。

耐荷重をチェック

By: bodymaker.jp

耐荷重は、インクラインベンチを選ぶうえで重要なポイントです。耐荷重が高いほど耐久性も高くなり、壊れにくくケガの恐れを軽減できます。自分の体重と、使用するダンベルやバーベルの重さを合わせた重量に耐えうるモノを選んでみてください。

軽めに筋トレしたい場合は、150〜180kg程度の耐荷重で問題ありません。本格的にトレーニングしたい場合は、200〜300kgの耐荷重が必要です。なかには、500kg近い耐荷重があるモノもあるので、高重量を持ち上げる方はチェックしておきましょう。

シート幅をチェック

By: amazon.co.jp

シート幅は、トレーニングするときの身体の安定性につながります。シート幅が狭いと安定感が少なくなり、高重量を扱うトレーニングでは危険です。逆に、広すぎると肩などがぶつかってしまい、可動域が狭まります。

一般的にシート幅は25cm前後で、狭いモノは20cm、広いモノは35cm程度です。なかには、座面は狭く、バックシートは広いタイプもあります。自分の体型に合わせて選んでみてください。

折りたたんでコンパクトに収納できるかチェック

By: amazon.co.jp

自宅でインクラインベンチを利用する際は、折りたためるかどうかも要チェック。使用しないときはコンパクトに収納でき、部屋を圧迫しにくいのでおすすめです。

折りたたんだときの高さは、20〜40cm程度の製品が多く展開されています。部屋の隅に立てかけたり、またはベッド下などの隙間にしまえたりできるのがポイント。さらに、ワンタッチでスムーズに折りたためるかもあわせてチェックしてみてください。

拡張アタッチメントがあるかチェック

By: rakuten.co.jp

製品のなかには、レッグエクステンションやレッグカールなどの筋トレメニューをこなせる、拡張アタッチメントが搭載されているモノもあります。重りを追加できるので、自分のレベルに応じて負荷を調節できるのがポイントです。

価格は高くなる傾向にありますが、上半身だけでなく下半身もバランスよく鍛えたい方に適しています。

インクラインベンチのおすすめモデル

フィールドア(FIELDOOR) フラットインクラインベンチ


フィールドア(FIELDOOR) フラットインクラインベンチ
鍛えたい筋肉にしっかりアプローチできる

インクラインベンチとフラットベンチの2WAY仕様のモデルです。座面の高さは40cmに設計されており、ベンチプレスをするときなどに脚をしっかりと踏ん張れます。安定した姿勢でトレーニングをこなしやすいので、鍛えたい筋肉にしっかりアプローチできるのがポイントです。

バックシートの角度は8段階で調節でき、最大90°に角度をつけられます。上体を垂直にできるため、ショルダープレスなどのトレーニングを行えるのが特徴。また、座面も4段階で変更可能です。

耐荷重は約260kgで、高負荷のトレーニングにも耐えられます。シート幅は約24cmと標準サイズなので、初心者から上級者まで幅広い層の方が利用可能です。

ボディメーカー(BODYMAKER) フラットインクラインベンチEX-V3 TM087

ボディメーカー(BODYMAKER) フラットインクラインベンチEX-V3 TM087

楽天レビューを見る

フラットベンチ・インクラインベンチの2WAYで使えるアイテムです。シートパッドはフラットから約20°までの2段階、バックパッドはフラットから約60°の6段階で角度調節を行えます。

接地面には、滑り止め効果のあるラバーキャップを搭載しているのもポイント。安定性を高めつつ、床を保護できます。床を傷付けにくい製品を探している方におすすめです。

ユーテン(YouTen) インクラインベンチ YT-ICB

ユーテン(YouTen) インクラインベンチ YT-ICB

楽天レビューを見る

安定性にこだわって設計されたインクラインベンチです。極太パイプを使用した土台と2本の支柱を備えているのが特徴。さらに、パーツ同士の隙間を減らすことで、ガタつきを抑えているのもポイントです。

インクライン・フラットの2WAY仕様で、さまざまなトレーニングに活用しやすいのも魅力。また、背もたれ9段階・座面5段階の角度調節を行えます。

ハンドルとキャスターを搭載しているため、持ち運びやすいのもメリット。気分によってトレーニングの場所を変えたい方にもおすすめです。

ボディデザイン(BODY DESIGN) フラットインクラインベンチ

ボディデザイン(BODY DESIGN) フラットインクラインベンチ

極太パイプを使用したインクラインベンチです。安定性・耐久性に優れているのが魅力。また、床との接地面にはラバーキャップを採用しており、滑りにくく床を傷付けにくいのもメリットです。

バックシートはフラットから60°までの6段階、ベンチシートはフラットから45°までの4段階で角度調節が可能。さらに、フラットベンチとしても使用できるため、さまざまなトレーニングを行えます。

ワサイ(WASAI) トレーニングベンチ MK037

ワサイ(WASAI) トレーニングベンチ MK037

楽天レビューを見る

組み立て不要ですぐに使い始められるインクラインベンチです。シートは肉厚で大きなクッションを内蔵しているうえ、表面には滑りにくい素材を採用。また、背もたれ部分の幅は28cmで、トレーニングしやすいのが魅力です。

インクライン・フラット・デクライン・シットアップの4WAYで使用できるのもメリット。幅広いトレーニングに使えるモノが欲しい方におすすめです。

バーウィング(BARWING) アジャスタブルベンチ BW-AJB03

バーウィング(BARWING) アジャスタブルベンチ BW-AJB03

楽天レビューを見る

4WAY仕様でさまざまなトレーニングに使えるアイテムです。背もたれ7段階・フットレスト2段階・ヘッドレスト無段階で角度調節ができます。トレーニング初心者から上級者まで幅広い方におすすめです。

耐荷重は約500kgで、高重量を持ち上げるトレーニングに使いやすいのもメリット。さらに、背面支柱が2本付いており、安定性に優れているのもポイントです。

折りたたんでコンパクトに収納しやすいのも魅力。折りたたみ時の高さは約29cmで、ちょっとした隙間などにも収納できます。

バーウィング(BARWING) マルチポジションベンチ BW-DC04

バーウィング(BARWING) マルチポジションベンチ BW-DC04
さまざまなトレーニングメニューができる

インクラインベンチはもちろん、フラットベンチやデクラインベンチでも利用できる3WAYモデルです。角度はバックシートが8段階、座面が4段階で調節ができます。トレーニングメニューの幅が広がるので、上級者まで快適に使用可能です。

シートは耐久性の高い5本のパイプで支えられており、安全にトレーニングできます。耐荷重は約300kgで、高負荷なインクラインベンチプレスなどの筋トレメニューをこなしたい方にもおすすめ。また、脚部分は短めに設計されているため、足の置き場に困らないのもポイントです。

シート幅は約26cmと日本人の体型にあわせたサイズで、トレーニング中の動きの妨げになりにくいのも魅力のひとつ。本製品は、折りたたむとロックがかかるので脚がブラブラせず、ローラー付きによりラクに移動できます。

リーディングエッジ(LEADING EDGE) マルチポジションベンチ LE-B80


リーディングエッジ(LEADING EDGE) マルチポジションベンチ LE-B80
機能性・デザイン性を兼ね備えたモノを探している方に

メーカー独自の3点支持構造を採用した、耐荷重約300kgのインクラインベンチです。フラットベンチにした際にもバックシートがたわみにくく、重量のあるダンベルトレーニングなどでしっかりと背中を支えます。

バックシートの角度は-12°・0°・30°・45°・60°・70°に調節可能。デクラインベンチでも利用できるため、腹筋トレーニングをしたい方にもおすすめです。また、座面の角度も3段階で変更できます。

本製品はバックシートと座面の隙間を最小限に設計しているので、トレーニング時に違和感を覚えにくいのもポイント。シートは4層構造により、へたりにくく長く愛用できます。

デザインは、アッシュグレーのラインとブランドロゴプレートで高級感ある印象です。機能性とデザイン性を兼ね備えるモノを探している方はチェックしてみてください。

リーディングエッジ(LEADING EDGE) アジャスタブルベンチ LE-B100R

リーディングエッジ(LEADING EDGE) アジャスタブルベンチ LE-B100R

楽天レビューを見る

背面10段階・座面5段階で角度調節ができるトレーニングベンチです。ボルトを引っ張りながらスライドするだけで調節でき、背面・座面はそれぞれ独立して角度を変えられます。使い勝手のよいアイテムを求めている方におすすめです。

インクライン・フラット・デクラインに加えて、シットアップ機能を備えているのも特徴。さらに、フットレストアタッチメントも付属しており、幅広いトレーニングに使用できます。

耐荷重は通常約300kgで、シットアップ時は約120kgを実現。また、フラット運動時のしなりを防いで強度を高める3点支持フレーム構造により、安定性に優れているのもポイントです。

ステディ(STEADY) トレーニングベンチ スタンダードモデル ST140

ステディ(STEADY) トレーニングベンチ スタンダードモデル ST140

By: steadyjapan.com

楽天レビューを見る

腰が当たる部分に独自の「Back Protection」を搭載したインクラインベンチです。パッド面が背中のカーブに沿った形状を採用。不要な力が入りにくくなり、ケガを防止しやすいのがメリットです。

ピンを抜くだけで簡単に折りたためるうえ、コンパクトにできるのもポイント。幅約23.5cmの隙間があれば収納できるため、スペースが限られている方におすすめです。

アルインコ(ALINCO) 3WAY アジャスタブル トレーニングベンチ EX150A

アルインコ(ALINCO) 3WAY アジャスタブル トレーニングベンチ EX150A
ワンタッチで簡単に固定できるのが特徴

バックシートの角度を7段階で調節できるインクラインベンチです。トレーニングメニューや効かせたい筋肉に合わせて細かく角度を変えられます。ロックピン方式なので、ワンタッチで簡単に固定できるのが特徴です。

耐荷重は約120kgで、自重トレーニングや軽めの負荷をかけたトレーニングをする方におすすめです。本製品にはヘッドレストが付属されており、筋トレ中に頭や首を休められます。また、メニューに合わせて取り外すことも可能です。

使用後はコンパクトに折りたためるのも魅力。狭めのワンルームに住んでいる場合でも場所を取らないおすすめのモデルです。

アイロテック(IROTEC) マルチポジションベンチ

アイロテック(IROTEC) マルチポジションベンチ

楽天レビューを見る

レッグカールとエクス・アームカール機能も搭載したトレーニングベンチです。上半身だけではなく下半身のトレーニングに使えるのが魅力。汎用性を重視して選びたい方におすすめです。

バックシートは、7段階で角度調節を行えるのも嬉しいポイント。また、フロントシートはバックシートと連動して自動で角度を調節できます。