音楽を演奏してみたい方にとって「エレキギター」は気になるアイテムのひとつではないでしょうか。一人でもバンドでも楽しめるのがエレキギターの魅力。手軽に楽しめる趣味としてもおすすめです。
一方、エレキギターは種類が多く、値段もさまざま。どれを選べばよいのか迷ってしまうこともあります。本記事では初心者向けに、おすすめのエレキギターをご紹介。選び方のポイントについても解説しています。
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- 目次
- エレキギターの主な種類
- 初心者向けエレキギターの選び方
- エレキギターのおすすめメーカー
- エレキギターのおすすめ|初心者向け入門セット
- エレキギターのおすすめ|~10万円
- エレキギターのおすすめ|10万円~
- エレキギターの売れ筋ランキングをチェック
- エレキギターを弾くために必要なモノ
エレキギターの主な種類
ストラトタイプ
汎用性の高いエレキギターが欲しい方におすすめなのが、ストラトタイプ。フェンダー社のストラトキャスターや、ストラトキャスターを模したタイプのエレキギターの総称です。
シングルコイルのピックアップを3つ搭載しているのが特徴。5ウェイの切り替えスイッチ付きで、ファットな音から、鋭いサウンドまで幅広い音作りに対応しています。ポップ・ロック・ジャズ・ブルースなど、幅広いジャンルの音楽にマッチします。
ダブルカッタウェイのボディと薄めのネックで高音域の弾きやすさも魅力です。トレモロブリッジを搭載しており、アーミングなど、表現の幅広さもポイント。コード弾き・ソロギターのどちらでも使いやすく、さまざまなプレイにおすすめです。
ストラトキャスターは、ジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジョン・フルシアンテなど、世界的なギタリストに愛用されています。
テレキャスタータイプ
ジャキジャキとした鋭いギターサウンドが好きな方は、フェンダー社のテレキャスターや、テレキャスターを模したテレキャスタータイプのギターがおすすめです。金属カバーに覆われたフロントピックアップと、ブリッジプレートにマウントされたリアピックアップの組み合わせが独特なサウンドを生み出します。
テレキャスターの鋭いサウンドはコード弾きをした際に音が潰れにくく、ギターボーカルを目指している方にもおすすめです。
直線と曲線を組み合わせたピックガードや、金属プレートに覆われたコントロール部分、大ぶりなブリッジなど、独特のデザインも魅力。シンプルなデザインのエレキギターを探している方にもおすすめです。
テレキャスターの有名なユーザーにはキース・リチャーズ、ジョー・ストラマー、向井秀徳などがあげられます。
レスポールタイプ
ハードロックなど、ファットなエレキギターサウンドが欲しい方にはギブソン社のレスポールや、レスポールを模したタイプのアイテムがおすすめです。音の太さに特徴があるハムバッカーピックアップを2つ搭載。それぞれにボリュームとトーンのコントロールが付属しており、多彩な音作りにも対応します。
厚みのあるボディもレスポールタイプの特徴で、エレキギターに見た目を求める方にもおすすめ。ボディカラーも多数ラインナップされており、好みの色を見つけやすいことも魅力です。ネックは比較的太めで、手の大きい方にもおすすめです。レスポールタイプのギターは比較的重い傾向にあることには留意が必要。身体の小さな方や力が弱い方は、実際に持って試してみるのがおすすめです。
レスポールはジミー・ペイジ、スラッシュ、松本孝弘などハードなサウンドが持ち味のギタリストに愛用されています。
ジャガータイプ
オルタナティブロックなどのギタリストに愛用者が多いのがフェンダー社のジャガーや、ジャガータイプのエレキギター。カート・コバーンの愛用ギターとしても知られています。フェンダー社のジャガーには独自のピックアップが搭載されており、歯切れのよいサウンドが特徴。歪ませると荒々しいサウンドを楽しめます。
ジャガータイプは豊富なスイッチ類が特徴。ピックアップのオン・オフ、ボリュームやトーンの切り替えなど、さまざまな音作りが可能です。また、スイッチ類はジャガー独特の雰囲気を生み出しています。
ショートスケールで、ネックが短めなこともジャガータイプの特徴。弦が押さえやすく、手の小さな方や力の弱い方にもおすすめです。
ジャズマスタータイプ
ジャガーと同じ左右非対称のボディ形状を持つのがフェンダー社のジャズマスターです。ジャズマスタータイプの特徴のひとつが、太めのシングルコイルピックアップ。パンチのあるサウンドで、J・マスシス、サーストン・ムーア、田渕ひさ子などオルタナティブロック系のギタリストに愛用されています。
ストラトキャスターやテレキャスターと比較すると、ユーザーが少ない傾向にあるので、かぶりにくいこともポイント。人とは違うギターを探している方にもおすすめです。
ネックは一般的なロングスケールで、身体の大きい方や張りのあるサウンドが欲しい方におすすめです。
初心者向けエレキギターの選び方
初めてのエレキギター購入予算はどれくらい?
初めてのエレキギターを選ぶ際、あまりにも安いギターは避けるのをおすすめします。10,000円以下など、安価なエレキギターでは、チューニングが合いにくい、演奏しにくいといった問題を抱えているケースも。ある程度演奏できる人であれば問題ないのですが、初心者ですと挫折につながることもあります。
長く使えるエレキギターを手に入れたい方にとって、予算を考えるひとつの目安が30,000円です。YAMAHAなど、有名メーカーのしっかりとした作りのエレキギターは30,000円台からラインナップされています。また、それなりにお金を出した場合、お金を出したことがモチベーション維持につながることもあります。
なお、エレキギターの演奏にはアンプとシールド(アンプとギターをつなぐケーブル)が必要です。それらの予算を含めて検討してみてください。
これから始めるなら初心者セットもおすすめ
エレキギターの演奏にはエレキギター本体に加え、少なくともアンプとシールドが必要です。快適に演奏するにはピックやストラップもあった方がよいでしょう。エレキギターをきちんと保管するためにはスタンドも必要ですし、クリーナーなどもあった方がよいグッズのひとつです。
バンドでエレキギターを演奏するのであれば、練習場所に持ち運ぶためのケースも必要です。素早く正確にチューニングするためには、専用のチューナーもあった方がよいでしょう。一方で、これだけのアイテムを一度に揃えるのは金額的にも大変です。
上記のようなギタリストにとってあった方がよいアイテムを集めて比較的リーズナブルな価格で販売しているのが初心者セット。エレキギター購入後すぐにいろいろなことにチャレンジしてみたい方におすすめです。なお、セットの内容はさまざまなため、自分が欲しいアイテムが含まれているかをチェックしてみてください。
最初の1本はデザインで選ぶのもアリ
エレキギターにはストラトキャスター・テレキャスター・レスポールなどの定番のほか、ボディがV字型の「フライングV」や、そもそも分類されていない形など、さまざまなエレキギターが存在しています。最初の1本で選ぶのであれば、細かなスペックなどにはとらわれず、直感的に気に入ったデザインで選ぶのもおすすめ。見た目が気に入っているエレキギターであれば、手に取る機会も増え、それに伴い上達も早くなる傾向にあります。
ある程度上達すれば、どういったサウンドが欲しいのか、どういった演奏に使いたいのかといった、エレキギターに求める要素がはっきりとしてきます。こだわりのエレキギターを手に入れるのはそのタイミングでも遅くはありません。
好きなミュージシャンが使っているモデルに近い形を選ぶのもおすすめです。形とサウンドにはある程度の相関があるため、好きなミュージシャンと同じようなサウンドでギターの練習を楽しめます。
エレキギターのおすすめメーカー
フェンダー(Fender)
フェンダーは1946年より続く老舗エレキギターメーカー。ストラトキャスター・テレキャスター・プレシジョンベース・ジャズベースなど、エレキギター・エレキベースのスタンダードといえるモデルを数多く生み出し、現代においても世界中のギタリスト・ベーシストに愛されています。
フェンダーのエレキギターはサーフグリーン・モデナレッド・フレストブルーなど、明るいカラーもモデルが多いことも特徴。ステージ映えするエレキギターを探している方にもおすすめです。
フェンダーでは「プレイヤー」シリーズなどで比較的安価な製品もラインナップ。また、「スクワイヤー」という廉価なラインも存在しており、初心者にはそちらもおすすめです。本物のストラトキャスター・テレキャスターなどが、比較的リーズナブルに購入できます。
ギブソン(Gibson)
ギブソンは100年以上の歴史を持つギターメーカーです。ギブソンのエレキギターはレスポールに代表される重厚なサウンドが特徴。ハードなサウンドを奏でたい方におすすめです。
定番のレスポールに加え、比較的軽量で扱いやすいSG、セミアコースティックで独特なサウンドが魅力のES-335などがラインナップされています。
ギブソンには廉価ラインの「エピフォン」ブランドもあり、こちらもおすすめ。レスポールやSGなどの人気エレキギターが比較的リーズナブルに購入できます。
なお、ギブソンのエレキギターの多くは「セットネック」と呼ばれる方法でネックが取り付けられています。響きが得られやすい反面、ネックの交換は困難。取り扱いには注意が必要です。
ヤマハ(YAMAHA)
日本の総合楽器メーカーであるヤマハもエレキギターを手がけています。ヤマハのエレキギターの特徴は作りのよさ。リーズナブルな価格のアイテムもしっかりと作りこまれており、長く使えるエレキギターを探している方におすすめです。初心者のみならず、中・上級者も楽しめます。
コスパに優れたモデルから、プロ向けのハイエンドまで、幅広い価格帯のエレキギターをラインナップしていることもヤマハの特徴。予算に合わせたアイテムを選べます。また、同じシリーズでも、シングルピックアップ搭載のモデルや、ハムバッカー搭載のアイテムなど、製品バリエーションも豊富。ポップスからラウドロックまで幅広いジャンルをカバーしており、幅広いジャンルのギタリストにおすすめです。
ヤマハのハイエンドモデル「SG」シリーズは、音のよさや使い勝手のよさから、カルロス・サンタナ、高中正義、ジョン・フルシアンテといった技巧派のギタリストが愛用しています。
アイバニーズ(Ibanez)
アイバニーズは日本のエレキギターブランドです。演奏しやすいネックやボディ形状、音作りの幅の広さ、7弦・8弦などの多弦モデルのラインナップなどから、世界中のギタリストに愛用者がいます。スティーブ・ヴァイやポール・ギルバートなど、世界的ギタリストもアイバニーズのギターを使用しています。
ラウドロックやヘヴィメタルなどのハードな音楽ジャンルに特化したアイテムをラインナップしていることもアイバニーズの特徴。ハードなギターサウンドが欲しい方にもおすすめです。また、黒い金属パーツやピックアップなど、ゴシックな世界観を構築したいギタリストにもおすすめです。
フェンダーやギブソンとは異なる独自のボディシェイプを採用していることもアイバニーズの魅力。人と違うエレキギターが欲しい方にもおすすめです。
ポールリードスミス(PRS)
ポールリードスミスはアメリカのエレキギターメーカーです。1980年代の創業以来、革新的なギターを多く生み出し、カルロス・サンタナなど、多くの世界的ギタリストをとりこにしています。
鳥の形のポジションマークや、木目の美しいボディ、艶やかな塗装など、繊細な見た目のギターを多くラインナップしていることもポールリードスミスの特徴。キレイなエレキギターを探している方にもおすすめです。
入門者におすすめなのが「SE」シリーズ。ポールリードスミスのなかでは、比較的リーズナブルな価格帯を実現しています。
エレキギターのおすすめ|初心者向け入門セット
フェンダー(Fender) Player Stratocaster Maple Black 初心者セット
本格的にエレキギターに挑戦してみたい方におすすめの初心者セットです。エレキギターはフェンダーのプレイヤーシリーズのストラトキャスター。しっかりとした作りで、上級者になっても楽しめます。
セット内容はLaneyのギターアンプ、チューナー、交換用の弦、ストラップ、クリーニングクロス、ギタースタンド、シールド、ピック3枚、フェンダーのソフトケースです。ギターアンプの出力は使い勝手のよい10Wで、AUX INを搭載していることがポイント。スマートフォンなどを接続すれば、お気に入りの曲を流しながら練習できます。ヘッドホンアウトを搭載しているので、夜間などの練習にも便利です。
交換用の弦が含まれていることもポイント。初心者はチューニングの際に弦を切ってしまうことがありますが、すぐに対応可能です。
ヤマハ(YAMAHA) PACIFICA112V 初心者セット
コストパフォーマンスに優れた入門セットです。ギターはエレキギター初心者向けとして評価の高いヤマハのパシフィカ112V。演奏性の高さや、音のバリエーションの広さから、さまざまなジャンルの音楽にマッチします。
付属のアンプはVOXのパスファインダー10。あたたかみのあるブリティッシュサウンドが特徴です。クリーンとオーバードライブの2チャンネル。ボリューム・ゲイン・トレブル・ベースのコントロール付きで、中級以上になっても楽しめます。
そのほかの付属品は、ソフトケース・ギタースタンド・3mのシールド・ヘッドホン・クリップチューナー・クリーニングクロス・ストラップなど全15点。教則本が付属しており、基礎をしっかり学べることも魅力です。
プレイテック(PLAYTECH) TL250 ギター入門セット Rose Sunburst
リーズナブルな価格帯が魅力のテレキャスタータイプの初心者向け入門セット。出費をできるだけ抑えたい方におすすめです。
ギター本体のほか、プレイテックブランドのギターアンプ、クリップチューナー、ギタースタンド、シールド、ピック3枚、エレキギター用ソフトケースが付属。エレキギターの演奏を楽しめます。プレイテックは楽器の大手通販サイト「サウンドハウス」のオリジナルブランドです。
ギターアンプの出力は5Wで自宅練習にちょうどよいサイズ感。ヘッドホン出力も搭載しており、夜間や早朝の練習も楽しめます。
エレキギターのおすすめ|~10万円
スクワイヤー(SQUIER) Classic Vibe ’70s Jaguar Surf Green
オルタナティブロックなどのジャンルに挑戦したい方におすすめ。フェンダーの廉価ブランド「スクワイヤー」のジャガーです。70年代のオリジナルモデルをベースとして開発されており、豊富なスイッチ類が独特の雰囲気を生み出しています。
フェンダーデザインのアルニコシングルコイルピックアップを搭載。幅広い音作りが可能です。
ショートスケールを採用していることもポイント。弦を押さえやすく、身体の小さい方にもおすすめです。
スクワイヤー(SQUIER) Classic Vibe ’60s Jazzmaster
フェンダーの廉価ブランド「スクワイヤー」のジャズマスターです。フェンダーデザインのアルニコシングルコイルピックアップが、キメの細かいサウンドを生み出します。
ネックはスリムな「Cシェイプ」で握りやすいことがポイント。トレモロシステム付きで、さまざまな奏法に対応可能です。
ニッケルメッキのハードウェアやグロス仕上げのネックなど、ヴィンテージのような見た目も魅力。オリジナルモデルの雰囲気をしっかりと再現しています。
ヤマハ(YAMAHA) PACIFICA112V
いろいろなジャンルの音楽にチャレンジしたい方におすすめのエレキギターです。鋭い音のシングルと、厚みのある音のハムバッカーと2種類のピックアップを搭載しており、さまざまな音作りに対応しています。
セッションギタリストとの共同開発によって生まれた独自のボディ形状もポイント。演奏性が高く、練習しやすいギターです。品質の高さも特徴で、中級以上になっても楽しめます。
カラーバリエーションが豊富なことも魅力。定番のブラック、明るいソニックブルー、木目を楽しめるイエローナチュラルサテンなど全6色をラインナップしています。
アイバニーズ(Ibanez) Gio SERIES GRG121SP
ラウドロックなどにチャレンジしたい方におすすめ。鋭いボディシェイプが魅力のエレキギターです。光沢のある塗装もポイント。カラーはブルーメタルカメレオン・ブラックナイトの2色です。
搭載された2つのハムバッカーはシングルコイルピックアップとしても動作可能。太い音でのソロギターから、鋭い音でのバッキングまで、幅広い音作りに対応しています。
専用のソフトケースが付属しており、バンドで使いたい方にもおすすめです。
ポールリードスミス(PRS) SE CE24 STANDARD SATIN
ギターソロに挑戦してみたい方におすすめ。オリジナルのトレモロユニットや、高音域にアクセスしやすいボディ形状など、プレイヤビリティの高いエレキギターです。ピックアップはハムバッカー2基を搭載。それぞれシングルコイルとしても動作可能で、幅広い音作りに対応しています。
薄いサテン・フィニッシュが施されたマホガニーのボディは鳴りのよさもポイント。テクニカルなプレイを支えます。
エレキギターのおすすめ|10万円~
フェンダー(Fender) Made in Japan Traditional 60s Stratocaster
幅広いジャンルに使えるエレキギターを探している方におすすめ。フェンダーのストラトキャスターです。60年代のモデルをベースとして、日本国内で製造されています。しっかりとした作りで、初心者から上級者まで幅広く楽しめます。
ネックがやや細目に作られていることがポイント。手の小さな人でも演奏しやすく、初心者にもおすすめです。
フィエスタレッドやレイクプラシッドブルーなど、明るいカラーをラインナップしていることも魅力。ステージでもしっかりと目立ちます。
フェンダー(Fender) Made in Japan Traditional 50s Telecaster
鋭いサウンドが魅力のテレキャスターです。ブラスサドルなど、50年代の伝統的なスタイルで作られており、渋い雰囲気も魅力です。ネックの幅を若干細く設計するなど、演奏性は現代的にアップデート。初心者にもおすすめです。
ピックアップは特別に選定したモノを搭載しているなど、高品質なパーツが使われています。また、日本の工場で作られており、作りのよさも魅力。長く愛用できるギターを探している方にもおすすめです。
エピフォン(Epiphone) Inspired by Gibson Les Paul Custom
重厚な見た目のエレキギターが欲しい方におすすめ。「Inspired by Gibson」シリーズのレスポールカスタムです。ブラックボディとゴールドのハードウェアが独特の雰囲気を生み出しています。ギブソン伝統のブロックインレイも魅力です。
フロントとリアに搭載されたハムバッカーはしっかりと厚みのあるサウンドを生み出します。ロックなサウンドが欲しい方にもおすすめです。
アイバニーズ(Ibanez) Q SERIES QX52
個性的な見た目のギターを探している方におすすめ。ヘッドレスのエレキギターです。薄めのネックや身体にフィットしやすいボディ形状など、現代的なギタープレイを想定してデザインされており、演奏性の高さも魅力。これからギターを練習する初心者にもおすすめです。音作りの幅も広く、さまざまなジャンルをカバーできます。
ヘッドレスモデルで一般的なエレキギターより軽いことも特徴。スタジオなどにも楽に持ち運びできます。
ヤマハ(YAMAHA) Pacifica Standard Plus PACS+12M
長く愛用できるエレキギターを探している方におすすめ。ヤマハパシフィカシリーズの上位モデルです。プロ向けのオーディオを数多く手がけるRUPERT NEVE DESIGNSと共同で開発したピックアップを搭載。GOTOH製のチューナーやトレモロブリッジなど、高品質のパーツが多数使われており、エレキギター上級者になっても楽しめます。
シティポップをイメージしたボディのカラーリングもポイント。明るいスパークルブルー、深みのあるアッシュピンクなど、ステージ映えするギターを探している方にもおすすめです。
エレキギターを弾くために必要なモノ
アンプ
エレキギターの演奏に必須のアイテムがアンプです。エレキギターは、アンプをつながない状態でも小さい音は出ます。とはいえ、エレキギターはアンプとつなぐことを前提とした楽器のため、アンプをつながない状態での練習は上達につながりにくく、あまりおすすめできません。
ギター初心者におすすめなのは10Wほどの小型トランジスタアンプ。音が大きすぎず、家での練習で使いやすいことがポイントです。夜間などにも練習したい方はヘッドホン出力を搭載したモデルをチェックしてみてください。曲に合わせて練習したい方はAUX INを搭載したモデルがおすすめです。
なお、アンプには手のひらサイズのモノもありますが、音のバリエーションが少なく、初心者向けではありません。集合住宅など、家で音を出しにくい方は、ヘッドホンアンプがおすすめです。スピーカーを搭載していないため、比較的安価でありながら、本格的なサウンドを楽しめます。
シールド
エレキギター本体とギターアンプを接続するケーブルが「シールド」です。外部ノイズをシールドする作りになっており、シールドと呼ばれます。アンプ用のケーブルなど、似た形状のモノがありますが、必ずギター用のシールドを使用しましょう。
長さは1m・3m・5mなどさまざまですが、とりあえず1本持っておくのであれば3m程度がおすすめ。値段については、こだわりがなければリーズナブルな価格帯のモノでも十分です。
コネクタ部分の形状にはストレートとL字がありますが、選び方のポイントは、ギターに挿して邪魔になりにくい方です。一般的なストラトキャスタータイプのギターであれば、「舟形」と呼ばれるジャックが搭載されており、ストレートがおすすめ。テレキャスタータイプやレスポールタイプのようにボディのサイドにジャックがマウントされているモデルであれば、L字がおすすめです。
ピック
エレキギターは一般的にピックを使って演奏します。プロミュージシャンには指で演奏する方もいますが、初心者がこれからエレキギターを始める場合、基本的にはピックでの演奏をおすすめします。
ピックにはおにぎり型・ティアドロップ型・ジャズ型などいくつかの形があります。おにぎり型が大きく、ジャズ型が小ぶり。ティアドロップは中間的なサイズ感です。厚みもソフト・ミディアム・ハードと複数あります。初心者であれば、基本的には中間的なティアドロップ型のミディアムがおすすめ。そこから、形や厚みなどいろいろと試してみると、自分にしっくりくるピックが見つかります。
基本的には小さく硬いピックほど早弾きしやすい傾向です。ピックは比較的気軽に購入できるため、エレキギターの演奏に慣れたらさまざまな形・厚みを試してみてください。
その他あると便利なモノ
チューナー
楽器の演奏において、チューニングを合わせることは基本。エレキギターは比較的チューニングが狂いやすい楽器のため、練習の前にはチューニングが必須です。専用のチューナーを持っているとチューニングもスムーズに行えます。また、専用のチューナーは精度が高いこともポイント。本格的にエレキギターをプレイする場合「オクターブチューニング」と呼ばれる作業が必要になりますが、そこでは精度の高いチューナーが必要です。
一方、チューナーはスマートフォンの無料アプリで代用できることもあり、エレキギター入門者にとって、優先度としては控えめ。アンプ・シールド・ピックなどを揃えた上でチューナーの購入を検討してみてください。
なお、チューナーには手軽に使えるクリップ型やエフェクターのような形状のペダル型などがあります。家での演奏がメインであればクリップ型がおすすめ。将来的にライブで使う予定であれば、ペダル型が便利です。
ギタースタンド
エレキギターは繊細な楽器です。特に繊細なのがネック部分。ギターの保管方法などによっては反りやねじれが生じることもあり、演奏性に影響が出ることもあります。反りやねじれの予防に有効なのが、専用のギタースタンドで保管すること。ネックへの負担を減らします。
また、ギタースタンドを使い、目につきやすい場所にエレキギターを保管すれば、手に取る機会が自然と増えることもポイント。初心者は練習時間が多いほど、エレキギターがうまくなるもの。手に取りやすくすることもギタースタンドを使うメリットです。
ギタースタンドにはいくつかの種類がありますが、エレキギターが安定するモノを選びましょう。ストラトキャスタータイプなど、一般的なエレキギターであれば、リーズナブルな立てかけタイプで十分に役立ちます。変形ギターであれば、吊り下げタイプを検討してみてください。
ストラップ
立った状態でエレキギターを演奏するためにはストラップが必要です。座って演奏することもできますが、ステージ上では立った状態で演奏するのが一般的。日常的な練習でもストラップを使って立った状態で演奏するのがおすすめです。座った状態でばかり演奏していると、立って演奏した際に違和感を覚えることもあります。
ストラップにはナイロン・レザー・布など複数種類がありますが、見た目で選ぶのもおすすめ。使い心地のよさを気にする方は、肩への負担が軽減される幅の広いモノがおすすめです。
ギターケース・ギグバッグ
家でのみ練習する場合には不要ですが、バンドを組み練習スタジオなどを利用したい場合、ギターケースやギグバックが必要となります。初心者にとって必須のアイテムではありませんが、必須アイテムを手に入れたあとにはチェックしておきたいモノのひとつです。
ギターケース・ギグバッグ選びのポイントは持っているエレキギターが収まるか。小ぶりなテレキャスタータイプ向けのケースに大ぶりなレスポールモデルを入れようとしても収納できないケースがあります。また、収納の多さもチェックしたいポイント。曲のカバーをしたい方は、スコアなどを収納できる大きめのポケット付きモデルがおすすめです。
初心者の方がとりあえず持ち歩きたい方はリーズナブルなソフトケースで十分に役割を果たします。混み合う電車などで安全に持ち歩きたい方はクッション性の高いギグバッグがおすすめです。
メンテナンス用品
エレキギターを長時間演奏していると、手の汚れがギターに付着するもの。汚れをそのままにしていると、すべりが悪くなり、演奏しにくくなることもあります。定期的にメンテナンスすることもギターの上達には欠かせません。
日常的なメンテナンスにおすすめなアイテムが、ギターポリッシュとクロス。ギターを演奏したあとに軽く拭いておけば、ピカピカの状態をキープできます。入門者向けギターであれば特に意識する必要はありませんが、高級なギターではニトロセルロースラッカーやオイルフィニッシュなど、特殊な塗装が施されているモノもあります。それらのメンテナンスには、専用のポリッシュを用意しましょう。
弦を交換する際には、指板やフレットなどをメンテナンスするのもおすすめ。チョーキング等の演奏性が高まります。弦交換にはワインダーがあると便利です。
エレキギターにはさまざまな形があり、サウンドや演奏性などがそれぞれ異なっています。スペックにこだわりだすとキリがないため、好きなギタリストが使っているモノや、見た目が気に入ったアイテムなどを基準に選ぶのもおすすめです。紹介したおすすめアイテムを参考に、お気に入りの1本を見つけ出してみてください。