精密なトルク管理を実現する「デジタルトルクレンチ」。従来のアナログ式と比較して高い精度で締め付け値を数値化でき、作業の質を大きく向上させます。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、デジタルトルクレンチのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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デジタルトルクレンチとは?

By: amazon.co.jp
デジタルトルクレンチは、締め付けトルクの値をデジタル表示で確認できる精密工具です。液晶画面に数値が表示されるため、設定したトルク値に対する現在の締め付け状況をリアルタイムで把握できます。ボルトやナットの適切な締め付けが必要な自動車整備や機械組立などの作業に適したツールです。
アナログタイプと比較して、デジタルトルクレンチは読み取り誤差を減らせるのが利点です。目盛りを目視で確認する必要がなく、正確なトルク管理が可能。また、設定トルクに達すると音や光、振動などで知らせる機能を備えており、作業者は感覚に頼らず確実に適切なトルク値で締め付け作業を完了できます。
なかには、複数のトルク設定を記憶できるメモリー機能や、締め付けデータを保存するログ機能などの便利機能を搭載したモデルも販売。さらに、PCと連携してデータ管理ができるモデルもあり、品質管理が厳しい現場での作業履歴の記録にも役立ちます。
デジタルトルクレンチのおすすめ
GOYOJO デジタルトルクレンチ
高精度な測定が可能なデジタルトルクレンチ。時計回りで±2%、反時計回りで±2.5%の精度で確実なトルク管理ができます。トラック、ピークホールド、プリセットの3つの測定モードと4種類の単位切替で幅広い用途に対応します。
LEDとブザー音で目標トルク到達を知らせる機能により、作業がスムーズに進みます。最大999件の測定データを記録でき、自動車やバイク、自転車のメンテナンス作業を行う方におすすめです。
エスケー11(SK11) デジタルトルクレンチ SDT3-060
デジタル表示で正確なトルク管理ができる使いやすいデジタルトルクレンチです。設定したトルク値に達するとブザー音とLEDの光で知らせてくれるため、締め付け過ぎを防止できます。単位換算機能も搭載し、N・m、kgf・cm、lbf・ftなどさまざまな単位に対応しています。
簡単な操作で初心者でも扱いやすく、測定範囲3.0~60N・mで幅広い用途に活用できます。バイクのメンテナンスやDIY作業など、正確なトルク管理が必要な場面で活躍するため、精密な作業にこだわる方におすすめです。
エスケー11(SK11) デジタルトルクレンチ SDT3-135
正確な締め付けトルクをデジタル表示で確認できる使いやすいデジタルトルクレンチ。設定したトルク値に達するとブザー音とLEDの光で知らせるため、より確実な締め付け作業が可能です。両方向測定に対応しており、幅広い作業に活用できます。
N・mからkgf・cmなど異なる単位への換算機能を搭載し、多様な作業基準に対応します。自動車整備や機械工場での精密な締め付け作業をサポートするため、正確なトルク管理が必要な場面におすすめです。
ACDelco 1/2 12.7mm デジタルトルクレンチ ARM607-4
高精度測定と使いやすさを両立したデジタルトルクレンチ。20~200Nmの幅広いトルク範囲に対応し、±2%の高精度で確実な締め付け作業が可能です。バックライト付きLCDディスプレイとソフトグリップで、さまざまな作業環境でも快適に使用できます。
クイックリリースラチェット機構と45歯のギアで狭い場所での作業もスムーズに行えます。設定トルク到達時はブザーで知らせするため、ホイールナットなど正確なトルク管理が必要な自動車整備やメンテナンス作業をする方におすすめです。
トップ工業(TOP) モンキ形/ラチェット形 デジタルトルクレンチ セット DS060-12BN
正確なトルク管理ができるデジタル表示のデジタルトルクレンチ。モンキ形とラチェット形の2種類のトルクヘッドが付属し、12〜60N・mの幅広いトルク範囲に対応します。専用ケース付きで持ち運びや収納も便利です。
合否判定機能や最大50件の測定値記録、9件までの目標トルク値登録が可能。LEDと音で目標値到達を通知するため、自転車整備や自動車メンテナンス、建築・水道作業など幅広い分野でおすすめです。
デジタルトルクレンチの使い方

デジタルトルクレンチを使用する際はまず電源ボタンを押して起動します。液晶画面が点灯したら、「+」「-」ボタンなどを操作して目標とするトルク値を設定します。
多くの製品ではトルク単位(N・m、kgf・cmなど)も切り替え可能です。作業内容に応じて適切なビットやソケットを取り付けたら、必要に応じてピークモードやトレースモードを選択します。
締め付け作業では、ボルトやナットにソケットを差し込み、ゆっくりと力を加えていきましょう。液晶画面でトルク値の上昇を確認しながら作業を進めると、設定値に近づくにつれてLEDが点滅し、警告音が鳴り始めます。設定トルクに達すると、明確な音や光、振動で知らせ、その時点で締め付けを終了します。
使用後は電源をオフにして、付属のケースに収納することが大切。デジタルトルクレンチは精密機器なので、埃や湿気から守り、落下などの衝撃を避けてください。
デジタルトルクレンチは、作業精度と効率を高めるプロフェッショナル向けの工具です。精密な数値表示で確実な締め付け管理ができるため、自動車整備やバイクメンテナンスにぴったりです。価格帯や機能性はモデルによって異なるので、自分の作業内容に合った製品を選びましょう。