部屋に彩りと潤いを与える「観葉植物」。初心者から上級者まで楽しめる植物ですが、元気に育てるためには適切な肥料選びが重要です。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、観葉植物におすすめの肥料をご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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- 目次
- 観葉植物に肥料は必要?
- 観葉植物におすすめの肥料の選び方
- 観葉植物におすすめの肥料|液体肥料
- 観葉植物におすすめの肥料|固形肥料
- 観葉植物に肥料を与える適切な時期は?
- 観葉植物に肥料を与える頻度はどれくらい?
観葉植物に肥料は必要?

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観葉植物に肥料を与えることは、健康的な成長を促すために必要です。特に鉢植えの場合、土に含まれる栄養素は限られているため、定期的な肥料の補給が欠かせません。肥料不足になると、葉の色が薄くなったり、成長が鈍くなったりといった症状が現れる可能性があります。
肥料を与えるタイミングは季節によって異なります。成長期である春から夏は2~4週間に1回程度、休眠期の秋から冬は月に1回程度か、状況によっては肥料を控えることが一般的。与えすぎると肥料焼けの原因になるため、適量を守ることが大切です。
また、植え替え直後は根が傷ついていることが多いため、肥料は控えたほうが無難。観葉植物の様子を見ながら、適切なタイミングで肥料を与えましょう。
観葉植物におすすめの肥料の選び方
肥料の種類をチェック
有機肥料

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有機肥料は、有機物を原料にしており、土壌の性質を改善する効果が期待できます。牛糞や鶏糞、魚かす、骨粉などが代表的な原料です。
有機肥料の特徴は、ゆっくりと効果が現れる緩効性です。土壌中の微生物が有機物を分解することで、植物が吸収できる栄養素に変わります。即効性はありませんが、長期間にわたって効果が持続しやすいのがポイントです。
また、土壌の保水性や通気性を高め、微生物の活動を活発にする効果もあります。しかし、過剰投与すると肥料焼けを起こす可能性があるので注意。適量を守れば、比較的安全に使用できる肥料です。
化成肥料

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化成肥料は、化学的に合成された肥料で、窒素・リン酸・カリウムなどの栄養素が配合で含まれています。速効性があり、植物がすぐに吸収できるため、短期間で効果を発揮するのが特徴。観葉植物なら、葉の成長を促進する窒素が多めのタイプが適しています。
化成肥料は用途に応じてさまざまな種類があり、使いやすいのも魅力です。しかし、使いすぎると肥料焼けを起こす可能性があるため、用法・用量を守ることが重要です。
形状をチェック
液体肥料

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液体肥料は水に溶かして使うタイプの肥料で、速効性に優れています。水やりと一緒に肥料を与えられるため、手間がかからず初心者にもおすすめです。
植物が直接吸収しやすい形状なので、効果がすぐに現れます。葉の色つやが悪くなってきたときや、成長期に追肥として与えるのに適しています。
しかし、効果の持続期間は短いため、定期的に与える必要があるのが注意点。また、濃度調整が重要で、説明書通りの希釈率を守らないと肥料焼けの原因になることがあります。
固形肥料

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固形肥料は、粉末や粒状などさまざまな形状があり、土に埋め込んだり置いたりして使用します。緩効性で効果がゆっくり現れる代わりに、長期間効果が持続しやすいのが特徴です。
忙しい方や肥料やりを忘れがちな方におすすめで、なかには数ヶ月に一度与えるだけで済むタイプもあります。置き肥として使うモノや、植え替え時に土に混ぜ込む元肥として使うモノなど、用途に合わせて選べます。
しかし、効果が出るまでに時間がかかるため、植物の急な栄養不足には対応しにくいのは留意点。また、過剰に与えると取り除くことが難しいため、適量を守ることが大切です。
与えるタイミングに合わせて選ぼう
植え替えのときに土に混ぜる元肥

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元肥とは、植え替えの際に土に混ぜ込む肥料のことです。これから成長していくための基礎となる栄養を提供します。
元肥には緩効性の固形肥料がおすすめ。ゆっくりと効果を発揮するため、長期間にわたって安定した栄養を供給できます。
植え替え時に土と一緒に混ぜることで、根が伸びていくにつれて少しずつ栄養を吸収できる環境を作れます。しかし、混ぜる量は適量を守り、根に直接触れないよう注意しましょう。
植え替え後の成長過途中で与えるなら追肥

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追肥は、植え替え後の成長途中で追加する肥料のことです。植物が元肥の栄養を使い切ったときや、成長期に栄養を補給するために与えます。
追肥には、速効性のある液体肥料がおすすめ。希釈して与えることで、植物がすぐに吸収できる形で栄養を補給できます。植物の状態を見ながら、葉の色が薄くなってきたり、成長が鈍くなったりしたら追肥のタイミングです。
成分をチェック

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観葉植物に適した肥料を選ぶ際は、含まれる成分とそのバランスを確認することも重要です。肥料の3要素である窒素・リン酸・カリウムの配合比率が、パッケージに表示されています。
観葉植物は主に葉を観賞する植物なので、葉の成長を促進する窒素が多めの肥料が一般的に適しています。しかし、植物の種類や成長段階によって適切な成分バランスは異なるので注意しましょう。
3要素以外に、マグネシウムや鉄などの微量要素が含まれているモノもあります。葉の色つやをよくしたり、光合成を助けたりする効果があります。
植物の状態や目的に合わせて、適切な成分バランスの肥料を選びましょう。葉が黄色くなる場合は窒素不足、新芽の成長が悪い場合はリン酸不足の可能性があるなど、症状から必要な成分を判断することもできます。
観葉植物におすすめの肥料|液体肥料
ハイポネックス ハイポネックス原液
植物の健やかな生育をサポートする液体肥料です。15種類の栄養素をバランスよく配合しており、水で薄めるだけで簡単に使用できます。初めての園芸に取り組む方にもおすすめの製品です。
草花から野菜まで幅広い植物に使えるのがポイント。根の生育を助け、花や実つきを促すほか、花色や葉色も美しく保つことが可能です。窒素やカルシウムなどの栄養素も豊富に含まれています。
7〜10日に1回の頻度で与える使い方が推奨されています。鉢植えから花壇、菜園までさまざまな栽培環境で活用でき、植物の状態に合わせて希釈率を調整できるのも魅力です。
メネデール 植物活力素
さまざまな植物の育成をサポートする観葉植物におすすめの液体肥料です。水で100倍に薄めて使用でき、種まきから苗の植え付け、さし木まで幅広い用途に対応します。植物を優しく育てたい方におすすめです。
使い方は簡単で、水やりや葉面散布として活用できるのが特徴。観葉植物から庭木まで、さまざまな植物の育成に役立ちます。切り花を長く楽しみたいときは、花瓶の水に加えるだけで手軽に使用できます。
室内の観葉植物には週1回の水やりがおすすめです。庭木や草花が元気がないときは、根元から優しく与えることで活力をサポートします。
万田発酵 万田アミノアルファ
植物の生育をサポートする液体肥料です。3年以上発酵させた植物用酵素と有機成分が、野菜やガーデニングの植物に活力を与えます。
水で500〜1000倍に希釈するだけと簡単に使えるのがポイント。窒素やリン酸などの栄養成分をバランスよく配合しており、植物の健やかな生育をサポートします。観葉植物から家庭菜園まで幅広く活用できる、植物のある暮らしを楽しむ方におすすめの肥料です。
万田発酵 万田アミノアルファ プラス E232
果実類・野菜類・穀類・海藻類など、数十種類の植物性原材料から作られたおすすめの液体肥料です。3年以上かけて発酵・熟成させた植物発酵生産物に、液肥とマグネシウムを配合しています。自然な栄養補給で植物の健やかな生育をサポートできます。
本製品は、使いやすい液体タイプなのが特徴。水で薄めて土にかけるだけで野菜や果物、花などの栽培に活用できます。家庭菜園やガーデニングを楽しむ方にもおすすめの植物用肥料です。
リビングファーム 水耕栽培用 液体肥料S LFS-106S
水耕栽培におすすめの液体肥料です。植物の成長に必要な窒素・リン酸・カリの3大要素がバランスよく配合されているのが特徴。加えて、鉄・銅・亜鉛・モリブデンなどの微量元素も含まれています。
使い方は水2Lに対して、キャップ1~2杯を目安に希釈するだけと簡単です。植物の種類に合わせて100~200倍に薄めて使います。
使用時は、容器をよく振ってから計量するのがおすすめです。初めて観葉樹の育苗・育成をする方も扱いやすい製品です。
協和 ホームハイポニカ ハイポニカ液体肥料
野菜から観葉植物まで幅広く使える万能型の液体肥料です。植物の生育に必要な15種類もの栄養成分をバランスよく配合し、水耕栽培はもちろん土やプランターでの栽培にも対応します。根をしっかり育て、葉の色つやをよくする効果が期待できます。
独自の「おもいやり配合」で植物の健康をサポートするのが特徴。豊富な栄養素と根を強くする配合により、実付きがよくなり、葉も鮮やかな緑色に育つと謳われています。
A液とB液を同量使用する2液タイプながら、使用方法は簡単です。長年の研究から導き出された理想的な配合により、プロの農家から家庭菜園まで幅広くおすすめです。
観葉植物におすすめの肥料|固形肥料
ハイポネックス プロミック 観葉植物用
土の上に置くだけで使える観葉植物専用の固形肥料。早く効く成分とゆっくり効く成分を含み、約2ヶ月間安定した肥料効果が持続すると謳われています。ニオイも少なく清潔なので、室内でも安心して使えるのが特徴です。
窒素成分を多く含み、葉色を鮮やかにして生育を促進する効果が期待できます。ポトスや幸福の木、ベンジャミンなどさまざまな種類の観葉植物に対応しているため、インテリアグリーンを丈夫に育てたい方におすすめです。
ハイポネックス 錠剤肥料 観葉植物用
かわいいハート型の錠剤が特徴的な観葉植物用肥料です。早く効く成分とゆっくり効く成分をバランスよく配合しており、約1ヶ月間効果を発揮すると謳われています。インテリアグリーンの栄養補給におすすめです。
ニオイが少なく清潔な錠剤タイプなのがポイント。室内やベランダでも気兼ねなく使用でき、葉の色を鮮やかに保ちながら丈夫に育てられます。土の上に置くだけの簡単な施肥方法も魅力です。
また、鉢のサイズに合わせて必要な量を与えられるのも特徴。2〜3号鉢なら1錠、5〜6号鉢なら4錠など、植物の大きさに応じて使用量を調整できます。
ハイポネックス マグァンプK 中粒
水に溶ける成分と溶けない成分が約1年かけてゆっくりと効き続けると謳われた元肥です。リン酸による効果で丈夫な根づくりを促し、花や実の成長を後押しします。
安全性と使いやすさを追求した設計がポイント。植え付けや植え替え時に土に混ぜ込むだけと簡単に使えるのでおすすめです。
草花から野菜、観葉植物まで幅広い植物に対応。プランターや鉢植えはもちろん、花壇や菜園でも活躍する万能な肥料です。
花ごころ IBのチカラ グリーンそだちEX
室内の園芸から家庭菜園まで幅広く活用できる白色の緩効性肥料です。無臭で清潔な特徴を持ち、植物にゆっくりと栄養を与えられます。
リン酸やカリウムなどの栄養素をバランスよく配合しているのもポイント。花付きをよくする効果が期待できます。マグネシウムも含まれているため、植物の健康的な生育をサポートします。
草花から野菜まで幅広い植物に対応できる万能タイプの肥料として、初心者にもおすすめです。80gから1.4kgまでのサイズ展開で、栽培規模に応じて選べます。
万田発酵 植物用万田酵素 粒状タイプ
植物の健やかな成長をサポートする粒状の肥料です。果実類や野菜類、穀類、海藻類など数十種類もの植物性原材料を使用しているのが特徴。3年以上かけて丁寧に発酵・熟成させて作られています。自然の力を活かした栽培をしたい方におすすめの製品です。
使いやすい粒状タイプなのがポイント。植物の根元にぱらぱらとまくだけで簡単に使用できます。なるべく手間をかけずに植物を育てたい方におすすめの肥料です。
明豊建設 Benir du lac 湖の恵
有用微生物が豊富に含まれた有機肥料です。土に混ぜるだけの簡単な使用方法が特徴。観葉植物やガーデニング、家庭菜園まで幅広い用途に対応しており、一度使用した土でも繰り返し植物を育てられるのがおすすめです。
売上の一部は琵琶湖の環境保全に活用され、SDGsの取り組みに貢献できるのも魅力。微生物の働きで植物の健康をサポートし、土づくりから植物の成長までトータルにケアできます。
ドリーム 花と野菜の有機入り化成肥料
アミノ酸を含む有機成分が配合された花と野菜の両方に使える肥料です。植物をしっかり育てながら土も元気にする効果が期待できます。
土の健康にこだわった商品設計がポイント。有機成分が土壌環境を整えるため、長く使い続けることで植物が育ちやすい環境に変化していきます。化成肥料と有機肥料のよいところを組み合わせた構成になっているのが特徴です。
観葉植物に肥料を与える適切な時期は?

観葉植物に肥料を与える適切な時期は、春から秋にかけての生長期です。
春は植物が新芽を出し始め、成長が活発になる時期です。窒素成分が豊富な肥料を与えることで、新葉の成長を促進できます。
夏月は成長が盛んな時期なので、2〜3週間に一度のペースで肥料を継続して与えます。特に、液体肥料は吸収されやすいため効果的です。一方で、秋ごろになると成長が緩やかになるため、肥料の頻度は減らします。
冬は多くの観葉植物が休眠期に入るため、基本的には肥料を与えません。無理に栄養を与えても吸収されず、根を痛める原因になります。ただし、あたたかい室内で管理している場合は、薄めた液体肥料を月に数回程度与えることも可能です。
観葉植物に肥料を与える頻度はどれくらい?

観葉植物に与える肥料の頻度は、肥料の種類によって異なります。液体肥料は1〜2週間に1回、固形肥料2ヶ月に1回程度が目安です。
液体肥料は速効性があり、観葉植物がすぐに栄養を吸収できるのがメリット。生長期である春から夏にかけては、1〜2週間に1回の頻度で与えるのが適しています。
一方、固形肥料や置き肥は緩効性があり、長期間にわたって少しずつ栄養を放出するのが特徴。一般的に月1回から3ヶ月に1回程度の頻度で与えます。粒状の肥料を土の表面に置いておくだけなので、手軽に使用できるのもメリットです。
肥料を与えるときは、土が湿っている状態で施すことが大切です。乾燥した状態で肥料を与えると、根を痛める可能性があります。
肥料選びは観葉植物の成長に大きく影響します。液体タイプは手軽に使えて即効性があり、固形タイプは長期間効果が持続するのが特徴です。植物の種類や生育状態に合わせて選ぶことで、より健康的に育てることができます。