薄型マットレスのおすすめ10選。限られたスペースでも使いやすい快適アイテム

ポケットコイルマットレスは、それぞれのコイルが不織布の袋に包まれたタイプ。コイルが独立した構造なので、身体を点で支えます。出っ張りが小さく軽い部位は浅く沈み、出っ張りが大きく重い部位は深く沈むといったように、身体の重さ・ラインに合わせてフィットするのが特徴です。

また、ポケットコイルマットレスは体圧分散性に優れているため、負荷がかかりやすい肩や腰などへの負担を軽減したい方にもおすすめ。さらに、コイルが独立していることで振動が伝わりにくく、寝返りなどによる揺れが気になりにくいのも魅力です。

なお、コイルが袋に詰められているので、ボンネルコイルマットレスや高密度連続スプリングマットレスに比べて通気性が低い傾向にあります。こまめに寝室を換気したり、風通しのよい場所に立てて陰干ししたりと湿気対策することが大切です。

寝返りしやすい「高密度連続スプリング」

高密度連続スプリングマットレスは、1本の鋼線を編んだコイル構造を採用しています。日本の寝具メーカー「フランスベッド」が展開しているマットレスです。広い面積で身体をしっかりと支えるので、一部分のみが極端に沈み込むことが少なく、余計な力を使わず自然に寝返りできます。

重さのある背中や腰の過度な沈み込みを防ぐため、背骨のゆるやかなS字カーブを維持した理想的な寝姿勢を保ちやすいのもポイント。また、体圧を分散しやすく、肩や腰への負担を軽減します。

さらに、中空構造によって通気性にも優れており、マットレス内部の湿気をすばやく逃がしやすいのがメリット。寝汗をかきやすい方にもおすすめのコイルマットレスです。そのほか、厳格な耐久テストに合格した品質の高さも魅力の1つです。

ノンコイルマットレス

反発力が異なる「ウレタン」

ウレタンマットレスは、高反発素材または低反発素材を使ったモノがラインナップされています。高反発ウレタンマットレスは弾力性に優れているため、身体をしっかり支えるのが特徴です。重い腰まわりが沈み込みすぎないので、スムーズに寝返りしやすいのがポイント。製品によっては凹凸形状のプロファイル加工が施されており、身体へのフィット感や体圧分散性に優れています。

低反発ウレタンマットレスは、身体のラインに沿って包み込むようにフィットするのが特徴です。体圧をしっかり分散するため、特定の部位に負担が集中しにくいのがメリット。睡眠時の体勢が安定しやすいものの、寝返りしにくい場合があるので留意しておきましょう。

軽量でお手入れが簡単な「ファイバー」

ファイバーマットレスの素材には、ポリエチレン製の細い繊維を絡み合わせたモノを採用しています。通気性に優れた素材なので、マットレス内部の熱・湿気を逃がしやすく、カビ・ダニなどが発生しにくいのが特徴です。

また、軽いことに加えて、シャワーで丸洗いできるので、簡単にお手入れできます。誤って飲み物をこぼしたり、粗相をしたりしてしまっても安心。清潔に使い続けやすい薄型マットレスが欲しい方におすすめです。

さらに、適度に反発力があることに加えて、体圧を分散しやすいのも魅力。ラクに寝返りしやすく、寝ている間の肩・腰などへの負担を軽減可能です。そのほか、部分ごとに繊維の密度を調整し、硬さを変えた機能性の高いモノも展開されています。

薄型マットレスのメリット・デメリット

メリット

軽量で持ち運びしやすい

薄型マットレスは厚さがない分、軽量なので、ラクに持ち運びやすいのがメリット。マットレスの向きを変えるローテーションや、陰干しなどのお手入れ、押入れに収納するときなどに簡単に取り扱えます。

また、2段ベッドやロフトベッドからの上げ下ろしも比較的ラクに行えるのがポイント。マットレスを動かす機会が多い方や、力に自信がなくても快適に使用し続けたい方におすすめです。

収納性に優れ、来客用としても使いやすい

薄型マットレスは、三つ折りにできるモノも多く展開されています。使わないときはコンパクトに折りたためるので、押入れなどに省スペースで収納できるのがメリットです。

来客用のマットレスとして購入したい方にもおすすめ。また、日中はマットレスを片付けて部屋を広く使いたい方や、ワンルームなど限られたスペースに住んでいる方にも適しています。

お手頃な価格帯のモノが多い

薄型マットレスは、一般的なマットレスよりも使用する材料が少ないため、リーズナブルな価格帯のモノが多くラインナップされています。

普段使用するマットレスや、一時的な使用に限られる来客用マットレスをなるべく予算を抑えて購入したい方におすすめです。また、単身赴任や入学などで一人暮らしを始める際に、新生活にかかる費用を抑えたい方にも適しています。

デメリット

底付き感が出やすい

使用する薄型マットレスによっては身体を支えきれず、底付きを感じやすいのがデメリット。底付き感とは、床の硬さが身体に伝わることを指します。

底付き感を覚えるマットレスを使い続けると、身体に負担がかかり、痛みが生じてしまうこともあるので注意しましょう。使用者の体格で異なるものの、厚さ10cm前後の製品なら底付きを感じにくいのがポイントです。

厚型と比べると耐久性が低い

薄型マットレスは厚みのあるマットレスに比べて、体重による負荷を分散しにくいため、耐久性が低い傾向にあります。薄型マットレスの寿命は、品質や使用者の体格によって異なるものの、約1～5年が目安です。

薄すぎるマットレスはすぐにへたって寝心地が悪いと感じてしまうので、圧力を分散しやすい厚みが確保されているモノを検討してみてください。

薄型マットレスの選び方

コイルの有無で選ぶ

耐久性を重視するなら「ボンネルコイル or 高密度連続スプリング」

耐久性を重視する方は、ボンネルコイルまたは高密度連続スプリングを使ったマットレスを選ぶのがおすすめです。コイルがつながっていることで、マットレス全体で荷重を受け止めるため、部分的なコイルの変形が発生しにくいのがポイント。また、中空構造によりマットレス内部に湿気がこもりにくいので、コイルが錆びてしまうのを抑えられます。

体圧分散性や揺れにくさを求めるなら「ポケットコイル」

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体圧分散性に優れ、揺れにくいマットレスを探している方は、ポケットコイルマットレスがぴったり。コイルが1つ1つ独立しているため、身体の細かなラインにもフィットしやすく、体圧をしっかりと分散します。肩や腰などへの負担をなるべく減らしたい方におすすめです。

また、コイル同士の動きがマットレス全体に響きにくいので、揺れが少ないのもポイント。寝返りや寝起きなどによる振動を気にせず使いやすいのがメリットです。

収納性やお手入れのしやすさで選ぶなら「ノンコイルマットレス」

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収納しやすいモノやお手入れしやすい薄型マットレスを求める方は、ノンコイルマットレスを選んでみてください。コイルが内蔵されていないウレタンマットレスやファイバーマットレスは、三つ折りタイプが多く展開されているのがポイントです。

使わないときはコンパクトに折りたたんで、押入れなどに省スペースでしまえるのが魅力。また、三つ折りタイプはZ字に折ることで自立させやすいため、風通しのよい場所に立て掛けて陰干しするときに便利です。

厚さは10cm前後あれば底付き感が出にくい

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薄すぎるマットレスの場合、身体をしっかり支えられないのが注意点。底付き感を覚えやすいほか、適切な背骨のラインをキープした理想的な寝姿勢を維持しにくいため、身体へ負担がかかってしまいます。

体格や体重などによって異なるものの、厚さ10cm前後の薄型マットレスであれば、荷重をきちんと受け止めやすいのがポイント。取り扱いのしやすさと快適な寝心地のバランスを考慮して、厚さを選ぶことが大切です。

耐久性もチェック

By: nitori-net.jp

長く快適に使い続けるためには、耐久性の高い薄型マットレスを選ぶことが重要です。基本的には、ノンコイルマットレスよりもコイルマットレスの方が耐久性に優れています。コイルの線材は、硬鋼線よりもピアノ線の方が強度が高い傾向にあるのがポイントです。また、線材に含まれる炭素・マンガンの量が多いほど耐久性が高いといわれています。

ウレタンは、密度が高いほど耐久性に優れるのが特徴。密度は「デニール(D)」で表記されます。少なくとも30D以上のモノを選ぶのがおすすめです。

薄型マットレスのおすすめ

GOKUMIN プレミアムグランマットレス

自分好みの寝心地に調整できる人気の薄型マットレス。中材には硬さと形状が違う2種類のウレタンを採用しており、面によって寝心地が異なります。片面はフラット形状でやや硬め、もう片面は凹凸形状で硬めです。また、中材は3つのパーツに分割され、パーツごとに向きを変えることで、27パターンの寝心地にカスタマイズできます。

荷重がかかりやすい中央の中材の位置を定期的に入れ替えれば、へたりを抑えて長期間使い続けやすいのもポイント。さらに、中材には消臭・抗菌・調湿効果を期待できる竹炭を配合しているので、衛生的な状態をキープしやすいウレタンマットレスを求める方にもおすすめです。

カバーはリバーシブル仕様で、柔らかい感触のプレミアムニット面と、高通気で蒸れにくいエアメッシュ面を使い分けられます。そのほか、使わないときはコンパクトに折りたたみ可能です。

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トゥーベスト(tobest) 高反発マットレス 3つ折りプロファイル加工

身体へ負担がかかりにくい、硬すぎず柔らかすぎない寝心地の薄型マットレス。中材には、凹凸形状のプロファイル加工を施した高反発ウレタンを使用しています。身体が沈み込みすぎず、理想的な寝姿勢を維持しやすいほか、スムーズに寝返りしやすいのが特徴です。

身体が点で支えられ、体圧分散性に優れているため、身体への圧迫感を和らげるのもポイント。また、表面が凹凸形状なので、マットレスと身体の間にすき間が空き、熱や湿気がこもるのを防ぎます。

使わないときは三つ折りにして、押入れなどに省スペースで収納可能。ワンルームに住んでいる一人暮らしの方などにもおすすめの製品です。カバーは、寝汗などの汚れが気になったときに取り外して洗濯できます。清潔に使い続けやすいのがメリットです。

ジヌス(ZINUS) GreenTea マットレス ZJ-GTFM-6

柔らかめの寝心地が好みの方におすすめの薄型マットレス。上層には低反発ウレタン「GreenTea メモリーフォーム」を使用しており、体型や寝姿勢に合わせてフィットします。また、振動が伝わりにくい素材なので、寝返りなどの揺れが気になりにくいのも特徴。2人でマットレスを使いたい方にもおすすめの製品です。

中層には高密度のウレタン「ZINUSベースフォーム」、下層には凹凸形状のウレタン「ZINUS波形フォーム」を採用。体圧をしっかりと分散するため、一部分のみに負担がかかるのを軽減します。さらに、ZINUS波形フォーム表面のへこみから空気が通りやすいのがポイントです。

そのほか、カバーには通気性・耐久性に優れ、柔らかい肌触りのジャガード織生地を使用しています。

タンスのゲンボンネルコイルマットレス薄型厚み14cm 17800144

身体を面で支える薄型マットレス。内部には、反発力に優れたボンネルコイルを内蔵しています。重さのある腰まわりもしっかり支えるため、寝姿勢が安定しやすく、身体への負担を軽減するのが特徴です。

また、コイルに焼き入れ加工と防錆加工を施すことで、耐久性が高まっています。へたりにくいので、長く快適に使い続けやすいのがメリットです。さらに、通気性が高いため、湿気などが逃げやすく、カビの発生を防げます。

表側には、クッション性に優れたボリュームのあるキルティングを配しているのがポイント。コイルが身体に当たってしまうのを抑えるのが魅力。価格が安いので、予算を抑えてコイルマットレスを購入したい方にもおすすめです。

マニフレックス(Magniflex) メッシュ・ウィング

イタリア発の寝具メーカー「マニフレックス」のなかでも人気を集める薄型マットレス。中材には、適度に反発力があり、体圧も分散する高反発フォーム「エリオセル」を採用しています。身体のラインに沿ってしっかり支え、身体への負担が少ない理想的な寝姿勢を保ちやすいおすすめの製品です。

寝心地は硬めで、体格が大きい方にも適しています。側地には通気性と発散性に優れた「エアーサーキュレーションメッシュ」を使用しており、1年を通して快適な使い心地を実現。また、側地は取り外して、洗濯機でお手入れ可能です。

使わないときは、コンパクトに折りたためます。さらに、キャリーハンドルが備わっているため、ラクに持ち運びやすいのがメリット。使い勝手のよい三つ折りマットレスを求める方も、ぜひチェックしてみてください。

西川(nishikawa) ANY MATベーシック丸巻きタイプ JC02009414230

快適な寝心地を実現した薄型マットレス。中材には、硬めの感触のウレタンを使用しています。身体をしっかりと支えてくれるため、過度に沈み込みず、スムーズに寝返りしやすいのが特徴です。

中材にはウェーブ形状の加工を施し、裏の側生地には通気性のよいメッシュ生地を採用しているので、湿気がこもりにくいのもポイント。側生地は取り外して洗濯できるため、衛生的な状態で使い続けられます。寝汗をかきやすい方にもおすすめのウレタンマットレスです。

使わないときはコンパクトに丸められ、ベルトで固定できます。簡単に持ち運んだり収納したりできるので、来客用の薄型マットレスを探している方もぜひチェックしてみてください。

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エアウィーヴ(airweave) エアウィーヴスマート Z01 1-250061-1

お手入れしやすいモノを求める方におすすめの薄型マットレス。中材には、細い繊維が絡み合った「エアファイバー」を採用しています。汚れが気になった場合、中材はシャワー、カバーは洗濯機で丸洗い可能。万が一飲み物をこぼしたり粗相をしたりしても、衛生的に使い続けやすいのがメリットです。

また、中材は肩・腰・脚で3分割されているので、配置をこまめに入れ替えれば、へたりを抑えられます。本製品は通気性に優れているため、内部に熱や湿気がこもりにくく、さわやかな寝心地をキープしやすいのが魅力。さらに、優れた反発力と体圧分散性を兼ね備えており、寝返りしやすいほか、身体への負担を軽減可能です。

使わないときは、三つ折りできます。部屋の隅や押入れなどに省スペースで片付けられるので、日中は部屋を広く使いたい方や、来客用のマットレスを購入したい方にもぴったりです。

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フランスベッド(FranceBed) 折りたたみマットレス FD-PRE-01

余計な力を入れず、寝返りしやすい薄型マットレス。中材には高密度連続スプリングを使用しており、身体を面で支えるため、背中や腰などの部分的な沈み込みを抑えます。

中材は中空構造で通気性が高いので、湿気がこもりにくいのがポイント。また、詰め物には速乾性に優れたポリエステル綿を採用しています。さわやかな寝心地をキープしやすいほか、中材が錆びにくいのもメリットです。

三つ折りタイプながら境目がないため、寝たときに違和感を覚えにくいのが魅力。さらに、面テープ式の留めバンドが2本付いており、少ない力で折りたためるのが特徴です。三つ折りできるコイルマットレスを求める方におすすめ。そのほか、側面には張り感を実現するエッジテープを備えているので、寝心地の快適さが高まっています。