臨場感あふれる映像体験が楽しめる「PC用VRゴーグル」です。高性能のPCと接続することで没入感の高い映像を視聴できるため、PCゲーミングや映画鑑賞の楽しさをワンランク向上できます。

そこで今回は、ゲーミングに対応するモデルを中心に、おすすめのPC用VRゴーグルをご紹介。初心者向けにVRゴーグルの選び方も詳しく解説するので、選ぶ際の参考にしてみてください。

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スマホ用・ゲーム用VRゴーグルとの違いとは?

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VRゴーグルにはPC用を含めて主に4種類が存在します。スマホ用のVRゴーグルは本体内にスマホを組み込んで使うタイプです。PC用VRゴーグルと違ってスクリーンを搭載していないため、使用にはスマホの用意が必須。主な用途はVR動画の視聴です。

最近知名度が向上しているのがゲーム機用のVRゴーグル。使い慣れたゲーム機で本格的なVRゲーミングが楽しめます。対して、PC用VRゴーグルは、PCでより臨場感のあるVRゲーミングを体感したい方におすすめです。

また、VRゴーグルには単体で動作できるスタンドアロン型もラインナップ。一部のモデルはPCとの接続にも対応しており、目的に応じて使用スタイルを切り替えられます。

PC用VRゴーグルの選び方

手持ちのPCのスペックに適したモノを選ぶ

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PC用VRゴーグルを選ぶ際は手持ちのPCのスペックが重要です。VRゴーグルの描画性能を十分に引き出すためには高性能なPCが必要。要求スペックに対してPCの処理性能が低いと、表示される映像にカクつきなどのトラブルが発生するので、特にVRゲームのプレイ時はストレスを感じやすくなります。

VRゴーグルが要求するPCスペックに関しては、公式ページの仕様表にある動作環境などで確認が可能。大半のモデルがCore i5以上のCPUや8GB以上のメモリなどを搭載する、ミドルクラス以上のゲーミングPCを推奨しています。手持ちPCのスペックがあまり高くない場合は、スペック要件が低めのVRゴーグルを選ぶようにしましょう。

本体のスペックをチェック

解像度はフルHD以上がおすすめ

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PC用VRゴーグルを選ぶ際はスクリーンの解像度も重要なポイントです。解像度とは、画面のきめ細かさのことで、解像度が高くなるほど細部まで明瞭な映像を出力可能。映像のリアリティが増すのでより没入感のあるVR体験が堪能できます。

画質を重視するなら、最低でも両目合計で1920×1080px以上のフルHD解像度を持つVRゴーグルを選ぶのがおすすめ。ブルーレイの映画やPCゲームでも標準的な解像度で、通常見る分には画質の荒さを感じることなく映像を楽しめます。

より高画質を求める方には3840×2160px以上の4Kに対応するVRゴーグルがぴったり。フルHDと比べて約4倍以上の高解像度なので、グラフィックの美しさを売りにしたVRのMMOゲームをプレイする場合にも好適です。

リアルに近い感覚を楽しむなら視野角は100°以上を

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PC用VRゴーグルで高い臨場感を得るには、視野角の広さも外せない項目。VRゴーグルのスクリーンに表示できる視野が狭いと、実際よりも見える範囲が著しく狭く感じるのが難点です。

リアルに近い見え方にこだわるなら視野角が100°以上あるPC用VRゴーグルを選ぶのがおすすめ。広範囲を視認できるのはもちろん、目の前で展開される状況や風景の広がりを十分リアルに感じられます。

ゲームで使用するならリフレッシュレートに注目

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PCゲームのプレイに使う場合はVRゴーグルのリフレッシュレートも要チェックです。リフレッシュレートとは、スクリーンの映像出力が1秒間に切り替わる回数のこと。単位にはHzが使われており、数値が大きくなるほど切り替え頻度が多くなるため、動きの速いシーンでも残像感を抑えて滑らかで見やすい映像を表示できます。

VR映像コンテンツを視聴する分には70Hz以下でも十分。ただし、FPSや格闘ゲームなど即応性が要求されるVRゲームでは、動きの速さに描画処理が対応しきれなくなる場合が多々あります。ゲーミング用途で快適性を求めるなら、90Hz以上の高リフレッシュレートに対応するPC用VRゴーグルを選ぶのがおすすめです。

使用目的に合わせてトラッキングを選ぶ

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PC用VRゴーグルを選ぶ際はトラッキング性能が使用目的に適合しているかも重要です。トラッキング方式には、主に3DoFと6DoFの2種類が存在します。

3DoFは首振りによる頭の上下・左右・傾きといった動きに対応するトラッキング方式。価格が安いスタンドアロン型のVRゴーグルに採用されていることが多い方式です。体の激しい動きは追えませんが、VR映像コンテンツなど動画のみを視聴する場合に好適です。

6DoFは頭の動きに加えてユーザーの物理的な移動にも対応できるトラッキング方式。大半のPC用VRゴーグルが採用しており、しゃがむやジャンプなどを含めた激しい体の動きも追えます。アクション性の高いVRゲームをプレイする場合にもおすすめです。

利用したいコンテンツに対応しているかチェック

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対応するVRコンテンツもPC用VRゴーグル選びでは確認したいポイントです。製品によって対応するVRコンテンツのサービスが異なっており、プレイできるゲームの種類や数も変わります。自分が体験したいVRコンテンツがサポートされているかを事前にチェックしておきましょう。

さまざまなVRゲームをプレイしたいなら「SteamVR」に対応したVRゴーグルがおすすめ。PCゲームのダウンロード販売で有名な「Steam」を展開するValveが提供しており、数多くのVRゲームが遊べます。また、HTCが展開する「VIVEPORT」も人気。数百タイトルのゲーム・アプリ・動画に無制限でアクセス可能です。

重量やフィット感をチェック

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PC用VRゴーグルでは、重量も使用時の快適性に影響します。VRゴーグルの重量はモデルによって異なっており、約300gのモノから約700gのモノまで大きな開きがあるため注意。高性能なモノほど重量が増す傾向にありますが、頭や肩に負担がかかりやすくなるので、長時間使う場合はできるだけ軽いVRゴーグルを選びましょう。

フィット感もVRゴーグルの快適性を左右するポイント。最近は、ヘッドバンド部分にスピーカーを内蔵することで耳を圧迫することなく装着できるモノもあり、従来より軽快な付け心地が得られます。また、メガネを着用したまま装着できるVRゴーグルも販売されており、普段からメガネを掛けている方におすすめです。

付属品の種類をチェック

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PC用VRゴーグルを選ぶ際は付属品の種類にも目を向けましょう。特に、VRゲームをプレイするために購入する場合は、専用のコントローラーが付属するモデルがおすすめ。別途用意する必要がなく、購入後すぐにVRゴーグルを使ったVRゲームのプレイが楽しめます。

PCと接続する場合に使用できるケーブルが同梱されたVRゴーグルも便利。ただし、USB Type-C・HDMI・DisplayPortなど採用する端子はモデルによって異なるので、手持ちPCのポートに対応しているかを確認しておきましょう。

PC用VRゴーグルのおすすめ

エイチティーシー(HTC) VIVE Cosmos Elite 99HART006-00

エイチティーシー(HTC) VIVE Cosmos Elite 99HART006-00

コントローラーやケーブルなどが付属した、PC用VRゴーグルです。3.4型スクリーンを搭載しており、解像度は両目合計で2880×1700px。リフレッシュレートは90Hzで、視野角は最大110°です。

多機能トラックパッドを搭載する、SteamVR Tracking対応のコントローラーが1対付属するのもポイント。2個で約3.5×3.5mの範囲内で動きを検知する、同梱のベースステーション1.0と組み合わせて、ゲームに適したトラッキングを実現します。

人間工学に基づいた設計によってメガネを掛けたままでも快適に着けられるのも魅力。また、装着したままVRゴーグルを跳ね上げられるフリップアップ構造を採用しており、VR空間と現実空間の切り替えもスムーズに行えます。

エイチティーシー(HTC) VIVE Pro 2 Lite 99HASZ006-00-LITE

エイチティーシー(HTC) VIVE Pro 2 Lite 99HASZ006-00-LITE 2024

上質なVRゲーミングがリーズナブルに楽しめるPC用VRゴーグルです。同シリーズ「VIVE Pro 2」と同じコントローラーを付属。ベースステーション1.0を採用しており、プレイ可能なエリアは約3.5×3.5m。プレイ時にあまり広範囲を動き回る必要がなく、高画質のVR映像を楽しむことが主な目的の方におすすめです。

両目合計で4896×2448pxと5K解像度を持つスクリーンを内蔵しているのもポイント。加えて、リフレッシュレートが最大120Hzと高く、視野角も最高120°と広いため、現実に近い見え方でゲームプレイに没頭できます。

ハイレゾ対応の高音質ヘッドホンを搭載しているのも魅力。また、IPDという瞳孔間距離を調整できるので、自分の両眼間隔に最適化した視界が得られます。PC用の接続ケーブルやアダプターも同梱。本VRゴーグルはVIVEPORTのコンテンツにも対応可能です。

大朋VR(DPVR) E4

大朋VR(DPVR) E4 2023

コスパに優れたPC用VRゴーグルです。約280gの軽量ボディに、両目合計で3664×1920pxと、ほぼ4Kの高解像スクリーンを搭載。高リフレッシュレート120Hzと広視野角116°という仕様ながら、PC用VRゴーグルとしては価格が安いので、VRゲーム初心者にもおすすめです。

4台のカメラセンサーを内蔵しているのもポイント。外部ベースステーションを置くことなく、6DoFによる高精度トラッキングが可能です。上方向90°のフリップアップ構造も採用しており、VR空間から現実へシームレスに移行できます。

SteamVRのゲームコンテンツに対応しているのも魅力。PCの要求スペックは、CPUがCore i5以上、メモリは8GB以上、GPUはGeForce GTX 1060相当以上で、DisplayPort 1.4のビデオ出力に対応したポートを搭載している必要があります。

ヴァルヴ(Valve) VALVE INDEX

ヴァルヴ(Valve) VALVE INDEX 2019

Steamの運営元であるValveが手掛けたPC用VRゴーグルです。スクリーンに片目解像度1440×1600pxのRGB LCDディスプレイを採用。また、視野角が最大130°と広いため、肉眼に近い感覚でVRゲームを楽しみたい方におすすめです。

最高144Hzの高速リフレッシュレートに対応するのもポイント。残像感や遅延が少なく抑えられています。耳に接触しないオフイヤーデザインのスピーカーもメリット。長時間のゲームプレイでも快適さを維持できます。

手の自然な動作を反映できる専用コントローラーが付属するのも魅力。また、同梱のベースステーションを設置すれば、広範囲で行われる動きをトラッキング可能です。SteamVRが提供する豊富なVRコンテンツにも対応しています。

アルパラ(arpara) arpara Gaming Kit

アルパラ(arpara) arpara Gaming Kit 2024

臨場感あふれるVRゲーミングを楽しめるPC用VRゴーグルです。両目合わせて5120×2560pxの解像度を持つ5KのMicro-OLEDスクリーンを搭載。高精細かつ鮮明な発色が得られ、リフレッシュレート90Hzと視野角95°にも対応するので、Zenithに代表されるVRMMOのプレイにもおすすめです。

6DoFに対応した高精度なトラッキング制御が可能なのもポイント。しゃがむや跳ぶなどの動きも反映可能です。また、デュアルチャンネル指向性のステレオスピーカーも搭載しており、没入感の高い高音質も楽しめます。

約350g未満と軽量なのも本VRゴーグルの魅力。長時間装着していても快適に使用可能です。IPDや視度の調整にも対応。PCとの接続に使うケーブルは、USB Type-CとDisplayPortの2種類が同梱されています。

ヴァルヨ(Varjo) Varjo Aero EHD-VJANR

ヴァルヨ(Varjo) Varjo Aero EHD-VJANR 2022

フィンランドに拠点を置く「Varjo」のPC用VRゴーグルです。スクリーンには両目合計で2880×2720pxの解像度を持つ2.8K以上のデュアルミニLED液晶を採用。リフレッシュレート90Hzと広視野角115°に対応しており、VRゲームを快適に楽しめます。

角度に応じて解像度が変わる「非球面可変解像度レンズ」を搭載しているのもポイント。肉眼に近い見え方を実現しています。自然な視界でフライトシミュレーションやレーシングなどのVRゲームをプレイしたい方におすすめです。

SteamVRトラッキング方式を採用しているのも魅力。別途ベースステーションの用意が必要ですが、自分の動作を高い精度でSteamVRのゲームに反映可能です。本VRゴーグルには専用ケーブルが付属します。

エイチティーシー(HTC) VIVE XR Elite 99HATS004-00

エイチティーシー(HTC) VIVE XR Elite 99HATS004-00 2023

PCVRストリーミングにも対応するスタンドアロン型のVRゴーグルです。解像度は3840×1920pxと高く、没入感の高い仮想空間が楽しめます。

有線・無線兼用なのもポイント。PCとは2種類のUSBケーブル、または、Wi-Fi 6Eで接続できるため、目的に応じて接続方法を使い分けられます。また、スクリーンはリフレッシュレート90Hzと視野角最大110°に対応しているので、本格的なVRゲーミングでの使用にもおすすめです。

また、軽量で耳を覆わない設計なのも魅力のひとつ。軽快な装着感が得られます。後部のバッテリークレードルを取り外すことでより小型化も可能。持ち運びやすさも向上します。

パイマックス(Pimax) Pimax Crystal P3

パイマックス(Pimax) Pimax Crystal P3 2023

高精細な映像でVRゲームをプレイできるスタンドアロン型のVRゴーグルです。両目合計で5760×2880pxの高解像度で、最大120Hzスクリーンを搭載。パネルにはQLEDとミニLEDを併用しているほか、コントラストを高めるローカル・ディミング技術も組み合わせることで、臨場感あふれるVR映像を実現しています。

VRゴーグル内のレンズが交換できるのもポイント。プレイするゲームに応じて見え方をアレンジしたい方にもおすすめです。

付属のケーブルで接続することでPC用のVRゴーグルとしても使えるのも魅力。目の動きをとらえるアイトラッキング技術も搭載されています。

ピコ(Pico) Pico 4 VRヘッドセット A8110A8120

ピコ(Pico) Pico 4 A8110A8120 2022

4KのVRコンテンツが手軽に満喫できるスタンドアロン型のVRゴーグルです。両目合計で4320×2160pxの高解像度を実現した4K+スクリーンを搭載しながら、価格がリーズナブル。リフレッシュレート90Hzと視野角105°にも対応しており、VRゲームもストレスなく楽しめます。

6DoFトラッキングにも対応しており、しゃがみやジャンプなど激しい動きも検出できます。長時間のVRゲーミングはもちろん、フィットネスアプリを使ったエクササイズにもおすすめです。

PCとワイヤレス接続できる無料の公式機能「Streaming Assistant」が用意されているのも魅力。SteamVRのPC用コンテンツを遊べます。また、本VRゴーグル単体でも、PICO Storeにある多彩なコンテンツが利用可能です。

メタ(Meta) Meta Quest 3 899-00591-01

メタ(Meta) Meta Quest 3 899-00591-01 2023

複合現実も体験できるスタンドアロン型のVRゴーグルです。新搭載のデュアルRGBカメラで外界をフルカラーで取り入れることで、現実世界と仮想空間を融合したMR空間を実現。実在のオブジェクトも交えた新感覚の映像体験が楽しめます。

両目合計で4128×4416pxを持つ4K+スクリーンを内蔵しているのもポイントです。最高120Hzの高リフレッシュレートに加えて、視野角は最大110°。手の延長のように操作できる高性能な専用コントローラーも1対付属するので、本格的なVRゲーミングにもおすすめです。

PCとの接続機能が2種類用意されているのも魅力。USB Type-Cケーブルを使う「Quest Link」や無線接続の「Air Link」機能を使用することにより、PC用のVRゴーグルとしても活用可能です。