臨場感あふれる映像体験が楽しめる「PC用VRゴーグル」。高性能のPCと接続することで没入感の高い映像を視聴できるため、PCゲーミングや映画鑑賞の楽しさをワンランク向上できます。

そこで今回は、ゲーミングに対応するモデルを中心に、PC用VRゴーグルのおすすめをご紹介。初心者向けにVRゴーグルの選び方も詳しく解説するので、選ぶ際の参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

スマホ用・ゲーム用VRゴーグルとの違いとは?

By: amazon.co.jp

VRゴーグルにはPC用を含めて主に4種類が存在します。スマホ用のVRゴーグルは本体内にスマホを組み込んで使うタイプです。PC用VRゴーグルと違ってスクリーンを搭載していないため、使用にはスマホの用意が必須。主な用途はVR動画の視聴です。

最近知名度が向上しているのがゲーム機用のVRゴーグル。使い慣れたゲーム機で本格的なVRゲーミングが楽しめます。対して、PC用VRゴーグルは、PCでより臨場感のあるVRゲーミングを体感したい方におすすめです。

また、VRゴーグルには単体で動作できるスタンドアロン型もラインナップ。一部のモデルはPCとの接続にも対応しており、目的に応じて使用スタイルを切り替えられます。

PC用VRゴーグルのおすすめ

エイチティーシー(HTC) VIVE Cosmos Elite 99HART006-00

エイチティーシー(HTC) VIVE Cosmos Elite 99HART006-00

コントローラーやケーブルなどが付属した、PC用VRゴーグルです。3.4型スクリーンを搭載しており、解像度は両目合計で2880×1700px。リフレッシュレートは90Hzで、視野角は最大110°です。

多機能トラックパッドを搭載する、SteamVR Tracking対応のコントローラーが1対付属するのもポイント。2個で約3.5×3.5mの範囲内で動きを検知する、同梱のベースステーション1.0と組み合わせて、ゲームに適したトラッキングを実現します。

人間工学に基づいた設計によってメガネを掛けたままでも快適に着けられるのも魅力。また、装着したままVRゴーグルを跳ね上げられるフリップアップ構造を採用しており、VR空間と現実空間の切り替えもスムーズに行えます。

エイチティーシー(HTC) VIVE Focus 3 99HASY000-00

エイチティーシー(HTC) VIVE Focus 3 99HASY000-00 2024

人間工学に基づいて作られており、長時間快適に装着できるPC用VRゴーグルです。バランスを重視した曲線と輪郭によって、大きな動きを必要とするトレーニングシミュレーションなどでも使用可能。瞳孔間距離調節機能や冷却機能付きで、長時間快適に着用できるのも魅力です。

5K解像度と最大120°の視野角に対応。さらに、最大90Hzのリフレッシュレートに対応し、動きのあるコンテンツもスムーズな映像で楽しめます。

Wi-Fi機能が備わっており、PCとワイヤレスで接続が可能。また、有線接続用のUSB Type-Cポートも搭載されています。使用状況に応じて接続方法を選択できるのもポイントです。

デュアルドライバースピーカー搭載で、音質の高さも良好。また、直感的かつ正確性の高い操作が行えるコントローラーも付属しています。シミュレーションや教育現場などでの使用におすすめのアイテムです。

エイチティーシー(HTC) VIVE Pro 2 99HASZ017-00

エイチティーシー(HTC) VIVE Pro 2 99HASZ017-00 2023

4896×2448 5Kの高解像度に対応しているPC用VRゴーグルです。水平方向に120°の視野角も備わっており、細部までクリアに表現します。加えて、リフレッシュレートは120Hz。動きのある映像も滑らかに楽しめます。

瞳孔間距離を調節する機能が搭載されており、長時間の使用でも目に疲れを覚えにくいのが魅力。ボディに搭載されたダイヤルから、ヘッドセットを装着したまま変更可能です。さらに、ハイレゾに相当する高音質も楽しめます。

人間工学デザインが採用されているため、快適な着け心地が体感できるモデルを探している方にもおすすめです。また、実際の動きを忠実に再現するトラッカーや、表情をリアルに撮影するフェイシャルトラッカーが付属しています。

ピコ(Pico) Pico Neo3 Link A7H10

ピコ(Pico) Pico Neo3 Link A7H10

6DoF操作に対応しているPC用VRゴーグルです。頭の動きはもちろん、しゃがんだりジャンプしたりと、ユーザーの動きをしっかりとトラッキングします。加えて、ベースステーションの設置を必要としないのも特徴です。

人間工学に基づいたデザインが採用されており、前後の重量バランスが優れているのもポイント。長時間でも快適に着用できます。

加えて、3664×1920の解像度に対応、視野角は98°で、リフレッシュレートは最大120Hz。瞳孔間距離が3段階で調節できるなど、目にかかる負担が少ないのも魅力です。

また、360°サラウンドステレオスピーカーが内蔵されており、包み込まれるようなサウンドが楽しめます。スポーツやFPSなど、幅広いゲームにおすすめのアイテムです。

ゴービス(Goovis) GOOVIS G3 MAX

ゴービス(Goovis) GOOVIS G3 MAX 2024

2560×1440のデュアルディスプレイを有する「5K OLED」が採用されたPC用VRゴーグルです。1インチ3528ピクセル、視覚角46°ピクセル解像度、DCI-P3の色域カバー率は95%。没入感のある高画質で鮮やかな映像が楽しめます。

最大120Hzのリフレッシュレートが備わっているのもポイント。応答時間は0.01ms未満で、FPSやレーシングなど、動きの激しいゲームを楽しむのにおすすめです。加えて、包み込まれるような音が体感できるサラウンドサウンドにも対応しています。

58~74mmの間で、瞳孔間距離が調節できるのも特徴。目にかかる負担が軽減できるため、長時間快適に使用できます。また、PCだけでなく、Xbox・Nintendo Switch・PlayStationとも接続が可能。互換性の高さも良好です。

ゴービス(Goovis) GOOVIS Pro

ゴービス(Goovis) GOOVIS Pro 2021

Blu-ray3D映像に対応しているPC用VRゴーグルです。解像度は最大4K。フレームレートは最大60fpsで、リアルな映像が楽しめます。

加えて、フレームパッキングをはじめとした4種類の視聴方法に対応しており、スイッチひとつで簡単に切り替えられるのも特徴です。

ブルーライトを低減するOLEDスクリーンが採用されているのもポイント。アイケア機能も搭載されているため、長時間使いやすいモデルを探している方にもおすすめです。さらに、視度調整機能付きで、近視と遠視の両方に対応しています。

iPhoneやXbox、PlayStationなどにも接続が可能で、互換性の高さも良好。また、本体重量がわずか200gと軽量なので、気軽に持ち運べるのも魅力。出張先や旅行先などでの使用にも適しています。

VALVE INDEX

VALVE INDEX 2019

片目あたり1440×1600の解像度に対応しているPC用VRゴーグルです。フレームレートは最大144Hz。応答時間は0.33ms~0.53msで、クリアかつ残像感の少ない映像を楽しめるモデルを探している方におすすめです。

「ハニカムパネルスピーカードライバー」の搭載により、幅広い音域でクリアなサウンドを実現。加えて、スピーカー部分は物理的な接触がないため、湿気や熱がこもらないのが特徴です。自然なサウンドが楽しめます。

本製品には、頭の大きさや顔の角度などに合わせて調節できる機能が備わっており、快適な着け心地が体感できるのもポイント。また、肌に触れる箇所に抗菌性素材が用いられているので、お手入れも簡単に行えます。

Pimax Crystal HMD

Pimax Crystal HMD

5760×2880の高解像度に対応しているPC用VRゴーグルです。リフレッシュレートは最大120Hz。視野角1°あたりのピクセル数が35PPDと高く、鮮明な映像が堪能できます。

「ローカルディミング」を搭載していることにより、画面のすみずみまで、高コントラストの美しい映像を実現。没入感をより高められます。

外部の被写界深度カメラが搭載されており、ベースステーションを必要としないのもポイント。また、人間工学に基づいたデザインが採用されているため、長時間でも快適に着用できます。幅広いゲームを楽しむのにおすすめのアイテムです。

DPVR E3 4K GAMING COMBO

DPVR E3 4K GAMING COMBO

最大4Kの解像度に対応しているPC用VRゴーグルです。付属のモーショントラッキングキット「NOLO CV1」に、ロケーターを取り付けてベースステーションを設置することで、6DoFの動きに対応可能。頭の動きだけでなく、ジャンプしたり屈んだりと、ユーザーの激しい動きもしっかりと追えます。

PCからボタンを押すだけで、App StoreやSteam VRへ簡単にアクセスできるのもポイント。さまざまなゲームをプレイするのにおすすめです。また、学校教育やトレーニング、シミュレーションなど、幅広い用途で使用できます。

メタ(Meta) Meta Quest 3 899-00594-01

メタ(Meta) Meta Quest 3 899-00591-01 2023

複合現実も体験できるスタンドアロン型のVRゴーグルです。新搭載の「デュアルRGBカメラ」で外界をフルカラーで取り入れることで、現実世界と仮想空間を融合したMR空間を実現。実在のオブジェクトも交えた新感覚の映像体験が楽しめます。

両目合計で4128×4416pxを持つ4K+スクリーンを内蔵しているのもポイントです。最高120Hzの高リフレッシュレートに加えて、視野角は最大110°。手の延長のように操作できる高性能な専用コントローラーも1対付属するので、本格的なVRゲーミングにもおすすめです。

PCとの接続機能が2種類用意されているのも魅力。USB Type-Cケーブルを使う「Quest Link」や無線接続の「Air Link」機能を使用することにより、PC用のVRゴーグルとしても活用可能です。

PC用VRゴーグルの選び方

手持ちのPCのスペックに適したモノを選ぶ

By: rakuten.co.jp

PC用VRゴーグルを選ぶ際は手持ちのPCのスペックが重要です。VRゴーグルの描画性能を十分に引き出すためには高性能なPCが必要。要求スペックに対してPCの処理性能が低いと、表示される映像にカクつきなどのトラブルが発生するので、特にVRゲームのプレイ時はストレスを感じやすくなります。

VRゴーグルが要求するPCスペックに関しては、公式ページの仕様表にある動作環境などで確認が可能。大半のモデルがCore i5以上のCPUや8GB以上のメモリなどを搭載する、ミドルクラス以上のゲーミングPCを推奨しています。手持ちPCのスペックがあまり高くない場合は、スペック要件が低めのVRゴーグルを選ぶようにしましょう。

本体のスペックをチェック

解像度はフルHD以上がおすすめ

By: amazon.co.jp

PC用VRゴーグルを選ぶ際はスクリーンの解像度も重要なポイントです。解像度とは、画面のきめ細かさのことで、解像度が高くなるほど細部まで明瞭な映像を出力可能。映像のリアリティが増すのでより没入感のあるVR体験が堪能できます。

画質を重視するなら、最低でも両目合計で1920×1080px以上のフルHD解像度を持つVRゴーグルを選ぶのがおすすめ。ブルーレイの映画やPCゲームでも標準的な解像度で、通常見る分には画質の荒さを感じることなく映像を楽しめます。

より高画質を求める方には3840×2160px以上の4Kに対応するVRゴーグルがぴったり。フルHDと比べて約4倍以上の高解像度なので、グラフィックの美しさを売りにしたVRのMMOゲームをプレイする場合にも好適です。

リアルに近い感覚を楽しむなら視野角は100°以上を

By: amazon.co.jp

PC用VRゴーグルで高い臨場感を得るには、視野角の広さも外せない項目。VRゴーグルのスクリーンに表示できる視野が狭いと、実際よりも見える範囲が著しく狭く感じるのが難点です。

リアルに近い見え方にこだわるなら視野角が100°以上あるPC用VRゴーグルを選ぶのがおすすめ。広範囲を視認できるのはもちろん、目の前で展開される状況や風景の広がりを十分リアルに感じられます。

ゲームで使用するならリフレッシュレートに注目

By: rakuten.co.jp

PCゲームのプレイに使う場合はVRゴーグルのリフレッシュレートも要チェックです。リフレッシュレートとは、スクリーンの映像出力が1秒間に切り替わる回数のこと。単位にはHzが使われており、数値が大きくなるほど切り替え頻度が多くなるため、動きの速いシーンでも残像感を抑えて滑らかで見やすい映像を表示できます。

VR映像コンテンツを視聴する分には70Hz以下でも十分。ただし、FPSや格闘ゲームなど即応性が要求されるVRゲームでは、動きの速さに描画処理が対応しきれなくなる場合が多々あります。ゲーミング用途で快適性を求めるなら、90Hz以上の高リフレッシュレートに対応するPC用VRゴーグルを選ぶのがおすすめです。

使用目的に合わせてトラッキングを選ぶ

By: amazon.co.jp

PC用VRゴーグルを選ぶ際はトラッキング性能が使用目的に適合しているかも重要です。トラッキング方式には、主に3DoFと6DoFの2種類が存在します。

3DoFは首振りによる頭の上下・左右・傾きといった動きに対応するトラッキング方式。価格が安いスタンドアロン型のVRゴーグルに採用されていることが多い方式です。体の激しい動きは追えませんが、VR映像コンテンツなど動画のみを視聴する場合に好適です。

6DoFは頭の動きに加えてユーザーの物理的な移動にも対応できるトラッキング方式。大半のPC用VRゴーグルが採用しており、しゃがむやジャンプなどを含めた激しい体の動きも追えます。アクション性の高いVRゲームをプレイする場合にもおすすめです。

利用したいコンテンツに対応しているかチェック

By: amazon.co.jp

対応するVRコンテンツもPC用VRゴーグル選びでは確認したいポイントです。製品によって対応するVRコンテンツのサービスが異なっており、プレイできるゲームの種類や数も変わります。自分が体験したいVRコンテンツがサポートされているかを事前にチェックしておきましょう。

さまざまなVRゲームをプレイしたいなら「SteamVR」に対応したVRゴーグルがおすすめ。PCゲームのダウンロード販売で有名な「Steam」を展開するValveが提供しており、数多くのVRゲームが遊べます。また、HTCが展開する「VIVEPORT」も人気。数百タイトルのゲーム・アプリ・動画に無制限でアクセス可能です。

重量やフィット感をチェック

By: amazon.co.jp

PC用VRゴーグルでは、重量も使用時の快適性に影響します。VRゴーグルの重量はモデルによって異なっており、約300gのモノから約700gのモノまで大きな開きがあるため注意。高性能なモノほど重量が増す傾向にありますが、頭や肩に負担がかかりやすくなるので、長時間使う場合はできるだけ軽いVRゴーグルを選びましょう。

フィット感もVRゴーグルの快適性を左右するポイント。最近は、ヘッドバンド部分にスピーカーを内蔵することで耳を圧迫することなく装着できるモノもあり、従来より軽快な付け心地が得られます。また、メガネを着用したまま装着できるVRゴーグルも販売されており、普段からメガネを掛けている方におすすめです。

付属品の種類をチェック

By: amazon.co.jp

PC用VRゴーグルを選ぶ際は付属品の種類にも目を向けましょう。特に、VRゲームをプレイするために購入する場合は、専用のコントローラーが付属するモデルがおすすめ。別途用意する必要がなく、購入後すぐにVRゴーグルを使ったVRゲームのプレイが楽しめます。

PCと接続する場合に使用できるケーブルが同梱されたVRゴーグルも便利。ただし、USB Type-C・HDMI・DisplayPortなど採用する端子はモデルによって異なるので、手持ちPCのポートに対応しているかを確認しておきましょう。