頭部に付けることでVRを体験できる「ヘッドマウントディスプレイ」。スマホ・PC・PS5など、接続する機器に応じて適した製品が異なります。画質やリフレッシュレートもそれぞれ違うため、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ヘッドマウントディスプレイのおすすめモデルをご紹介します。選び方のポイントについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

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ヘッドマウントディスプレイ(HMD)とは?

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ヘッドマウントディスプレイとは、ゴーグルのように頭部に装着することで映像を視聴できる機器のことです。自宅で手軽にVRなどのコンテンツを体験できます。ゲームや映画の没入感を高めたい方におすすめです。

ヘッドマウントディスプレイは近年普及が進んでおり、スマホやPCなどのデバイスと接続するモデルなど、さまざまな製品がラインナップされています。

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)のおすすめ|スマホ用

エレコム(ELECOM) スタンダードVRゴーグル VRリモコンセット VRG-M02RBK

エレコム(ELECOM) スタンダードVRゴーグル VRリモコンセット VRG-M02RBK 2021

装着感を重視する方におすすめのヘッドマウントディスプレイです。長さを調整できるアジャスター付きヘッドバンドや、柔らかく通気性に優れたフェイスパッドを搭載しています。また開口部が広いため、幅約142mm以内のメガネをかけた状態でも使用可能です。

また、超ワイド目幅調節機構を備えています。左右の目の幅に合わせて調整できるのが魅力です。ピント調節機構も搭載しているため、焦点距離の調節も行えます。非球面光学レンズを採用しているので、視野角が広い点もメリットです。

スマホのサイズは4.8~7.0インチに対応しています。サイズ切り替えアダプターを搭載しており、開口部を狭くできるため、小型のスマホの映像も快適に視聴可能。スマホを置いて蓋を閉じるだけで使用できるのでセットも簡単です。

さらにVRリモコンが付属しており、VR動画の再生・早送り・音量調整などが行えます。手元で簡単に操作できるモデルがほしい方にもおすすめです。

エレコム(ELECOM) ヘッドホン一体型VRゴーグル VRリモコンセット VRG-XEHR01BK

エレコム(ELECOM) ヘッドホン一体型VRゴーグル VRリモコンセット VRG-XEHR01BK 2021

ヘッドホン一体型のヘッドマウントディスプレイです。3.5mmオーディオミニプラグをスマホに接続することで、音声を出力できます。カールコードを採用しており、コンパクトにまとまりやすいのも便利。また、ヘッドホンは遮音性が高いため、没入感を高めたい方にもおすすめです。

ヘッドバンドとヘッドホンはフィット感を調節できます。イヤーパッドには柔らかいクッション素材を使用しているので、長時間使用しても疲れにくいのがメリットです。ほかにも、目幅調節ダイヤルやピント調節ダイヤルを搭載しています。

幅約142mm以内のメガネをかけた状態で使用できるのもメリットです。さらに、小型のスマホに対応できるサイズ切り替えアダプターを搭載。スマホのサイズは4.8~7.0インチに対応しています。

本体に付いている操作ボタンで映像の再生・一時停止・音量調節が行えるほか、付属のVRリモコンでも操作可能です。

エレコム(ELECOM) スタンダードVRゴーグル VRG-X03BK

エレコム(ELECOM) スタンダードVRゴーグル VRG-X03BK 2023

柔らかく通気性のよいフェイスパッドを採用しているヘッドマウントディスプレイです。夏場でも蒸れにくい製品を求める方におすすめ。さらに、ヘッドバンドにはアジャスターが付いているので、フィット感を調節できます。

開口部が広く、幅約142mm以内のメガネであれば併用できる点もメリット。また、スマホは挿し込むだけで装着できるので、手軽に使用可能です。スマホのサイズは4.7~7.0インチに対応しています。

目幅調整ダイヤルやピント調整ダイヤルを搭載している点も便利です。レンズには視野角が広く歪みが少ない非球面光学レンズを採用しています。

エレコム(ELECOM) ヘッドホン一体型VRゴーグル VRG-EH03BK

エレコム(ELECOM) ヘッドホン一体型VRゴーグル VRG-EH03BK 2022

スマホに専用VRアプリをインストールし本体にセットするだけで、360°全方向の映像が見られるヘッドマウントディスプレイです。高い没入感を求める方におすすめのモデル。頭の動きに合わせて視界が変わるため、コンテンツの世界に入り込んだような感覚が味わえます。

遮音性に優れたヘッドホンを搭載しているのもポイントです。高音質なサウンドを聴きながらさまざまなコンテンツが楽しめます。イヤーパッドにクッション素材が使用されており、長時間でも快適に使える仕様。サイズ切り替えアダプターが付属しているので、4.8〜7.0インチサイズのスマホが取り付けられます。

エレコム(ELECOM) らくちんVRゴーグル VRG-TL01BK

エレコム(ELECOM) らくちんVRゴーグル VRG-TL01BK 2023

大型のひたいパッドを搭載したヘッドマウントディスプレイです。ひたいと後頭部だけで本体をしっかりとホールドできるのが特徴。顔面への圧迫感が少ないおすすめのモデルです。

ひたいパッドとフェイスパッドに通気性に優れたメッシュ素材を採用しているため、蒸れにくく長時間快適に装着できます。また、幅約142mm以内のメガネをかけたままでも使える仕様です。

VR専用設計の非球面光学レンズを採用。歪みが少なく視野角が広いため、さまざまなコンテンツが見やすい映像で楽しめます。さらに、目幅調節機能とピント調節機能も搭載するなど、使い勝手は良好です。ゴーグル部分が片手で跳ね上げられるので、スマホの操作や周囲の確認が容易に行えます。

エイチティーシー(HTC) VIVE Flow 99HASV006-00

エイチティーシー(HTC) VIVE Flow 99HASV006-00 2021

スマホを装着せずBluetoothで接続するタイプのユニークな製品です。メガネのような、軽い付け心地を求める方におすすめのヘッドマウントディスプレイ。本体の重さは189gと非常に軽量です。独自設計の2段階ヒンジを採用しているため、多様な頭部形状にフィットし、安定した状態で使用できます。折りたたんでコンパクトに収納でき、好きな場所へ気軽に持ち運べるのもポイントです。

両目を合わせた解像度は3200×1600と良好。視野角が最大100°と広いうえ、75Hzのリフレッシュレートにも対応しているので、鮮明かつ滑らかに動く映像が楽しめます。

強制冷却システムを備えており、フェイスパッド内部が蒸れにくいのも快適です。スピーカーとノイズキャンセラー付きのマイクを内蔵しているため、スムーズなコミュニケーションが図れます。

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)のおすすめ|PC用

メタ(Meta) Meta Quest 3

メタ(Meta) Meta Quest 3 2023

MRとよばれる複合現実に対応しているヘッドマウントディスプレイです。現実世界とバーチャル世界を融合させた体験ができます。2つのRGBカメラと深度プロジェクターにより、VR外の周囲の環境を見るパススルーがフルカラーで可能。臨場感のあるMRを楽しみたい方におすすめです。

視野角が水平110°、垂直96°と広い点もメリット。片目あたりの解像度が2064×2208と高く、4Kを超える高解像度で映像を楽しめます。リフレッシュレートは最大120Hzに対応しているため、滑らかな映像を描写可能。さらに、3Dオーディオによる没入感を味わえるのもポイントです。

ヘッドストラップをカスタマイズでき、ヘアスタイルや顔の形状に合わせてフィット感を調整できます。また、スタンドアロン型として使用したり、PCの性能を利用してより高度な処理を行ったりできます。

エイチティーシー(HTC) VIVE Cosmos Elite 99HART006-00

エイチティーシー(HTC) VIVE Cosmos Elite 99HART006-00 2020

トラッキング性能を重視する方におすすめのヘッドマウントディスプレイです。付属のベースステーションにより、正確に外部トラッキングを行えると謳っています。

解像度が片目で1440×1700、両目で2880×1700と高い点もメリットです。リフレッシュレートも90Hzと高いため、高画質かつ滑らかな映像を楽しめます。ほかにも、視野角が最大110°と広い点も魅力です。

また、フリップアップ式のデザインを採用しており、本製品を取り外すことなく現実とVR空間を行き来できます。

エイチティーシー(HTC) VIVE Focus 3 99HASY000-00

エイチティーシー(HTC) VIVE Focus 3 99HASY000-00 2021

冷却性能に優れているヘッドマウントディスプレイです。アクティブクーリングメカニズムと熱最適化バッテリーにより、理想的な温度に維持すると謳っています。熱対策を重視する方におすすめです。

解像度は片目で2448×2448、両目で4896×2448と非常に高画質。リフレッシュレートが90Hzと高く、視野角は最大120°と広い点も魅力です。瞳孔間距離は57~72mmの範囲で調整できます。

ハイレゾ出力の3.5mmオーディオジャックを搭載しており、没入感を高めたい方にもおすすめ。また指向性スピーカーを搭載しているため、音漏れを低減できる点もメリットです。

エイチティーシー(HTC) VIVE Pro 2 99HASZ017-00

エイチティーシー(HTC) VIVE Pro 2 99HASZ017-00 2023

両眼4896×2448の5K解像度を備えたハイスペックモデル。Hi-Res認証済みのヘッドホンも搭載するなど、画質・音質ともに高い性能を搭載したおすすめのヘッドマウントディスプレイです。

120Hzの高リフレッシュレートに対応しているため、非常にスムーズに動く映像が確認できます。水平視野角が最大120°と広く、人間の目と同じような感覚で見られるのも使いやすいポイントです。

高精度のSteamVRトラッキング機能を備えているのも特徴。装着した人の動きをmm単位でカバーするので、複数のユーザーが集まる場所でも使用できます。瞳孔間距離が調節できるほか、メガネをかけた状態で使えるのも便利です。

エイチティーシー(HTC) VIVE XR Elite 99HATS004-00

エイチティーシー(HTC) VIVE XR Elite 99HATS004-00 2023

トラッキング性能と空間認識性能に優れたヘッドマウントディスプレイです。4個の広視野角トラッキングカメラと高解像度RGBカラーカメラ、深度センサーを搭載。コントローラーが付属しているほか、6DoFに対応しています。VR空間内を歩く感覚を味わいたい方におすすめです。

解像度は片目で1920×1920、両目で3840×1920と高画質。リフレッシュレートも90Hzと高いため、美しく滑らかな映像を描写できます。視野角が最大110°と広い点もメリットです。

ダイヤルを使って片目ごとに焦点距離を調整できる点や、無段階で瞳孔間距離を調節できる点も魅力。PCとの接続にはケーブルまたはWi-Fiを用います。また、コンパクトな設計なので、収納しやすい製品を求める方にもおすすめです。

エイチティーシー(HTC) VIVE Focus Vision

エイチティーシー(HTC) VIVE Focus Vision 2024

フルボディトラッカー対応のヘッドマウントディスプレイです。より繊細でリアルなVR体験を求める方におすすめのモデル。ジャンプ・パンチ・キックなどのさまざまな動きがリアルに再現できます。ダンス・スポーツ・アクションゲームといった全身を使うコンテンツとの相性は良好です。

ホットスワップ可能なバッテリーにより、VRの世界をより長時間楽しめるのもポイント。予備バッテリーを内蔵しているため、メインバッテリーからスペアバッテリーへ交換する際に電力が途切れません。

ヘッドマウントディスプレイ(HMD)のおすすめ| PS5・PS4用

ソニー(SONY) PlayStation VR2

ソニー(SONY) PlayStation VR2 2023

Type-Cケーブル1本で簡単にセットアップができる、PS5用のヘッドマウントディスプレイです。PS5で思う存分VRの世界を楽しみたい方におすすめ。内蔵カメラで周囲をスキャンでき、部屋の環境に合わせてプレイエリアを調節できるのも特徴です。プレイエリアの端に近づくと注意を促します。

VR非対応のPS5ゲームで使用可能なシネマティックモードを搭載しているのもポイント。自分専用の大画面で幅広い種類のゲームがプレイできます。フルHD解像度と最大120Hzのリフレッシュレートに対応するなど、映像品質も良好です。

GOOVIS GOOVIS Art ヘッドマウントディスプレイt

GOOVIS GOOVIS Art ヘッドマウントディスプレイt 0

約110gと非常に軽量なヘッドマウントディスプレイです。好きな場所で多目的に使えるおすすめのモデル。PS5をはじめ、PC・スマホ・ドローンなど、幅広いデバイスと接続して使用できます。小さく折りたたんでポケットやリュックに収納できるため、持ち運びにも便利です。

マイクロOLEDスクリーンを搭載。解像度は片目あたり1920×1080で、鮮明かつメリハリのある映像が見られます。3つのモードで視野角を調節できるのもポイントです。オフィスワークではフォーカスモード、屋外作業ではマルチタスクモード、横になってゲームや映画鑑賞を楽しむ際はリラックスモードといった具合に使い分けられます。

GOOVIS GOOVIS G3 Max ヘッドマウントディスプレイ

GOOVIS GOOVIS G3 Max ヘッドマウントディスプレイ 2024

デュアルOLEDディスプレイを搭載した製品です。画質を重視する方におすすめのヘッドマウントディスプレイ。20m先に1000インチの仮想画面が映せるため、映画鑑賞やゲームプレイが大きく鮮明な映像で楽しめます。DCI-P3色域を95%カバーしているなど、色の再現性も良好です。

最大120Hzのリフレッシュレートに対応しているのがポイント。応答時間も0.01ms未満と高速なので、レーシングゲームやスポーツなどの動きの速いコンテンツにしっかりと対応できます。Type-CまたはHDMIを搭載した幅広いデバイスで使用可能です。

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ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の選び方

接続する機器に合わせて選ぶ

スマホ用

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スマホ用のヘッドマウントディスプレイは、スマホを装着することで使用できます。スマホに出力された映像の没入感を高めることが可能です。また、後述するPC用やPS5・PS4用と比べて価格が安い傾向にあり、手軽にVRを体験できます。

ただし、VRの品質はスマホに依存するため、性能が制限されやすい点はデメリットです。高品質なVR映像を楽しみたい方は、高性能なスマホとセットで使用しましょう。

PC用

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PC用のヘッドマウントディスプレイは、ケーブルなどでPCと接続できます。PCのスペックを活かして高度な処理を行えるため、高品質なVRコンテンツを体験したい方におすすめです。

ただし、PCのスペックが低いとヘッドマウントディスプレイの性能を活かしきれない点に注意。また、スマホ用と比較して、ヘッドマウントディスプレイ自体の価格が高い傾向にあります。

PS5・PS4用

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PS5やPS4のゲームを楽しみたい方には、PS5・PS4用のヘッドマウントディスプレイがおすすめです。PC用と異なり、ゲーム機を持っていればスペックが不足することがありません。

とくに、ソニーが発売しているPlayStation VRシリーズは、PS5・PS4と親和性が高いのが特徴です。PS VR対応のゲームをプレイしたい方はチェックしてみてください。

画質で選ぶ

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ヘッドマウントディスプレイを選ぶ際は、画質を確認しておくのが大切です。解像度が高いほど没入感や臨場感が増します。なお、解像度は片目ずつ記載されているモデルと、両目を合わせて記載されているモデルがあるため注意しましょう。

なかには、解像度が両目で4Kを超えるモデルもラインナップされています。HDRに対応しているモデルは明暗をきれいに表現でき、映像をリアルに描写できるのがメリットです。

リフレッシュレートをチェック

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画質とあわせて、リフレッシュレートもチェックしておきましょう。リフレッシュレートとは、画面の切り替えを1秒間に何回行えるかを表した数値のことです。

リフレッシュレートが高いほど素早く画面を切り替えられるため、滑らかな映像を描写できます。また、VR映像を見た際に吐き気を引き起こす「VR酔い」を軽減したい方には、高リフレッシュレートのモデルがおすすめです。なかには、120Hzに対応しているヘッドマウントディスプレイもラインナップされています。

メガネでの使用に対応しているかチェック

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普段からメガネをかけている方には、メガネを着用した状態で使用できるヘッドマウントディスプレイがおすすめです。

ただし、メガネのサイズによってはヘッドマウントディスプレイと併用できないことがある点に注意。製品によっては対応できるサイズが記載されているので、使っているメガネの大きさを測っておくのもおすすめです。

プレイしたいゲームに対応するモデルを選ぶ

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ヘッドマウントディスプレイは、製品によってプレイできるゲームが異なります。すでにプレイしたいゲームが決まっている方は、そのゲームに対応しているかチェックしましょう。

なかには、スポーツ・フィットネスアプリに対応しているモデルもラインナップされています。ヘッドマウントディスプレイを使って運動したい方はチェックしてみてください。

ヘッドホンの有無で選ぶ

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ヘッドホンを搭載しているヘッドマウントディスプレイは、映像だけでなく音声も出力できます。臨場感・没入感を高めたい方には、遮音性の高いモデルがおすすめです。また、長時間使用したときに疲れにくいモデルを求める方は、イヤーパッドの素材もあわせてチェックしておきましょう。

ヘッドホンが付いていないモデルでも、外部のヘッドホンを接続できるポートを備えている場合があります。手持ちのヘッドホンが接続できるか確認しておきましょう。