頭に装着するだけで迫力ある映像が楽しめるヘッドマウントディスプレイ。VR元年と言われる2016年からラインナップが急速に増え、選択肢もかなり広がりました。その中でも、スマホを本体にセットして利用する製品が特に人気を集めています。
そこで今回は、スマホユーザーにぜひおすすめしたいヘッドマウントディスプレイをご紹介します。
スマホ向けヘッドマウントディスプレイの選び方
対応スマホで選ぶ

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スマホ向けのヘッドマウントディスプレイは、スマホ非対応のモノよりも多くのアプリで楽しめます。しかし、本体の操作機能などが機種によって限定されることも。AndroidスマホよりiPhoneで制限されるケースが多い傾向にあります。
対応する画面サイズについては、日本国内で主力の4.0~6.0インチの範囲に設定している製品が多くラインナップされていますが、購入する際は自分のスマホが対応しているかよく確認しておきましょう。
本体質量で選ぶ

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本体質量については、100g台から700g程度のモノまで幅広く存在していますが、軽い方が頭にかかる負荷が少ないため、長時間視聴におすすめです。一方で、軽量な製品は構造も簡易なことから、衝撃に弱く破損のリスクも高くなります。
質量で比較する場合、もう1点注意しておきたいのが、スマホの質量加算。ヘッドマウントディスプレイ本体が軽くても、スマホが重ければその恩恵は相殺されてしまいます。スマホとの合計質量で比較するのがおすすめです。
視界調節機能で選ぶ

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人によって視力が異なるため、裸眼視力が悪い方は、瞳孔距離や焦点距離を簡単に調節できる機能があるモノがおすすめです。この調節機能により、メガネがなくても裸眼でくっきりとした映像を楽しめます。
それでも心配な方は、メガネ装着に対応した製品を選ぶのがおすすめ。スマホ向けヘッドマウントディスプレイのラインナップは豊富なので、眼鏡をかけたまま使えるモデルもあります。しかしこちらは、簡易な構造のモノほど非対応である場合が多いです。
価格で選ぶ

価格も、選ぶ上での重要な要素です。特定のスマホ向けに作られた製品は高価ですが、汎用的なモデルは1500~3000円程度で買える製品が大半。この価格帯であっても、ほとんどのモデルがスマホ操作や視界調節機能に対応しています。
「まずは気軽に試してみたい」という方には、1000円前後で買えるモノがおすすめ。価格相応に構造は簡素ですが、十分VR映像を楽しめます。
スマホユーザーにおすすめのヘッドマウントディスプレイ
サムスン(SAMSUNG) Galaxy Gear VR with Controller SM-R32510117JP

サムスンが展開しているスマホ「Galaxy Note8」に対応しているヘッドマウントディスプレイ。ほかにもS8・S7 edge・Note5などにも対応しているため、Galaxyユーザーの方におすすめです。本体には高画質なAMOLEDディスプレイが採用されています。
大型のレンズを搭載しており、101°の広い視野角でVRコンテンツが楽しめるのも魅力。付属のコントローラーを使えば、カーソルの移動や音量調節などをラクに行えます。
EchoAMZ 3D VRゴーグル

重量約300gと軽く、通気性もよいため長時間装着していても疲れにくいヘッドマウントディスプレイ。4.0~6.0インチのiPhoneおよびAndroidスマホに対応しています。
瞳孔間距離と焦点距離をそれぞれ調整できるため、クリアな映像を楽しめるのがポイント。レンズは非球面樹脂タイプのモノを採用しており、色収差と歪みを軽減した臨場感のあるVRコンテンツを体感できるのが特徴です。
VOX PLUS 3DVRゴーグル VOX PLUS Z3

数多くあるヘッドマウントディスプレイの中でも人気の高いモデルです。160×82mm以内のスマホであれば、機種を問わず利用可能。イヤホンケーブルを通す穴が用意されており、有線イヤホンでも迫力のあるサウンドで映像を楽しめます。
本製品は、対応コンテンツを用意し簡単な調整を行うだけで、気軽に3Dの迫力ある映像を楽しめます。価格面でヘッドマウントディスプレイを手軽に導入しやすいことも魅力のひとつ。特に3D映像を手軽に楽しみたいユーザーにおすすめです。
SAMONIC 3D VRゴーグル

ブルーライトカットレンズが採用されており、目の負担を軽減できるヘッドマウントディスプレイ。クッション性の高い素材を使用しているため、目元にかかる物理的な負担を和らげてくれるのも特徴です。
付属のイヤホンで音声を聴くタイプなので、ヘッドホンの圧迫感が苦手な方におすすめ。ピントが調整できるので、近視の方でも裸眼でVRコンテンツを楽しめます。
T-PRO 3DVRゴーグル

海外メーカー製品が多い傾向にあるヘッドマウントディスプレイですが、こちらは国内メーカーの製品。メーカーによる1年保証と30日間返品保証もあるのです。近視対応の焦点距離調節も行え、視力の問題を心配することなく使えます。
頭部への装着には、ズレにくい三軸固定式を採用。ベルトの長さを自分の頭に合わせて調節することで、高いフィット感を味わえます。パッド部分には立体縫製のレザークッションを使い、長時間装着でも痛みを感じにくい設計です。
Linkcool 3Dメガネ Google Cardboard LGC10

ダンボール素材で作られているヘッドマウントディスプレイ。組み立て式なので自分の手で作り上げる楽しさも味わえます。 スマホ装着部分は、マジックテープ固定式を採用しているので、ズレにくいうえ着脱も簡単です。
グーグルが手がけたこともあり、YouTubeやGoogle Earthなどのサービスに公式対応。対応動画であることが前提ですが、YouTubeには専用の視聴メニューまで設けられています。質量が約200gと軽く、長時間利用にもおすすめです。
HOMIDO GRAB VRゴーグル

ポップなカラーリングが特徴のヘッドマウントディスプレイ。ピンク・レッド・ブルー・イエロー・ブラックの5色が用意されており、好みに合わせて選べます。イヤホンやヘッドホンがヘッドマウントディスプレイ本体に付いていないタイプなので、質量が約240gと軽いです。
顔と接する部分はラバー素材が採用されており、汗を吸わないので掃除がしやすく清潔に使用できます。ヘッドバンドなどが装備されておらず、本体を手で持つタイプなので、手軽に楽しめるのが魅力です。
迫力のある映像を気軽に楽しめるヘッドマウントディスプレイ。中でもスマホを装着するタイプは価格も安価で講習しやすいのが魅力です。最近ではVRに対応したゲームや動画が次々とリリースされているので、ヘッドマウントディスプレイがあればVRライフがより楽しくなります。ヘッドマウントディスプレイを持っていない方も、これを機に購入を検討してみてください。