家庭菜園やガーデニングなどで、植物に水や薬剤を散布するのに便利な「噴霧器」。じょうろや霧吹きより、広範囲にまんべんなく噴き付けられる人気グッズです。手動式から電動・エンジンタイプまで多彩なラインナップがあるため、どれを選べばよいか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、噴霧器のおすすめアイテムを種類別にご紹介。選び方のポイントも解説するので、購入の際の参考にしてみてください。
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- 目次
- 噴霧器とは?使い方もご紹介
- 噴霧器のおすすめ|手動タイプ
- 噴霧器のおすすめ|電動タイプ(電池式・充電式)
- 噴霧器のおすすめ|電動タイプ(電源コード式)
- 噴霧器のおすすめ|エンジンタイプ
- 噴霧器の売れ筋ランキングをチェック
- 噴霧器の種類
- 噴霧器の選び方
- 噴霧器のおすすめメーカー
噴霧器とは?使い方もご紹介
噴霧器とは、水や薬剤といった液体を霧状にして散布する機器のことです。一般的なじょうろや霧吹きだと液だれしたりムラが出たりする恐れがありますが、噴霧器を使えば広範囲へ均一に散布できます。
霧状でムラなく散布しやすいため、薬剤の効果を発揮しやすいのがポイント。また、長いノズルを装着すれば、高所や遠いところといった手の届きにくい場所へスムーズに散布できるのもメリットです。
手動式・電動式・エンジン式など、さまざまな種類があるのが特徴。なお、家庭用で活躍する、手持ちサイズの霧吹きスプレーも噴霧器の一種です。
使い方は、タンク内に水や薬剤を入れて、噴霧器の圧力によって散布するのが基本。電動式・エンジン式であれば、レバーなどによって連続散布が可能です。観葉植物や家庭菜園への水やり・消毒から本格的な農作業、洗車まで、さまざまなシーンで活躍します。
噴霧器のおすすめ|手動タイプ
工進(KOSHIN) 蓄圧式噴霧器 ミスターオート HS-401BT
タンク容量4Lの蓄圧式噴霧器です。噴霧時間は約18分で、14~18坪程度の面積に散布できます。満タン時は加圧回数が約15回と、スムーズに蓄圧できるのが特徴です。
噴霧と直射の切り替えが行える、1頭口噴口タイプ。0.38mの1段ノズルと、0.37mの延長パイプが付属しています。また、ホースの長さは2m。家庭菜園から農業用まで、幅広く活躍するのがおすすめポイントです。
本体重量が1.6kgと軽いため、取り扱いやすいのもメリット。汎用性に優れているので、初心者も使いやすいのが魅力です。
工進(KOSHIN) 背負式手動噴霧器 グランドマスター RW-10DX
軽さと姿勢の安定に配慮して設計された、手動タイプの噴霧器です。本体重量は3.3kgで、同クラスの噴霧器のなかでも優れた軽量性を誇ります。
荷重を両肩に分散できる背負式で、身体にかかる負担を軽減。また、背中が触れる部分に柔らかいパッドを配置し、背負ったときの快適性を高めています。
タンクの横揺れを防止する、腰ベルトを搭載しているのも大きな特徴。安定性があるので、傾斜地など足場が悪い場所で作業をする方にもおすすめです。
タンク容量は10L。付属のノズルは、霧状散布用と泡状散布用の2種類です。そのほかにも、1.2mの吐出ホースや、60cmのノズルパイプなど、充実したアイテムが付属しています。
マルハチ産業 蓄圧式噴霧器 ハイパー 4L #4000
容量4Lの軽量コンパクトな蓄圧式噴霧器です。シンプルな操作性により、手軽に使いやすいのがポイント。庭木への除草剤や液肥などの噴霧から、衛生面に配慮したアルコール消毒液の散布まで活躍します。
ノズルは1頭口形状で、先端のノズルを回せば霧の広がりを調節できるのが特徴。ピンポイントにも広範囲にも作業できて便利です。また、レバーをロックすれば、連続噴射が可能。過度な圧力を外部へ自動的に逃がす、安全弁も搭載しています。
ホースの長さは1.25mで、グラスファイバー製のノズルの長さは0.38m。延長パイプが付属しているため、高い場所への散布も行えます。
ノズルパイプの収納ホルダーや、液体の残量がひと目で分かる目盛りを搭載。機能的ながら価格が安いので、コスパ重視の方におすすめです。
高儀(Takagi) 家庭用肩掛蓄圧式噴霧器 GKS-4D
容量4Lの軽量コンパクトな噴霧器です。肩掛けベルトが付いているため、作業や持ち運びがスムーズに行えます。家庭菜園やガーデニングの噴霧作業にぴったりです。
ノズル形式は1頭口のほか、レバーロックを搭載。連続噴霧も可能なので、疲労を軽減しながらスムーズな作業をサポートします。また、安全弁を搭載しているため、安心して使いやすいのもメリットです。
ホースの長さは約1.2m。シンプルで手軽に使える噴霧器を選びたい方におすすめです。
シンセイ 手動式肩掛け噴霧器 5L SSP-5F
肩掛けタイプの手動式噴霧器です。容量5Lでハンドルロック式も採用しているため、持ち運びや取り扱いが簡単。また、必要以上に圧力がかかると、エアーが逃げる自動安全弁装置を搭載しています。
噴霧パターンは、ジェット噴射と拡散噴霧の2種類で調節可能。さらに、ロック機構が付いているため、握らなくても噴霧できて便利です。
フルプラ(FURUPLA) プレッシャー式噴霧器 No.7560
丈夫なステンレス製ノズルを採用した噴霧器です。ノズルは伸縮式で、最長2.1mまで伸ばせます。さらに、2頭口形状で霧の角度が調節できるため、広範囲もスムーズに散布できるのが魅力です。
ホースは5mと長く、高い場所などでも楽に作業しやすいのがメリット。瞬間噴霧や連続噴霧も行えるので、効率よく散布できるのが特徴です。
ハンドルロック式のため、ポンプの脱着や持ち運びが簡単。また、ノズルホルダーやホールフックが付属しており、後片付けもスムーズに行えます。
液が入れやすいジョーゴ型注入口に加えて、必要以上の圧力がかかるとエアーが逃げる自動安全弁装置を搭載。安心して使いやすい設計もおすすめポイントです。
噴霧器のおすすめ|電動タイプ(電池式・充電式)
工進(KOSHIN) 乾電池式噴霧器 消毒名人 DK-10D
容量10Lの乾電池式噴霧器です。単1形アルカリ乾電池6本で、約4時間散布できるのが特徴。散布面積は消毒剤で約30坪、除草剤であれば約60坪に対応できます。
自在2頭口噴口を採用しており、霧状・直射・1頭口へと噴霧状態を変えられるのも魅力。直射だと4mまで届くので、背の高い庭木にも対応できます。
カバー付泡状除草噴口や、泡状除草噴口も付属。用途に合わせて使い分けられるのがメリットです。
ダイヤフラムポンプを使用しているため、薬液が固着しにくいのがポイント。倍率計算せずに簡単に希釈できる、専用計量カップも付いています。軽量で取り扱いやすいので、力に自信がない方にもおすすめです。
マキタ(MAKITA) 充電式噴霧器 MUS078DZ
本格的な噴霧作業を可能にした充電式噴霧器です。防除・除草・消毒など、さまざまな作業に対応できます。タンク容量は7Lと比較的コンパクト。「ダイヤフラム式ポンプ」の採用により、液漏れしにくいのが特徴です。
電源には、直流18Vのリチウムイオンバッテリーを使用します。1充電当たりの連続運転時間は、2頭口ノズルであれば約3時間25分、除草ノズルであれば約3時間55分が目安です。
本体がIP54等級の防塵・防水性を備えているのも魅力のひとつ。屋外で安心して作業ができる噴霧器を探している方におすすめです。ただし、完全に故障しないことを保証する性能ではない点に留意しておきましょう。
マキタ(MAKITA) 充電式噴霧器 MUS200DRG
充電式ながら、最高圧力2.0MPAのハイパワーを実現している噴霧器です。タンク容量20Lの背負い式で、背の高い木や長時間作業に対応可能。農作業にも使える、本格モデルを選びたい方におすすめです。
作業に合わせて、ポンプの圧力を無段階に調節できます。1充電あたりの連続作業時間目安は、2頭口の高圧で約50分、中圧で約1時間20分、低圧の除草モードで約8時間。ランプによってバッテリー残量を確認できるため、安心して使いやすいのがポイントです。
汎用性に優れたワイドノズル2頭口や、作物に掛かりにくくて畑でも作業しやすいカバー付切替除草ノズルを搭載。オプションも充実しているので、用途に合わせながら使用できます。
本体はハーネス形状を採用しており、疲労感を軽減できるのもメリット。加えて、軽量カップやゴミを分離するこし網も付属しており、使い勝手に優れています。
ハイガー産業(HAIGE) 24年改良版 充電式 電動噴霧器 12L HG-KBS12L
3種類のカラーバリエーションを展開する噴霧器。薬剤や用途に応じて、複数台の噴霧器を使い分けたい方におすすめです。
充電式を採用し、1度で最大6時間の連続稼働と、最大220m²に噴霧できる能力があります。コードレスでありながら、長時間かつ広範囲で作業を行えるのが魅力。本体にバッテリー残量が表示されるため、突然作業が中断してしまう心配もありません。
タンク容量は12L。満タンにしても扱いやすいよう、背負式を採用しています。さらに、厚みのある肩ベルトと、胸の前で留める固定ベルトを搭載。使用時の身体への負担を軽減しながら作業でき、疲れにくいのもポイントです。
ハイガー産業(HAIGE) 充電式 電動噴霧器 肩掛け式 4L HG-P1-D1-4L
伸縮式のノズルを搭載した噴霧器です。ノズルの長さを53〜70cmの範囲で調節できるのが特徴。高い場所への噴霧はもちろん、地面など低い場所への噴霧も楽に行えます。
本体のサイズは、幅31×奥行16.5×高さ25.5cmとコンパクト。肩にかけて、バッグのように使えるのが特徴です。タンク容量は4L。表面が半透明のうえ、目盛りが付いているため、残量を簡単に確認できます。
充電式で、2000mAhのリチウムイオン電池を内蔵。USB充電に対応しており、手軽に充電できるのが便利なポイントです。1回の充電あたり最大2時間使用できます。シンプルで使いやすいモデルを探している方におすすめです。
噴霧器のおすすめ|電動タイプ(電源コード式)
工進(KOSHIN) 電気式噴霧器 GT-10V
家庭用100V電源対応のコード式噴霧器です。電池切れを気にすることなく、長時間の作業が可能。また、10mのホースが付いて直径20m範囲で噴霧できるため、庭での使用にぴったりです。
ノズルは、直射と霧状で切り替えられるのもメリット。2頭口仕様ですが1頭口でも噴霧できるので、狭い範囲でもピンポイントで作業できて便利です。
ノズルパイプの長さは、60~201cmで4段階の伸縮が可能。背の高い木などにも対応できます。
容量10Lで、ショルダーベルトが付属。ハイパワーが持続するため、効率よく作業したい方におすすめです。
工進(KOSHIN) 電動噴霧器 MS-252RT25
タンクと一体型の電動噴霧器です。コンパクトでキャリーが付属しているため、手軽に持ち運べます。取っ手は伸縮可能なので、体格に合わせて使いやすいのがメリットです。
20mリールが付いた吐出ホースのほかに、吸入ホースや余水ホースが付属。ノズルパイプの長さは0.54mで、噴霧と直射の切り替えが可能です。4mほどの直射ができるため、背の高い木へもしっかり散布できます。
タンク容量は25Lで、電源コードの長さは5m。庭木の防除など、家まわりの薬剤散布におすすめです。
藤原産業 セフティー3 電気式噴霧器 10L SSA-10
タンク容量10Lの電気式噴霧器です。優れた噴霧圧を有しているため、ミスト状の霧で隅々まで散布できるのが魅力。ムラを抑えながら均一に噴霧するので、効率のよい作業をサポートします。
ノズルは、1頭・2頭の切り替えや長さ調節が可能。噴口キャップを調節すれば、簡単に噴霧と直射を使い分けられます。また、ノズル部は別売りの除草用噴口の取り付けも可能です。
噴霧や噴射のスタート・ストップが手元でできるバルブや、目詰まり防止フィルターを搭載。実用的な設計なので、家庭でも手軽に使用できます。
コードの長さは約2.5mで、重さは約2.6kg。コンパクトながらハイパワーなモデルを探している方におすすめです。
キンボシ(KINBOSHI) 電気式 スタンドタイプ マルチスプレー10L MS-900A
本体を置いたまま使用できる、スタンドタイプの噴霧器です。ホースが届く範囲であれば、グリップ部分のみを持って作業を行えます。
長さは約48〜100cmの範囲で伸縮可能です。姿勢を大きく変えずに、さまざまな高さの場所に噴霧できるのが便利なポイント。木の上など高い場所に噴霧したいときにおすすめです。
タンク容量は約10Lで、ノズルの形状は2頭口を採用。電動タイプの本製品は、100Vのコンセントから電源を確保します。電源コードの長さは2.5mです。
丸山製作所(MARUYAMA) タンクキャリー動噴 GS350MT-20 353201
キャリー付きで持ち運びやすい電源コード式噴霧器。質量21.5kgの重さがありながら、比較的楽に移動できるのが魅力です。
噴霧器本体には「シングルピストンポンプ」を搭載しています。1分当たりの吸水能力は、周波数50Hzであれば2.9L、周波数60Hzであれば3.5L。液剤タンクの容量は30Lです。
長さ20mの噴霧ホースが付属しているのもポイント。本体を移動させることなく、広範囲の作業を行えます。電源の位置が限られている場合や、狭く入り組んだ場所で使用する場合におすすめです。
噴霧器のおすすめ|エンジンタイプ
工進(KOSHIN) エンジン動噴 ガーデンスプレーヤー ES-50T
空冷2サイクルガソリンエンジンを搭載した噴霧器です。タンク容量は50Lで、燃料消費目安は約70分。リコイルスターターグリップをゆっくり引いても始動するので、力に自信がない方でもスムーズにエンジンをかけられます。
シングルピストンポンプを搭載しており、高い圧力で散布できるのが特徴。ノズル調節ネジを左右に回せば、噴霧と直射へ切り替えられます。ホースは50m、ノズルパイプの長さは0.87mあるため、高い場所や広範囲へしっかり散布できて便利です。
調圧ハンドルを回せば除草から高圧まで細かく調節できるので、作業条件に合った圧力の設定が可能。さらに、キャリー付きで、移動も簡単に行えます。扱いやすいエンジンタイプを探している方におすすめです。
工進(KOSHIN) 背負いエンジン動噴 ES-20PDX
ピストン式ポンプを搭載した背負い式のエンジン噴霧器です。容量が20Lで、本体重量が軽量なのもポイント。タンクの横揺れを予防するウエストベルトや肩への負担を軽減する補助バンドなど、背負いやすい設計が魅力です。
10Lの専用軽量カップが付属。倍率計算せずに、簡単に希釈ができて便利です。また、6段階の圧力切り替えが可能。2種類の噴口も付いているため、除草から広範囲の消毒まで幅広い用途で使えます。
ホースの長さは1.5mで、ノズルパイプの長さは0.6m。さまざまな噴口に対応できるので、充実したオプションパーツから使いやすいようにカスタマイズ可能です。
ハイガー産業(HAIGE) 2ストロークエンジン噴霧器 HG-2PS2625
背負い式のエンジン噴霧器です。タンク容量は25Lのほか、2ストロークエンジンを搭載しているのが特徴。オイルレスポンプを採用しているため、軽量で扱いやすいのもメリットです。
腰や背中に当たる部分には、厚みのあるクッションを使用。幅広のショルダーベルトは人間工学にもとづいた設計で、優れたフィット感を得られます。
約7mの高さまで届いて、約140坪まで噴霧が可能。ダイヤル式で、3段階の圧力調節も行えます。さらに、手元で簡単にストレートタイプと霧タイプに切り替えられるため、効率よく作業できるのが魅力です。
付属品が充実しており、価格が安いのも嬉しいポイント。価格を重視して選びたい方におすすめです。
共立(KIORITZ) 背負式動力噴霧機 SHRE20G
「ECOエンジン」を搭載した噴霧器です。国内排出ガス自主規制値をクリアしているうえ、燃焼効率に優れているのが特徴。比較的燃費がよいエンジンタイプの噴霧器を探している方におすすめです。
本体サイズは、長さ34.6×幅42.1×高さ60.1cm。質量は6.8kgと軽量性に優れているのがポイントです。さらに、本体を背負って荷重を分散できるため、身体への負担が軽減され、長時間の作業にも適しています。
ポンプには、圧力調整が簡単な「渦流式ポンプ方式」を採用。薬液タンクの容量は20Lです。ノズルは、2頭口のモノと、除草剤用のカバー付きのモノが付属しています。
共立(KIORITZ) タンクキャリー動噴 TK25P
2輪タイプのキャリーを搭載した噴霧器。ハンドルを持って傾けることで、楽に移動可能です。また、取り回しもしやすいため、ガーデニングなど限られたスペースのなかでも重宝します。
ホースの長さが20mと長いのが便利なポイント。本体を置いたままでも、広範囲に散布できます。また、付属の「鉄砲ノズル」は直進・拡散を切り替えられるので、さまざまな防除に対応可能。薬液タンクの容量は25Lです。
本製品のエンジンには「iスタート」が搭載されているのが特徴。軽い力でリコイルを引くだけで、素早くエンジンを始動できます。比較的扱いやすいことから、初めてエンジンタイプの噴霧器を使用する方にもおすすめです。
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噴霧器の種類
場所を問わずに使える「手動タイプ」
手動タイプの噴霧器は、コンパクトで持ち運びやすいのが特徴。手動なので電気やガソリンといった燃料が必要ないほか、ピンポイントで噴霧しやすいのもメリット。また、リーズナブルな価格のモノが多く、手軽に使えるのが魅力です。
ただし、手動で動かす必要があるため、使い続けると疲労が溜まりやすいのが難点。圧力を加えると一定回数散布できる蓄圧式も、事前にポンプを押し込む必要があります。観葉植物の水やりや家庭菜園への除草剤散布など、狭い範囲へ噴霧したいときに適したタイプです。
電池式・充電式と電源コード式に分かれる「電動タイプ」
電池式・充電式
電池式・充電式は、電力を使って噴霧できるのが魅力です。手元のボタンを押したり、トリガーを引いたりするだけで散布できます。コードレスなので取り回しやすさに優れており、手動式よりも力を必要としないのがメリットです。
短時間で広範囲の作業が可能なため、効率よく作業できるのがポイント。ただし、バッテリー容量に限りがあるので、長時間作業する場合には注意が必要です。
電源コード式
電源コード式は、コンセントに接続して使うタイプです。バッテリー残量を気にせず、長時間作業しやすいのがメリット。さらに、安定したパワーを継続できるため、雑草が多い場合や広範囲を作業したいときにも活躍します。
一方で、作業中にコードが邪魔に感じるケースがあるのがデメリット。また、コードの長さやコンセントの位置によって、行動範囲が限られるのが難点です。延長コードなどを併用すると、より広範囲をカバーできます。
パワフルに散布できる「エンジンタイプ」
エンジンタイプの噴霧器は、パワフルに散布できるのが魅力。噴射力が高いうえ、一度の噴霧で広範囲をまかなえるため効率よく作業できます。面積の広い田畑や背の高い庭木にもしっかり噴霧できるので、農業や広い庭の除草など本格的に使いたい方におすすめです。
ただし、ほかのタイプと比べると価格が高く、燃料を購入するコストもかかります。また、長く愛用するには、定期的なメンテナンスが必要です。重さやサイズがあるので、運搬方法や収納場所を事前にチェックしておきましょう。
噴霧器の選び方
容量で選ぶ
家庭菜園で使うなら5L以下のコンパクトなモデル
家庭菜園やプランターといった狭い範囲に使用する場合は、タンクの容量が5L以下の少量タイプがおすすめ。コンパクトサイズなので、水や薬剤などを入れても重くなりすぎず、取り扱いやすいのがポイントです。
庭の片隅ほどの広さであれば、5L容量あればしっかり噴霧できます。ただし、作業面積が増えると、手間や労力も増すのを留意しておきましょう。
広範囲を噴霧するなら大容量モデル
広範囲を効率よく作業するなら、大容量タイプがおすすめです。容量のバリエーションは幅広いので、作業面積に応じて選びましょう。
クワで耕せる程度の広さであれば、10L前後のモデルが適しています。また、耕運機が必要な広さや本格的な農業で使用する場合は、50L前後の噴霧器がぴったり。補充回数が少なく済み、効率よく作業できるのがポイントです。
運搬方法で選ぶ
肩に掛けたり背負ったりできるタイプをチェック
タンクの容量が大きい噴霧器を選ぶ際は、肩に掛けたり背負えたりすると作業が楽に行えます。手で持つよりも体への負担を軽減できるうえ、腕も動かしやすいのがポイントです。
肩掛けタイプの噴霧器は、ガーデニングや家庭菜園といった狭い範囲を作業するのにぴったり。長時間作業する際は、片方の肩に負担がかかりすぎないよう注意しましょう。
一方で、背負うタイプの噴霧器は両肩で背負えるため、肩掛けタイプより体への負担を軽減できるのがメリット。広範囲や長時間の作業に対応しやすく、両腕を動かしやすいのも魅力です。
大容量の薬剤噴霧をするならキャリー付きをチェック
大容量の噴霧器は、肩に掛けたり背負ったりした場合、体に負担がかかってしまうことも。キャリーが付いたモデルであれば、体への負担を軽減しながら移動がスムーズに行えるのが魅力です。広範囲や長時間の作業でも、効率よく散布できます。
また、薬剤を補充するために移動させたいときや、出し入れの際にも便利。電動タイプやエンジンタイプは重量があるモデルが多い傾向にあるので、キャリーが付属しているか確認するのがおすすめです。
噴霧器のおすすめメーカー
工進(KOSHIN)
「工進」は1948年に創業した、ポンプ・園芸機器・発電機などの製造販売を行っている老舗メーカーです。液体や気体を運ぶのに欠かせないポンプのスペシャリストとして、世界約160の国と地域で事業展開しています。
電池式からエンジンタイプまで、多彩な噴霧器が揃っているのが特徴。オプションパーツが充実しているため、使用シーンに合わせたカスタマイズも行えます。
マキタ(MAKITA)
「マキタ」は、愛知県安城市に本社を構える総合電動工具メーカー。電動工具・園芸用機器・エア工具・家庭用機械・清掃・アウトドアなど、幅広い製品を取り扱っているのが特徴です。
マキタの噴霧器は、充電式ながらエンジンタイプ並みのハイパワーを有するモデルが人気。バッテリーはドリルドライバーなどほかの電動工具と共通で使用できるため、コストを抑えながらさまざまな工具を揃えられて便利です。
家庭菜園や観葉植物などへのお手入れの際、まんべんなく水やりや除草剤散布ができる噴霧器。種類やサイズなどさまざまなアイテムがラインナップされていますが、作業面積などの使用シーンを想定してから選ぶのが大切です。効率よく作業を進めるのに便利なアイテムなので、自分にぴったりな噴霧器を見つけてみてください。