メンズの心をつかむ腕時計は数多くありますが、一生愛用できる腕時計を探すのであれば「自動巻き腕時計」がおすすめです。複雑なパーツ同士が組み合わさったメカニズムは男心をくすぐります。

しかし、その仕組みや特徴を知らなければ、自分にぴったりのモデルなのか判断することは困難。そこで今回は、自動巻き腕時計の仕組みのほか、メリットやデメリットを解説し、おすすめモデルをご紹介します。

自動巻き腕時計とは?

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自動巻き腕時計は機械式腕時計の一種で、着用して腕を動かすことで自動的にゼンマイが巻かれるよう設計されたモノ。定期的にゼンマイを巻く必要がある手巻き腕時計に比べ、着用しているだけで巻き上げが完了するため手間がかかりません。

また、電池を動力とするクォーツ式と違い、電池交換が不要な点もメリット。定期的に着用していれば、大切な場面で急に電池が切れて動かなくなってしまうということもありません。

反対にデメリットは、着用せずにずっと置いておくと止まってしまう点。また、1日に数秒ではありますが誤差が生じる場合もあり、クォーツ式に比べて時間の正確さという点ではやや劣ります。

自動巻き腕時計の選び方

ベルトで選ぶ

ステンレス製ベルト

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金属ベルトと呼ばれるものの多くが、ステンレス素材を使用しています。ベルトの着け心地を左右するのは、コマと呼ばれる金属板の枚数です。ベルトを構成するコマの枚数が多いほど、腕にピタリと沿うフィット感のある着け心地になります。

ステンレス製のベルトは清潔なイメージを与えるので、ビジネスや格式高いフォーマルなシーンに最適です。シンプルなデザインと配色のものはシーンを選ばないため、いつでも着用して外出できる腕時計としておすすめ。

重厚感のある男らしい雰囲気が魅力ですが、重さにより長時間の着用が疲れにつながる点がデメリット。しかし、耐久性が高く長い間使用できることから、メインの腕時計に選びやすい素材です。

革製ベルト

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革製のベルトは、ステンレス製に比べてカジュアルな印象があり、着け心地が柔らかいという特徴があります。無機質で冷たさを感じるステンレス製とは異なり、色合いや光沢が華やかなものが多いのもポイントです。

使い心地という点では、軽量であるため長時間着用した際の疲れが少ないのがメリット。色味や質感のバリエーションが豊かで個性を表現しやすく、ファッションに合わせて使い分ける楽しみ方も可能です。

デメリットは、ステンレス製のベルトに比べてカジュアルになりがちなため、ビジネスシーンでの利用が難しいケースもあること。また、水分に接触しないように扱う必要があり、耐久性はステンレス素材に比べて劣ります。

機能で選ぶ

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自動巻き腕時計には防水や防塵性能を備えたもののほか、カレンダーやクロノグラフを搭載したものなど、さまざまな機能をもつモデルがあります。最近販売されている市販の腕時計は、一定以上の防水性能を備えたモデルがほとんどですが、水濡れによる故障を避けたい場合は耐水圧の数値が高いモデルがおすすめです。

防塵性能はあらゆるシーンで必要な機能ではありませんが、屋外での使用が多い場合は防塵性能が備わっているものがベター。また、カレンダーやクロノグラフといった機能は、スマートフォンで代用できることもあり軽視されがちですが、ビジネスシーンでは状況によってスマートフォンを利用できない場合もあるので腕時計が必要になります。

デザインで選ぶ

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機能面もさることながら、腕時計は手元のおしゃれを楽しむという側面も強いアイテム。特に男性にとっては、気負わずに付けられる数少ないアクセサリーのひとつなので、慎重にデザインを選びましょう。

最初の1本なら、フォーマルやビジネスなどどんなシーンでも使えるデザインの腕時計を選びましょう。具体的には、白の文字盤で華美な装飾のない三針タイプのモノが使いやすく便利です。

また、2本目以降やオフのおしゃれ用腕時計として購入する場合は、遊び心が感じられるデザインのアイテムを選ぶのもおすすめ。例えばスケルトンタイプの腕時計なら、自動巻きならではの部品の動きが楽しめます。

自動巻き腕時計のおすすめモデル

グランドセイコー(GRAND SEIKO) ヘリテージコレクション メカニカルスタンダード 40mm SBGR317

グランドセイコー(GRAND SEIKO) ヘリテージコレクション メカニカルスタンダード 40mm SBGR317

日本製腕時計の最高峰グランドセイコーの自動巻き腕時計です。シルバーステンレスを採用したケースと、バーインデックスを配したブラックの文字盤の組み合わせが端正な印象。5列仕様のシルバーのベルトも上品さを感じさせます。

大きさも日本人が着用しやすい40mmサイズ。ほどよい存在感と、視認性の高さもポイントです。風防には、内面無反射コーティングが施されたデュアルカーブサファイアガラスを採用。セイコーの職人が匠の技で組み上げたムーブメントの動きを楽しめます。

手巻き付の自動巻きムーブメントは、平均日差+5秒~-3秒。秒針停止機能を内蔵しており、最大巻上時は約72時間駆動できます。また、10気圧の日常生活用強化防水に対応しているので、防水性能も良好。ビジネスやフォーマルシーンはもちろん、カジュアルな装いで着用しても、落ち着いた大人らしさを感じさせる自動巻き腕時計です。

セイコー(SEIKO) プレザージュ スターバー 冬景色 SARY105

セイコー(SEIKO) プレザージュ スターバー 冬景色 SARY105

銀座にあるバー「STAR BAR」のオリジナルカクテル「Fuyugeshiki」にインスパイアされた自動巻き腕時計。繊細な型打ち模様の文字盤にはラップ塗装が施され、光を受けてきらめく様は純白の雪を彷彿とさせます。ケースとベルトはシルバーのステンレス製です。

インデックスはカクテルグラスのステムを模したデザインを採用するなど、細部まで入念に考えられています。秒針停止機能およびパワーリザーブ表示機能を搭載。5気圧の日常生活用強化防水に対応しています。ドレッシーな腕時計を探している方に、おすすめのモデルです。

セイコー(SEIKO)プレザージュ 琺瑯ダイヤル プレステージライン SARD007

セイコー(SEIKO)プレザージュ 琺瑯ダイヤル プレステージライン SARD007

薄さわずか0.1mmの琺瑯(ホーロー)を施した、ホワイトの文字盤が美しい機械式時計です。1913年に発売された国産初の腕時計セイコーローレルの伝統を受け継いでいるのがポイント。琺瑯とは、金属にガラス質の釉薬を焼き付けてガラスの輝きを引き出す装飾芸術です。長い年月を経ても、その白の美しさは褪せることはないと言われています。

精度は日差+25秒~-15秒、最大巻上時は約45時間。10気圧の日常生活用強化防水に対応するなど、実用性にも優れています。

3時位置に曜日、6時には日付、そして9時位置にパワーリザーブ表示機能を備えたクロノグラフモデル。3種のメーターが目立ち過ぎることなく、琺瑯ダイヤルに自然と溶け込んでいるところに、セイコーの高いデザイン力を感じる腕時計です。

シチズン(CITIZEN) シチズンコレクション メカニカル NB1041-17A

シチズン(CITIZEN) シチズンコレクション メカニカル NB1041-17A

塗膜研磨加工された美しい文字盤が印象的なシチズンの機械式腕時計です。細めで長いバーインデックスとホワイトの文字盤が上品。ブラックのワニ革ベルトが手首に引き締まった印象を与えます。

また、メカニカルは手巻き機能および秒針停止機能付き。最大巻上時の駆動時間は約42時間で、精度も平均日差+20~-10秒です。10気圧防水に対応しており、軽く水に浸かる程度であれば安心して使用できます。ムーブメントの動きを眺められるシースルーバック仕様なのもポイント。リーズナブルな日本製自動巻き腕時計を探している方におすすめのモデルです。

ロレックス(ROLEX) エクスプローラーII 216570

ロレックス(ROLEX) エクスプローラーII 216570

耐久性や視認性の高さで定評がある、エクスプローラーII。本モデルは、大きめのケース径42mmでロレックスらしい存在感を示しています。シルバーステンレス製のケースと3列仕様のベルト、そしてブラックの文字盤が精悍な印象です。時・分・秒の三針に加えて、24時間針を搭載しており、オレンジカラーがアクセントになっています。

また、ムーブメントにはロレックス独自のパラクロム・ヒゲゼンマイを採用。耐磁性能に優れており、安定した精度を誇ります。防水性は100m対応と充分な性能。長く愛用できる、まさに一生モノの自動巻き腕時計です。

タグ・ホイヤー(TAG HEUER) フォーミュラ1 キャリバー5 WAZ2011.BA0842

タグ・ホイヤー(TAG HEUER) フォーミュラ1 キャリバー5 WAZ2011.BA0842

フォーミュラ1シリーズはタグ・ホイヤーの腕時計のなかでも、スポーティーさを強調した人気のレーシングウォッチです。3連のシルバーステンレスベルトと滑らかにつながる直径約43mmのケースは、F1マシンの流線型ボディを想起させます。

文字盤は柔らかなグレー。大きめの白い6と12のアラビア数字のインデックスと相まって若々しい印象です。ベゼルはキズが付きにくいブラックセラミック。200mの防水性能をもつ、タフで端正な自動巻き腕時計です。

タグ・ホイヤー(TAG HEUER) カレラ ヘリテージ クロノグラフ CAS2110.FC6266

タグ・ホイヤー(TAG HEUER) カレラ ヘリテージ クロノグラフ CAS2110.FC6266

スポーティーとエレガンスを融合させた「カレラ ヘリテージ」シリーズの自動巻きモデル。ケースはシルバーのステンレススチールで、ベルト素材にブラックの本革を採用しています。

ブラックの文字盤には、同心円上に波紋状の緻密なフランケ装飾を施しているのがポイント。軽快なアラビア数字のインデックスとともに、柔らかでリズミカルな印象を与えます。時・分・秒針およびインデックスがポリッシュ仕上げとなったことにより、質感が高まっているのもメリットです。

12時位置は30分積算計、6時位置には12時間計と日付、9時位置にスモールセコンドを配置しています。また、100m防水に対応した、防水性能の高さも魅力。主張し過ぎないクロノグラフモデルを探している方におすすめの腕時計です。

オメガ(OMEGA) SeaMaster Diver300m Co‑Axial Chronograph

オメガ(OMEGA) SeaMaster Diver300m Co‑Axial Chronograph

300mという高い防水性能を備えた、オメガを代表する自動巻き腕時計です。セラミック製の逆回転防止ベゼルや、ねじ込み式リューズといったダイバーズウォッチに欠かせない機構に加えて、ヘリウムエスケープバルブを搭載しているのがポイント。水深の深い場所で時計内に侵入しやすいヘリウムガスを効果的に排出できます。

ムーブメントには、通常より精度が高いことで定評のある、オメガ独自のコーアクシャル機構を採用。クロノグラフ機能は、3時位置に30分積算計、6時位置に日付と12時間積算計、そして9時位置にスモールセコンドダイアルを備えています。

スイスクロノメーター検定協会(COSC)の厳しいテストに合格した、公式認定クロノメーターであることも大きなメリット。精度と信頼性の高い自動巻き腕時計を探している方におすすめのモデルです。

ハミルトン(HAMILTON) ジャズマスター THINLINE AUTO H38525541

ハミルトン(HAMILTON) ジャズマスター THINLINE AUTO H38525541

ハミルトンの定番シリーズ「ジャズマスター」のなかでも、シンプルで使い勝手のよいおすすめモデルです。機械式腕時計は総じてケースが厚めですが、本製品は8.45mmと薄めでスマートな印象。スーツやジャケパンスタイルなど、ビジネスシーンでの装いにも難なくマッチします。

また、自分の好きなカラーにカスタマイズできるのも大きな特徴です。レザーベルトのカラーバリエーションは4種類。ベルトを色違いで揃えておくと、ビジネスとプライベートでの兼用もしやすくおすすめです。

オリエント(ORIENT) ORIENTSTAR RK-HJ0004R

オリエント(ORIENT) ORIENTSTAR RK-HJ0004R

言わずと知れた名作「オリエントスター」の次世代スケルトンとして、2018年に発売されたおすすめモデル。9時位置に配置されたスケルトン部分からは、パワーリザーブ50時間を実現した最新ムーブメント「46系F7-50」が顔を出しています。

文字盤にはほかにも、スモールセコンドとパワーリザーブメーターが配置され、華やかで機能的な作り。残りの駆動時間が一目で分かるため、必要な時に腕時計が止まっているという事態を防げます。クールなカラーリングで、アクセサリーとしても映えるおすすめの1本です。

カルティエ(Cartier) タンク MC W5330003

カルティエ(Cartier) タンク MC W5330003

カルティエのブランドカラーが色濃く感じられる「タンク」シリーズ。なかでも「タンクMC」は、自社製自動巻きムーブメントを備えた人気モデルです。美しいギョーシェ模様とローマ数字のインデックスがエレガントな雰囲気を漂わせます。

また、「シンセティックスピネル」をあしらったリューズも、ジュエリーブランドならではの優雅さを感じさせるポイント。普段の着こなしを格上げするアイテムとして取り入れるのはもちろん、華やかなパーティーシーンにもおすすめの腕時計です。

ティソ(TISSOT) ル・ロックル パワーマティック80

ティソ(TISSOT) ル・ロックル パワーマティック80

1853年に創業したスイスの老舗ブランド「ティソ」。本製品は、創業の地である「ル・ロックル」への敬意と感謝を示すモデルとして製造されました。文字盤中央に施された繊細な装飾は「ギョーシェ彫り」と呼ばれるモノ。美しさに加え、光の反射を少なくして文字盤を見やすくする効果もあります。

また、ムーブメントに「パワーマティック80」を搭載しているのも魅力。ゼンマイがフルで巻き上げられた状態であれば、着用しなくても80時間稼働し続けます。1〜2日置きに時計を付け替える方でも、すぐに使えるため便利です。

ノモス グラスヒュッテ(Nomos Glashütte) タンゴマット TN1E1W2

ノモス グラスヒュッテ(Nomos Glashütte) タンゴマット TN1E1W2

洗練されたシンプルなデザインが魅力のおすすめ腕時計。装飾を抑えているからこそ、全体のバランスのよさが際立ちます。ケースは厚さ8.3mmと、自動巻き腕時計のなかではスリム。上品な装いにもフィットします。

自社製ムーブメントを採用しており、パワーリザーブは約42時間です。また、シェルコードバンを用いた贅沢なレザーベルトも注目すべきポイント。コードバンとは馬の臀部(でんぶ)の革で、数あるレザーのなかでも希少価値の高い素材です。ドイツブランドならではの質実剛健なアイテムを、ぜひチェックしてみてください。

ブランパン(BLANCPAIN) ヴィルレ ムーンフェイズ&コンプリート カレンダー 6654-1127-55B

ブランパン(BLANCPAIN) ヴィルレ ムーンフェイズ&コンプリート カレンダー 6654-1127-55B

世界最古の時計ブランドであることや、機械式腕時計一筋を貫く姿勢から時計愛好家に支持される「ブランパン」。なかでも「ヴィルレ」は、上品かつクラシックなデザインで人気の高いシリーズです。

文字盤でまず目を引くのは、おしゃれなムーンフェイズ。そして、特徴的な形状の針が日付を指し示し、小窓で月と曜日が確認できるトリプルカレンダー機能も搭載しています。一生モノとして使えるハイクラスモデルなので、本格的な高級腕時計が欲しいと思っている方はぜひチェックしてみてください。