炭酸水メーカーがクラウドに繋がったら、別次元のプロダクトになりました。いわゆる「モノのインターネット(Internet of Things)」ってやつです。
今回ご紹介するSodastream Mix、自宅で手軽に炭酸水が作れるSodastreamの最新上位機種なわけですが、炭酸水メーカーの枠を超えようという狙いで開発を始めたところ、これまでの機種とは全く別の種類の製品になったとのこと。従来のSodastreamはあくまで炭酸”水”メーカーであって、水以外に使わないようにとの警告がありました。スパークリングワイン作りに挑戦したら、シュワシュワのお酒ではなくビチャビチャの天井ができたなんて話も。
でもMixは違います。インターネットに繋がってクラウド上のデータベースにアクセスするから、相手が水でもワインでも別の液体でも、二酸化炭素を混ぜる最適な量と、どれくらいの勢いでボトルの中に吹き込めばいいのかを完璧に把握。どんな飲み物にも対応します。
操作はタッチパネル。スワイプやタップでお好みのレシピを選択します。iOSとAndroidのアプリもあるので、スマホでカクテルを選んでMixに送るなんてことも可能です。Sodastream社によれば、レシピのデータベースはユーザーコミュニティーの声を拾い上げながら常に更新していくとのこと。
Mixの発売は来年の予定で、価格は未定。
エスプレッソマシン感覚で部屋に置いたら、手軽に色々な飲み物が楽しめそうですね。
スマホのアプリも便利そうですが、タッチパネルから操作するほうが「こんなものまでネットにつながる時代なのか」という興奮が味わえそうな気がします。