“恋愛小説の名手”と謳われる小説家「村山由佳」。純愛物語から官能文学まで、多彩なテイストの恋愛小説を数多く手掛けてきました。2003年には『星々の舟』で直木賞も受賞した人気作家です。

今回は、そんな村山由佳のおすすめ作品を、人気作品・恋愛作品・エッセイに分けてご紹介。映画化やドラマ化もされた人気作から、SNSで話題を呼んだ名作や新刊までピックアップしました。ぜひ選書の参考にしてみてください。

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直木賞作家「村山由佳」とは?

村山由佳は1964年、東京都生まれの小説家です。立教大学文学部を卒業後、会社員や塾講師などを経て、1993年『天使の卵 エンジェルス・エッグ』で小説すばる新人賞を受賞。小説家としてデビューを果たしました。

恋愛小説を中心にデビュー直後から数多くの作品を手掛け、2003年に家族をテーマにした『星々の舟』で第129回直木賞を受賞。2009年『ダブル・ファンタジー』で、中央公論文芸賞・島清恋愛文学賞・柴田錬三郎賞に輝く快挙を成し遂げます。

2021年には、初の評伝小説『風よ あらしよ』で吉川英治文学賞を受賞するなど、今もなお進化を続ける村山由佳。愛猫家としても知られており、猫と過ごす日々を綴ったエッセイなども評価が高い人気の直木賞作家です。

村山由佳作品の魅力

“恋愛小説の名手”と謳われる村山由佳。1994〜2020年まで刊行を続けていた大人気作「おいしいコーヒーのいれ方シリーズ」をはじめ、多彩な恋愛小説の名作を生み出してきました。

切なく美しい純愛を描いたものから、男女の性愛を濃密に表現した官能文学まで、村山由佳作品ではさまざまなテイストの恋愛小説を楽しめるのがポイント。的確で共感しやすい心情描写と、景色が目に浮かぶような巧みな情景描写が村山由佳作品の魅力です。

一方で、村山由佳は『星々の舟』や『雪のなまえ』のように、家族や周囲との関係性に悩む人々の心に寄り添うような物語も多く手掛けてきました。人間の心の機微を丁寧に捉える作風で、多くの読者の心を惹きつけるおすすめの小説家です。

村山由佳のおすすめ小説|人気作品

風よ あらしよ

集英社 著者:村山由佳

風よ あらしよ

2021年に第55回吉川英治文学賞を受賞した、渾身の村山由佳作品。明治・大正時代に生きた婦人解放運動家・伊藤野枝の鮮烈な生涯を描いた評伝小説です。2022年にテレビドラマ化もされています。

平塚らいてうたちとともに雑誌「青鞜」の編集に携わり、女性解放運動に奔走した伊藤野枝。生涯で3人の男性と結婚し、7人の子どもを授かった情熱の女性です。その短い生涯を、野枝自身と彼女に関わった人々それぞれの視点から、評伝小説として蘇らせました。

伊藤野枝の人物像が客観的に浮かび上がるような巧みな構成で、読み応えがある村山由佳作品。約100年前に生きた女性たちの生き様から、現代に繋がる思想や社会問題について考えさせられるおすすめの長編大作です。

星々の舟

文藝春秋 著者:村山由佳

星々の舟

2003年に第129回直木賞を受賞した、村山由佳の新境地を拓く短編連作小説。愛や幸せ、家族とは何かを巧みに描いた心震える感動作です。

戦前生まれの厳格な父と、家政婦から後妻になった母。先妻の息子も後妻の連れ子も分け隔てなく育てられ、平凡で幸せな家庭を築いていました。しかし、その裏には禁断の恋に悩む兄妹をはじめ、家族それぞれに抱えた傷や葛藤が隠されていたのです。

章ごとに家族1人1人を主人公にしながら、それぞれの人生や家族の複雑な人間模様を多角的に表現しています。重いテーマのなかにも前向きに生きていく希望を感じられる、おすすめの村山由佳作品です。

星屑

幻冬舎 著者:村山由佳

星屑

村山由佳が1970〜80年代の芸能界を舞台に、「スター誕生」を描いた迫真の1作。過酷な芸能界で必死にもがく少女たちと、彼女たちをスターへ押し上げようとする大人たちの思惑が入り乱れる痛快エンターテインメント小説です。

物語の中心は、博多のライブハウスで歌っていた16歳の少女・ミチルと、大手芸能プロダクションの専務の娘・真由。プロダクションでマネージャーをしている樋口桐絵はミチルの才能に惚れ込み、会社に無断で彼女を上京させます。

プロダクションでは真由を次代のスター候補生としてデビューさせることが決まっており、ミチルに芽はないはずでした。しかし、ミチルの情熱と声はやがて周囲を動かしていきます。

正反対な才能を持つ2人の少女が、さまざまな葛藤や挫折を経ながら成長していく様を魅力的に描いているのがポイント。一気読みした読者も多い、おすすめの村山由佳作品です。

風は西から

幻冬舎 著者:村山由佳

風は西から

人間が秘めている「強さ」を描いた、村山由佳の社会派エンターテインメント小説。過労自死をめぐって、大企業と戦う人々の姿に胸が熱くなる感動作です。

大手居酒屋チェーンに就職し、繁盛店の店長として張り切っていたにもかかわらず、突然自ら命を絶ってしまった健介。恋人の千秋は悲しみに暮れながらも、彼の死が「労災」ではないかと大企業相手に闘いを挑みます。しかし、企業側は証拠隠滅を図ろうとし…。

現代社会のリアルを切り取り、共感する読者も多い本作品。ブラック企業で働く健介の心情や周囲の人々の苦悩が痛切に描かれており、胸に迫ります。社会派な村山由佳作品を読んでみたい方におすすめの1作です。

放蕩記

集英社 著者:村山由佳

放蕩記

母親との関係に悩む娘の立場から、親に対する愛憎と家族の歴史を痛切に描いた1作。村山由佳自身の母親との関係性が反映されているという半自伝的小説です。

主人公は、38歳の小説家・夏帆。自由奔放に生きながらも、厳しい母に対して“愛したいのに愛せない”という葛藤や反発、恐怖を抱えながら生きてきました。離婚の末、改めて母娘関係と向き合う夏帆に、母を赦せる日はくるのでしょうか。

過去の回想と現在が交差しながら、親との関係性がもたらす子への影響や同性の親との確執などを濃密に表現した村山由佳作品。母親をはじめ、家族との関係を冷静に見つめ直すきっかけを与えてくれる、おすすめの家族小説です。

すべての雲は銀の… 上

講談社 著者:村山由佳

すべての雲は銀の... 上

壊れた心に優しく降り積もるような、村山由佳が贈る愛と再生の物語。心変わりした恋人が自分の兄を選び、誰も愛せなくなった大学生・祐介が主人公です。

大学生活を捨てて、信州・菅平にやってきた祐介。宿で働くなかで彼が出会うのは、明るさの奥にさまざまな傷を隠し持った人々でした。

田舎の空気を感じられるような美しい情景描写や、人情味あふれるあたたかな人物描写に癒される村山由佳作品。丁寧に描かれる登場人物それぞれのエピソードを通して、多様な価値観に触れられます。爽やかな読み心地でおすすめの人気作です。

雪のなまえ

徳間書店 著者:村山由佳

雪のなまえ

生きづらさを感じる人々へ贈る、村山由佳の心あたたまる感動作。小学生を主人公に、新たな土地で自分の居場所を模索する姿を描いた成長小説です。

いじめによって登校できなくなった小学5年生の雪乃は、田舎暮らしを夢見て会社を辞めた父とともに長野で新生活を始めます。胸に苦しさを抱えていても、思いを吐き出せない雪乃。しかし、長野の大自然や同級生・大輝との出会いが、雪乃の心を変えていきます。

辛い環境から離れて自分らしく生きることを後押しする一方、移住生活の厳しさや現実も描いた、絶妙なバランスが本作品の魅力。さまざまな世代が楽しめる、おすすめの村山由佳作品です。

村山由佳のおすすめ小説|恋愛作品

おいしいコーヒーのいれ方 1 キスまでの距離

集英社 著者:村山由佳

おいしいコーヒーのいれ方 1 キスまでの距離

村山由佳の大ヒット作「おいしいコーヒーのいれ方シリーズ」の第1作目。26年間にわたって刊行され、シリーズ累計550万部を突破するベストセラーシリーズです。「少年ジャンプ+」でWeb漫画として配信連載もされていました。

高校3年生になる春、父の転勤によっていとこ姉弟と同居することになった和泉勝利は、高校の新任美術教師で5歳年上の花村かれんと再会します。同じ屋根の下で暮らすうちに勝利は彼女の秘密を知り、1人の女性として意識し始めるのでした。

高校生と年上のいとこのピュアな恋愛模様を描いた大人気作。2人の出会いから、もどかしい恋が進展していく様を、シリーズを通してじっくりと楽しめます。甘酸っぱい恋愛小説を読みたい方におすすめの村山由佳作品です。

天使の卵 エンジェルス・エッグ

集英社 著者:村山由佳

天使の卵 エンジェルス・エッグ

第6回小説すばる新人賞を受賞した、村山由佳のデビュー作であり代表作。切ない純愛小説として、長年読み継がれる名作です。2006年に映画化もされたほか、漫画化もされました。

19歳の予備校生の「僕」は、電車の中で偶然出逢った8歳年上の精神科医に一目惚れします。高校時代の恋人・夏姫に後ろめたい気持ちを抱えながらも、気持ちを止めることはできず…。

さまざまな人々の運命が絡み合いながら純愛を貫く男女の恋模様を、繊細な心情描写とともに描いた1作。村山由佳の原点として手に取りたい、おすすめの恋愛小説です。

ダブル・ファンタジー 上

文藝春秋 著者:村山由佳

ダブル・ファンタジー 上

2009年に島清恋愛文学賞・柴田錬三郎賞・中央公論文芸賞の3冠を達成した、恋愛小説の傑作。さまざまな抑圧から解き放たれた女性が、己の生と性を追求していく様を描いた村山由佳の野心的挑戦作です。2017年に配信ドラマ化されています。

主人公は35歳の脚本家・高遠奈津。才能に恵まれながらも、家庭では夫からの支配的な態度に萎縮する日々を送っていました。しかしある日、敬愛する演出家との情事をきっかけに家を飛び出すことを決意します。やがて奈津は、自らの女としての人生に目覚め…。

大胆な描写で女性の性愛を真正面から描いた、衝撃の官能ラブロマンス小説である本作品。自由恋愛を通して自身の内面の問題と向き合っていく奈津の姿から、“大人の成長小説”とも評されるおすすめの1作です。村山由佳の転換点をぜひ目撃してみてください。

はつ恋

ポプラ社 著者:村山由佳

はつ恋

村山由佳の作家デビュー25周年記念作品。40代女性の最後の恋を描いた、愛おしくあたたかな恋愛小説です。

海沿いの日本家屋に愛猫と暮らす小説家・ハナは、二度の離婚を経て、人生の後半をひとりで生きようとしていました。そんな折に、幼少期を姉弟のように過ごした幼馴染・トキヲと巡り会います。

歳を重ねるなかで喪失も挫折も味わった大人の2人が、心と体を寄せ合いながら、かけがえのない時を積み重ねていく物語です。

大人同士の飾らない恋愛を描き、“恋愛文学の至芸”とも評される村山由佳の名作。四季折々の情景描写とともに、何気ない日常を過ごす2人の穏やかな空気感に引き込まれます。人を愛することの素晴らしさを思い出させてくれるおすすめの恋愛小説です。

花酔ひ

文藝春秋 著者:村山由佳

花酔ひ

村山由佳が性愛と官能を突き詰めた意欲作。京都と浅草を舞台に、アブノーマルな世界に溺れていく二組の夫婦の姿を描いた衝撃の官能文学です。

家業とは別にアンティーク着物の商売を始めた、浅草の呉服屋の一人娘・結城麻子。麻子と夫・誠司は着物をきっかけに、京都で葬儀社を営む桐谷夫婦と運命的に縁が交わります。交差する二組の夫婦の共犯関係は、次第に緊張を帯びていき…。

背徳的な関係によって奥底に秘めていた性的幻想があらわになっていく様が、情感たっぷりに描かれている1作。夫婦のあり方や愛と欲望について考えさせられます。耽美な世界観の恋愛小説を読みたい方におすすめの村山由佳作品です。

BAD KIDS

集英社 著者:村山由佳

BAD KIDS

愛に悩み、性に戸惑いながら生きる等身大な18歳の姿を描いた、不朽の青春小説。村山由佳の初期の名作です。

20歳年上の写真家に振り回され、苦悩する写真部の部長・都は、新たな被写体としてラグビー部の同級生・隆之を選びます。同性のチームメイトに密かな恋心を抱き、葛藤していた隆之。互いの傷ついた心をいたわり合う2人は、それぞれに決断の時を迎え…。

人を愛することに苦しみながら、同志のように寄り添う都と隆之の関係性が魅力的な本作品。大人になる過程の瑞々しさや未熟さがリアルに表現されています。もどかしくて切ない恋愛小説や青春小説が好きな方に、おすすめの村山由佳作品です。

ありふれた愛じゃない

文藝春秋 著者:村山由佳

ありふれた愛じゃない

正反対な2人の男性の間で揺れる女性の迷いと決断が胸を打つ、情熱の恋愛小説。恋愛や仕事に悩む切実なテーマを、タヒチの開放的な島を舞台に描いた村上由佳の人気作です。

主人公は、銀座の老舗真珠店でチーフマネージャーを務める32歳の藤沢真奈。同性上司に敵視されつつも仕事は充実しており、6歳年下の誠実な恋人・大野貴史と半同棲状態にあります。

しかし、結婚も目前にした真奈が出張先のタヒチで再会したのは、かつて熱烈に愛していた元恋人・朝倉竜介でした。貴史への罪悪感に心を悩ませながら、竜介の官能性に真奈の心はざわめきます。

自分の手で運命を切り拓いていく女性の強さやタヒチの情景の美しさに魅了される、ドラマチックな恋愛小説。村山由佳の筆致を存分に堪能できるおすすめの1作です。

ミルク・アンド・ハニー

文藝春秋 著者:村山由佳

ミルク・アンド・ハニー

文学賞3冠に輝いた『ダブル・ファンタジー』の続編に当たる長編小説。40歳になった脚本家・高遠奈津の女性としての生き様を、より深い孤独と愛憎とともに描き出しました。

夫との暮らしを捨て、さまざまな恋と性愛を経た奈津は、7つ年下のパートナー・大林一也と暮らしています。満たされたかのように思えた一也との恋愛にも、寂しさと虚しさを覚える奈津。元恋人たちとも逢瀬を重ねながら、彼女はどこへ辿り着くのでしょうか。

「週刊文春」での連載中から話題を集めた鮮烈な恋愛小説。より性の深みを探求していく奈津の姿に、非日常感を味わえます。村山由佳の濃密なラブロマンスが好きな方におすすめの1作です。

嘘 Love Lies

新潮社 著者:村山由佳

嘘 Love Lies

村山由佳が新境地を切り拓いた長編ノワール小説。生涯拭えない過ちとトラウマを抱えながら生きる男女4人の20年間の軌跡を、愛と暴力を織り交ぜながらダークに描きました。

幼い頃に養父を亡くし、母親の愛人から日常的に暴力を受けていた刀根秀俊は、14歳のときにかけがえのない友人ができました。美月・陽菜乃・亮介と4人で過ごす心穏やかな時間。しかし、その日々はある悲惨な事件によって一変してしまうのです。

それから20年が経ち、暴力から抜け出せない秀俊と彼を心配する美月。そして、陽菜乃と亮介もまた、秘密と後悔を抱えていました。

4人の数奇な運命と究極の純愛を、緊迫感あふれる筆致で綴った1作。ハラハラとさせられるサスペンス小説が好きな方にもおすすめの村山由佳作品です。

青のフェルマータ

集英社 著者:村山由佳

青のフェルマータ

声を失った少女がイルカとチェロとの出会いに癒され、前を向く姿を描いたおすすめの村上由佳作品。心に傷を持った人々が織りなす、イノセントで美しい愛の物語です。

両親の不和と離婚のストレスから言葉を失った里緒は、治療に効果的だというイルカとの触れ合いを求めて、オーストラリアの島を訪れます。研究所のイルカの世話を手伝いながら、さまざまな人と出会うなかで、傷ついた少女の心は少しずつ開かれていくのです。

それぞれに暗い影を持つ登場人物たちのひりつくような心の痛みが感じられ、重厚感のある村山由佳作品。美しい海やチェロの音色などに彩られた、神秘的な情景描写も見どころの恋愛小説です。

村山由佳作品のおすすめ|エッセイ作品

猫がいなけりゃ息もできない

集英社 著者:村山由佳

猫がいなけりゃ息もできない

村山由佳の盟友もある三毛猫・もみじとの、最期の1年をリアルタイムで綴った奇跡のエッセイ。連載時から、Twitter上で共感と感動の嵐を巻き起こしました。

度重なる転機と転居の末に、軽井沢に終の住まいを構えた村山由佳。ともに暮らす5匹の猫のなかでも特別なのが、苦楽を共にしてきたもみじでした。病に冒されたもみじを看取るまでの日々を、慈しむように綴った感動の名作です。

巧みな心情描写によって、村山由佳の猫への深い愛情が感じられる物語のようなエッセイ。涙が止まらなかったという読者も多いおすすめの1作です。

もみじの言いぶん

ホーム社 著者:村山由佳

もみじの言いぶん

『猫がいなけりゃ息もできない』に続いて大反響を呼んだフォトエッセイ。17歳でこの世を去った愛猫・もみじ視点のつぶやきを、村山由佳自身が撮影した愛らしい写真に添えて贈るオールカラー作品です。

軽妙な関西弁で綴られるもみじの「言い分」が、心に沁みるようなあたたかな1作。大切な存在を失ったその後をどのように生きるか、喪失感に苦しむ方へヒントを与えてくれます。猫を飼ったことがない方もユーモラスな筆致で楽しめる、おすすめのエッセイです。

命とられるわけじゃない

集英社 著者:村山由佳

命とられるわけじゃない

もみじを看取ってから1年後、50代半ばの村山由佳の実体験から、喪失と再生を描いた猫エッセイです。村山由佳が父、愛猫に続き、母を亡くした平成最後の春。母の葬儀で1匹の猫に出会い、猫たちとともに少しずつ前を向く愛おしい日々を綴りました。

親との関係に悩む人や老いゆく心身に向き合う人などに向けて、人生を楽に生きる名言がちりばめられているのがポイント。あとがきに代えて猫視点のメッセージも収録されています。読みごたえがあるおすすめのエッセイです。

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