日本を代表する小説家の1人「伊坂幸太郎」。同氏の作品はテンポ感のよいストーリーや見事な伏線回収の物語が多く、初心者にも読みやすいベストセラー作品が多数刊行されています。

そこで今回は、伊坂幸太郎氏のおすすめ小説をランキング形式でご紹介。名作のなかから独自に厳選したので、伊坂幸太郎作品を読んでみたい方はぜひ参考にしてみてください。

人気作家 伊坂幸太郎とは?

伊坂幸太郎氏は1971年千葉県松戸市生まれ、宮城県仙台市在住の小説家。ミリオンセラーを突破した連作やメディア化作品も多く、日本を代表するベストセラー作家の1人です。

1995年に東北大学法学部を卒業したのち、システムエンジニアをしながら小説を執筆。2000年に『オーデュボンの祈り』で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビューしました。

また、『アヒルと鴨のコインロッカー』では吉川英治文学新人賞、『死神の精度』では日本推理作家協会賞、『ゴールデンスランバー』では山本周五郎賞など数々の賞を受賞した作家です。

伊坂幸太郎作品は何度も直木賞候補にノミネートされています。しかし、受賞することによって周囲が騒がしくなり執筆に影響が出ることを著者自身が憂慮し、辞退したことも過去に話題となりました。

伊坂幸太郎作品の特徴や魅力

伊坂幸太郎作品は、ミステリーをはじめとして、エンターテインメント性に優れたさまざまなジャンルの作品が刊行されています。伊坂幸太郎氏自身が住んでいる仙台を舞台にした作品が多いのも特徴です。

テンポ感のよいストーリー展開や、個性的な登場人物、物語のなかで出てくる名言、随所に張り巡らされた伏線を回収していく物語構成の美しさなど、さまざまな魅力があります。

ほかにも、作中に別作品の登場人物が出てきたり、作品同士で話がリンクしていたりと、伊坂幸太郎作品を読み込むことでより一層楽しめる要素が詰まっているのもポイントです。

伊坂幸太郎のおすすめ小説ランキング

第1位 グラスホッパー

KADOKAWA 著者:伊坂幸太郎

伊坂幸太郎氏史上、最大の問題作にして最強傑作といわれる小説です。伊坂幸太郎氏屈指の人気シリーズである「殺し屋シリーズ」の第1作品目。映画化もされ、本作品単体で140万部、シリーズは累計285万部を突破しています。

元教師で妻の復讐をもくろんでいた鈴木は、妻を殺した男が車にひかれる瞬間を目撃。「押し屋」という殺し屋の仕業らしいと知った鈴木は、彼の後を追跡します。

一方で、自殺専門の殺し屋・鯨と、ナイフを使う若者・蝉もそれぞれの思惑で、「押し屋」を追跡。鈴木が鯨や蝉を巻き込み、彼の復讐劇は予測不能な未来へ突き進むのです…。

ハードボイルドなタッチで描かれており、張り巡らされた伏線がきれいに回収されるなどの魅力があります。伊坂幸太郎氏の「最強のエンターテインメント」ともいわれる名作に触れたい方におすすめです。

第2位 アヒルと鴨のコインロッカー

東京創元社 著者:伊坂幸太郎

吉川英治文学新人賞を受賞した、伊坂幸太郎氏のミステリー小説です。このミステリーがすごい!第2位や、本屋大賞第3位など、さまざまな賞にランクイン。映画化や舞台化などもされた人気作品です。

大学入学で仙台に引っ越してきた主人公・椎名は、隣の部屋に住む悪魔めいた印象の長身の青年・河崎に出会います。初対面というのに突然彼から“一緒に本屋を襲わないか?”と持ち掛けられる椎名。おかしい話に乗る気はなかった彼ですが、決行の夜、モデルガンを手に本屋の裏口に立ってしまっていたのです…。

本作品には、個性的な登場人物たちが右往左往するおもしろさがあります。また、ほかの伊坂幸太郎作品とはひと味違う切ないラストが見どころ。伊坂幸太郎作品の最高傑作と賞賛する方も多い1冊で、ミステリー初心者にもおすすめの作品です。

第3位 ゴールデンスランバー

新潮社 著者:伊坂幸太郎

山本周五郎賞と本屋大賞をダブル受賞した、伊坂幸太郎氏の名作小説。スリルにあふれたエンターテインメント作品です。日韓でそれぞれ映画化されたほか、舞台化もされました。

物語は新首相が仙台での凱旋パレード中に、衆人が取り巻くなか爆殺されるところから始まります。その後、新首相を暗殺した犯人として報道されたのは、なんと主人公である青柳雅春。首相暗殺という濡れ衣を着せられた彼は必死に逃走します。果たして青柳は逃げ切れるのでしょうか。

本作品では、印象深い会話やさまざまな伏線などを存分に楽しめます。大逃亡劇をテーマにした作品に触れたい方におすすめです。

第4位 AX アックス

KADOKAWA 著者:伊坂幸太郎

全5編の連作集から成る伊坂幸太郎作品で、「殺し屋シリーズ」の第3作品目。『グラスホッパー』や『マリアビートル』の関連作品ですが、続編ではないので本作品単体でも楽しめます。2020年の文庫に関する年間ランキングで4冠を達成。55万部を突破したベストセラー作品です。

主人公・兜は、家では妻に頭が上がらない超一流の殺し屋。この仕事をしていることは家族に秘密にしていました。兜は1人息子・克巳が生まれたころから殺し屋を辞めたいと思っていましたが、引退するために必要な金を貯めるため、仕方なく仕事を続けています。

そんなある日、爆弾職人を軽々と始末した彼は、意外な人物から襲撃を受けるのです…。淋しさがありながらも、あたたかみのある物語が特徴。家族想いの主人公の姿に共涙する方も多い、おすすめの作品です。

第5位 重力ピエロ

新潮社 著者:伊坂幸太郎

読書界を圧倒した、記念碑的名作といわれる新感覚青春ミステリー小説。このミステリーがすごい!第3位を受賞しました。直木賞候補にも挙がり、2009年には映画化。ミリオンセラーも達成した人気作品です。

兄・泉水と2つ下の弟・春、そして優しい父と美しい母の家族には、過去に辛い出来事がありました。その記憶を抱えたまま、兄弟が大人になったころに事件が起こります。連続放火の現場に残されていたのは謎のグラフィティアート。偶然事件に巻き込まれた兄弟と父が暗号の解読に乗り出しますが…。

オーソドックスな内容ながらも、古さを感じさせないのがポイント。家族愛を感じられるおすすめの伊坂幸太郎作品です。

第6位 砂漠

実業之日本社 著者:伊坂幸太郎

青春小説の新たな名作ともいわれる伊坂幸太郎氏の長編小説。5人の大学生たちが織りなす、爽快感のある作品です。

仙台市の大学に進学した主人公・北村は4人の学生と知り合います。麻雀や合コン、通り魔との遭遇などさまざまな出来事を経験し、絆を強め、5人それぞれが成長していく物語です。社会という砂漠に出る前の、一瞬で過ぎ去っていく青春の日々が描かれています。

熱く真っ直ぐな西嶋、美人の東堂、軽薄な鳥井、不思議な力を使える南など魅力的なキャラクターたちもポイント。2度とない青春時代の光と痛みを味わいたい方におすすめの作品です。

第7位 アイネクライネナハトムジーク

幻冬舎 著者:伊坂幸太郎

恋愛がテーマの全6編から成る連作小説集です。伊坂幸太郎氏がファンを公言しているシンガーソングライター・斉藤和義氏との交流や友情から生まれた作品。映画化・マンガ化もされ、累計発行部数は54万部を突破したベストセラーです。

妻に愛想を尽かされたサラリーマン、声しか知らない相手に恋をする美容師、元いじめっ子と再会したOLなど、情けなさがありつつも愛しい登場人物たちが駆け引きをしかける物語。彼らが紡ぎだす、さまざまなサプライズが見どころです。

本作品では登場人物たちの恋愛模様が軽妙かつ穏やかに描かれています。また、きれいに伏線が回収されていくので、初心者でも読みやすい1冊。伊坂幸太郎氏としては珍しいといわれる恋愛小説に触れたい方におすすめです。

第8位 死神の精度

文藝春秋 著者:伊坂幸太郎

日本推理作家協会賞の短編部門を受賞した、伊坂幸太郎氏のミリオンセラー作品です。6編の構成で、6人の人生がさまざまなスタイルで描かれた短編集。映画化や舞台化などもされました。

本作品は、7日間の調査で生死の可否を判断する死神・千葉の物語。「可」と判断した場合、対象は8日目に死亡し、「見送り」の場合は天寿を全うするというものです。対象とされたのは、苦情調査をする藤木一恵や、中年のヤクザである藤田など6人の男女。果たして、6人の運命はどうなるのでしょうか。

千葉のキャラクターが魅力的で、切ない場面だけでなく、笑える場面もあります。ミステリーや恋愛などさまざまな要素を楽しめるおすすめの小説です。

第9位 オーデュボンの祈り

新潮社 著者:伊坂幸太郎

新潮ミステリー俱楽部賞を受賞した、伊坂幸太郎氏のデビュー作です。ミステリーの新時代を告げる、前代未聞の怪作ともいわれる1冊。ラジオドラマ化・マンガ化・舞台化された作品です。

主人公は、コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤。気が付くと彼は、妙な人間ばかりが住む見知らぬ島「荻島」にいました。島では、人語を操り未来が見えるカカシが崇められていたのです。

次の日、カカシはバラバラにされ、頭を持ち去られて殺されます。未来が見えるはずのカカシは自分の死をなぜ阻止できなかったのでしょうか。

イメージ喚起力に優れており、不思議で独特な世界観ながら没入感が得やすい1冊。伊坂幸太郎氏の原点である作品に触れたい方におすすめです。

第10位 魔王

講談社 著者:伊坂幸太郎

新たな小説の可能性を追求したといわれる、伊坂幸太郎氏によるエンターテインメント小説。超能力と兄弟の物語で、マンガ化もされました。

主な登場人物は、会社員・安藤と弟・潤也。安藤は自分が念じると、その言葉を相手が必ず口に出すことに気が付きます。超能力を携えて、安藤はある1人の男に近づいていくのです…。

本作品には、5年後の潤也の姿を描いた『呼吸』も収録されています。「考える」ことの大切さについて考えさせられる1冊。忍び寄る不穏な空気と、清々しさも感じられるおすすめの伊坂幸太郎作品です。

第11位 逆ソクラテス

集英社 著者:伊坂幸太郎

伊坂幸太郎作品史上、最高の読後感が得られるという短編集。柴田錬三郎賞を受賞し、本屋大賞4位を獲得しました。

本作品には不公正・偏見・いじめなど、簡単ではない逆境に立ち向かう小学生たちの話が5編収録されています。非日常的な出来事に巻き込まれ、アンハッピーな展開を乗り越えて逆転していく物語です。

著者自身が“読者や自分自身の先入観をひっくり返したい”と思って執筆した1冊。中学生ごろから大人までおすすめの伊坂幸太郎作品です。

第12位 ラッシュライフ

新潮社 著者:伊坂幸太郎

ミステリーを読む快感や醍醐味を味わえる伊坂幸太郎作品。2009年には東京芸術大学の学生達によって映画化されました。さまざまな伊坂幸太郎作品に登場し、人気のあるキャラクター・黒澤が初めて出てくる小説です。

登場人物は、新たなカモを物色する泥棒、父が自殺し神に憧れる青年、不倫相手との再婚を企む女性カウンセラー、職も家族も失い野良犬を拾った男。4人の物語が並走します。幕間にはバラバラの死体が登場。その後、さまざまな人々の人生が交錯し、その先には意外な未来が待っているのです…。

先の読めない展開で、巧妙なだまし絵のように不思議な物語。“一気読みまちがいなしの傑作”ともいわれるおすすめの小説です。

第13位 チルドレン

講談社 著者:伊坂幸太郎

“短編小説のふりをした長編小説の名作”といわれる連作短編集。愉快で心あたたまる物語が詰まった伊坂幸太郎作品です。本屋大賞に入賞し、ドラマ化・映画化・舞台化されました。

本作品は、口が達者でマイペースな家裁調査員・陣内を中心に起こる不思議な事件を描いた物語。彼は独自の正義感を持っており、いつも周囲を巻き込んでいきます。何気ない日常に起こった5つの物語が1つになるとき、予想もしない奇跡が起こるのです…。

陣内の魅力的なキャラクターに惹きこまれる方も多い1冊。普段あまり本を読まない方や、伊坂幸太郎作品の初心者にもおすすめの名作です。

第14位 陽気なギャングが地球を回す

祥伝社 著者:伊坂幸太郎

最強の強盗4人組が大奮闘する長編サスペンス「陽気なギャングシリーズ」の第1作品目。映画化・マンガ化もされ、シリーズ累計は230万部を突破した人気作品です。

嘘を見抜く名人のリーダー・成瀬、演説の達人・響野、天才のスリ・久遠、正確な体内時計を持つ女・雪子は、それぞれの能力を活かし確実に銀行強盗を成功させてきた4人組です。

しかし、横浜の銀行を襲撃し、4,000万円をせしめて逃走している最中、同じく逃走中の現金輸送車襲撃犯に4,000万円を奪われてしまいます。そして、奪還に動き出す4人ですが…。

スピーディーに進む物語や、愉快・爽快・痛快なアクションなども魅力。“平成最強の超エンターテインメント”ともいわれ、楽しく読みやすいおすすめの伊坂幸太郎作品です。

第15位 ホワイトラビット

新潮社 著者:伊坂幸太郎

伊坂幸太郎氏が楽しさを追求したという、書き下ろしの籠城ミステリー小説。このミステリーがすごい!で2位にランクインしました。

仙台の住宅街で人質立てこもり事件が発生。SITが出動しますが、逃亡できない状況下で犯人から予想外の要求がさく裂します。

さまざまな人物の視点で物語が描かれ、読者のみが本作品で扱われる「白兎事件」の全貌を知ることが可能。本作品は「伊坂マジックの最先端」ともいわれます。伊坂幸太郎作品の初心者から上級者までおすすめです。

第16位 火星に住むつもりかい?

光文社 著者:伊坂幸太郎

伊坂ワールドの醍醐味が詰め込まれているという、ディストピア小説の傑作。ディストピアのなかに、ユーモアとアイロニーがほとばしる作品です。

物語の舞台は、平和警察の管理下に置かれ、安全地区に指定された仙台。住人同士の監視・密告により危険人物とされた者は、衆人環視のなかギロチンで処刑されてしまいます。不条理な世界で人々を救うのは、全身黒ずくめで謎の武器を操る「正義の味方」。勇気とユーモアを持った彼は、平和警察の前に立ちはだかります。

人間の正義や偽善などについて考えさせられる1冊。予想外の展開に驚く読者も多い、おすすめの伊坂幸太郎作品です。

第17位 クジラアタマの王様

NHK出版 著者:伊坂幸太郎

ファンタジーと見せかけて、現実的な正統派エンターテインメント小説。物語の合間にマンガを使った表現も交えており、伊坂幸太郎作品のなかでも一風変わった作風のノンストップ活劇です。

昼間は平凡な会社員で、夜になるとロールプレイングゲームの勇者という発想を起点に作られた物語。主人公で製菓会社勤務の広報部員・岸は1本のクレーム電話を受けます。クレームの事後対応をすればよいはずでしたが、訪ねてきた男の存在により、日常は思わぬ方向へ加速していくのです…。

巧みに張り巡らされた仕掛けや、きれいな伏線回収による爽快感を味わえるのが魅力。新感覚の伊坂幸太郎作品に触れたい方におすすめです。

第18位 マリアビートル

KADOKAWA 著者:伊坂幸太郎

『グラスホッパー』から続く「殺し屋シリーズ」の第2作品目で、大学読書人大賞受賞作。伊坂幸太郎氏自身が、“新幹線のなかでのエンターテインメントをやりつくした気持ち”とつづっています。舞台化されたほか、ハリウッドで映画化され、2022年公開予定です。

本作品は、殺し屋たちを乗せた東北新幹線内を舞台にした2時間30分の物語。酒浸りの生活を送る元殺し屋・木村は、幼い息子に重症を負わせた狡猾な中学生・王子に復讐するために東北新幹線のはやてに乗り込みます。

彼らのほかにも、腕利きの2人組の殺し屋である蜜柑と檸檬、ツキのない殺し屋・七尾がそれぞれの思惑のもとに同じ新幹線に乗り込んでいたのです…。

個性的なキャラクターの殺し屋たちが、東北新幹線の中でドタバタ劇を繰り広げます。疾走感があり読み進めやすい、おすすめの伊坂幸太郎作品です。

第19位 フィッシュストーリー

新潮社 著者:伊坂幸太郎

爽快感あふれる、4編の中編から成る作品集です。伊坂幸太郎作品で人気のキャラクター・黒澤が活躍する『サクリファイス』『ポテチ』なども収録。表題作は舞台化、『ポテチ』は映画化・舞台化されました。

表題作は売れないロックバンドの物語。最後のレコーディングで彼らが叫んだ声は時空を超えて未来に届き、世界を救います。胸がすくようなヒューマンストーリーです。

本作品はほかの伊坂幸太郎作品とリンクする箇所もあり、読み込んでいる方はより一層楽しめます。一方で、初心者でも読みやすいのもポイント。ハートフルな物語に感動する方も多い、おすすめの伊坂幸太郎作品です。

第20位 PK

講談社 著者:伊坂幸太郎

表題作と『超人』『密使』3編の中編が繋がる、こだわりとたくらみに満ちた伊坂幸太郎作品。さまざまな年代や出来事が描かれ、それぞれが登場人物によって繋がるのが特徴です。

ワールドカップの大一番でPKを決めたり、落下する子供を間一髪で男が抱きとめたりと、登場人物によるさまざまな決断が未来を変えて連鎖し、3つの世界を変動させる物語です。3つの世界を繋ぐものとは何なのでしょうか。読み解いていくと、ある世界が浮かび上がってきます。

1つの物語がやがて大きな物語へと繋がっていくのがポイント。不思議で読みごたえのある、おすすめの1冊です。

第21位 モダンタイムス

講談社 著者:伊坂幸太郎

伊坂幸太郎史上最長の長編小説。大きなシステムに覆われた社会で、幸せをつかむためにはという問いかけや愉しさがある、エンターテインメント作品です。同氏の中編小説『魔王』の世界観を引き継いでいます。

主人公は、恐妻家のシステムエンジニア・渡辺拓海。彼はある出会い系サイトの仕様変更の仕事を請け負いますが、プログラムに不明点が多く、発注元すら分かりません。そんななか、プロジェクトメンバーに次々と不幸が襲います。そして、彼らは全員ある複数のキーワードを同時に検索していたのです…。

ある3つのキーワードから、世界を揺るがす驚きの展開がある点が見どころ。読みごたえのある、長編の伊坂幸太郎作品を求める方におすすめです。

第22位 オー!ファーザー

新潮社 著者:伊坂幸太郎

おもしろさ400%ともいわれる、伊坂幸太郎氏の長編小説です。2014年には映画化もされたベストセラー作品。さまざまな伏線が張り巡らされており、「伊坂マジック」を楽しめるのが特徴です。

高校生の由紀夫と、ギャンブル好き・女好き・博学卓識・スポーツ万能という4人の父親の物語。個性的な4人の父親に囲まれ、由紀夫はさまざまな事件に遭遇します。

殺人が起きるなどサスペンス要素がありながらも、ユーモアにあふれているため、ワクワクしながら読み進める方も多い1冊。家族小説や、おもしろい伊坂幸太郎作品を読みたい方におすすめです。

第23位 バイバイ、ブラックバード

双葉社 著者:伊坂幸太郎

太宰治の未完小説『グッド・バイ』から、伊坂幸太郎氏が想像を膨らませてつづった小説。ドラマ化されたほか、リーディングシネマも講演されました。

主人公・星野一彦は、多額の借金を清算するため、2週間後に地獄よりもひどい場所に行く「あのバス」に乗らなければなりません。彼は5股をかけていた恋人たちそれぞれに別れを告げるべく、5人を訪ねていきます。

そして、一彦が逃げないよう見張りについたのは、繭美という粗暴で巨躯の女でした。2人の不思議な数週間を描いた物語。不思議な作風や世界観など、伊坂ワールドを堪能できるおすすめの1冊です。

第24位 仙台ぐらし

集英社 著者:伊坂幸太郎

心配性である伊坂幸太郎氏自身の、仙台での暮らしについてつづられたエッセイ。2005~2015年までに書き溜められたもので、著者による傑作小説が生まれていく様子を垣間見ることが可能です。短編小説『ブラックモビール』も収録されています。

タクシー運転手が嘆く不景気の元凶について、喫茶店で執筆しているとやたらと話しかけてくるおじさんについてなど、著者の身のまわりで起きた「ちょっとおかしな出来事」がつづられています。伊坂幸太郎氏の人となりを知りたい方におすすめの作品です。

第25位 フーガはユーガ

実業之日本社 著者:伊坂幸太郎

現実離れした、兄弟の物語を描いた長編小説。伊坂幸太郎作品史上もっとも切なく、あたたかいともいわれる作品です。本屋大賞にもノミネートされました。

常盤優我が仙台市内のファミレスで1人の男に、双子の弟・風我のことを語りだすところから物語はスタート。風我のことのほか、幸せではなかった子供時代や、2人の誕生日だけに起こる不思議な現象「アレ」のことについて語ります。

双子の特別な能力を武器に、邪悪な存在に立ち向かう「闘いと再生」を描いた1冊。不思議で切ない伊坂幸太郎作品に触れたい方におすすめです。

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