微細な粉塵を吸い込める集塵機。一般的な掃除機では対応できない細かいチリを吸引できるのが魅力です。なかには水分を吸引できる乾湿両用モデルもあり、さまざまな用途で活躍します。しかし、掃除機とは異なるので、どのように選んだらよいのか迷う方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、集塵機のおすすめモデルをご紹介。併せて選び方も解説します。気になる方はチェックしてみてください。

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集塵機とは?掃除機との違いもチェック

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集塵機とは、工場や建設現場などで発生する粉塵を吸引するためのアイテムです。解体作業や切削作業、はつり作業などで空気中に飛散した微細な粉塵に対応できます。掃除機より圧力は低いものの風量が多く、舞い上がった粉塵を吸い込みやすいのが特徴です。

掃除機は床の大きなホコリやゴミを取り除くのが目的。おもに屋内での掃除で使われます。強力な吸引力で大きなゴミを吸い取るのに適している反面、空気中に飛散した微細な粉塵の吸い込みには向いていません。

また、集塵機のほうが掃除機よりも集塵容量が大きいのもポイント。一般的な家庭用掃除機が0.5~1.5Lほどなのに対して、集塵機は20L以上の大容量モデルもあり、広い範囲の粉塵をたっぷりと溜められます。

集塵機の選び方

どんな種類があるかチェック

乾式専用タイプ

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粉塵の吸い込みに特化しているのが乾式専用タイプです。粉塵のみに対応しており、液体を吸い込むと故障の原因になるので注意が必要。石膏ボードやコンクリート、製粉などを吸引するのに適しています。

なお、粗いチリや材料の切れ端など大きなものを吸い込むと、フィルターが破損する恐れがあります。吸い込む対象物をしっかり把握して、適切なモデルを選択することが重要です。

乾湿両用タイプ

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乾湿両用タイプは粉塵対応の乾式と水分を吸引できる湿式、両方の機能を備えています。乾式専用モデルでは対応できない液体が混じったゴミを掃除したいときに便利です。

ただし、使用する際に乾式と湿式でフィルターを付け替える必要があります。間違ったフィルターを取り付けてゴミを吸ってしまうと故障の原因になるので注意しましょう。

強力なモデルがほしいなら吸込仕事率やヘッド部分をチェック

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強力な吸引力を求めているなら、集塵機の吸込仕事率を確認してみてください。粉塵を収集できるパワーのことを吸込仕事率と呼び、W(ワット)で表示されます。数値が大きいほどしっかりと吸い取れるのがポイントです。

しかし、吸込仕事率はあくまで目安。装着するヘッドの種類や機能性によっても集塵能力が異なる点に留意しておきましょう。ヘッドを取り外して付け替えられるノズルの種類もチェック。使用する場所に適したノズルが付属していると、効率よく吸引できます。

集塵容量をチェック

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集塵機の集塵容量とは、集められる粉塵の量のことです。集塵容量が大きいほど多くの粉塵を収集可能。集塵容量が小さいとタンクがすぐに満杯になり、何度もゴミ捨てする必要があるなど手間が増えてしまいます。

なお、集塵容量が大きいモデルは本体が大きくなる傾向があるのがデメリットです。狭い場所に溜まった粉塵を処理する場合は動かしにくい可能性があるので、使用する場所の状況を考慮しながら選びましょう。

ゴミを溜める方法をチェック。ビニール袋対応なら手入れしやすくコスパ良好

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集塵機はモデルによってゴミを溜める方法が異なります。掃除機と同様にパックに粉塵を溜めるタイプは、満杯になったらそのまま捨てて新しいパックに交換するだけと簡単。パックを使用せず、本体にそのまま溜めるタイプもあります。

なかには、一般的なビニール袋やポリ袋に対応しているモデルも。手軽に使いやすく、パックの購入費用を抑えられるコスパのよさがメリットです。

静音性をチェック

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集塵機の運転音が気になる環境なら、静音性のチェックが欠かせません。集塵機は基本的に運転音が大きめです。運転音はdB(デシベル)の数値で確認でき、数値が大きいほどうるさいことを意味します。

運転音が大きいモデルを屋外で使用すると、近隣に迷惑がかかる場合があるため注意が必要。運転音が80dBを超えるモノは音が大きく、周囲に配慮しながら使いたい状況には不向きです。集塵機のなかには、運転音が60dB以下のモデルもあるので、静音性を重視する方は検討してみてください。

電動工具を接続できるかチェック

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電動工具を接続できる集塵機も販売されています。丸のこやグラインダーなどの電動工具を使用する際に、舞い上がる粉塵を同時に処理できるのがメリットです。集塵機と電動工具の連動方式には、大きく分けてコンセント式と無線式の2種類があります。

コンセント式は電動工具側の運転をスタートすると、集塵機が検知して粉塵の収集をはじめるタイプ。直接接続するため、途中で連動が止まることなく作業できます。

無線式は、集塵機と電動工具をBluetooth接続によって連動させるタイプです。場所を選ばず連動でき便利なものの、集塵機と電動工具の両方がBluetoothに対応している必要があります。

キャスター付きなど使いやすさをチェック

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集塵機を選ぶ際は、使いやすさもチェックしておきましょう。キャスター付きモデルなら、移動しながら粉塵の収集が可能。大型モデルでもスムーズに動かしつつ作業できます。しかし、キャスターの大きさや機能性によっては狭い場所で取り回しにくく、段差を乗り越えられない場合もあり注意が必要です。

なかには、リュックのように背負って作業できるタイプや、ショルダータイプもラインナップ。狭い場所での自由度が高く、扱いやすいのがメリットです。

集塵機のおすすめメーカー

マキタ(MAKITA)

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マキタはさまざまな電動工具を手掛けている大手総合電動工具メーカーです。高性能なバッテリーを搭載したコードレス製品を多く展開していることでも知られています。集塵機においてもキャニスタータイプやコンパクトで背負えるタイプなど、豊富なラインナップが魅力です。

電動工具を接続できるモデルや、付属のノズルを取り付けてブロワー作業できる便利なモデルを販売しています。

ハイコーキ(HiKOKI)

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ハイコーキは多種多様な電動工具を展開している電動工具ブランド。リチウムイオン電池を採用した製品が多く、集塵機においてもコードレスタイプを製造・販売しています。とくに、キャスターを搭載しているコードレス式キャニスタータイプを豊富にラインナップ。広い現場でスムーズに移動しながら粉塵を収集できます。

ショルダータイプや、Bluetooth連動対応タイプなど、使い勝手に優れているモデルを揃えているのも特徴です。

ボッシュ(BOSCH)

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ボッシュは自動車用パーツや電動工具などを取り扱っているメーカーです。集塵機は、乾湿両用モデルをラインナップ。汎用性に優れています。

一般家庭用のポリ袋をタンクに使用できるモノや、ブロアーとして1台2役で使えるモノなどを展開しており、メンテナンス性や機能性にも優れているのが特徴です。

集塵機のおすすめ

マキタ(MAKITA) 充電式ドライクリーナ VC005GZ

マキタ(MAKITA) 充電式ドライクリーナ VC005GZ 2022

乾式専用の集塵機です。充電式のコードレスタイプながら、従来比約3倍の吸引力を実現。モーター部の冷却効率を高めるハイパワーブラシレスモーターを搭載し、高い吸引力が持続するおすすめモデルです。

最小運転音46dBの優れた静音性もポイント。屋内など音が響きやすい環境で重宝します。40Vmaxバッテリーを2本並列でセットできるのも便利。フル充電すれば最長約3時間40分の使用が可能です。防塵・防水保護等級IP54で、粉塵や雨が気になる場所でも活躍します。

ボールベアリング内蔵の大型後輪キャスターを備えており、広い範囲をスムーズに移動しやすいのも特徴。首元が可動して狭い場所の掃除で役立つ薄型切替ノズルや、長さを調節できる伸縮パイプなど、使い勝手のよい機能が充実しています。

マキタ(MAKITA) 充電式集じん機 VC865DZ

マキタ(MAKITA) 充電式集じん機 VC865DZ 2020

高性能ブラシレスモーターを搭載している集塵機。サポートリングの形状を見直して、モーターから伝わる振動を低減させています。最大吸込仕事率105Wで、粉塵をパワフルに吸い込むおすすめモデルです。

排気口を風窓形状にし、風速を下げて風切り音を減らしているのも特徴。運転音51dBの低騒音を実現しており、運転音が気になる環境でも安心して使えます。

ローラー付きの安定走行構造により、移動時に本体が後方へ転倒するリスクを低減。520~870mmの間で伸縮するパイプと切替ノズルの組み合わせで、さまざまな場所の掃除に役立ちます。

マキタ(MAKITA) ハイブリッド集じん機 VC860DZ

マキタ(MAKITA) ハイブリッド集じん機 VC860DZ

水分を含んだゴミも吸い込める乾湿両用の集塵機です。コードレスで使える充電式ながら、AC100Vにも対応しているハイブリッドタイプ。屋内や屋外、車内の清掃など、多様なシチュエーションで活躍します。

大型スイッチを搭載し、すばやく電源をオン・オフできる快適な操作性もおすすめポイント。主電源も採用しており、誤動作による不意の起動を防ぎます。ストッパーを備えたキャスター付きで、スムーズな移動をサポート。さまざまな電動工具や電化製品と互換性がある18Vバッテリーを使用している点にも注目です。

マキタ(MAKITA) 充電式背負集じん機 VC009GZ

マキタ(MAKITA) 充電式背負集じん機 VC009GZ

背負式の集塵機です。充電式バッテリーを搭載したコードレスタイプで、優れた機動力を発揮。通常の集塵機が使えない狭い現場や入り組んだ足場などの清掃で、取り回しやすいモデルを求めている方におすすめです。

手元スイッチを有しており、操作は簡単。風量は3モードで切り替えられるほか、前回オフ時のモードで起動するメモリ機能を備えています。別売りのワイヤレスユニットを用意すれば、充電式工具と無線連動する機能も使用可能です。

マキタ(MAKITA) 充電式背負クリーナ VC008GZ

マキタ(MAKITA) 充電式背負クリーナ VC008GZ

重量4.3kgの背負式集塵機。ハイパワーブラシレスモーターと高性能フィルターの組み合わせにより、微細な粉塵を効率的にキャッチするおすすめモデルです。最大吸込仕事率195Wのパワフルな吸引力ながら、運転音60dBの高い静音性を実現しています。

風量は手元のスイッチ操作で4つのモードから選択可能。バッテリー残量を手元で確認でき便利です。暗い場所での作業をサポートするLEDライトや、長さを520~870mmで調節できる伸縮パイプなど、使い勝手に優れています。

マキタ(MAKITA) 充電式小型集じん機 VC340D

マキタ(MAKITA) 充電式小型集じん機 VC340D 2013

集塵容量3Lのコンパクトな充電式集塵機です。軽量小型設計のコードレス式で、電源の確保が難しい狭い場所などでも活躍するおすすめモデル。肩掛けもできるため、取り回しやすさを重視したい方に適しています。

工具を接続できるのもメリット。付属のノズルを取り付ければ、ブロワー作業にも対応します。強と標準の2つのスピードを切り替えるだけのシンプルな操作性で、集塵機に慣れていない方でも安心です。

ハイコーキ(HiKOKI) マルチボルト コードレス集じん機 RP3615DB

ハイコーキ(HiKOKI) マルチボルト コードレス集じん機 RP3615DB 2023

ボディサイズを抑えながらも、従来モデル比約2倍の15Lタンクを搭載している集塵機。ゴミ捨て回数を減らせて、作業の効率化に役立つおすすめモデルです。タンク内部の凹凸を減らしたストレート構造を採用しているため、スムーズにゴミ捨てできます。

粉塵用フィルターとプレフィルターにより、吸引力が持続するのもポイント。Bluetooth接続対応で、連動可能な電動工具と簡単にペアリングでき便利です。本製品は充電式ですが、AC100V電源にも対応しており、作業環境に合わせて使い分けできます。

ハイコーキ(HiKOKI) コードレス集じん機 RP18DA

ハイコーキ(HiKOKI) コードレス集じん機 RP18DA

ショルダーベルトを使用して肩掛けで作業できる集塵機です。蓄電池を搭載した状態でも重さ4.9kgの軽量コンパクト設計で、狭い場所の掃除で活躍。乾湿両用タイプで、液体や水分が混じったホコリなどもしっかりと吸い込みます。

高性能なHEPAフィルターを採用しているのもおすすめポイント。微細な粉塵をキャッチできるほか、排気がきれいな点にも注目です。セルフクリーンボタンを押すと、フィルター表面のゴミを落として吸引力の回復ができます。

ハイコーキ(HiKOKI) マルチボルト コードレス小形集じん機 R3640DA

ハイコーキ(HiKOKI) マルチボルト コードレス小形集じん機 R3640DA 2022

ダストバッグを備えた集塵機です。集塵容量は18Lで、たっぷりと粉塵を溜められます。質量3kgの軽量モデルながら、80Wの吸込仕事率を実現。充電式のコードレスタイプでわずらわしいコードもなく、取り回しやすいモデルを探している方におすすめです。

Bluetooth接続により、対応の電動工具と無線連動できるのもメリット。独立したスイッチとLED表示を採用したパネルスイッチで操作性も優れています。集塵ファンと冷却ファンを分離した構造で、モーターへの粉塵の侵入を防ぐ安全性の高さもポイントです。

ボッシュ(BOSCH) 集じん機 乾湿両用 GAS10

ボッシュ(BOSCH) 集じん機 乾湿両用 GAS10 2014

一般ゴミ10L、液体8Lの集塵容量を備えた乾湿両用集塵機です。ブロワーとしても活躍する1台2役タイプなので、汎用性に優れたモデルを探している方に適しています。

クリック&クリーンシステムにより、作業の精度とスピードが優れているのが特徴。さらに、長寿命化も実現しています。長く使い続けられるおすすめの1台です。

京セラ(KYOCERA) 集じん機 AVC1150ST

京セラ(KYOCERA) 集じん機 AVC1150ST 2022

ステンレス製タンクを採用している集塵機。乾湿両用で汚泥やヘドロ、液体などを吸い取るのに適しています。乾燥13L・液体10Lの集塵容量で、ゴミ捨てや手入れの手間を減らせるおすすめモデルです。乾式用のカートリッジフィルターと、湿式用のスポンジフィルターが付属しています。

10mの電源コードを備え、コンセントから距離のある場所でも活躍。本体にはオン・オフの操作がしやすい大型スイッチを搭載しています。ダブルファンにより、パワフルながら静音性に優れているのも魅力です。場所に合わせて取り替えられるスキマノズルとロングノズルが付いています。

京セラ(KYOCERA) 集じん機 AVC080WPD

京セラ(KYOCERA) 集じん機 AVC080WPD 2023

スイッチのオン・オフ操作でチリを落とせる集塵機です。ダンパースポンジが収縮・復元する力を利用して、フィルター表面に付着した粉塵を落とすのがポイント。フィルターの目詰まりを抑え、パワフルな吸引力を持続させます。

乾湿両用でさまざまなゴミの吸引に活躍。電動工具用連動コンセントを搭載しており、粉塵を吸引しながら作業したい場面で役立ちます。4輪キャスター採用で移動もスムーズ。市販のポリ袋の取り付けに対応しているのもメリットです。

パオック(PAOCK) ステンレスタンクバキュームクリーナー 乾湿両用 20L NVC-20PA

パオック(PAOCK) ステンレスタンクバキュームクリーナー 乾湿両用 20L NVC-20PA 2013

液体や水分を含んだゴミを吸引できる乾湿両用の集塵機。ブロワー機能も搭載しており、さまざまな場所の掃除で活躍します。さびにくいステンレス製タンクを採用し、衛生的に使えるのもおすすめポイント。店舗などの清掃用としても適しています。

排水口を設けているのもメリット。集塵容量は14Lでたっぷりゴミを溜められ、ゴミ捨てやメンテナンスの回数を減らせる点にも注目です。また、微細な粉塵をキャッチする効果が期待できる微粒子フィルターを備えています。

ワキタ(WAKITA) MEIHO 乾湿両用集塵機 MVC201

ワキタ(WAKITA) MEIHO 乾湿両用集塵機 MVC201 2018

集塵容量20Lの集塵機です。ステンレス製ダストボックスを採用しており、サビに強く衛生的に使えます。

ブロワー機能により、ゴミを吹き飛ばす用途でも活躍。10mの電源コードを備え、コンセントの位置から離れている場所を掃除する際に重宝します。温度サーモが付属し、モーターが高温になると自動停止する安全性の高さも魅力です。

ケルヒャー(KARCHER) 業務用乾湿両用クリーナー NT301TACT

ケルヒャー(KARCHER) 業務用乾湿両用クリーナー NT301TACT 2019

ボディに強化プラスチックを採用している集塵機。バンパーとメタルキャスターを搭載しており、頑丈に仕上がっています。耐久性の高さを重視したい方におすすめです。

乾湿両用で、粉塵から液体までさまざまなゴミを吸引可能。フィルターに付着したチリを自動で落とす機能を備え、目詰まりを抑えて吸引力低下を防ぎます。帯電防止仕様により、静電気が発生しやすい粉塵除去作業を安全におこなえるのも魅力です。

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