食べたいときに解凍して気軽に楽しめるのが魅力の「冷凍枝豆」。よく見かける緑色の品種を使ったモノだけでなく、黒色や茶色の品種もあります。産地や解凍方法も商品ごとに違いがあり、さまざまな商品を食べ比べてみるのもおすすめです。
今回は、冷凍枝豆に使われる枝豆の種類・産地・解凍方法を解説し、おすすめの商品をご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
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冷凍枝豆の選び方
豆の種類をチェック
青豆
青豆は国内で最も生産され、流通している枝豆の種類です。味にクセがなく、食べやすいのが魅力。一般的にひとつのサヤに2から3粒の豆が収まっています。鮮やかな緑色のサヤが特徴です。
国内の主要な生産場所は関東地方ですが、全国的に栽培されている枝豆です。旬の時期・うぶ毛の色・粒の大きさなどの違いで多様な品種が展開。冷凍枝豆にも品種を限定した商品もあります。
黒豆
黒豆は関西地方で多く栽培されている枝豆です。黒豆というと、一般的には正月用の煮豆などに使用されているイメージが強い種類ですが、黒大豆が熟して黒豆になる前に収穫することで枝豆としても楽しまれています。
大粒で深い甘みとコクを持った濃厚な味わいが特徴。生産量が少なく、見かける機会は少ないですが、冷凍枝豆なら場所や時期を問わず購入可能です。ブランド化されたモノには「丹波篠山の黒豆」などがあります。
茶豆
主に東北地方や新潟県で栽培されている枝豆の種類が茶豆です。一見すると一般的な青豆のように見えますが、中の実が茶色の薄皮を被っています。茶豆はほとんどが2粒入りで、3粒以上のモノは少ないのも特徴です。
風味が強く甘さも濃厚で、スイートコーンのような味わいとも表現される個性的な枝豆。収穫の時期が8月上旬から9月中旬に限られますが、冷凍枝豆なら年中楽しめます。茶豆のブランドとしては、山形の「だだちゃ豆」や新潟の「黒埼茶豆」が有名です。
解凍方法をチェック
冷凍枝豆を購入する際は、商品の解凍方法にもチェックしてみてください。常温・冷蔵庫で解凍する方法やレンジ・トースターを使う方法、水に漬ける方法、ボイルするなど、商品によって推奨されている解凍方法はさまざまです。
各商品の解凍方法はパッケージや公式サイトなどに記載されていることが多いので、参考にして選んでみてください。
手軽なむき枝豆が便利
冷凍枝豆はさやが付いたまま冷凍したモノだけでなく、さやをむいて豆だけで販売されているむき枝豆があります。収穫した枝豆を茹でてからそのまま冷凍しているのが、さや付きのタイプ。一方で、むき枝豆は下茹でや味付けなどの調理後に、さやをむいて冷凍しているのが特徴です。
むき枝豆はサラダ・枝豆ご飯・卵料理など料理の具材として使う際、解凍してすぐ使えるのが魅力。味付けも強い塩味ではなく、ほんのりやさしい塩味を付けている冷凍枝豆もあります。むき枝豆は便利な調理用として、さや付きの枝豆はおつまみとしてなど、使いたい状況やニーズに応じて選び分けるのがおすすめです。
産地をチェック
冷凍枝豆に使われている枝豆の生産地は国内から海外までさまざまです。品種によっても違いがあるので、気になる方は産地もチェックしてみてください。
主な生産地は、国内であれば北海道・山形・兵庫などが代表的です。海外産の場合は、中国・台湾・タイなどのモノを多く展開。最近では青豆以外に、茶豆や黒豆といった高級枝豆が海外で栽培されるケースも増えています。
冷凍枝豆のおすすめメーカー
ニチレイフーズ
ニチレイフーズは、ニチレイグループの加工食品事業を担うメーカー。枝豆をはじめとする冷凍野菜は、品質を厳格に管理し、3段階の残留農薬検査をクリアした原料を使っています。原料の栽培から加工までの全工程を追跡できる「トレースバックシステム」など、徹底した品質管理も特徴です。
ニチレイフーズの冷凍枝豆は、タイや台湾の自社認定農場で栽培された風味豊かな枝豆を使用。塩味が付いており、電子レンジ調理であたためるだけですぐに楽しめます。
ニッスイ
ニッスイは創業100年を超える、水産物の加工品などを製造・販売するメーカーです。ロングセラーのフィッシュソーセージをはじめ、すり身・ねり製品・缶詰・瓶詰などを開発。さまざまなジャンルの冷凍食品も流通しています。
ニッスイの冷凍枝豆は「塩あじ枝豆」「塩あじ茶豆」をラインナップ。原産国は日本・タイ・中国・台湾のモノを使用しています。
冷凍枝豆のおすすめ
ニチレイフーズ 塩あじ枝豆 台湾産
自社の認定農場で栽培された豆のみを使っている冷凍枝豆です。鮮やかな緑色が特徴的な台湾産の枝豆を使用。旨みのある枝豆で、採れたての風味を重視して急速冷凍で加工しています。内容量は400g。自然解凍のほか、急いでいるときは流水解凍でもおいしく食べられます。旨みが強い冷凍枝豆を探している方におすすめです。
ニッスイ 塩あじえだ豆
鮮度が魅力の、採れたての枝豆を使用した冷凍枝豆です。収穫してすぐに茹で、冷凍しているのが特徴。表面は鮮やかな緑色に仕上がっています。豆の中まで塩味が付いた、程よい塩加減。新鮮な塩味の枝豆が堪能できます。
風味を保つために、アルミパックに入れているのもこだわりのポイント。流水解凍や自然解凍のほか、電子レンジを使用しても解凍できます。解凍してそのままおつまみにするのはもちろん、サラダをはじめ料理の具材として活用するのもおすすめです。内容量はタイ産と中国産で異なります。鮮度を重視したい方に適した冷凍枝豆です。
・4袋セット
・20袋セット
ニッスイ 塩あじ茶豆
茶豆ならではの風味が際立つ冷凍枝豆です。茶豆が持つ豊かな香りとコク、旨みを堪能できるのが特徴。台湾産の実入りがよい茶豆を使用し、採れたての新鮮な状態で茹でてから冷凍しています。豆の中まで塩味が感じられるように、塩味を付けているのもポイントです。
風味が保ちやすいアルミパックに封入。そのままおつまみとして楽しむのはもちろん、サラダや料理にも使用できます。自然解凍・流氷解凍・電子レンジで解凍可能。茶豆の豊かな風味を堪能したい方におすすめの冷凍枝豆です。
・1袋
・4袋セット
鶴岡市農業協同組合 殿様のだだちゃ豆 冷凍
特有の風味を持つだだちゃ豆を使用した冷凍枝豆です。だだちゃ豆とは江戸時代から山形県鶴岡市周辺の、限られた地域で栽培されている在来種のこと。だだちゃ豆ならではの甘みと、豊かな風味が堪能できます。茶毛のさやと特徴的なくびれのある品種で、育てられる気候が限られるため、生産地と生産量の少ない希少な枝豆です。
また、新鮮なだだちゃ豆は旨みが強く、本来のおいしさを堪能できます。本商品も鮮度にこだわり、収穫してすぐのだだちゃ豆を急速冷凍。解凍する際は旨みを逃がさないように、流水解凍か軽く湯通しするのがおすすめです。内容量は200g。旨みと甘みを重視して選びたい方に適した冷凍枝豆です。
マルコフーズグループ 山形県産のだだちゃ豆
山形県産のだだちゃ豆を使用した冷凍枝豆です。茹でてから急速冷凍している商品。JA鶴岡のだだちゃ豆を使用し、伝統の風味と香りが堪能できます。解凍方法は自然解凍または流水解凍。好みで塩を振ってもおいしく食べられます。内容量は使い切りやすい150g。国産にこだわって選びたい方にもおすすめの冷凍枝豆です。
中礼内村農業協同組合 そのままえだ豆
鮮度や風味にこだわって加工している冷凍枝豆です。瞬間冷凍技術を用いて加工しているのが特徴。旬の豆を使用し、採れたてのままを瞬間冷凍しています。豆の生産地は北海道中札内村。クセのないやさしい味わいで、枝豆に適した品種といわれている、特産品の大袖の舞大豆を使用しています。
受賞歴も多く、日本農業賞では第39回で特別賞、第45回で大賞を受賞。また、北のブランドでは金賞認定を受けています。大豆本来の風味が楽しめる商品で、料理やおつまみに使うのがおすすめ。1袋あたり300g入っています。大豆本来の新鮮な味わいが感じられる冷凍枝豆です。
・1袋
・4袋セット
東洋水産 台湾産わさび風味枝豆
わさび風味の味付けで仕上げている冷凍枝豆です。台湾産の豆をわさび風味で味付けしており、キレのあるおいしさが特徴。粒が大きく、緑色が鮮やかな品種を使用し、食べ応えも十分感じられます。
解凍方法は、自然解凍と流水解凍の2通りを使用可能。流水解凍で凍ったままの枝豆を3〜4分間流水にさらすとき、冷水を使うとわさびの風味がより際立ちます。賞味期限は1年6ヵ月。1袋あたり500g入っています。そのまま食べても満足感のある、おつまみに適した冷凍枝豆を探している方におすすめです。
ニッスイ えだ豆むいちゃった!
料理に便利なさやなしタイプの冷凍枝豆です。台湾産の枝豆をさやからむき、塩味を付けた商品。やさしい塩味で、枝豆ご飯や卵焼きなど、さまざまな料理に使えます。塩分を調整して、おつまみとして楽しむのもおすすめ。熱湯で軽く茹でるほか、電子レンジであたためても食べられます。内容量は160g。料理に使いやすい冷凍枝豆です。
日本アクセス Delcy 塩あじえだまめ
使用する豆の品種にこだわった冷凍枝豆です。大粒で緑色が濃い品種のタイ産枝豆を、厳選して使用しているのが特徴。タイ北部のチェンマイで収穫された枝豆は太陽の光を十分に浴び、寒暖差のある環境で育つため、旨みを多く含みます。
軽く塩味を付けており、そのまま食べられるのもポイント。解凍方法は自然解凍のほか、流水解凍が使用できます。内容量は400g。賞味期限は18ヵ月と長めに設定されています。食べ応えのある冷凍枝豆を選びたい方におすすめです。
清川屋 冷凍特選だだちゃ豆
だだちゃ豆のおいしさを引き出すように調理している冷凍枝豆です。香りと甘さが一般的な枝豆と比べても濃厚な味わいのだだちゃ豆を使用しているのが特徴。独自の選定基準をクリアした山形県鶴岡市産のだだちゃ豆のみを厳選しています。
独自の固茹で製法で茹でた後は、マイナス45℃で急速冷凍。旬の旨みを閉じ込めているのがポイントです。噛むたびに、甘みと香りが強く感じられるのがだだちゃ豆の魅力。日本海の海水を低温で4回釜炊きした、専用塩がセットで入っています。内容量は300g。風味豊かなだだちゃ豆が堪能できる冷凍枝豆です。
ジェイエイめむろフーズ 十勝めむろ えだまめ 極
香ばしい風味を持つ品種「極」を使用している冷凍枝豆です。極みは、茶豆のような香ばしさが感じられる、十勝めむろ産の枝豆。鮮やかな緑色のさやを持つ小粒の品種ですが、深い甘みがあり、食べ応えのある風味が堪能できます。
実入りのよいさやのみを厳選しているのもポイント。見た目も食べた後の満足感も十分に感じられます。内容量は300gで、高級感のあるパッケージが目印。特有の風味を逃さないようにパックしています。電子レンジで解凍可能。凝縮された風味の冷凍枝豆を食べてみたい方におすすめです。
道の奥ファーム 冷凍むき枝豆 秘伝
岩手県遠野産の青大豆を使用した冷凍枝豆です。使用しているのは岩手県原産の秘伝豆。秘伝豆は甘みと香りが強いうえに、大粒で濃い風味を持つのが特徴です。化学肥料や農薬の使用をできる限り抑え、馬の堆肥を使って育てた豆を使用。馬の堆肥は発酵が早く、旨みの強い枝豆が育ちます。
収穫した枝豆から実のみを取り出して、そのまま冷凍加工しているのもポイント。さやを取り除く必要がなく、スープ・炒め物・パスタなど、幅広いレシピで活躍します。加熱方法は鍋で茹でるほか、電子レンジも使用可能です。内容量は400g。料理に便利な国産の冷凍枝豆を探している方におすすめです。
YAMATO 塩味えだまめ
原料の品質にこだわっている冷凍枝豆です。提携加工場の自社農園で栽培した、台湾産の高雄9号を使っています。高雄9号は品質がよいと評判の白毛豆。程よい塩気が感じられるように調理しており、解凍してすぐに食べられる手軽さがポイントです。
1〜2分かけて流水解凍するのがおすすめ。1袋あたり500g入っています。枝豆をたっぷり食べたい方はチェックしてみてください。
ケンミン食品 丹波篠山産 黒枝豆
兵庫県丹波篠山市で収穫された黒豆を使用している冷凍豆です。黒豆の代表品種ともいわれている、丹波黒を使っているのが特徴。丹波篠山の黒豆を取り扱う老舗商店のノウハウに冷凍技術を加え、秋の短い期間だけしか収穫できない丹波黒がいつでも楽しめるように開発された商品です。
丹波黒は実がふっくらとしており、甘さとコク深い旨みのある味わい。開花してから収穫まで100日かかる丹波黒のうち、完全に成長する前のやわらかいモノだけを使用しています。内容量は200gで、賞味期限は製造から24ヵ月。高級な黒豆を使用した冷凍枝豆を味わってみたい方におすすめです。
中礼内村農業協同組合 そのまま黒えだ豆
国産の黒大豆を使用した冷凍枝豆です。原料に北海道中札内村産の黒大豆、いわい黒を使っているのが特徴。見た目は一般的な豆と同様ですが、歯応えがあり、しっかりとした風味が堪能できます。遺伝子組み換えでない品種を使っているのもポイントです。
瞬間冷凍の技術を用い、旬の新鮮な風味を閉じ込めています。日本農業新聞が主催する2011一村逸品大賞で大賞を受賞した商品。塩味で調理してあるので、解凍後そのままおいしく食べられます。内容量は食べきりサイズのほか、大容量タイプもラインナップ。満足感のある冷凍枝豆を探している方におすすめです。
東洋水産 塩ゆで枝豆 台湾産
使用する豆の品種にこだわった冷凍枝豆です。台湾で品種改良された、粒が大きい緑光系統品種を使っているのが特徴。収穫したての風味が味わえると謳っています。
解凍方法は自然解凍のほか、時間がないときに便利な流水解凍や電子レンジでの解凍も使用可能。塩茹でしてあるので、解凍してそのまま食べられます。内容量は300g。粒が大きく、食べ応えのある冷凍枝豆を探している方におすすめです。
冷凍枝豆の売れ筋ランキングをチェック
冷凍枝豆のランキングをチェックしたい方はこちら。
冷凍枝豆は気軽に楽しめるのが魅力。おつまみやおやつとしてそのまま食べても、調理に使用してもおいしい食材です。品種や産地によっても味が異なり、なかには胡椒やわさびで味付けされたモノも。ぜひ参考にしてお気に入りの冷凍枝豆を探してみてください。