ミニチュアフードやフィギュア、アクセサリーなどの多彩なハンドメイドが楽しめる「樹脂粘土」。メーカーや樹脂粘土の種類により、造形のしやすさや仕上がりの質感、色合いなどはさまざまです。ラインナップが多いため、どれを選ぶべきか迷う方も多いかもしれません。

そこで今回は、おすすめの樹脂粘土をご紹介します。選び方のポイントも参考に、作りたい作品にぴったりのモノを見つけてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

樹脂粘土の特徴とは?

By: amazon.co.jp

樹脂粘土は、樹脂風粘土とも呼ばれ、水と樹脂の微粒子の乳化物である「酢酸ビニルエマルジョン」とほかの原料を混ぜて作られています。自然乾燥させると水分が蒸発し、プラスチックのような質感に硬化するのが特徴です。

オーブン粘土やプラスチック粘土も原料に樹脂を含みますが、自然乾燥では硬くなりません。樹脂粘土は乾かすだけなので、手軽に使用できます。また、乾燥前は柔らかく、細かい造形がしやすいため、繊細な作品作りに挑戦しやすいのもメリットです。

メーカーや樹脂粘土の種類によって、乾燥後の質感や透明度が異なるのも特徴。使い分けることにより、ふんわり感やツルツル感など幅広い質感を表現できます。さらに、絵の具を使えば、着色や色塗りも可能。カラフルな作品作りを楽しむことが可能です。

樹脂粘土の選び方

質感・作りやすさ・強度をチェック

柔らかい雰囲気を出したいなら「軽量樹脂粘土」

By: amazon.co.jp

軽量樹脂粘土は、原料に微小中空球樹脂が加えられているのが特徴です。軽くて柔らかく、こねたり伸ばしたりしやすいのが魅力。また、乾燥させると、パンやマシュマロの表面のようなややカサつきのある質感に変化します。

スイーツのミニチュアや動物のフィギュアを作る場合などにおすすめです。なお、軽量樹脂粘土は乾燥後の耐久性がひかえめなモノが多いのが難点。力を加えると割れやすいため注意しましょう。

さらに、樹脂粘土と軽量粘土を混ぜて軽量樹脂粘土にするのもおすすめ。軽量粘土は耐水性がほとんどないので耐水性を上げたい場合は、仕上げにニスなどを塗る必要がありますが、軽い特性を生かしたピアス作りなどに重宝します。粘土同士の相性などもあるので、適したモノを混ぜて使ってみてください。

耐久性が高く硬めの質感の「モデナ・コスモス」

By: rakuten.co.jp

作品の耐久性を重視する方は、「モデナ」や「コスモス」がおすすめ。モデナの樹脂粘土は、乾くと丈夫な上コシがあるため、力を加えても折れにくいのが特徴です。

モデナの樹脂粘土は、乾燥させるとツルツルとした滑らかな質感に変化するのがポイント。透明感や透光性が高いので、光を通すランプや薄さが重要な花びらなどを作る際におすすめです。

コスモスの樹脂粘土は、乾燥後の強度に優れているのが魅力。白さが際立つ、マットな質感に仕上がります。クッキーなどの粘土スイーツを作るのにぴったりです。

透明感を出したいならすけるくんなどの「透明粘土」

By: amazon.co.jp

透明粘土は、乾燥させると半透明になるのが特徴。花びらやキャンディーなどの透明感を表現したい場合に活躍します。また、ツルツルとした質感で、ツヤ感が出やすいのも魅力。フルーツのみずみずしさを表現する際にもおすすめです。

なお、絵の具を混ぜると、透明感が損なわれやすいため注意しましょう。透明感を保ちたい場合は、絵の具を少量に抑え、淡い色合いに仕上げるのがポイントです。

アクセサリーなどに使うなら耐水性をチェック

By: amazon.co.jp

樹脂粘土は水溶性の原料を使用しているため、乾燥後でも水に濡れると溶けることがあります。ブレスレットやヘアピン、ピアスなどのアクセサリーを作る場合は、耐水性のあるモノを選ぶのがおすすめ。作品に水しぶきや雨がかかった際に溶けにくく安心です。

なお、耐水性があるといっても、生活耐水のモノがほとんど。濡れたままにしたり水に浸したりすると、溶けやすくなるので注意しましょう。また、耐水性のない樹脂粘土を使用する場合は、ニスや防水剤などを活用してみてください。

発色にこだわるならカラー粘土がおすすめ

By: amazon.co.jp

樹脂粘土は、絵の具などを混ぜ込むことにより着色できます。少しの量で色の出具合が変わってくるため、つまようじなどを使って絵の具を少量ずつ加え、樹脂粘土の色合いを確認しながら着色するのがポイントです。

なお、よく混ぜないと色ムラになりやすいほか、絵の具を加えすぎると樹脂粘土がベタつき、造形がしにくいのは難点。手軽にカラフルな作品を作りたい方は、鮮やかに着色されたカラー粘土がおすすめです。

また、カラー粘土は、単体だけではなく、ほかの樹脂粘土を着色するために使うことも可能。絵の具とは違い、多く加えてもベタつきにくいのが魅力です。さらに、混色することにより、さまざまな色に仕上げられます。

少しずつ使うなら小分けタイプが便利

By: amazon.co.jp

樹脂粘土は、時間がたつにつれて乾燥し硬く変化します。水分が少ない状態で樹脂粘土をこねたり造形したりすると、ヒビ割れが発生しやすいので注意。開封後の樹脂粘土は、なるべく早く使い切るのがおすすめです。

小分けタイプの樹脂粘土なら、少しずつ使うことが可能。少量であれば短時間で使い切りやすいため、樹脂粘土が乾燥して硬くなる心配を減らせます。また、数日に分けて大きな作品のパーツを作りたい場合などにも便利です。

もし、開封した樹脂粘土が余った場合は、乾燥しないように工夫をしながら保管しましょう。密閉度の高い保存袋や容器なら、水分の蒸発を軽減できます。なお、長く保管するとカビが発生しやすい点には注意が必要です。

樹脂粘土のおすすめ

パジコ(PADICO) モデナホワイト 250g 303109

パジコ(PADICO) モデナホワイト 250g 303109

透明感・透光性のある樹脂粘土。なめらかで伸びがよいので、薄く伸ばるのも魅力です。乾燥すると半透明になるので、光を通すランプや花びらなどに適しています。

乾燥後に適度なしなやかさが保たれるのもポイント。折れや曲げに非常に強く、丈夫な作品に仕上がります。乾燥後は耐水性もあるので、アクセサリー作りにもおすすめです。

水彩絵の具・アクリル絵の具・油絵の具を混ぜると、好きな色に着色できます。また、カラータイプの樹脂粘土を混ぜることも可能です。

パジコ(PADICO) モデナソフト 303124

パジコ(PADICO) モデナソフト 303124

水に強く、白磁のような風合いの樹脂粘土です。乾燥後も適度なしなやかさを保ち、折れや曲げに強いのが特徴。モデナの約半分の軽さで扱いやすいのも魅力です。生活防水程度の耐水性があり、アクセサリー作りにも適しています。

純白で、作品の黄ばみや変色ができにくいのもメリット。マットで高級感のある質感に仕上がります。油絵の具・アクリル絵の具・水彩絵の具などで彩色できるのもポイント。乾燥時間は3~4日程度です。

パジコ(PADICO) モデナペースト 303200

パジコ(PADICO) モデナペースト 303200

ペースト状の白い樹脂粘土です。乾燥後は半透明になり、生活防水レベルの耐水性を持ちます。水を混ぜて好みの粘性に調節可能なのもポイント。絵の具を混ぜこむことで着色でき、チョコレート風コーティングや生クリーム、アイシングなどをリアルに表現できます。

接着剤として使用できるのもメリット。作品作りの幅が広がります。乾燥後にアクリル絵の具や油絵の具で着色も可能です。

日清アソシエイツ(Nisshin associates) コスモス 856

日清アソシエイツ(Nisshin associates) コスモス 856

穀物の粉を原料にした樹脂粘土です。あたたかみのある美しい白さが特徴。コシが強い粘土ながら、よく練ると柔らかくしなやかに伸び、弾力性もあります。乾燥後は陶器のような自然で美しい白色になり、強度にも優れています。

花・造形・人形・レリーフ・アクセサリーなど幅広い作品作りが可能。クッキーなどのスイーツ系粘土を作る際にもおすすめです。また、125gずつに小分けされているのもポイント。少しずつ使いたい場合に便利です。

着色には、油絵の具・アクリル絵の具・水彩絵の具などの各種絵の具やカラー粘土も使用できます。

日清アソシエイツ(Nisshin associates) グレイス 858

日清アソシエイツ(Nisshin associates) グレイス 858

きめが細かく、透明感にすぐれた樹脂粘土です。乾燥後も弾力があるのが魅力。柔らかく薄く伸ばすことができ、花・造形・アクセサリーなどの幅広い作品作りに使用できます。

100gずつ小分けされているのもメリット。少量ずつ使いたい場合や、何日かかけて作品作りをしたいときに便利です。着色には、カラー粘土・油絵の具・アクリル絵の具、水彩絵の具などを使用できます。

同社の別シリーズと混ぜて使用すると、両方の粘土のよさが出ると謡われているのもポイント。別売りの樹脂粘土「コスモス」を混ぜて使用すると、ほどよい透明感と強度を持つ粘土になります。

日清アソシエイツ(Nisshin associates) グレイスライト 875

日清アソシエイツ(Nisshin associates) グレイスライト 875

きめが細かく、表面のケバ立ちが少ない軽量樹脂粘土です。乾燥後も弾力性に優れています。柔軟性があるので、ロープ状にした粘土を編むことも可能。柔らかさとコシの強さをあわせ持っており、花・造形・アクセサリー・レリーフなどに幅広く使えます。

重さはグレイスの半分ほどで、軽くて扱いやすいのもポイント。軽さを生かした作品作りに適しています。着色には、同社のカラー粘土・油絵の具・アクリル絵の具・水彩絵の具などが使用できます。

日清アソシエイツ(Nisshin associates) グレイスカラー 単色4本 きつね色 8619

日清アソシエイツ(Nisshin associates) グレイスカラー 単色4本 きつね色 8619

光沢感のある美しい発色のカラー樹脂粘土です。絵の具を使わずに粘土に色をつけられるのが特徴。パンフラワー粘土・樹脂粘土・軽量粘土・石粉粘土のいずれの着色にも使用可能です。

30gずつの小分けになっているので、少量ずつでも使いやすいのもポイント。4本入りのほか、1本入りも展開しています。きつね色は、クッキー・シュークリーム・タルトなどのスイーツ系の作品作りに便利です。

アイボン産業 透明ネンド すけるくん IB001

アイボン産業 透明ネンド すけるくん IB001

透明度の高い樹脂粘土です。乾燥すると半透明になるので、ミニチュアフードのゼリーやフルーツ作りにおすすめ。別売りの「すけるくんコート液」を使えば、さらに透明度がアップします。

乾燥後も弾力性があり、折れたり割れたりしにくいのもメリット。ただし、乾燥すると2割ほど収縮するので注意が必要です。着色には油絵の具・アクリル絵の具・水彩絵の具を使用可能。乾くと透明になるので、薄めに着色するのがポイントです。

新日本造形 ハイクレイ 400g 2231-471

新日本造形 ハイクレイ 400g 2231-471

By: webshop.sekaido.co.jp

薄いモノの造形に適した樹脂粘土です。樹脂と植物の粉が主成分で、繊維質を含むのが特徴。手で練ると粘りがでて、薄く伸ばせます。乾燥後も弾力性があり、薄く造形しても折れにくいのもメリット。薄くした場合、自然乾燥後には透明感がでます。

ひび割れができくいので、型取りしたい場合にもおすすめ。乾燥後は水に強くなるため、水洗いも可能です。

ミレア・クリエーション スターチ 澱粉樹脂ねんど レジックス

ミレア クリエーション スターチ 澱粉樹脂ねんど レジックス

繊細な表現ができる樹脂粘土です。薄くのばしたり、細くしたりといった造形が可能。べたつかないので扱いやすく、作業がしやすいのもメリットです。質感がよく高級感のある仕上がりになるので、アクセサリー作りにもおすすめです。

乾燥後も柔軟性と弾力性に優れているのもポイント。破損しにくく、折り曲げても元にもどります。ニスなどで光沢をつけると、ガラスのような風合いを出すことも可能です。さらに、乾燥後は水洗いも可能。着色したい場合は、少量の絵の具を混ぜて使用できます。

タミヤ(TAMIYA) タミヤ樹脂粘土 フルーツ作りの達人 100g 76636

タミヤ(TAMIYA) タミヤ樹脂粘土 フルーツ作りの達人 100g 76636

スイーツを模したクラフト小物を作る、スイーツデコレーションにおすすめの樹脂粘土です。おいしそうな見た目に仕上がるのが特徴。乾燥後はプラスチックのようななめらかな質感になるので、フルーツ作りにもぴったりです。

きめが細かく伸びがよいので、造形しやすいのもメリット。着色すれば好きな色にアレンジもできます。また、50gずつの小分け包装なので、少しずつ使えるのもポイント。いちごとキウイの制作レシピも付属しています。

パジコ(PADICO) ハーティクレイホワイト 180g 301250

パジコ(PADICO) ハーティクレイホワイト 180g 301250

軽くてしなやかな質感が特徴の軽量粘土です。柔らかで手につきにくいため、作業がしやすいのがメリット。子供から大人まで使いやすく、子供の工作にもおすすめです。

使用前に少し練ると、より柔らかく使いやすくなるのもポイント。薄くのばせるので、花びらのような作品も作れます。絵の具を混ぜたり、ほかのハーティシリーズと混ぜたりすれば、好みのカラーリングも楽しめます。乾燥時間が1〜2日と短めなのも魅力です。

パジコ(PADICO) ハーティカラー イエロー 301253

パジコ(PADICO) ハーティカラー イエロー 301253

発色がよく、色鮮やかな軽量粘土です。色の三原色を基本にした全8色がラインナップされています。絵の具で着色する手間なく、鮮やかな発色を楽しめるのがポイント。白い粘土やほかのハーティカラーと混ぜて使用すれば、手軽に好きな色の粘土を作れます。

ケバ立ちやひび割れが少ないのもメリット。柔らかく軽いので、扱いやすいのも魅力です。水彩絵の具・アクリル絵の具・油絵の具と混ぜても使用でき、乾燥後の着色も可能。粘土の色合いにこだわりたい方におすすめの製品です。

パジコ(PADICO) たくさんぬれても とけないくん 101192

パジコ(PADICO) たくさんぬれても とけないくん 101192

耐水性に優れた軽量粘土です。乾燥すると生活レベルの耐水性になります。軽くて丈夫なので、そのままアクセサリーチャームにすることも可能。粘土が柔らかく手につきにくいので、扱いやすいのもメリットです。

粘土に絵の具を混ぜてカラー粘土を作ったり、乾燥後に絵の具で着色したりも可能。水彩絵の具・アクリル絵の具・油絵の具のいずれも使用できますが、水に濡れる可能性がある場合はアクリル絵の具がおすすめです。

パジコ(PADICO) クリーミィホイップ 404102

パジコ(PADICO) クリーミィホイップ 404102

ホイップクリームのように絞り口を使ってデコレーションできるクリーム状の粘土です。表面はマットな質感で、リアルなホイップクリーム風の装飾を作れます。絞り袋・絞り口・スプーンが付属しているので、本製品だけでデコレーションが可能です。

粘土自体が柔らかく、絞りやすいのもポイント。乾燥するまでは水に溶けるのでお手入れも簡単です。乾燥すると耐水性を持ち、強くて丈夫なホイップになります。また、接着力が強いので、デコレーションパーツが取れにくいのもメリットです。

水彩絵の具・アクリル絵の具・油絵の具を混ぜて使用できるので、好みの色のホイップを作れるのも魅力。乾燥後も、各種絵の具で彩色が可能です。

樹脂粘土の売れ筋ランキングをチェック

樹脂粘土のランキングをチェックしたい方はこちら。