静電気を利用してホコリが簡単に取り除ける「静電気ホコリ取り」。種類が豊富なので、掃除する環境に応じて柄の長さやふさの大きさなどをチェックするのがポイントです。

今回は、静電気ホコリ取りの選び方やおすすめのアイテムをご紹介します。各製品の特徴も詳しく解説するので、静電気ホコリ取りを選ぶ際の参考にしてみてください。

静電気ホコリ取りとは?

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静電気ホコリ取りとは、静電気を発生させる掃除アイテムのこと。ホコリや小さなゴミが静電気に吸着される特性を利用し、掃除をします。

水を使わずにキレイにできるため、木材を使った家具にも使いやすいのが魅力。幅広い場所をキレイにできるのがメリットです。サッと取り出して手軽に使えるので、毎日のちょっとした掃除におすすめ。また、静電気の力でホコリの再付着も予防する「除電タイプ」の製品もあります。

静電気ホコリ取りの選び方

柄の長さをチェック

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照明器具やエアコンなど、手が届きにくい場所には柄の長いタイプがおすすめ。目安として120cm以上の長さがあれば、身長より高さのある場所も楽に掃除がしやすくて便利です。家具の隙間なども奥まで届きやすくスムーズに作業ができます。

一方、デスク・本棚・タンス・窓際といった身の回りには、柄が短いタイプがおすすめ。取り回しがしやすく、掃除したいときにすぐ使えます。収納もしやすく使い勝手がよいのが魅力です。

ふさの大きさをチェック

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使用する場所によって、ふさの大きさで使い分けるのもポイント。静電気ホコリ取りのふさは、基本的にS・M・Lのサイズ表記で展開されている場合が多いため、大きさをチェックして選ぶ際の目安にしてみてください。

Sサイズは、隙間などの細かい場所を掃除するのに便利。Mサイズは、棚・タンス・デスクなどの家具に使いやすい大きさです。Lサイズは、面積が広い場所を掃除する際に作業効率を高めます。

ヘッドの角度を変えられると便利

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照明の傘やエアコンの上などを掃除する場合は、ヘッドの角度を変えられるモノを使うと便利です。ヘッドを曲げることで狭いすき間にも入るため、掃除しにくい場所もキレイにできます。吹き抜けの壁や天井のホコリを取るのにもおすすめです。

柄が長くてヘッドが曲げられるモノなら、脚立に乗らなくても高い場所を掃除できるのがメリット。また、手や足を伸ばさずに比較的楽な姿勢で掃除できるのも魅力です。

使用できる場所をチェック

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静電気ホコリ取りは、使用できる場所をチェックして使い分けるのも重要です。パソコン・テレビ・オーディオなどの電子機器は、製品によって静電気が悪影響を及ぼす恐れがあるので注意が必要。電源を切ったり、コンセントを抜いたりしてから使用しましょう。

また、家電や精密機器といった電気製品には、静電気の再付着を抑える除電タイプの使用がおすすめ。パソコンなどの掃除用に選びたい方はチェックしてみてください。

お手入れの方法をチェック

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静電気ホコリ取りは、ふさの部分に取り込んでホコリを除去する仕組みです。そのため、使用後にはふさにホコリが付着している状態。ホコリが溜まったまま使用すると、掃除したい場所を汚してしまったりホコリが取りにくかったりするので、定期的なお手入れが必要です。

ふさに付着したホコリを取り除くためには、水洗いできるかをチェックするのがポイント。掃除道具としての機能を十分に発揮できるように、水洗いによってお手入れを行い、ふさ自体をきれいな状態に保つことが大切です。

ただし、水洗いができない製品や、劣化によって機能が低下する場合もあるため、ふさのスペアが付属しているのかもチェックのポイント。なかには交換ができず、本体ごと買い替える必要があるモノもあるので購入前に確認しておきましょう。

静電気ホコリ取りのおすすめ|ノーマルタイプ

アズマ(Azuma) マグネット付き 家具・家電ホコリ取り SMART693

磁石を内蔵しており、冷蔵庫や洗濯機などにくっつけて保管できる静電気ホコリ取りです。普段使う場所の近くに収納しておき、手軽に取り出して使えます。

極細の網状化学繊維で静電気を発生させ、ホコリをしっかりとキャッチ。細い隙間にも入るので、カーテンレールや家具の裏など、掃除しにくい場所をキレイにしたいときにも活躍します。

家庭用中性洗剤を使用して水洗いできるのもおすすめのポイントです。洗いながら繰り返し使えるアイテムが欲しい方に適しています。

アズマ(Azuma) エレキャッチハタキ AG739

約75cmの長さがあり、棚や家電の上に溜まったホコリの掃除におすすめの静電気ホコリ取りです。静電気の力でホコリを吸い寄せ、先端に付けた極細の繊維が絡め取ります。凹凸した場所の掃除にもぴったりです。

掃除をして繊維が汚れてしまった場合は、中性洗剤を使って水洗いできます。繰り返し使えるおすすめのアイテムです。

アズマ(Azuma) エレキャッチスター自在 GTAG464

ヘッドの角度を6段階で調節でき、掃除する場所に合わせて使える静電気ホコリ取りです。ヘッドに付いている毛は網状のポリプロピレンで作られており、静電気を起こしてゴミを吸着。しっかりとホコリをキャッチします。

柄は全長約116~166cmまで調節可能で、照明器具や棚の上のような高い場所にも対応。また、柄は取り外しに対応しており、ハンディタイプとしても使える2WAY仕様です。

ポリプロピレンの毛が汚れてきたら、中性洗剤を使って水洗い可能。繰り返し洗いながら、衛生的に使えるアイテムが欲しい方にも向いています。

アズマ(Azuma) エレキャッチスター60 AG671

網状の繊維がゴミをキャッチする、おすすめの静電気ホコリ取りです。抗菌加工が施されており、清潔に使えます。また、汚れたら水洗いが可能です。

全長は約60cmで、棚や窓枠のような高い場所にも届きます。柄がしなるため、掃除しやすいのもメリット。本体重量は約60gで、力に自信がない方でも扱いやすい重さです。

アズマ(Azuma) リビングハンディモップケース付 PK659

モコモコとした柔らかい毛で汚れを絡め取る、おすすめの静電気ホコリ取りです。専用のケースが付属するのがポイント。ケースには磁石が付いており、洗濯機や冷蔵庫などに張り付けられます。

さらに、モップ部分が汚れたら自宅で洗えるため、繰り返し使えて経済的。本体とモップは面ファスナーで固定されているので、取り外しが容易です。毛が劣化してきたら、別売りのスペアと交換できます。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) クリーニングブラシ CD-KBR1

PC関連アイテムを中心に取り扱う人気メーカー「サンワサプライ」の静電気ホコリ取りです。パソコンやディスプレイに付着したゴミを取り除きたいときに活躍するアイテム。ブラシ部分が16cmと大きめなので、一度に広く掃除しやすいのがおすすめポイントです。

黒い繊維を採用しているため、吸着したゴミが確認しやすいのも特徴。柄の部分を含めた全長は30cm、重量は65gです。

トラスコ中山(TRUSCO) 静電気PPダスター TRT-C5300

ボリューム感のあるポリプロピレン製の毛を採用した静電気ホコリ取りです。全長は60cm、羽根のサイズは38cmと大きく、デスクの上やテレビの画面など広いスぺースを掃除するときに向いています。

比較的リーズナブルな価格で、手に取りやすいのもメリット。初めて静電気ホコリ取りを購入する場合にもおすすめです。

テラモト(TERAMOTO) MMフラワークリーン CL-896-130-7

全長約70cmと大きめサイズの静電気ホコリ取りです。広いスペースを掃除したい場合に向いています。 大型ながら、重量が約135gで比較的扱いやすいのも魅力です。

付着したホコリは軽く振るだけで落とせるため、メンテナンスが簡単。汚れがひどい場合は、ぬるま湯と中性洗剤を使って洗えば、掃除能力が復活します。

テラモト(TERAMOTO) MMダチョウハタキ L CL-897-130-0

ボリューミーなダチョウ毛で作られた静電気ホコリ取りです。全長は66cmで、重さは約80g。本棚や家具はもちろん、照明器具など高いところのホコリをキレイにしたいときにも向いています。

吸着したホコリは軽く振れば落とすことが可能。毛の部分が汚れてしまっても、洗うと効果が戻ると謳われています。大きめの静電気ホコリ取りを探している方におすすめです。

エレコム(ELECOM) OAスティックブラシ CD-BR13BLN

ノートパソコンのディスプレイやキーボードの掃除にぴったりな、手のひらサイズの静電気ホコリ取り。全長最大14.5cm、ブラシ部分は4.3cmとコンパクトです。

本体をスライドさせてブラシ部分を収納できるので、携帯にも便利。ブラシを露出させないため、衛生的に持ち運べます。オフィスや出張先など、出かけた先でも手軽に掃除ができるおすすめ製品です。

山崎産業(Yamazaki Sangyo) デイリークリーン ムーンダスター 177851

山崎産業が展開している掃除道具シリーズ「デイジークリーン」の静電気ホコリ取りです。ふわふわのボリューミーな繊維を採用しており、ゴミを逃さずキャッチできます。

優しい触感で掃除する場所を傷付けにくいため、家電やピアノなどの掃除におすすめ。価格がリーズナブルなので、気軽に使えるのも魅力です。

山崎産業(Yamazaki Sangyo) 2989.jp+ ムーンダスター NF-EX 181001

最大203cmまで伸縮可能な柄を備えた、おすすめの静電気ホコリ取りです。エアコンの上やカーテンレール、照明器具など、手が届きにくい場所の掃除に適しています。最小サイズは137.5cm。ヘッドの角度が調節できるのも特徴です。

滑りにくい凹凸加工をグリップに施しているのもメリット。持ちやすさを重視する方にもぴったりです。

オーエ(Ohe) サッとる2 エレパワー M

手軽に掃除ができるハンディタイプの静電気ホコリ取りです。全長は約28cmとコンパクト。デスクの周りや本棚はもちろん、車の中の掃除にも適しています。

ポリプロピレンの毛で静電気を発生させてホコリをキャッチ。グリップ部分には滑り止めが付いているため、楽に握れます。水洗いに対応しており、こまめにメンテナンスすれば衛生的に使用可能です。

使いやすさにこだわりながらリーズナブルな価格を実現している、コスパのよさもおすすめのポイントです。

八ッ矢工業(YATSUYA) クリンボール 52520

細かいホコリまで、静電気のパワーでしっかり吸着するアイテム。110~155cmまで伸縮する柄を採用しています。高い場所の掃除をしたいときにおすすめです。

柄は取り外すこともでき、ハンディタイプとしても使用可能。低い場所を掃除したいときにも便利に活用できます。幅広い場所を掃除できるアイテムが欲しい方にぴったりです。

八ッ矢工業(YATSUYA) エレクリン ミニ 52512

約50gと軽量で、気軽に使える静電気ホコリ取りです。全長25cmのコンパクトサイズなので、家具の裏や棚の下などをサッと掃除できます。また、ホコリが溜まりやすい車内の掃除に使うのもおすすめです。

柄の先にストラップが付いているため、フックなどにかけて保管できるのも便利なポイント。取り出しやすい場所に引っかけておけば、思い立ったときにすぐ掃除ができます。

静電気ホコリ取りのおすすめ|除電タイプ

エレコム(ELECOM) 除電クリーニングブラシ KBR-012AS

帯電防止繊維入りのブラシを採用した、静電気ホコリ取りです。優しくなでるように掃除すれば、ホコリと一緒に表面の静電気も除去し、ホコリの再付着を予防します。

柔らかい毛を使用しているため、掃除するモノを傷付けにくいのもおすすめのポイント。パソコンやOA機器など、精密機械のお手入れにも適しています。

また、全長約31cmで、手に持って使いやすい大きさなのも魅力。柄の先端には穴が開いており、フックにかけて収納できます。さらに、ぬるま湯で丸洗いが可能です。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) 除電ブラシ CD-BR14GYN

メインの毛の反対側に、小さなすき間ブラシが付いた静電気ホコリ取りです。すき間ブラシは、キーボードの間に挟まったゴミの掃除に適しています。全長26.5cmでデスク上を掃除しやすいサイズ感なのもメリットです。

毛は導電性繊維入りの静電気除去タイプ。ホコリの再付着を予防します。付着したホコリは、ゴミ箱の上で振ると落とせます。汚れが落ちない場合は手洗いも可能です。また、フックなどに引っ掛けられる穴があるので、楽に保管ができます。

山崎産業(Yamazaki Sangyo) 静電気除去 ニュー除電払い ミニ FU767-000X-MB-P

ホコリと一緒に静電気も除去し、再び付着しないように予防できる静電気ホコリ取りです。パソコンなどの精密機械を掃除するときにも向いています。

細かい網目状に加工されたフワフワの毛が、細いすき間まで入り込んでゴミをキャッチ。テレビの下のすき間やカーテンレールなど、掃除しにくい場所も手軽にキレイにできます。取り回しやすいサイズ感もメリットです。

日本クリンテック ふわふわダスター 静電気除去タイプ

静電気除去タイプで、電子機器にも使えるアイテムです。掃除した場所の静電気を取り除くため、ホコリの再付着を防げます。また、フワフワとした柔らかい触感で、掃除する場所を傷つけにくいのも魅力。本体サイズは約長さ57×直径2.5cm、重さは約125gです。

洗って繰り返し使えるのも便利なポイント。お手入れしやすいアイテムを探している場合に向いています。

番外編:静電気ホコリ取りの洗い方

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静電気ホコリ取りの汚れが気になった際には、キレイに洗っておくと次回も快適に使えます。仕様や説明欄に洗浄可能と書いてある場合は、定期的に洗ってきれいな状態を保ちましょう。

静電気ホコリ取りの洗い方は簡単です。バケツなどに水と家庭用中性洗剤を入れ、穂の部分を入れて優しく揉み洗いします。穂に洗剤が残ると吸着力が落ちる可能性があるので、バケツの水を数回変えてきれいにすすぎましょう。

穂がきれいにすすげたら、タオルで挟んで押し絞り水気をしっかり切ります。よく水を切ったら物干しやベランダに吊るして完全に乾燥させましょう。定期的に洗うことで、長く愛用できます。