未舗装路での走行を楽しむオフロードライディングに欠かせないオフロードヘルメット。日差しや泥から視界を守るバイザーや、転倒時に顔や顎を保護するチンガードが特徴です。しかし、製品によって安全性やフィット感などが異なるので、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、オフロードヘルメットのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
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オフロードヘルメットの特徴

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オフロードヘルメットは、顎を守るチンガード部分が前方に突き出た独特の形状が特徴です。転倒したときの安全性を確保しつつ、激しい運動でも呼吸がしやすいように設計されています。また、頭頂部にはバイザーと呼ばれるつばが付いており、走行中の泥や小石、日差しなどから顔や視界を守る役割を果たします。
ヘルメットの目の前の開口部が広く作られているのもポイントです。ゴーグルを装着することを前提とした設計で、広い視界を確保できます。さらに、通気性が高く、長時間のライディングでも熱がこもりにくいのが魅力です。一般的なフルフェイスヘルメットより軽量なモデルが多く、首への負担が少ないのもメリットといえます。
オフロードヘルメットのおすすめメーカー
ベル(BELL)

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ベルは、1954年に創業されたアメリカのヘルメットメーカー。モータースポーツやサイクリング向けに、高品質なヘルメットを提供しています。本社内に品質管理施設を設置し、あらゆる状況を想定した実験設備で安全性を厳しく検証しているのが特徴です。
オフロードヘルメットにおいては、用途別に設計された豊富なラインナップを展開。フラッグシップモデルには、効率的な換気システムや着脱しやすいマグネット式チークパッドを採用しています。スタイリッシュなデザインと機能性を兼ね備えた、人気のメーカーです。
アライ(ARAI)

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アライは、ヘルメット製造を専門とする国内メーカーです。手作業を中心とした製造工程により、一つひとつ丁寧に作り上げています。衝撃をかわす丸く滑らかな卵形フォルムと、強靭な帽体が特徴です。
オフロードヘルメットにおいては、ツアークロスVやVクロス4といったモデルを展開。優れた換気性能と呼吸のしやすさを備え、長時間の走行でも快適に使用できます。バイザーやシールドの着脱により複数のスタイルに対応可能で、幅広い用途に活用できるおすすめメーカーです。
ショウエイ(SHOEI)

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ショウエイは、ヘルメット製造を専門とする国内メーカーです。安全性と快適性を追求し、バイク用ヘルメットの開発・製造を手がけています。高性能有機繊維をシェル素材に使用し、軽量かつ高品質な製品作りにこだわっているのが特徴です。
オフロードヘルメットにおいては、VFXシリーズを展開。M.E.D.S.と呼ばれる独自の衝撃吸収構造を採用し、衝撃を受けた際に2層構造のライナーが動いてエネルギーを分散・吸収します。
オフロードヘルメットのおすすめ|シールドタイプ
アライ(ARAI) TOUR CROSS V
オプション不要でオンとオフを切り替えられるヘルメット。視界の広さが魅力で、多様な走行シーンに対応できます。スタイルチェンジによる高い汎用性が特徴です。
滑らかな曲面を連続させた帽体構造で衝撃をかわす性能が向上。従来よりもシールドバイザー取り付け部を下部に配置し、シェルで受け止める面積を拡大しています。
抗菌・消臭・防汚機能を持つ内装や優れた換気性能により、長時間のライディングでも快適に使用可能。VAS-A MVシールドを標準装備しており、クリアな視界を提供します。
SNELLとJIS規格の両方に適合した安全性の高さも魅力。オンロードからオフロードまで楽しみたい方におすすめのモデルです。
ショウエイ(SHOEI) HORNET ADV

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オンとオフのシーンを選ばず走破できるクロスカテゴリーヘルメット。新開発のV-460バイザーは空力性能と機能性を両立し、通気口により走行風を後方に流して空気抵抗を低減します。クイックリリーススクリューで工具なしで着脱でき、メンテナンスも簡単です。
CNS-2シールドはワンタッチ着脱が可能で、スプリング機構により高い密閉性を実現。PINLOCK EVO lensを標準装備しており、悪天候下でも広範囲でクリアな視界を確保できます。ゴーグルにも対応し、シールド全開状態でも装着可能です。
サイズはS・M・L・XL・XXLを展開しており、体格に合わせた選択ができます。スポーツライディングを快適に楽しみたい方におすすめのモデルです。
LS2 HELMETS ADVENTURE EXPLORER F
ダカールラリー出場選手のサポート実績を活かしたアドベンチャーヘルメット。独自の高性能グラスファイバーHPFCを採用し、軽量ながら優れた耐久性と衝撃吸収性を実現します。94%UVカット仕様のシールドとインナーバイザーを装備しており、周辺視界も良好です。
角度調節可能なピークバイザーが風の抵抗を抑制。多数配置されたベンチレーションシャッターにより通気効率がよく、長時間のライディングも快適です。取り外して洗える内装は、吸湿性に優れた低刺激の生地を使用。3Dレーザーカット技術で顔のカーブへのフィット感を高めています。
曇り軽減に効果を発揮するピンロック社のピンロックシートが1枚付属。マグネット式タブ付きのスチール製クイックリリースバックルにより、着脱もスムーズです。本格的なオフロードからツーリングまで楽しみたい方におすすめのモデルです。
HJH HELMETS HJH277 i80
フリップアップ機能で走行スタイルを変えられるシステムヘルメット。チンバーの開閉とロック機能により、オープンフェイスとフルフェイスを状況に応じて使い分けられます。バイザーは工具不要で着脱可能なため、街乗りからツーリングまで幅広く対応できるのが魅力です。
前頭部から後頭部へと気流を生み出すベンチレーションシステムを搭載。効率的にヘルメット内の熱気を排出します。格納式サンバイザーはレバー操作で切り替えでき、日差しを和らげながら高い視認性を確保。スピーカーやマイクが収納できるスペースにより、インカム使用時の不快感を軽減しています。
JAPAN FIT仕様で日本人向けの快適な装着感を追求。さまざまなライディングを楽しむ方におすすめです。
ノーラン(NOLAN) N70-2X
シーンに合わせてスタイルを変えられるヘルメット。チンガードの着脱により、フルフェイスやジェットなど3つのスタイルに変更可能です。オンロードからオフロードまで幅広く対応できます。
機動隊の防弾盾にも使われる素材で高い耐衝撃性を実現。軽さと頑丈さを両立し、転倒時の衝撃から頭部をしっかり保護します。欧州と日本の安全基準をクリアした安心設計です。
可動式のUV400インナーバイザーを搭載。曇り止めシートも付属するため、雨天時もクリアな視界をキープできます。さまざまなツーリングを楽しみたい方におすすめのモデルです。
ノーラン(NOLAN) X-lite X-552 ウルトラカーボン
アドベンチャーとフルフェイスの2つのスタイルを楽しめるカーボンヘルメット。バイザーを外してもオンロード用として違和感なく使えるハイブリッドデザインが魅力です。空力性能に優れたバイザー形状で、高速走行時も安定した走り心地をサポートします。
UV400仕様のインナーバイザーを搭載。レバー操作により7段階の高さに調整できます。標準装備のPINLOCKシートとあわせて、クリアな視界を保ちます。
インカム用のスピーカー溝やケーブルガイドを備え、スマートな取り付けを実現。好みに合わせて被りの深さを調整できるのもポイントです。オンロードからオフロードまで、幅広いツーリングを楽しみたい方におすすめのモデルです。
オフロードヘルメットのおすすめ|ゴーグルタイプ
ベル(BELL) オフロードヘルメット MX-9 MIPS
過酷なオフロード走行にも対応する高いプロテクション性能を備えたヘルメット。ポリカーボネートとABS素材を使用し、MIPS衝撃保護システムによって転倒時の頭部へのダメージを軽減します。
VFVシステムと呼ばれる通気ポート設計が特徴。効率的な空気の流れを作り出し、ヘルメット内の熱や湿気をスムーズに排出します。抗菌仕様のライナーは取り外して洗濯できるため、衛生的に使い続けられます。
位置を調節可能なバイザーが快適な視界をサポート。付属のフィッティングパッドでフィット感を自分好みに変えられます。価格が安いので、コスパを重視する方にもおすすめです。
アライ(ARAI) V-CROSS4
高い安全性を追求した本格オフロードヘルメット。PB-cLc構造の帽体を採用し、優れた強度と軽さを両立させています。厳しいSNELL規格とJIS規格に適合している点も魅力です。
Vクロス4バイザーが飛来物から顔を保護。泥はけのよい形状で、悪路での走行を支えます。アイポート側部には、ゴーグルを固定するゴーグルロケーターを装備しています。
VAトップリアダクトが効率よく熱気を排出。内装は取り外して洗えるため、衛生的に保てます。本格的なオフロード走行に挑む方におすすめのモデルです。
ショウエイ(SHOEI) VFX-WR

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クロスカントリーでの力強い走行性能とオンロードでの快適性を両立したオフロードヘルメット。道や環境を問わないオールロード性能を追求して開発されています。新開発のV-460バイザーを搭載し、クロスカントリーでの走行にも対応する機能性が特徴です。
優れた空力性能とベンチレーション性能により、オンロード走行時も快適に使用できます。日本製ならではの高い品質基準で作られており、安全性と耐久性を兼ね備えたおすすめモデル。サイズはS・M・L・XL・XXLを展開し、体格に合わせて選べます。
HJH HJH251
小中学生や女性向けにデザインされたオフロードヘルメット。コンパクトサイズで頭が小さめの方にぴったりです。
効率的な換気システムを搭載。頭頂部と後頭部にベンチレーション機構を配し、内部の熱気を効果的に排出します。マウスベントとサイドから走行風を取り込み、激しい動きでも息苦しさを和らげる仕様です。
バイザーは3か所のスクリューで角度調整が可能。泥や小石、日差しから顔を守ります。着脱式の内装でメンテナンスも簡単。オフロードデビューを考えている方におすすめのモデルです。
HJH HJH249 i50
SLID技術を搭載したオフロードヘルメット。斜め方向からの力による頭部の回転を抑え、ゲル素材を用いて衝撃を分散させることで、脳へのダメージを軽減する設計が特徴です。
前頭部のエアインテークから走行風を取り込み、後頭部のアウトレットへ効率よく熱気を排出する構造が魅力。スピーカーホールを備えており、インカム使用時も耳まわりの窮屈さを軽減します。バイザーは3か所のスクリューで角度調整が可能です。
PSCマーク付きで日本の安全基準に適合しています。さらに、MFJ公認モデルなので、レースを含む本格的なオフロード走行でも高い信頼性を発揮します。スーパークール内装は着脱式なので、メンテナンスも簡単に行えておすすめです。
ジーロット(ZEALOT) マッドジャンパー2 MJC0016
カーボンとFRPを融合させた本格派オフロードヘルメット。帽体には転倒時の衝撃に強いリブ加工を細部に施し、走行中の安全性を高めています。
ゴーグルバンドがずれにくい構造で、激しい動きにもしっかりフィット。センターパッドやチークパッド、ベルトサポートまで着脱できる内装も特徴です。インカム対応のスピーカーホールを搭載しており、林道ツーリング時のコミュニケーションも快適。SG規格とMFJ認証を取得し、安心の品質基準を満たしています。
重量約1100gの軽やかな装着感で、長時間の走行でも疲れにくい設計。オフロード入門者からベテランライダーまで、幅広い方におすすめのモデルです。
オフロードヘルメットの選び方
PSCマークが付いたモデルを選ぼう

バイクに乗るためのヘルメットを選ぶうえで、PSCマークの有無は必ず確認したいポイントです。PSCマークは、国が定めた安全基準に適合していることを証明するもので、乗車用ヘルメットとして販売される製品には表示が法律で義務付けられています。
PSCマークがないヘルメットを使用していても罰則の対象にはなりませんが、安全性の保証はありません。万が一の事故に備えるためにも、PSCマークが付いたモデルを選びましょう。また、製品安全協会が認定するSGマークが付いた製品は、賠償責任保険が付帯しているので、あわせて確認するのもおすすめです。
タイプをチェック
街乗り・長時間のツーリングにはシールドタイプ

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シールド付きのオフロードヘルメットは、街乗りやツーリングに適しています。シールドが顔全体を覆うため、高速走行時の風圧や雨、飛んでくる虫などから顔をしっかりと守れるのがポイント。ヘルメットの着脱も簡単で、使い勝手がよいのが魅力です。
特に、寒い冬や雨天時でも快適に走行したい方におすすめのタイプ。製品のなかには、シールドを外してゴーグルを装着できるモノもあり、状況に応じて使い分けができて便利です。汎用性が高く、アドベンチャーバイクに乗るライダーからも人気があります。
本格的なオフロードにはゴーグルタイプ

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ゴーグルタイプのヘルメットは、シールドではなく専用のゴーグルを装着して使用します。通気性が良好で、運動量が多くなる本格的なオフロード走行でもヘルメット内部に熱がこもりにくいのが大きな特徴です。激しい動きでも呼吸がしやすく、快適に走行できます。
主にモトクロスのような競技や、林道走行などを楽しむ方におすすめ。泥や小枝などが顔に当たるのを防ぎつつ、快適な視界をキープ可能です。ただし、口元が開放的な構造のため、冬場は冷気が入りやすい点には注意しましょう。
サイズ・フィット感をチェック

オフロードヘルメットを選ぶときは、自分の頭のサイズを正確に測ることが大切です。メジャーを使い、眉毛の上約2cmの高さから後頭部の最も出っ張った部分を通るように水平に一周させて頭囲を測定します。
激しい動きでヘルメットがずれないよう、フィット感は特に重要です。適度な圧迫感がありつつ痛みがない程度のサイズを選ぶのがポイント。内装のパッドを交換することでフィット感を微調整できるモノもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
軽量なモデルがおすすめ

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オフロードヘルメットを選ぶ際は、ヘルメットの重量も確認しましょう。軽量なモデルは、長時間のライディングにおける首や肩への負担を軽減できます。特にオフロード走行はヘルメットが振られやすいため、軽いほど疲労感が少なく快適に走行可能です。
オフロードヘルメットの平均的な重さは1200〜1500g程度です。製品のなかには、強度を保ちながら軽量化を実現したカーボン素材のモデルもあります。激しい動きでも快適なライディングを楽しみたい方は、ぜひチェックしてみてください。
ベンチレーションの有無をチェック

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運動量が多く汗をかきやすいオフロード走行では、ヘルメット内部の熱や湿気を逃がすベンチレーション機能が欠かせません。ヘルメットの顎や額、後頭部などに設けられた空気の通り道が、走行風を取り込んで内部の蒸れを防ぎます。快適なライディングのためにも、通気性のよさはチェックしておきたいポイントです。
多くのオフロードヘルメットは、複数の吸気ポートと排気ポートを備えることで、効率的な空気の流れを生み出します。製品のなかには、シャッター機能をあえてなくし、常に空気が循環する設計を採用しているモノもあります。口元の換気やシールドの曇り防止に役立つ機能を備えたモデルもおすすめです。
おしゃれ・かっこいいモデルも人気

オフロードヘルメットは、機能性だけでなくデザイン性も重視した製品が増えています。前に突き出たチンガードやバイザーなど独特の形状が、エッジの効いた個性的な印象を演出。愛車やウェアに合わせて、お気に入りのデザインを選ぶ楽しみもあります。
最近では、スタイリッシュなグラフィックモデルから、昔ながらの雰囲気を楽しめるビンテージ風デザインまで、バリエーションが豊富です。街乗りから本格的なスポーツ走行まで、幅広いシーンにマッチするおしゃれなモデルも人気を集めています。


























オフロードヘルメットは、安全性はもちろん、軽さやフィット感にも注目して選ぶのがおすすめ。また、自分のライディングスタイルや、使用するゴーグルとの相性も考慮しながら選ぶことが大切です。ぜひ本記事も参考に、自分にぴったりのアイテムを見つけてみてください。