サバゲーでハンドガンを身に付けて携帯するための「ホルスター」。取り付ける位置や採用されている素材などによって機能面が異なるので、スタイルに適したタイプを選ぶのがポイントです。
そこで今回は、サバゲー用ホルスターの選び方やおすすめのモデルをご紹介します。各製品の特徴も解説するため、ぜひ自分に合ったホルスターを選ぶための参考にしてみてください。
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ホルスターとは?
ホルスターとは、道具を収納して身に付けるためのケース。多くはハンドガンの携帯用として使用されています。エアガン用も展開されており、サバゲーでメインの銃となるライフルのサブに使うハンドガンを持ち歩くのに便利です。
ハンドガンを手に持って移動する必要がなく、しっかりと銃をカバーし落下が防げるのもメリット。足・腰・脇下といった取り付ける位置や、ナイロン・樹脂・革など採用されている素材もさまざまで、タイプによって動きやすさに銃の抜きやすさといった使い勝手も変わってきます。
そのため、それぞれの特徴をチェックして、使いやすさや自分の戦闘スタイルに合ったホルスターを選びましょう。
ホルスターの選び方
取り付け位置をチェック
レッグホルスター
腰ベルトで吊り下げ、太ももにストラップを巻き付けて取り付けるタイプがレッグホルスターです。足首用との区別化のため、英語で太ももを意味する「Thighs(サイ)」を用いてサイホルスターと呼ぶ場合もあります。
レッグホルスターは、手を下げた位置に銃のポジショニングが可能です。スピーディにグリップが握れるうえ、ウェアやサバゲー用の装備品との干渉も少ないので銃が抜きやすいのがメリット。初心者の方でも取り扱いがしやすいのも特徴です。
ただし、重量の大きなハンドガンを太もも位置に取り付けると、激しく走り回る際などに重さが負担になるケースもあります。
ヒップホルスター
ウエストベルトにストラップを取り付けて腰の位置で固定するタイプがヒップホルスターです。上着などに干渉しやすく銃を素早く抜きにくい場合はあるものの、固定力に優れており、大きめで重さのあるハンドガンでも安定して携帯できます。
足の動きを邪魔しにくいため、激しく走り回りながらの戦闘が求められるシーンで使いやすいのもメリットです。
ショルダーホルスター
肩にストラップをかけ、脇下の位置に銃を吊り下げるタイプがショルダーホルスター。私服警官や特殊部隊の隊員が銃を装備するようなイメージでホルスターが取り付けられます。スタイリッシュなデザインの製品が多く、おしゃれに着用したい方に適したタイプです。
また、基本的にショルダーホルスターは利き腕とは反対の脇下に銃を取り付けますが、両脇下に配置できるタイプもラインナップ。さらに、マガジンなどの収納に便利なポーチが付いた製品もあります。
素材をチェック
ナイロン製
軽量で柔軟なため、取り扱いやすいのが特徴のナイロン製ホルスター。柔らかい分、多少安定しにくい面はあるものの、幅広い種類のハンドガンに合わせて使いやすいのが魅力です。初心者の方など、さまざまなタイプのハンドガンを試す段階の使用にも適しています。
また、軽いのでフィールドを移動する際の負担が少なく、高い機動性を確保しやすいのもポイント。さらに、価格が安い製品が多いため、コストを抑えてサバゲー用の装備品を揃えたい方にもおすすめの素材です。
樹脂製
滑りがよく銃の抜き差しがスムーズにできる樹脂製のホルスター。俊敏性をさらに高める、収納角度の調節機能を備えたタイプも展開されています。固定力に優れているため動きやすく、激しい戦闘時でも銃の落下を防げるのも特徴です。
また、防水性が高いので、悪天候やコンディションの悪いシーンで使用しやすいのもポイント。安定感と機動性の高さに加え、手入れのしやすさにこだわる方にもおすすめの素材です。
革製
重厚で深い味わいのある質感がおしゃれな革製のホルスター。適度な重量があるので安定感に優れ、スムーズな銃の抜き差しをサポートします。また、革製は水に濡れないように注意が必要ですが、しっかりと手入れを行えば経年により増していく味わい深さが楽しめるのも魅力です。
ただし、基本的にサイズが固定されているため、対応できる銃のタイプは限られます。ファッション性にこだわって、愛用の銃に合わせたかっこいいホルスターが欲しい方におすすめの素材です。
ロック機能をチェック
サムブレイク
親指でロックを解除する単純な構造で、使いやすいサムブレイクタイプ。簡単にロックが解除しやすく、銃の引き抜きがスムーズに行いやすいのが特徴です。銃を収めた際も素早くロックできます。
また、グリップの後ろ側に固定用のベルトをまわして銃をしっかりとロックできるため、不意に銃が抜けにくく、激しい動きで落下を防ぎやすいのもポイント。なお、同タイプのロック機能は、素材にナイロンを採用したホルスターに多く取り入れられています。
CQCホルスター・GLSホルスター
銃が差し込まれると自動でロックするシステムを搭載しているCQC・GLSホルスター。ロックの解除をしなければ銃は抜けない仕組みで、激しい動きでの落下や接近戦で銃を奪われるリスクを防ぎます。
また、ロックはワンタッチで簡単に解除できるので、銃の引き抜きもスムーズ。素早く銃を構えて早撃ちを行うのにも適しています。スピーディな銃のロックと引き抜きを実現する、近距離戦を想定した使用におすすめのタイプです。
ロックシステム無し
ロックが不要な方にはロックシステム無しのタイプがおすすめ。銃を抜く際にロックを解除する動作が省けるため、早撃ちのしやすさを重視する方の使用に適しています。
ただし、激しく動くと銃が落下するリスクも高くなるので注意が必要。ロックシステム無しのホルスターを使用する場合には、大きな隙間が生じないようにハンドガンのサイズに合ったタイプを選ぶようにしましょう。
ホルスターのおすすめ
コンドル・アウトドア(CONDOR OUTDOOR) レッグホルスター ユニバーサルフィット ULH
高性能なミリタリーグッズを取り扱う「コンドル」が展開するホルスター。ホルスター部はプラットホームからの分割が可能で、ヒップホルスターとしても使える2way仕様のレッグホルスターです。
分割したホルスターはデューティーベルトなどに縦向きと横向きで取り付けができるので、用途に応じて使い分けができて便利。収納できる銃のタイプは、グロック・SIG226・M1911といった中型のハンドガンに適応します。
素材にはナイロンを採用しているため柔軟なうえ、プラットホームにはクッション材も内蔵。レッグホルスターとして使用する場合のフィット感を高め、足への負担も抑えます。使い勝手がよく汎用性の高さを求める方はもちろん、初心者にもおすすめのホルスターです。
シェンケル(SHENKEL) マルチフィットホルスター コンパクト&レッグプラットフォーム
レッグパネルとマルチフィットホルスターがセットになった製品です。細かい角度調節が可能で、3ヶ所に取り付けられるのが特徴。ホルスター単体を直接ベルトにも取り付けられるなど、好みに合わせて装着しやすいのがメリットです。
GLSロックタイプで、リリースレバーを押せばロックを解除されるのもポイント。しっかり固定しながら、取り出しもスムーズに行えます。使い勝手のよいモデルを探している方におすすめです。
キャットソバット(CATSOBAT) レッグホルスター
「SWAT」のワッペンが付いた、かっこいいデザインのレッグホルスター。ワッペンは面ファスナーで自由に着脱できるため、違うデザインのワッペンを取り付けすることも可能です。
また、ホルスター部もハンドガンを包み込むように収納できるベルクロ仕様。面ファスナーで調節し、銃の大きさや形状に合わせて収納できます。マガジン用のケースも搭載されており、小物類を入れておくのにも便利です。
ベルト2本で太ももに固定し、激しい動きでのズレ落ちや外れを軽減できるのも魅力。ベルトの長さも調節でき、バックルで着脱も簡単に行えます。なお、同モデルは右利き用だけでなく左利き用も展開されているので、利き腕に合わせて選びたい方にもおすすめです。
ミリタリーベース(MILITARY-BASE) トルネードタクティカル レッグホルスター H7321B
ストラップの長さをはじめ、幅・厚み・深さなどのサイズが調節できるナイロン製のレッグホルスター。Hi-CAPA5.1・グロック・M92Fなど、小~中型のハンドガンを携帯するのに適しています。ハンドガンに合わせてサイズ調節ができるのが魅力のモデルです。
ロック機能はナイロン製に多いサムブレイクタイプ。解除や銃の引き抜きもしやすく、初心者の方でも取り扱いやすいのも特徴です。また、ホルスターのフロント部分にはマガジン用のポーチも搭載。汎用性と利便性の高さを備えたホルスターを使いたい方におすすめのアイテムです。
ブラックホーク(BLACKHAWK) オメガVI レッグホルスター COLT ガバメント 1911用 右利き 40QD22
ベルトハンガーで吊るすドロップレッグホルスターです。ベルトストラップと、2つのレッグストラップで太ももに付けられます。ピストルとピストルマグを1つずつ収納できるのが魅力です。
ストラップは長さ調節ができるので、体格に合わせやすいのがメリット。さらに、レッグストラップにはゴム製の滑り止めを縫い込んでいるため、優れた装着感を味わえます。
レッグストラップは取り外し可能。レムブレークセキュリティストラップが付属しているため、銃の保持に便利です。
ライラクス(LayLax) BATTLE STYLE ハイキャパ対応 CQCホルスター
Hi-CAPAシリーズの4.3・5.1・エクストリームなどに対応するCQCタイプのホルスター。自動ロック機能を搭載しており、銃のスムーズな収納と高い保持力を実現するモデルです。解除スイッチのプッシュにより、素早い銃の引き抜きもサポートします。
さらに、ネジで使用してハンドガンにフィット感を合わせられるので、保持力の調節も可能。そのうえ、ホルスター部はワンタッチでパドルとの着脱ができ、360°の24段階で角度の調節も行えます。パドルはラウンド形状で、腰回りへのフィット感を高めて着用しやすいのもポイントです。
また、素材には高品質なポリマー樹脂を採用しており、堅牢性にも優れています。ハイスペックで使いやすいヒップホルダーを使いたい方におすすめのアイテムです。
ブラックホーク(BLACKHAWK) OMNIVORE マルチフィットホルスター 419001
ウエポンライトを搭載したハンドガンの収納におすすめのヒップホルスター。「シュアファイア」が展開するウエポンライトX300・X300U-Aの収納に対応します。ハンドガンの収納スペースは広めに設計されており、150種類以上の機種に対応可能です。
また、ライトにもロックがかかる仕組みでレバーを親指で押して解除すればスムーズに銃が引き抜けます。ロックレバーは3段階の長さに調節ができるため、自分に合った長さで使用できるのもポイントです。
Bakle ヒップホルスター
左右兼用で使えるヒップホルスター。利き腕に関係なく対応できるだけでなく、戦術面での使い分けも可能です。ベルトフック付きなので、腰ベルトに手間なく便利に取り付けられます。
通常はコンパクトガン向けですが、ホルスターの両面を繋げている糸を切断すれば中・大型の銃も収納可能。グロック17・18C・HK45・ベレッタ92・M9A1などの機種に幅広く対応します。
素材には高品質で耐久性に優れたナイロンを採用しているため、愛用の銃をしっかりとガード。防水性や速乾性も高く、雨天時のゲームで使用するのにもおすすめのホルスターです。
バーソニー(BARSONY) レザー ヤキ ホルスター
素材に重厚感と高級感が漂う牛革を採用したヒップホルスター。使い込むほどに深まる味わいを楽しめるのが魅力のモデルです。サイズは、縦9×横11.5cmとコンパクトで携帯性に優れ、移動する際に動きの邪魔になりにくいのも特徴。約4.5cmまでのベルト幅に装着が可能です。
銃の機種は、ワルサーのPP・PPK・PPKSに対応。また、ロックシステム無しのタイプなので、ロック解除の動作も省けます。銃を素早く引き抜いて、早撃ちを追求したい方にもおすすめのホルスターです。
イースト・エー(EAST.A) ショルダーホルスター サムブレイクタイプ S231
主に革やナイロンを用いた、国内産のホルスターを取り扱うメーカー「イースト・エー」が展開するモデル。牛革製で深い味わいを感じる質感がかっこいいショルダーホルスターです。サイズが2~3インチのリボルバータイプに適しています。
また、ロック機能はサムブレイク式のため、ロックの解除もしやすくスムーズに銃が引き抜きやすいのも特徴です。早撃ちなどでの華麗でスタイリッシュなガンさばきをアシストします。ファッション性を重視したおしゃれなホルスターを求める方におすすめのアイテムです。
キャットソバット(CATSOBAT) ダブルハンドガンショルダーホルスター
特殊部隊が装着するような本格的なデザインが魅力のショルダーホルスター。両脇下に銃が装備できるダブルホルスターで、2丁拳銃をスタイリッシュに使いこなしたい方へおすすめのモデルです。両サイドのホルスターはフロント部分でバックルによって固定できるので、安定感にも優れています。
また、ショルダーパッドにより肩にかかる負担も軽減。アジャスタが搭載されているため、肩部分は身長や体型に合わせて長さの調節も行えます。ホルスターは中型のハンドガンを収納するのに適していますが、口の部分を広げてカスタマイズすればデザートイーグルなどの大型拳銃にも対応可能です。
さらに、小型のポーチも2ヶ所に備わっているので、マガジンや小物類も便利に携帯できます。
シェンケル(SHENKEL) TACTICAL ショルダーホルスター マガジンポーチ付き
左脇にホルスター、右脇にマガジンポーチを備えたショルダーホルスターです。ハーネスが調節可能なので、体型に合わせて使いやすいのが特徴。加えて、肩に当たる部分にはパッドを搭載しているため、負担を軽減できます。
ホルスターにも予備マガジンを1つ収納できるので、合計3つの予備マガジンを持ち運べるのがポイント。マガジンポーチはベルクロ仕様で開閉がスムーズに行えるため、素早くマガジンチェンジできて便利です。
素材には高密度ナイロンを採用しており、さまざまな中型ピストルに対応可能。なるべく身軽な装備でフィールドを走り回りたい方におすすめです。
FMA WASスタイル ユニバーサルピストルホルスター TB1113
ベルクロ仕様の収納部を採用した、幅広くサイズ調節ができるホルスター。小~大型までさまざまなハンドガンが便利に収納できます。MOLLEに対応しており、ベルトをはじめタクティカルベストなどにも装着が可能です。
また、ボタンの押せばロックが解除されるため、銃も素早く引き抜けます。汎用性と実用性の高さを兼ね備えたホルスターを愛用したい方におすすめのモデルです。
ライラクス(LayLax) GARUDA マルチフィットコンパクトホルスター
シーソー式トリガーロックシステムを搭載したホルスターです。ロックを解除した状態でハンドガンをホルスターに差し込むだけで、トリガーガードをロックしやすいのが特徴。銃のグリップを握ると同時に中指が自然とリリースボタンを押すので、ロック解除もスムーズに行えます。
着脱可能な開閉式ベルトクリップが付属しているのもおすすめポイント。取り付け角度を調節できるため、好みに合わせて装着しやすいのも魅力です。
ベルトアジャスターは、ベルト幅に合わせて取り付け位置の変更が可能。ホルスター裏面のネジを外せば、トリガーロックユニットを取り外せます。
One Tigris ピストルホルスター 05
耐久性・耐水性に優れた1000Dナイロンを採用したホルスターです。MOLLEウェビング・ベルト・レッグリグ・チェストリグなどに装着可能。コンパクトで頑丈なため、タフな環境下でもスムーズな動きをサポートします。
フック・ループの2本の面ファスナーでハンドガンを固定。微調節可能なので、幅広い機種に対応できるのが魅力です。また、優れた固定力を備えているため、フィールドで走り回っても落下を軽減できます。
ウォーリアーアサルトシステムズ(WARRIOR ASSAULT SYSTEMS) ユニバーサルピストルホルスター W-EO-UPH
樹脂のハウジング部でトリガーガードをロックする構造を採用したホルスターです。銃のグリップを握りながら親指でレバーを押し下げれば、ロックが解除されるのが特徴。さらに、挿入時は自動的にロックがかかるため、スムーズに出し入れできて便利です。
背面にはMOLLEに対応しているストラップが2本付いているので、ベルトループにも通せます。また、衝撃吸収材とスペーサーは1個ずつ予備が付属しているため、細かいセッティングも可能です。
テイラージャパン(TAILOR JAPAN) ハンドガンホルスター コーデュラナイロン製 S5-OCQR-YP4Y
コーデュラ1000Dナイロンを採用したホルスターです。耐久性に優れているため、タフに使いやすいのが魅力。また、直線的で直感的に使いやすい設計なので、使い勝手を重視する方におすすめです。
調節可能なウェビングベルトによって固定できるため、幅広いハンドガンを収容しやすいのがメリット。さらに、ベルト・レッグリグ・モール対応仕様なので、さまざまな装備に取り付けられるのもおすすめポイントです。
取り付け位置や素材をはじめ、ロック機能の種類などによっても使い勝手が異なるホルスター。それぞれに備わっている特徴をチェックし、使用する銃やスタイルに適したモデルを選ぶのがポイントです。今回の記事を参考に、ぜひ自分に合ったホルスターで優位にバトルを展開してみてください。