ソニーの次世代ゲーム機「PS5」。4K解像度や120fpsに対応するなど、ゲーミングPC並の性能を持っているのが特徴です。ただし、PS5のスペックを最大限に生かすには、テレビ側にもある程度の性能が求められます。
そこで、今回はPS5用テレビをピックアップ。選び方についてもご紹介しているので、高画質でゲームをプレイしたい方はぜひチェックしてみてください。
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PS5用テレビの選び方
テレビの種類で選ぶ
液晶テレビ
液晶によって色を制御する「液晶テレビ」。カラーフィルターの後ろからライトを当てて、液晶がシャッターのように開閉して光を調節することで、さまざまな映像を再現します。シャッターを閉じてもわずかに光が漏れるので、完全な黒色を表現するのは苦手です。
ただし、液晶テレビはコントローラーで操作してから画面に表示されるまでの表示遅延が少ないのが特徴。FPSや格ゲーなど、一瞬の遅れによって勝敗が分かれるゲームをプレイする場合は、液晶テレビがおすすめです。
有機ELテレビ
バックライトではなく、自発光素子によって色を再現する「有機ELテレビ」。映像の黒い部分は素子が完全に消灯するので、引き締まった黒色を表現できます。メリハリのある鮮やかな映像を楽しみたい方におすすめです。
また、有機ELテレビは画面の色が切り替わる応答速度に優れているので、残像感が少ないのがポイント。しかし、画面の焼き付けを防ぐための処理が挟まれるため、表示遅延はやや遅い傾向があります。映像美を重視したい方は有機ELテレビをチェックしてみてください。
解像度をチェック
解像度とは画面の密度を表す数値のことで、数字が大きいほど滑らかで鮮やかな映像を再現できます。PS5は、4K(3840×2160)と8K(7680×4320)の解像度に対応。フルHDテレビではPS5の映像美を十分に再現できないほか、文字が潰れてしまうこともあるので、4K解像度以上のテレビがおすすめです。
ただし、8KはHDMI 2.1接続時での出力に対応しているのみで、将来的なシステムソフトウェアアップデートによって、対応ソフトを8K解像度で描画できるようになります。現状は4Kテレビでも十分ですが、8K放送を視聴したい方や、将来のアップデートに備えたい方には8Kテレビがおすすめです。
高フレームレート入力に対応しているかチェック
フレームレートとは、1秒間の動画が何コマの画像で構成されているかを表した単位のことです。たとえば、1秒間に100コマの画像を切り替えている場合は100fps。数値が大きいと、動きの速い映像も滑らかに表現できます。ゲームハードの性能を示す、重要な要素のひとつです。
PS5は4K/120fpsに対応。一部のソフトウェアでは美しい4K画質を維持しつつ、高フレームレートでゲームを楽しめます。PS5のスペックを生かすためにもテレビ側も120fps(120p)入力に対応しているかどうかチェックしましょう。
なお、倍速駆動による120fpsとは異なります。倍速駆動とは1秒間60コマの映像を分析して、前後のコマから補完映像を作成することで擬似的に120fpsに見せる機能です。スポーツなどのテレビ番組を見る際は便利ですが、PS5本来の120fps映像を映し出せるわけではないので注意しましょう。
HDMIの規格をチェック
PS5はHDMIの規格としてHDMI 2.1を採用しています。HDMI 2.1は、4K/120fpsや8K/60fpsに対応したインターフェース規格です。マイクロソフトの次世代ゲーム機「Xbox Series X/S」でも導入されています。
テレビ側のHDMI規格が2.1未満の場合、ゲームの画質が落ちる可能性があるので注意しましょう。製品を選ぶ際は、規格もあわせて確認してみてください。
その他機能をチェック
VRR
VRR(Variable Refresh Rate)とは、ゲーム映像のフレームレートとテレビ側の画面更新を同期することで、チラつきを抑制する技術のことです。「可変リフレッシュレート」とも呼ばれます。動きの激しいアクションゲームなどをプレイする方におすすめの機能です。
ALLM
ALLM(Audio Low Latency Mode)は、テレビの「低遅延モード」と「高画質モード」がシーンに応じて自動的に選択される技術。たとえば、PS5でゲームをプレイしている時は低遅延、映画を見るときは高画質というように切り替わるので、リモコンを使って自分で変更する必要がありません。必須ではありませんが、あると便利な機能です。
eARC
eARC(Enhanced Audio Return Channel)とは、テレビ音声をHDMIケーブル1本でAV機器に伝送する「ARC機能」の拡張版のことです。従来では伝送できなかったDolby TrueHDなど、高品位な音声データにも対応しています。PS5で動画コンテンツを楽しむ場合にも役立つ機能です。
PS5用テレビのおすすめ
ソニー(SONY) 4K有機ELテレビ BRAVIA XRJ-48A90K
すっきりと配置できる高機能な有機ELテレビ。本製品は、さまざまな空間でもコンパクトに設置しやすいデザインが特徴。認知特性プロセッサー「XR」や、PS5との連携機能を搭載し、優れた没入感が得られるのもポイントです。
「XR」は、映像や音の信号処理を行い、目で感じる自然な美しさや、サラウンド・定位感が向上。ゲームの臨場感を高めます。ソニーの音響技術「アコースティック サーフェス オーディオ プラス」により、画面自体が振動し、映像と音が一体となる、リアルな視聴体験も可能です。
本体は、PS5とHDMIケーブル接続することで、自動で「ゲームモード」に切り替え。入力遅延が短縮され、快適にゲームプレイが可能に。また、PS5がHDR調整を自動で行う「オートHDRトーンマッピング」機能も搭載しています。
本体はHDMI2.1規格品で、4K/120fpsに対応。VRRやALLMの機能も搭載し、遅延を抑え滑らかな描写を実現します。
ソニー(SONY) 4K液晶テレビ BRAVIA KJ-55X85L
高コントラストで、暗いシーンでも美しく表現できるPS5にぴったりのテレビです。本製品は、LEDバックライトを液晶パネル下に配置。映像全体を小さなブロックに分けてコントロールし、明暗のきめ細やかな描写を可能にしています。
テレビの電源や音量コントロールの設定などは、ハンズフリーで操作が可能。付属のリモコンはBluetooth接続仕様で、リモコンをテレビに向けないままでも操作ができます。
本体は、PS5との連携機能を多く搭載しているのも特徴。「オートHDRトーンマッピング」により、PS5が自動でHDRの調整を行うほか、「コンテンツ連動画質モード」で、各コンテンツに応じた画質モードに自動で切り替わります。
HDMIは2.1規格に対応し、4K/120fpsでのゲームプレイが可能。映像の乱れを抑制するVRRや、低遅延のALLM機能も搭載しています。
ソニー(SONY) 4K液晶テレビ BRAVIA XRJ-65X95J
臨場感や没入感を重視するゲーマーにおすすめのPS5用テレビです。本製品は、背面にあるサブウーファー・トゥイーター・ミッドレンジスピーカーが、それぞれ別のアンプで駆動。サラウンドと定位感が向上し、ゲームの没入感を高めます。
また、直下型LED部分駆動と、認知特性プロセッサー「XR」により、高コントラストを実現。視野角も広く、斜めから見たときでも高画質のゲーム画面を楽しめます。
本体は、HDMI2.1規格を採用。4K/120fps・VRR・ALLMに対応し、PS5を快適にプレイできます。本体は、PS5と接続すると、ゲームプレイに適した「ゲームモード」でプレイが可能。PS5で映画を見るときは、自動で「スタンダードモード」に設定を変更してくれます。
本体は「オートHDRトーンマッピング」機能により、PS5のプレイ中にHDRを自動で調整。明るいシーンと暗いシーンともに、はっきりとした映像を映し出します。
パナソニック(Panasonic) 4Kダブルチューナー内蔵ビエラ TH-43LX900
43インチとコンパクトで省スペースで設置できるPS5用テレビです。4K/120fpsに対応し、なめらかな映像を実現。また、ALLMやAMD FreeSync Premium、VRRに対応した「ゲームモード エクストリーム」を搭載しているので、遅延の少ないゲームプレイが楽しめます。
ゲームだけでなく、映画やドラマなどもシーンに合わせて自動で画質を調節する「オートAI画質」を採用しているのも魅力。加えて、光と色を忠実に再現できる独自の「ヘキサクロマドライブ」も搭載しているので、鮮やかな色彩で映像を映し出せます。
そのほか、テレビ台に吸着して倒れにくい独自の「転倒防止スタンド」を搭載している点もメリット。小さい子供がいる家庭でも安心して設置できます。
TVS REGZA タイムシフトマシン搭載4K Mini LED液晶レグザ 55Z870N
ゲームプレイ専用の「ゲーミングメニュー」を搭載したPS5用テレビ。暗い部分を見やすくする「暗部ガンマ調整」や、シューティングゲームをプレイする際に便利な「標準表示」など、さまざまな機能が利用できます。
快適にゲームプレイを楽しめる「瞬速ゲームモード」を備えているのもポイント。4K/120Hzのリフレッシュレートに対応しているほか、画像処理では約0.83msecの低遅延を実現しています。素早い反応が求められる格闘ゲームや、FPSゲームをプレイするのにもぴったりです。
新たなゲームモードの「オートゲームアジャスト」は、PS5などをテレビに接続するだけでゲーム機の種類を判別できるのが特徴。機器ごとに設定を変更しなくても、自動で適した設定に調節してくれます。ゲームをプレイするための機能が充実した、おすすめのPS5用テレビです。
TVS REGZA タイムシフトマシン搭載4K液晶レグザ 55Z770L
色彩表現に優れたPS5用テレビです。ブルーLEDと広色域の量子ドットシートを搭載した、直下型バックライトにより、高色域で鮮やかな映像を楽しめるのがポイント。また、映像送信をする際に失われる、映像本来の色を復元する「カラーリマスター」機能も搭載されています。
本製品は「AMD FreeSync Premium」のほか、VRRやALLMなどにも対応。低遅延でチラつきの少ないゲームプレイが可能です。
また、PS5をはじめとする家庭用ゲーム機に対応した「瞬速ゲームモード」が備わっているのも魅力。プレイするゲーム機器に合わせ、本体が適切な映像設定に変更し、自動調節します。
ほかにも、計11個のスピーカーを搭載しているのに加え、「Dolby Atmos」に対応。立体的かつ迫力ある音も楽しめます。映像美や多彩なゲームモード、高音質など、ゲームをプレイするのに欠かせない要素に優れた、おすすめのモデルです。
TVS REGZA 4K有機ELレグザ 55X8900N
高コントラストかつ、低反射の有機ELパネルを搭載したテレビです。本製品は、外からの光の映り込みを抑える設計。ゲームプレイ時の没入感を高めるほか、テロップなどの文字もしっかりと見えるようになります。また、視野角も広く、斜めからでも色ブレのない映像を楽しめます。
本体は、計6個のスピーカーを駆動し、クリアな広域再生と、パワフルな低音再生を実現。立体音響技術の「Dolby Atmos」対応で、映画館のような迫力のあるサウンドを体験できます。
また、映像メニューの「ゲーム」を選択すれば、迫力のある映像ながらも低遅延のゲームプレイが可能に。これにより、対戦格闘ゲームのような、ボタンを押すタイミングが重要なコンテンツでも快適に遊べます。
シャープ(SHARP) AQUOS 量子ドット有機ELテレビ 4T-C55GS1
高輝度・広色域の「量子ドット有機ELパネル」を採用したPS5用テレビ。豊かな明暗や鮮やかな色を再現できるため、美しい映像でゲームプレイを楽しめます。視野角が広く、斜めから見ても映像の変化が少ない点も特徴。複数人で協力プレイを行う際にも、プレイ画面が見やすいのがメリットです。
また、映像のチラつきを抑える「VRR入力」や、144Hzの高リフレッシュレートに対応。動きの速い映像も滑らかな映像を映し出せるので、レースゲームやFPSゲームをプレイするのにも適しています。
PS5などから入力された信号に応じて、自動でゲームモードに切り替わるのも便利なポイント。手動で設定を変更する手間がなく、快適にプレイを開始できます。4Kの高解像度でゲームを楽しみたい方におすすめのモデルです。
シャープ(SHARP) AQUOS 8K 8K液晶テレビ 8T-C70DW1
将来的に8K解像度のゲームも高精細に表現できるPS5用テレビ。4K/120fpsと8K/60fpsの出力に対応しているので、高画質でゲームを楽しめます。
外光や照明の映り込みを低減できる低反射の「N-Blackパネル」を採用しているのも魅力。引き締まった黒を表現できるだけでなく、明るいリビングでも見やすい映像を実現できます。
そのほか、水平方向に回転して角度を調節できる「回転式スタンド」を採用しているので、省スペースで設置可能です。
LGエレクトロニクス(LG Electronics) 55V型 4K有機ELテレビ OLED55C2PJA
黒色の表現能力に長けた有機ELディスプレイを採用したPS5用テレビです。独自のAI対応映像エンジンには「α9 Gen5 AI Processor 4K」が搭載され、鮮明で明るい映像を表示できるのが特徴。サウンド性能も充実しており、臨場感のあるゲーム体験を実現します。
4K/120fps対応で、なめらかな映像を表現できるのもポイント。応答速度も1msと速く、画面の切り替えが速いシーンでも残像感が少ないため、ゲームの世界に没入することができます。FPSやレースゲームをプレイしたい方にもおすすめです。PS5で快適に遊べる機能がそろっているので、ぜひチェックしてみてください。
ハイセンス(HISENSE) 量子ドット4K液晶テレビ 55U7N
人気アクションRPG「黒神話:悟空」の公認画質を取得したPS5用テレビ。ゲームをプレイするのに適した「ゲームモードPro」では、144Hzの高リフレッシュレート、約0.83msの低遅延を実現しています。
VRRやAMD FreeSync Premiumに対応しており、映像のチラつきなどが抑えられるほか、滑らかな映像でゲームをプレイできるのも魅力。また、入力機器からの信号を読み取る「ALLM」機能により、高画質モード・低遅延モードを自動で切り替えてくれるのもメリットです。
ゲームプレイに特化した「ゲーミングメニュー」を搭載している点も特徴。バックライトや暗部ガンマを簡単に調節できるほか、照準表示の切り替えなども行えます。リフレッシュレート・HDR・VRRの状況がすぐに分かるのもポイント。幅広いジャンルのゲームをプレイする方におすすめのPS5用テレビです。
ハイセンス(HISENSE) 4K液晶テレビ 43E7H
4K/120fpsの入力でも低遅延を実現したテレビです。本製品は、3段階超解像度処理と、フレーム補間処理を行う「ゲームモードPro」を搭載。HDMI2.1規格の4K/120fps入力に対応し、ちらつきやカクツキの少ない仕様です。
また、VRRとALLMを搭載しているのも嬉しいポイント。AMD社のFreeSync Premiumにも対応し、ティアリングのない、スムーズなゲーム体験を実現します。
本体は、Bluetooth対応で、ワイヤレスヘッドホンなどの接続も可能です。リモコンにもBluetoothを搭載し、テレビから離れた場所でも操作できます。
価格は同スペック製品のなかでは、比較的リーズナブル。コストを抑えてPS5用テレビを導入したい方におすすめです。
ハイセンス(HISENSE) 量子ドット4K液晶テレビ 55U7N
広色域量子ドットで、豊富な色彩を再現できるPS5にもぴったりのテレビです。本製品は、PS5をはじめとした、次世代ゲームを快適に遊べるよう設計されたモデル。画面のノイズや残像感を抑えているほか、広視野角で、さまざまな角度から見ても高画質を楽しめます。
リフレッシュレートは144Hzに対応。「ゲームモードpro」の設定で、4K/144fpsのゲームを楽しめます。また、高画質・高リフレッシュレートの設定でも低遅延なため、素早い入力が求められるゲームでも快適です。
本体は、ゲームプレイに特化したメニュー画面を採用しているのも特徴。リフレッシュレート・HDR・VRRの状況を随時確認できます。また、FPSゲーム用に、照準表示機能を搭載しているのもポイントです。
美しいグラフィックを表現できるPS5ですが、テレビ側の性能が足りなければ、スペックを十分に引き出せません。ソニーの手掛けてているテレビは、PS5と連携できるので、どれを購入すべきか悩んでいる方におすすめ。他メーカーのモノを選ぶ際は、解像度やHDMI規格などをチェックしてみてください。