仰向けで眠る際にかかる体の負担を軽減できる「腰枕」。腰と布団の間にある空間を埋められるため、背中にかかる圧力を分散でき、快適な寝姿勢を保てる便利なアイテムです。
しかし、自分の体に合った製品を選ばないと逆効果で体に負担がかかってしまう場合もあるので注意が必要。今回は、腰枕を選ぶポイントとおすすめの腰枕をご紹介します。
腰枕とは?

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腰枕とは、仰向けで寝た際に腰と布団との間にできる隙間を埋めて、腰にかかる負担を軽減するアイテムのことです。高さを出すのが目的ではないため、厚さは3~4cm程度のシートクッション形状の製品が大半。腰が柔らかい布団に沈み込んだり、硬めの布団から浮いてしまったりするのを防げるのが魅力です。
人体は背骨がS字状のカーブを描いており、仰向けになると腰と布団との間に隙間が生まれます。腰が浮いた状態だと、お尻や背中など、布団と接している部分に重さが集中。体の背面にかかる圧力が平等ではなく、負担が大きい部分が生じるため、腰痛などにつながる可能性があります。
腰枕は腰と布団とのすき間を埋めて、背面への圧力を分散し、体にかかる負担の軽減が可能。ただし、高さが合わない場合には逆に負担をかけてしまう場合もあるため、自分の体に合った製品を選ぶことが重要です。
腰枕の選び方
タイプで選ぶ
敷くタイプ

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敷くタイプは腰枕のなかで最もスタンダードな形状。厚さ3~4cm程度のシートクッション状のアイテムで、自分の体型や姿勢に合わせて適した厚さや硬さの製品を選べるのが特徴です。
マットレスや布団に設置するだけで手軽に使えるのも魅力。大型の製品であれば寝返りを打ってもズレにくく、長時間安定した寝姿勢を保てます。多くのラインナップから自分に適した製品を探したい方におすすめです。
巻くタイプ

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巻くタイプはコルセットのように自分の腰に巻いて使用する形状。寝るときの体の向きを気にする必要がなく、寝返りを打った際も腰にフィットして寝姿勢をサポートします。面ファスナーなどで自分の体に合わせてサイズを調節できるため、外れにくく、長時間でも快適に使用できるのが特徴です。
コンパクトサイズのモノが多く、旅行や出張などの外出時にも便利。ただし、使用中はずっと身につけておく必要があるので、蒸れやすい点には注意が必要です。
椅子用の腰枕も便利

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睡眠時ではなく、椅子に座っているときの姿勢が気になる方には、椅子用の腰枕もおすすめ。背もたれと背中の間に隙間があると、隙間を埋めようとして自然と猫背になってしまう場合があるので、隙間を埋められる腰枕を選ぶことが重要です。
椅子用の腰枕には、背中全体をサポートするモノや、腰だけをサポートするモノなど、さまざまな種類があります。デスクワークで長時間椅子に座る方や、旅行などの移動時間を快適に過ごしたい方などは、椅子の形状に合わせて適切な腰枕を探してみてください。
硬さで選ぶ

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腰枕を選ぶ際には、自分の使用環境に適した硬さの製品を選ぶことが重要。体が沈み込むような柔らかい布団を使っている場合には硬めの腰枕、腰と布団の間に空間ができやすい硬めの布団を使っている場合には柔らかめの腰枕がおすすめです。
柔らかい布団の場合には、お尻周りが沈み込みやすく、寝姿勢がひらがなの「く」の字型に曲がってしまう傾向があります。硬さのある腰枕は腰を支えるため、お尻の沈み込みの抑制が可能。背骨のS字ラインをキープできます。ただし、硬すぎる腰枕は逆に腰を反らせてしまう場合があるので注意が必要です。
硬めの布団の場合には、腰と布団の間に空間ができやすく、腰回りの負担が大きくなりがち。柔らかめの腰枕を使うことで腰と布団の隙間にぴったりとフィットして体圧の分散に役立ちます。使用時の自分の体勢などを考慮して、負担のかかりにくい硬さの製品を選ぶようにしましょう。
大きさで選ぶ
高さ

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腰枕の高さは3~4cm程度のモノが大半ですが、適切な高さは体型や体調によって異なります。横になったときの腰と布団との距離を測って適切な製品を選ぶことが重要です。
適切な高さがわからない場合には、バスタオルなどを重ねて目安の高さを測る方法がおすすめ。自分に合った厚みを確認できるため、製品選びをスムーズに行えます。
また、シートや中材を取り出して高さを調節できる製品も便利。体型変化や寝具の変更によって腰と布団との隙間が変わってしまっても調節がきくため、長く使い続けられます。
幅

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敷くタイプの腰枕の場合には、寝返りを打つことを想定して、横幅の広い製品を選ぶようにしましょう。睡眠時の寝返りは重要なので、寝返りを打ちにくかったり、寝返りを妨げてしまったりすると、睡眠の質が落ちてしまう可能性があります。
目安としては、60cm以上の幅を持つ製品がおすすめ。シングルサイズの布団の幅が約100cmなので、左右に少し余裕があり、落下してしまうリスクも軽減できます。自分の体の大きさも考慮して適切な幅の製品を探してみてください。
腰枕のおすすめ
眠り製作所 ここにも枕
折り曲げたりつなげたりしてさまざまな用途に使用できる敷くタイプの腰枕。通気性とクッション性に優れた3次元構造の立体メッシュ素材を採用しているのが特徴です。腰が布団に沈み込むのを防ぎ、負担を和らげる効果が期待できます。
中材には通気性のよいナチュラルパイプを採用。ファスナー付きで中材の出し入れができるため、自分の体に合わせて高さも調節できます。洗濯にも対応しており、汚れた場合でもすぐに洗えるため清潔に使用できます。
サイドに留めボタンがついているのもポイント。折り曲げて固定することで、足枕や昼寝まくらなどとしても活用できます。また、同一製品同士をつなげて大きさを変えられるため、体の大きな方でも安心。幅広い使い方に対応したおすすめの腰枕です。
ビーチ(Beech) 王様の腰枕
体の形に合わせて自在に枕の形状が変化する、敷くタイプの腰枕。中素材に流動性に優れた超語句超ビーズと、弾力性に優れたポリエステルわたを採用しているのが特徴です。外生地は伸縮性のある素材を使っているため、寝返りを打つ際もスムーズに寝姿勢を変えられます。
両サイドと上下部、中央部で高さが異なり、腰にぴったりとフィットするのも魅力。横になった際の体をぴたっと面で受け止めるため、就寝時の体圧を分散できます。へたりにくく、長時間でも快適に使えるおすすめの腰枕です。
テンピュール(TEMPUR) ベッドバックサポート レギュラー
中央部に向かって山なりに盛り上がった敷くタイプの腰枕。背中から腰までの幅広い範囲をサポートできて、背中全体の負担を軽減できるのが特徴です。約幅70×奥行40×高さ2~6cmとやや大きめで、安定した寝姿勢を保てます。
中材に独自の「テンピュール素材」を採用しているのが魅力。低反発で、体形や体温、体重にあわせて変形するため、心地よいサポートを期待できます。また、耐久性に優れており、へたりにくいのもポイント。長期間使い続けられるので、お気に入りのモノを長く使いたい方にもおすすめです。
モグ(MOGU) ホールピロー

体にフィットしやすいフォルムを備えた腰枕。中央に穴の開いた形状が特徴で、緩やかな傾斜を設けることで腰の位置を固定できます。穴の上側を押すことでクッションの大きさを調節できるので便利です。
中材に直径1mm以下の超微粒子ビーズを採用しているのも魅力。流動性に優れ、体の動きに応じて柔軟に形が変化します。また、外生地には伸縮性に優れた素材が使われているため、まるで包み込まれるようなフィット感を味わえます。
腰に敷くだけではなく、枕やヒップサポーターとしても活用可能。さまざまなシーンに使える便利な腰枕を探している方におすすめです。
アイルズ(ISLES) 腰枕 竹炭入り

人体工学に基づく設計により、腰にかかる負担を軽減できる敷くタイプの腰枕。最薄部1.5cm、最厚部4cmの山なり形状が特徴です。低反発のクッションを採用しているため、適度な柔らかさでゆっくりと沈み込み、身体にフィットして体圧を分散します。
クッション部に竹炭が入っているのも魅力。消臭効果があるため、ニオイが気になる方も安心です。また、手触りのよいカバーはファスナーで簡単に脱着可能。洗濯にも対応しているので、清潔に使用できます。
専用の携帯ポーチが付属しているのもポイント。形状記憶仕様のため、丸めてコンパクトに持ち運ぶこともでき、旅行や出張などの際にも活用できます。旅行時などでも気軽に持ち運べる腰枕を探している方におすすめです。
Mkicesky ゲル腰枕

体にぴったりフィットするゲル付きの腰枕。背中から腰にかけてのカーブを支える山なり形状で、腰と布団との隙間をしっかり埋められるのが特徴です。縦23cm×横60×厚さ2~5cmと余裕のある大きさで、寝返りを打っても快適に使用できます。
ゲルには柔らかさと衝撃吸収性、耐圧縮性に優れた素材を採用。恒温性があり、冬や夏でも温度が変化しにくく、年間を通して使いやすいのが魅力です。
中材には高密度の低反発ウレタンフォームを採用しており、体の重みに合わせて変形。カバーは手洗いで洗濯できるので、万が一汚してしまった際もすぐに洗えて便利です。
Beautyest factory 腰枕 P123

腰にフィットする湾曲したデザインの腰枕。通気性に優れた3Dエアメッシュ生地を採用しており、ムレにくいのが特徴です。
中材には柔らかい綿とそば殻を採用。中央部はやや硬く、両側は柔らかいため、寝返りを打っても心地よいサポートを期待できます。長時間の使用でもしっかりと腰回りを支えられる腰枕を探している方におすすめです。
オーシン 温熱腰まくら MKM

片面に発熱毛布を採用した巻くタイプの腰枕。特殊な発熱パウダーにより、吸湿発熱を繰り返すため、一晩中あたたかく使えるのが特徴です。冬は発熱毛布面で温熱、夏はサラサラのメッシュ面、と使い分けられるため、年間を通して活用できます。
中材に耐久性のあるエアーラッセルを採用。繰り返し使用してもへたりにくく、へたった場合でもドライヤーの温風で復元できるため、長く使い続けられます。腰回りをあたためながら快適に過ごしたい方におすすめです。
オーシン ムレない腰まくら

ハニカムメッシュのポリエステル素材を採用したムレにくい巻くタイプの腰枕。面ファスナーでサイズを調節できるため、自分の体にフィットした状態で使用できるのが特徴です。
中材には耐久性に優れたエアーラッセルを採用。へたってしまった場合もドライヤーの熱風で復元できるため、長く使い続けられます。また、大小2種類の中材が付属しているのも魅力。腰部の厚みを調節できるため、高さが不安な方も安心です。
洗濯ネットに入れれば洗濯機で丸洗いできるのもポイント。ムレにくく快適に使える腰枕を探している方におすすめです。
アルファックス(alphax) お医者さんのふんわり腰まくら

体型を問わず、面ファスナーで体に合わせて調節しやすい巻くタイプの腰枕。両脇と背面の3か所で、それぞれ高さを変えられる調節パッドが付属しているのが特徴です。パッドの出し入れができるポケットが付いているため、空間に合わせて高さを調節できます。
クッション部には「ムマック」を採用。空気や水を通りやすくした無膜ウレタンフォームなので、夏場でも蒸れにくく、1年を通して快適に使用できます。本体生地も通気性に優れたダブルラッセルを採用しており、蒸れの軽減が可能です。
洗濯に対応しているのもポイント。汚れてしまってもすぐに洗えるため、清潔に使えます。日本製で快適に使える巻くタイプの腰枕を探している方におすすめです。
アクセス Re:楽 コリとる磁気腰まくら G11137

医療機器認証を取得している巻くタイプの腰枕。腰部分の4か所に100mTの医療用磁石を配置しているのが特徴です。磁気の力によって、腰のコリと血行を改善する効果を期待できます。
中材には通気性に優れたエアースプリングを採用。繊維が立体的に絡み合って作られたクッションで、通気性やクッション性、透水性、耐久性などに優れています。また、洗浄にも対応しているため、清潔に使えて安心です。
パイル仕立ての外生地も魅力。肌触りがよく、快適に使用できます。腰回りのコリなどが気になる方におすすめです。
ふわわ(fuwawa) 腰サポートクッション

椅子や車内シートで活用できる腰枕。人体工学に基づいて設計されたウィングサポート構造で、腰にかかる体圧を分散できるのが特徴です。腰が浮いてしまったり、沈みすぎてしまったりするのを防ぎ、安定した姿勢へと導きます。
カバーになめらかなマイクロファイバー素材を採用しているのも魅力。触り心地がよく、快適に使用できます。また、カバーはチャック式で簡単に取り外しが可能。洗濯機での丸洗いに対応しているので、清潔に使用できます。
腰と椅子との間にしっかりフィットするため、長時間同じ姿勢で作業をするデスクワークの方や、車で長距離を移動する機会の多い方におすすめです。
昭和西川 美睡眠 くつろぎ腰まくら TNM-20W

やわらかくやさしい肌触りの腰枕。椅子に置いた際、カーブ形状により腰にしっかりとフィットしてサポートできるのが魅力です。中材にはポリエステル100%のビーズを採用。程よい硬さを備えているため、沈み込みすぎず、安定した姿勢を保てます。
サイズは約45×22×15cm。椅子や車のシートに設置しやすいサイズ感で、デスクワークから長時間のドライブまでさまざまなシーンに活用できます。心地よく体にフィットしてサポートする椅子用の腰枕を探している方におすすめです。
聖ティロン 腰枕 23532432

背面にベルトを備え、椅子や車のシートに固定できる腰枕。腰から背中にかけての広範囲をサポートできる形状が特徴です。高さ43×横40×幅10cmとやや大型ですが、体の背面をしっかりと支えて姿勢をキープできます。
2枚のブレードは腰の両脇までを安定して包み込むカーブ設計を採用。体の動きに合わせ、4本のスプリングが滑らかに動くため、しっかりと体にフィットして姿勢を支えます。背中部分は通気性に優れたメッシュデザインを採用。長時間でも蒸れにくく、快適に使用できるのが魅力です。
手触りのよいPP素材により、アタッチメントを取り外せば水洗いできるのもポイント。テレワークや在宅学習、ドライブなど、長時間椅子に腰かける際の腰への負担が気になる方におすすめです。
JTB商事 NEW ヨックレスト 519-071

新幹線や飛行機などで移動する際に使える旅行用の腰枕。素材には塩化ビニールを採用しており、空気を入れることによって膨らみ、エアクッションとして活用できます。
H型の形状が特徴。腰の両サイドを挟むように置くことで腰部にフィットし、移動時間を快適に過ごせます。素材が柔らかく、圧力をかける位置によって空気が動くため自分好みの調節が可能。空気の量でも使い心地を変えられます。
空気を抜けばコンパクトにまとまるのもポイント。軽量なため、手軽に持ち運べます。長時間の移動に慣れていない方や、旅行中も腰枕で体への負担を軽減したい方におすすめです。
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睡眠時に腰を支える腰枕は、快適な寝心地をサポートする重要なアイテム。特に、腰への負担が気になる方や、腰が反ってしまいがちな方は、腰枕を使うことで睡眠の質を向上できる可能性があります。自分の体に適した腰枕を使って、毎日の休息をよりよいものにしてみてください。