寝具のなかでも欠かせないモノのひとつといえば「枕」。さまざまなメーカーから多種多様な枕が展開されていますが、なかでも老舗寝具メーカーである西川と昭和西川の枕は高品質なのが魅力です。

今回は、西川と昭和西川のおすすめの枕をご紹介します。自分に合った枕の選び方も解説しているので、購入を検討している方はあわせて参考にしてみてください。
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西川と昭和西川の違いとは?

西川と昭和西川は、1566年に創業した「西川甚五郎商店」という同じルーツを持ちながらも、現在は別々の企業として運営されています。両社ともに高品質な寝具を幅広く提供していますが、取り扱っているシリーズなどが異なるのがポイントです。

代表的なシリーズとして、西川は特殊立体構造の「エアー」、昭和西川は卵のような凹凸構造の「ムアツ」が挙げられます。エアーシリーズはマットレス・枕のほかに、ソファも展開しているのが特徴。ムアツシリーズは、マットレス・枕を中心に用意しています。

そのほか、製品の保証やアフターサービス、会員特典なども各社で異なるため、購入前にはあらかじめしっかりと確認しておくことが大切です。

西川の枕の選び方

体格や寝姿勢に合った「高さ」を選ぶ

女性や子供、細身の方には「低め」

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適した枕の高さは、体格や寝姿勢によって異なります。立ったままの自然な姿勢を、寝ているときも保てる高さが理想的です。また、頭と敷き寝具とのすき間を埋めて、後頭部や首をしっかりと支えられるのも重要なポイントです。

女性や子供、細身の方は頭と敷き寝具との距離が近い傾向にあるので、低めの枕がおすすめ。さらに、仰向け寝が多い方もやや低めの枕が適しています。高すぎる枕を使用している場合、頚椎のラインが不自然に曲がってしまうため、首などに負担がかかってしまうのが注意点です。

男性や猫背、体格がしっかりした方には「中〜高め」

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男性や体格がしっかりした方は、頭と敷き寝具との距離が離れていることが多いため、中くらいの枕がおすすめ。猫背の方はより頭と敷き寝具との距離があるので、高めの枕を選んでみてください。

また、横向き寝が多い方は、肩幅の分を確保するやや高めの枕が適しています。低すぎる枕を使っている場合、頚椎のラインが曲がって頭が不安定になり、首などに負担がかかるので留意しておきましょう。

高さ調整が可能なタイプであれば失敗しにくい

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西川・昭和西川の枕のなかには、自分で高さを調整できるモノが展開されています。高さを変えられるモノであれば、オンラインショップでの購入も失敗しにくいのがメリット。また、体型が変化したり敷き寝具を買い換えたりして今までの高さが合わなくなっても、再度自分に適した高さに調整しやすいのが魅力です。

高さ調整の仕方は、枕によって異なります。中材を出し入れしたり、調整シートを抜き差ししたりすることで高さを変えられるのが特徴です。

「硬さ(中材)」で選ぶ

柔らかな感触が特徴的な「綿(わた)」

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ポリエステル綿を使った枕は、ふんわりと柔らかな感触が好みの方におすすめ。ボリュームに対して軽量なのもポイントです。さらに、洗濯に対応しており、速乾性・耐久性に優れているため、ラクにお手入れできます。

価格が安い傾向にあるので、予算を抑えて枕を購入したい方にもぴったりです。なお、はじめは弾力があるものの、ほかの素材に比べてへたりやすく、長く使い続けると枕のボリュームがなくなるのが注意点。耐用年数は、2~3年程度です。

通気性がよく、硬めの寝心地が特徴的な「パイプ」

パイプは中心が空洞なので、通気性に優れています。枕の内部に湿気や熱がこもりにくいため、汗をかきやすい方にもおすすめの素材です。硬めの寝心地で、頭・首元をしっかりと支えます。また、へたりにくく、耐用年数が3~5年と長めなのもポイントです。

さらに、パイプ枕は丸ごと洗えます。汗や皮脂などの汚れをきれいに落として、清潔な状態をキープしやすいのが魅力。なお、パイプは片寄りやすい素材のため、定期的にならして枕の形を整えることが大切です。

独自凹凸構造の「ウレタンフォーム」も要チェック

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ウレタンウォームは、高反発素材と低反発素材に分類されます。高反発ウレタンフォームは頭の重さを跳ね返す力が働くので、スムーズに寝返りしやすいのがポイント。製品によっては西川・昭和西川独自の凹凸構造を採用しており、頭圧分散性と通気性を高めているのも魅力です。

低反発ウレタンウォームは、ゆっくりと沈み込み、頭を柔らかく包み込むのが特徴。頭圧を分散しやすいため、頭や首への負担を軽減します。なお、ウレタンウォームは洗濯に対応していないのが注意点。枕にカビなどが発生しないように、こまめに陰干しして湿気を逃すようにしましょう。耐用年数は、2~3年程度です。

寝返りしやすい「サイズ」を選ぶことも大切

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快適な睡眠環境を整えるうえで、寝返りしやすいサイズを選ぶことも大切。適度に寝返りすることで、同じ寝姿勢が続かず一部分のみに圧力がかかりすぎないため、身体への負担を軽減できます。また、掛け布団や毛布にこもった空気を入れ替えられるので、適した温度・湿度を保ちやすく、快適な睡眠環境をつくりやすいのもポイントです。

スムーズに寝返りするには、頭が3つ分入る横幅の枕を選ぶのがおすすめ。横幅が狭い枕の場合、寝返りしたときに頭がずり落ちて正しい寝姿勢をキープできなくなるので注意が必要です。

自分に合った枕にこだわりがある方にはオーダーメイドもおすすめ

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オーダーメイド枕は、高さや硬さを細かく調整できるのが魅力。最近では、高さを自分で変えられる既製品も展開されていますが、より自分にぴったりの枕を求める方はオーダーメイド枕を選ぶのがおすすめです。

オーダーメイド枕は、店舗で専門スタッフのカウセリングや測定を受けて作られます。枕にはポケットが複数備わっており、ポケットごとに中材を詰めて、高さを数ミリ単位で調整するのが特徴。中材は幅広いモノを採用しており、硬さや使い心地が異なります。

さらに、定期的にメンテナンスを受けられるため、体型の変化などに対応できるほか、長く使い続けられるのがメリットです。価格は既製品よりも高い傾向にありますが、自分に合った枕を作りたい方はぜひチェックしてみてください。

西川の枕のおすすめ

西川(nishikawa) エアー4D ピロー EPV2689500

西川(nishikawa) エアー4D ピロー EPV2689500

「4D感覚特殊立体構造」により、快適な寝心地を実現した枕。表層のウレタンは硬さの異なる素材を格子型形状に編み込んでおり、頭圧分散性と通気性に優れています。

中間層に内部の温度上昇を抑えるゲルを内蔵しているほか、通気性を高める貫通穴を設けることで、蒸れ感を軽減するのもポイント。爽やかな使い心地の枕を求める方にもおすすめです。下部層にはクッション性の高い素材を採用しているため、しっかりフィットしつつ支える安定感があります。

両サイドは中央よりも高めに設計されているので、横向き寝にも対応するのが魅力。さらに、枕全体の高さを調整するシートと、首側・後頭部側・両サイドの高さを別々に変えられる4分割シートが付属されています。自宅で簡単に枕の高さを調整したい方も、ぜひチェックしてみてください。

西川(nishikawa) 医師がすすめる健康枕 肩楽寝 EH93052943

西川(nishikawa) 医師がすすめる健康枕 肩楽寝 EH93052943

理想的な寝姿勢をキープしやすい西川の枕。後頭部・首・肩を支える「三点支持理論」に基づいて作られ、頚椎のS字カーブを正しく保って支えます。就寝中に肩まわりの違和感を覚えやすい方にもおすすめの枕です。

肩口はアーチを描いた形状なので、仰向け寝のときに首・肩にフィットします。また、首・肩が枕にしっかり密着することで、肩口を冷やしにくいのもメリット。両サイドのマチは高めに設計されているため、横向きでも寝姿勢が安定しやすいのがポイントです。

中材には、優れた通気性・弾力性を兼ね備えるポリエチレンパイプを採用しています。汚れが気になったときには、丸ごと洗濯可能。さらに、中材を出し入れすることで、後頭部側・首元側の2箇所で高さを調整できます。そのほか、側面にはメッシュ生地を使用しているので、蒸れにくいのが魅力です。

西川(nishikawa) 医師がすすめる健康枕 首楽寝 EH93052944

西川(nishikawa) 医師がすすめる健康枕 首楽寝 EH93052944

後頭部と首元をしっかりと支える枕。後頭部・首・肩の3点をサポートすることで、理想的な頚椎のS字カーブを維持して自然な寝姿勢をキープしやすいのが特徴です。枕は3つのユニットに分けられており、中材が大きく動かないため、寝返りしても型崩れしにくいのもポイント。頸椎を安定的に支える枕を探している方におすすめです。

肩口はカーブ形状なので、仰向けで寝るときに首と肩がフィットします。また、中央は仰向け寝、両サイドは横向き寝に対応する形状を採用しているのも魅力です。

中材には、そば殻のような感触の硬めの小粒パイプを使用しています。中央と両サイドの中材を出し入れすれば、高さを調整できるのがメリット。さらに、中材の補充用パックが付属されています。そのほか、洗濯機で洗えるため、お手入れがラクです。

西川(nishikawa) nishikawa睡眠Labo Dots ヘルシーピロー EH92909452700

西川(nishikawa) nishikawa睡眠Labo Dots ヘルシーピロー EH92909452700

後頭部から首筋までやさしくフィットする枕。細かな点の「フレキシブル構造」を採用したトップユニットは、圧力を分散するのが特徴です。また、低反発ウレタンフォームを使用したベースユニットが、圧力を吸収します。首をしっかり支えつつ後頭部への圧力を分散し、快適な寝心地を実現するおすすめの枕です。

また、仰向け寝と横向き寝のどちらにも対応するのが魅力。仰向け寝のときに首を支える部分は、首がフィットしやすいようにくぼんだ形状を採用しています。さらに、肩口は傾斜を付けており、横向き寝のときに肩が枕にやさしく沿うのがポイントです。

側地は、取り外して洗濯できます。側地に付着した汗・皮脂・よだれなどの汚れを落とせるため、清潔に使い続けやすいのがメリットです。

西川(nishikawa) 自分で高さ調整できる nishikawaおすすめの快適フィット枕 パイプ EH03099639730

西川(nishikawa) 自分で高さ調整できる nishikawaおすすめの快適フィット枕 パイプ EH03099639730

自宅でも簡単に高さを調整できるおすすめの枕。全体の高さは、通気性・弾力性のあるハニカム構造のシートを抜き差しすることで変えられます。また、4つに分けられたキルト構造の中材をそれぞれ出し入れすれば、細かく高さを調整可能。枕と敷き寝具のバランスを考慮し、自分好みにカスタマイズしながら使えるのが魅力です。

両サイドが高く、中央にはくぼみがあるため、仰向け寝と横向き寝のどちらにもフィットするのもポイント。肩口にはカーブラインを設けており、首と肩にやさしく沿います。さらに、横幅が約63cmと広めなので、寝返りしやすいのもメリットです。

中材にはパイプを使用しているため、しっかりとした寝心地が好みの方にぴったり。本製品は洗濯機での丸洗いに対応しているので、ラクにお手入れできる枕を探している方にも適しています。

昭和西川 ムアツまくら MP2100 2220202100935

昭和西川 ムアツまくら MP2100 2220202100935

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昭和西川のなかでも人気が高い枕。中材には、点で支える凹凸構造のウレタンフォーム「ムアツ」を採用しています。圧力を分散しやすいため、負担を軽減可能。また、接触面積が少ないので、血行を妨げにくいのが特徴です。

3D構造によって首にしっかりフィットし、理想的な寝姿勢を保ちやすいのもポイント。首元の高さは低めと高めに設計されており、好みに合わせて使い分けられます。さらに、高さを調整するシートが2枚付属されているので、自分に適した枕の高さに変えられるのもメリットです。

中材と側地には抗菌・防臭加工が施されているため、気になるニオイの発生を抑えます。衛生的に使い続けやすいウレタンフォーム枕を求める方にもおすすめです。

昭和西川 ギガ枕EX GI-10000 2211001812990

昭和西川 ギガ枕EX GI-10000 2211001812990

頭から背中まで包み込んで支える2層構造の枕。サイズは約90×70×9.5cmと大きいので、全身の約40%の重さを支えると謳われています。上層にはふんわりと柔らかい綿を詰めているため、やさしく包むように頭部を支えるのが特徴。中材には低反発ウレタンフォームを使用しており、身体をしっかりと支えます。

体圧がバランスよく分散されやすいほか、身体の沈み込みを抑えて安定した寝姿勢をキープしやすいのがポイント。身体への負担を軽減するおすすめの枕です。両サイドは高めに設計されているので、横向き寝にも対応します。また、肩口はアーチ形状で、スムーズな寝返りをサポートするのが魅力です。

さらに、本製品には高さを調整するシートが6枚付属されているため、自分好みの高さに変えられます。そのほか、外側地・本体側地・専用カバーは洗濯機で洗えるので、清潔な状態を保ちやすいのがメリットです。

昭和西川 首の根元から支えるまくら 首想い 2211012900938

昭和西川 首の根元から支えるまくら 首想い 2211012900938

首の負担を軽減したい方におすすめの枕。特殊な凸形状によって、仰向けで寝る際には首の根元からしっかりサポートされます。また、「5ポケット構造」を採用することで、理想的な寝姿勢を維持しやすいのも魅力です。

中央よりも両サイドは高めに設計されているため、横向きで寝たときに肩への負担を軽減するのがポイント。本製品は、高さ調整シートを抜き差ししたり、5つのポケットから中材を出し入れしたりすることで、枕の高さを細かく設定できます。

中材にはポリエチレンパイプを使用しており、やや硬めの寝心地に仕上がっているのが特徴。さらに、耐久性の高いパイプなので、長く使い続けやすいのがメリットです。

昭和西川 ホテルモードピロー アメイジング 2211004564902

昭和西川 ホテルモードピロー アメイジング 2211004564902

ふんわりと柔らかな寝心地が好みの方におすすめの枕。表裏には細くしなやかな繊維のマイクロ綿を使用しており、ふかふかとした感触に仕上がっています。

低反発ウレタンフォームが付属されているのもポイント。枕の中央に低反発ウレタンフォームを入れれば、しっかりと支えられ、頭が沈み込みすぎるのを防ぎます。低反発ウレタンフォームを上に配置すれば、首元がしっかりサポートされるほか、もっちりした寝心地を感じられるのが特徴。さらに、低反発ウレタンフォームを出し入れすることで、高さを調整可能です。

側生地には防臭・抗菌加工を施しているため、気になるニオイの発生を抑えます。価格が安いので、予算を抑えて使い勝手のよい枕を購入したい方もぜひチェックしてみてください。

昭和西川 オーダーメイド枕ギフト券 10 3999900000001

昭和西川 オーダーメイド枕ギフト券 10 3999900000001

一人ひとりに合った高さ・硬さで作られるオーダーメイド枕。専門スタッフのヒアリングや測定、フィッティングをもとに、高さを2mm単位で調整してくれます。本製品は8個のポケットとウレタンシートを備えており、それぞれを調整することで、仰向け寝・横向き寝に対応した高さに仕上がるのが魅力です。

中材は9種類のなかから、自分にぴったりのモノを提案してくれるのがポイント。表面には通気性の高い「ハニカムメッシュ地」を採用しているので、熱がこもってしまうのを防ぎます。

ウレタンシートを取り外せば、中材を入れたまま枕を洗濯可能です。自宅でラクにお手入れしやすいオーダーメイド枕を求める方にもおすすめ。そのほか、高さ調整は無料で対応してくれるため、ランニングコストを抑えられるのがメリットです。

番外編|西川の枕は洗える?お手入れ方法は?

西川・昭和西川の枕は中材の種類によって、洗えるモノと洗えないモノがあります。中材にポリエステル綿やパイプを使用した枕は、洗濯機で丸ごと洗濯可能。洗濯表示をあらかじめ確認し、洗える場合でも注意事項に気をつけてお手入れするようにしましょう。また、ほかの洗濯物と一緒に洗わずに、枕単品で洗濯するのがおすすめです。

洗濯後は、水をよく切ってから風通しのよい場所で陰干しするのがポイント。水分が残ってしまうと枕にカビ・ダニが発生しやすくなるため、中心部までしっかり乾かします。

中材にウレタンフォームを用いた枕は洗えないので、週に1回ほど陰干ししてみてください。さらに、枕の内部に汗などの汚れが染み込まないように、枕カバーをこまめにお手入れするのも大切です。