ハンドミキサーは、自分の手で混ぜる労力と時間をカットするのに最適なアイテム。さらに、料理の効率が上がるだけでなく仕上がりもよくなるので、1台持っておくと便利です。
そこで今回は、ハンドミキサーの選び方とおすすめモデルをご紹介します。自分に合ったハンドミキサーを手にすれば、レシピのレパートリーも増えて料理がますます楽しくなること間違いなしです。早速お気に入りを見つけてみましょう。
ハンドミキサーとハンドブレンダーの違い
ハンドミキサーの特徴
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ハンドミキサーは丸い金属のワイヤーがついているのが特徴です。効率よく空気を含めながら泡立てることができるため、お菓子作りをはじめとしたさまざまな料理で重宝します。
ハンドブレンダーの特徴
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ハンドブレンダーは一般的に回転する部分がカッターになっていて、食材を切断しながら混ぜることができるのが特徴。泡立てること以外にも、砕く・刻みむ・すりつぶすなど、さまざまな用途で使用可能です。フードプロセッサーとしての役割があるモノも多く展開されています。
ハンドブレンダーについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
ハンドミキサーの選び方
回転速度で選ぶ
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ハンドミキサーはスイッチの切り替えで回転速度を変えることが可能です。モデルによって10段階調節できるモノもあれば、5段階、3段階のモノもあります。材料を混ぜたり泡立てたりできればいいのであれば、3段階調節のモノでも十分です。
お菓子作りできめの細かいメレンゲを作ったり生クリームを素早く泡立てたりしたい場合は、5段階以上のモノを選ぶのがおすすめ。普段から頻繁にハンドミキサーを使う方は、回転速度が細かく調整できるモノを選んでおくと幅広く活用できます。
回転速度に関してもう1つチェックしておきたいのがスイッチの操作性です。ハンドミキサーを持っている方の手で楽にスイッチ切り替えができるモノを選ぶと、スムーズに作業が進みます。
重さで選ぶ
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ハンドミキサーは手に持ちながら使うモノなので、重さはとても重要。軽量なモノもありますが、多機能モデルやパワーが重視されたモデルは、重くなる傾向があります。機能性をそこまで重視しない方は、重量の軽いハンドミキサーを選ぶのもアリです。
片手で操作しても疲れないハンドミキサーの重さは1kg以下。特に女性の方は、できるだけ軽いモノを選んだほうが快適に使えます。
大きさで選ぶ
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ハンドミキサーを選ぶ上ではサイズも大切なポイント。サイズが大きすぎると操作性が落ちることもあります。また、収納スペースを考慮してから製品を選ぶとキッチンでも邪魔になりません。
ハンドミキサーの横幅が20cm以下のモノであれば、作業も収納もしやすくなります。材料を混ぜるときにハンドミキサーを軽く回すとより早く混ざるので、この点もよく考えて扱いやすいサイズのモノを選びましょう。
定格時間の長さで選ぶ
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ハンドミキサーの仕様書には「定格時間」が明記されていますが、これはハンドミキサーをどれだけ「連続運転」できるかを表しています。
ハンドミキサーにはビーターを回すモーターが内蔵されていますが、定格時間より長く使用するとモーターが故障する恐れがあるため、決められた時間内の使用を守らなければなりません。
ハンドミキサーの定格時間はモデルによって異なりますが、定格時間が長いモノほど内蔵されているモーターの性能が高く丈夫です。ハンドミキサーを使う頻度が高い方や長時間使いたい方は、定格時間が15分程あるモノを選ぶと快適に使えます。
パワーで選ぶ
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食材によっては、ある程度パワーがないと混ぜにくいという場合もあります。しっかりと食材をミックスできるように消費電力などのパワーもチェックしておきましょう。
ハンドミキサーのパワーは「消費電力」に比例します。パワフルなミキサーほど、電力を多く使って動くということです。固めの食材を混ぜたり、異なる食材同士をなじませたりするにはパワーがあるモノを使ったほうが作業も早くなります。
ビーターの形状・素材をチェック
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泡だて器と同じような形状で食材を混ぜる部分を「ビーター」と言い、モデルによって形状と素材が異なるので購入前にしっかりチェックしましょう。
ステンレス製のビーターは固い食材や重さのある食材をしっかり混ぜられるため、生地作りに適しています。耐久性があるため曲がったり錆びたりする心配がないのがメリット。金属製のボウルと一緒に使うとボウルに傷が付いてしまうほか、音が大きいのもデメリットです。
プラスチック製のビーターはメレンゲ作りや生クリームの泡立てに最適。軽くて音も静かでボウルに傷が付きにくいのがメリットです。耐久性が低く重い食材を混ぜると折れることもあるので、注意しながら使いましょう。
ビーターの形状についてもうひとつ確認したいのが太さです。ハンドミキサーのなかには形状の異なる複数のビーターを付属しているモノがあり、細いビーターできめ細かいメレンゲを作ったり、太いビーターでケーキの生地などをさっくり混ぜたりできます。
手入れのしやすさで選ぶ
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ハンドミキサーの手入れで厄介なのがビーターの洗浄。内側に食材がこびりついてしまうと洗うのが大変です。ハンドミキサーを選ぶ際には、ビーターの内側が洗いやすい形状かどうかも確認しましょう。
ビーターの中心にステンレスの軸がないモノや、内側が広くスポンジが入りやすくなっているモノは手入れがしやすくなります。ビーターがきれいに洗えないと衛生的に使えないため、手入れのしやすさは重要なポイントです。
また、ビーターが本体から取り外せるかどうかも要チェック。外せないタイプは洗いにくいだけでなく本体を濡らしてしまうため、できるだけ外せるタイプを選びましょう。
ハンドミキサーのおすすめモデル
パナソニック(Panasonic) ハンドミキサー MK-H4-W
本格的なお菓子作りを楽しみたい方におすすめなのが、パナソニックのハンドミキサー。回転速度は3段階切り替えができるので、作るものに合わせて調整できます。作業の途中で本体を立てて置けるので、レシピを確認したり材料を足したりするときに便利です。
約15分連続使用できる高性能なモーターを内蔵。パワフルなのに重さは約1.1㎏と軽いため、女性も片手でラクに使えます。コードの長さは約1.9mあるので、広いダイニングテーブルなどで作業するときも快適です。
ステンレス製のビーターは取り外し可能。内側に棒がないため隅々まで洗いやすい形状です。本体と付属品をまとめて専用ケースに入れても高さ18.5×幅8.5×奥行20.5cmと小さいので、コンパクトに収納できます。
ドリテック(DRETEC) ハンドミキサー HM-703WT
ドリテックは、利便性とデザイン性に力を入れている日本のキッチン家電メーカーです。本製品は、ビーターの回転速度を5段階調整できるタイプ。粘り気のある生地を混ぜ合わせたり、高速で生クリームを泡立てたり、さまざまなお菓子作りに役立ちます。
作業途中でもビーターを付けたまま縦置きできるので便利です。また、ビーターは泡だて器のようなワイヤー形状を採用しているので、メレンゲをきめ細やかに仕上げられます。さらに、ビーターに溝がないので、すみずみまでしっかり洗える点も魅力です。
そのほか、本体や電源コード、ビーターをまとめて入れられる収納ケース付き。本格的なお菓子作りに使える性能でありながら、価格がリーズナブルなのもうれしいポイントです。
ラッセルホブス(Russell Hobbs) ハンドミキサー 18960JP
ラッセルホブスはイギリス生まれの家電メーカー。高い機能性と洗練されたデザインに定評があります。
本製品は料理や製菓のプロからも支持されているパワフルなハンドミキサーです。250Wのハイパワーで、5段階のスピード設定が可能。短時間できめ細かく泡立てたり、重たいケーキ生地などをかき混ぜたりすることができます。また、食材に合わせて使い分けられるビーターが2種類付属しているのも便利です。
これほどのパワーがありながらも重さは約900gと軽量。片手で長時間持っても疲れにくく、女性でも無理なく使いこなせます。また本体の底面がフラットなので、使用中に一時置きも可能です。
本体サイズは幅19.5×奥行8.5×高さ15cmとコンパクト。ビーターは取り外して洗浄できるので、衛生面でも満足できるハンドミキサーです。
クイジナート(Cuisinart) ハンドミキサー HM-050SJ
アメリカ生まれの家電ブランド・クイジナートのハンドミキサーは、強力なモーターを搭載しているのが特徴。なんと約30分も連続使用ができます。
2種類のビーターとヘラが付属。「泡立て」に特化したビーターを使えば、卵白や生クリームをまるでプロのように仕上げられます。「混ぜる」専用のビーターなら、硬いクッキー生地もスピーディーに均一に混ぜることが可能。調理内容に合わせて回転スピードを5段階調節できます。
ビーターやコードをまとめて入れられる専用ケース付きなので、すっきりしまっておけます。また付属品をなくす心配もありません。世界中の料理人に愛用されているハンドミキサーの実力を、家庭で体感できる製品です。
パール金属(PEARL METAL) ハンドミキサー D-1124
リーズナブルなキッチン用品・家電を開発するパール金属のハンドミキサー。リーズナブルな価格にもかかわらず、120Wのパワーがあり、3段階のスピード調整ができます。
生クリームの泡立てはもちろん、重たいケーキの生地にも対応できるので、機能面でもコスパ面でも優秀。連続で使用できる時間は約7分と短めですが、家庭でのお菓子作りには十分です。また重さ約770gと軽いので、女性もラクに扱えます。
本製品は、スタイリッシュなスクエア型のデザインも魅力。ステンレス製ビーターは本体のくぼみにはめて収納できるようになっています。また約1.8mのコードも本体に巻き付けることが可能。幅7.5×奥行19×高さ23.5cmと細身なので、キッチン収納の中でも場所をとりません。
ビタクラフト(Vita Craft) クイックハンドミキサー 3511
ビタクラフトは、世界各国の料理人たちから信頼されている、アメリカ生まれのステンレス調理器具メーカー。そんなビタクラフトが開発した本製品は、撹拌効率に優れた独自のビーターが特徴です。空気をうまく取り込みながら泡立てるので、ふんわりとした仕上がりをスムーズに実現できます。
調理をスピーディーにできるビーターのおかげで、150W・定格時間約10分でも便利に使うことが可能。またスピードは5段階調整できるので、さまざまな料理やお菓子作りに活用できます。
ビーターとコードは本体側面にセットしてコンパクトに収納可能。奥行きわずか約9.8cmのスリムな形状とスタイリッシュなデザインも本製品の魅力です。
テスコム(TESCOM) ハンドミキサー THM271-W
日本の小型家電メーカー・テスコムのハンドミキサーは、家庭で頻繁にお菓子作りをする方におすすめです。本製品の特徴は、効率よく泡立てられる独自のビーター。80Wのパワーでも、生クリームやメレンゲをスピーディーに仕上げられます。
また、作りたいものに合わせて、ビーターの回転スピードを5段階まで調整可能。さらにビーターやケースを合わせても重さ約840gしかなく、片手で使っても疲れにくいのもうれしいポイントです。
本体の背面はフラットな形状。材料をボウルに追加する際も安定して立てておけるので便利です。収納時はビーターをケースに入れ、コードは本体に巻き付ける仕様のため、清潔にしまえます。価格と性能のバランスがいい1台です。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA) ハンドミキサー PMK-H01-W
安い価格で、必要最小限の機能があれば十分という方におすすめ。リーズナブルな価格ながら、卵の泡立てから生クリームのホイップまで、目的に合わせてビーターの回転速度を5段階まで調節できる機能を搭載しています。
コードの長さは使いやすい約1.7m。縦置きできるので、作業途中に手を離さねばならないときも便利です。連続で使用できる時間は約3分と短めですが、途中でスイッチをとめて食材の様子を見ながら作業すれば、きちんと泡立てられます。
収納時はコードやビーターを入れたケースを本体下部にセットするだけ。奥行21cm以上ある収納棚に幅10cmほどの隙間があればしまっておけます。扱いやすいハンドミキサーを探している方におすすめのモデルです。
貝印 ハンドミキサー DL-0501
生クリームの泡立てやバターのかくはんなど、簡単なお菓子作りにおすすめのハンドミキサーです。本体のサイズは、幅15×奥行17.8×高さ9.5cmとコンパクトで、重さも約730gと超軽量。女性もラクに扱えます。
かわいい見た目に似合わず、意外とパワフルな点も本製品の魅力です。約10分間も連続使用が可能で、ビーターの回転速度は5段階まで調整できます。
また、縦置きしても安定する形状なので、作業途中の一時置きもできます。また、ビーターはワンタッチで取り外せるため、お手入れも簡単。安さとシンプルな使い勝手を両立させたハンドミキサーは、お菓子作り初心者の方にもおすすめです。
ブラウン(Braun) ハンドブレンダー MQ735
ハンドブレンダーに「泡だて器」のアタッチメントが付いたモデル。調理家電の命ともいえるモーターは、高品質なドイツ製を採用。どんな調理もスピーディーに仕上げることができます。
泡だて器のアタッチメントを使えば、生クリームのホイップやメレンゲ、ケーキ生地の混ぜ合わせなどをすばやく仕上げることが可能です。混ぜるスピードのコントロールは、本体を握る力を変えるだけ。自分の感覚で便利に扱えるのも本製品の魅力です。
泡だて器のほかに3つのアタッチメントが付属。「混ぜる」「きざむ」「つぶす」といった作業ができるので、さまざまな調理に活用できます。アタッチメントはボタン1つで取り外しができ、お手入れも簡単。オリジナルのレシピブックが付いているので、いろいろなデザートや料理に挑戦できます。
かき混ぜや泡立てをする際は手動の調理器具で対応することも可能ですが、ハンドミキサーがあれば短時間かつムラなく仕上げることがあります。一方で、使い勝手に手間を感じる場合も多いので、サイズ感や収納方法、お手入れ手順などはしっかりとチェックしておくことが重要です。購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。