乗りたくなるホバークラフト。
どちらかというと野暮ったいデザインイメージがあるかもしれないホバークラフト。でも、今回ご紹介するフォルクスワーゲンのコンセプトを見ると、その考えも一変するかも? 21歳の中国のデザイナー Yuhan Zhang氏 による Aqua の未来感がとにかくスゴいのです! では、さっそく乗りたくなること間違いなしのホバークラフトを見てみましょう!
中国ならでは
![img_volkswagen_aqua_concept_3](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/5696106496e48.jpg)
![VW_Aqua_hovercraft_5s](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/5696106061fc0.jpg)
なぜホバークラフトのコンセプトなの? という疑問の答えは、中国の地形の多様性にあります。池や川、長く続く沿岸地帯や湿地帯、そして氷雪地帯などをガンガン走れるのはホバークラフト。
どんなしくみ?
![img_volkswagen_aqua_concept_4](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/569610659c690.jpg)
水素による燃料電池ですべての動力をまかなう Aqua。ただでさえ大きなホバークラフトの騒音問題を抑えることができるでしょうか?
![Volkswagen-Aqua-hovercraft](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/5696106832673.jpg)
まず、メインファンによる送風で、合成ゴムの「スカート」と呼ばれる部分と機体の間にできる「空気だまり」と噴出する空気で、ボディーが浮き上がります。
![img_volkswagen_aqua_concept_2](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/569610637732c.jpg)
そして、推進力と方向コントロールは、後部の4つの小型ファンの役目。なかでも、停止時に、両サイドのファンがボディーに格納されて、ホイールのように見せる演出がカッコいい!
ミニマリストデザイン
![VW_Aqua_hovercraft_8s](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/569610616a193.jpg)
ボディー外装は、つなぎ目が非常に少ないクリーンな印象で好感が持てますね。インテリアは、2人分のシートや必要な計器類とステアリングホイールだけ、というミニマリストデザイン。
![img_volkswagen_aqua_concept_5](http://sakidorico.s3.amazonaws.com/wp/wp-content/uploads/2016/01/56961066bd0c1.jpg)
ドアがないのですが…。気になりますよね? じつは、後部の円形のハッチから出入りするようです! 一気に非日常的な空間へと引き寄せるアイデアが楽しい!
いかがでしたか? いろいろあって苦戦しているフォルクスワーゲンですが、あらゆる意味で地球環境にやさしい Aqua のようなコンセプトが実現したら、新たな層のファンが生まれるかもしれません!
機体を浮き上がらせるために、常にエネルギーを必要とするホバークラフト。これから改革期を迎えるフォルクスワーゲンならその燃費の問題も解決してくれそうです。