テレビのコマーシャルでもよく見かけるウイスキー「ジムビーム」。最近のハイボール人気もあり、ウイスキー初心者にも支持されています。バーボンウイスキーのなかで世界売り上げNo.1を誇るのもうなずけるおいしさながら、お手頃な価格も魅力です。

今回はジムビームの歴史・製法・おいしい飲み方などを紹介しているので、ぜひいろいろな種類を試してお気に入りの1本を見つけてみてください。

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ジムビームの特徴

そもそもバーボンとは?

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バーボンウイスキーと名乗るのには、いろいろな規定をクリアする必要があります。

アメリカでは法律でその基準が定められており、スコッチウイスキーが大麦を使って作られるのに対し、バーボンは原料の51%以上にとうもろこしを使用。とうもろこしのほかに大麦やライ麦、小麦などが使われ、樽の中をバーナーで焦がした新品のホワイトオーク樽で熟成します。

スコッチウイスキーはほとんどのボトルに熟年数が表記されていますが、バーボンは表記年数がありません。熟年数の規定は設けられておらず、一般的には4〜6年熟成することがほとんどです。

ジムビームの発祥や歴史

ドイツからの移民であったジェイコブ・ビームが、ケンタッキー州のクラーモントに蒸溜所をかまえたのが始まりです。祖国のドイツで学んだ蒸溜の技術を活かして、農業の傍らウイスキー造りをはじめ1795年にウイスキーの販売を開始します。

3代目のデイヴィッド・M・ビームが販売したバーボンがヒットしたことで財を築き、その後も事業を拡大して新たな蒸溜所を建設。1940年に4代目ジェイムズの代に、ジムビームを発売しました。

7世代にわたって家族経営で続けられていましたが、2014年にサントリーが買収し現在は「ビーム サントリー」と社名を改称。サントリーの傘下に入った後も、伝統的な味は変わることなく人々から愛され続けています。

ジムビームの製法

ジムビームのおいしさは、原料のとうもろこしと水が大きく影響しています。とうもろこしは高品質の「デントコーン」を使用。仕込み水には、石灰岩を通ってろ過されカルシウム成分を豊富に含んだ湧き水を使っています。ウイスキーの旨味を引き出す大きな役割を果たしている、高い品質の水です。

発酵にはビーム族に代々受け継がれている秘伝の酵母を使用。手作業で丁寧に組み立てた新樽の中をバーナーで焦がして、原酒を入れて熟成させます。長い歴史で受け継がれた伝統の製法と、酵母・水・原料・樽といったこだわりの材料がジムビームのおいしさの秘訣です。

ジムビームの味

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ジムビームはバーボンウイスキーの代表格ともいえる銘柄で、原料に使われているとうもろこしの香ばしさが特徴です。バーボン由来の甘さとバニラのようなアロマのバランスがよく、飲みやすい味わいが魅力。まろやかでマイルドな飲み口ながら、すっきりとした味わいで飽きずに飲めます。

コストパフォーマンスの高さも魅力で、家に常備しておきたい1本。特にハイボールにして飲むのがおすすめで、濃いめのソースの料理や油っこい料理と相性がよく、食中酒にぴったりです。

ジムビームの種類

ジムビーム ホワイト

ジムビーム ホワイト

白いラベルが特徴のジムビーム ホワイト。スーパーでも手頃に買えるバーボンウイスキーで、ジムビームのレギュラーボトルといわれています。プラムやピーチ、バニラを思わせるフルーティーなアロマが特徴。ライトな口当たりとまろやかさのバランスがよく、キレのある後味を感じ長い余韻に浸れます。

ストレートで飲むとインパクトがあるので、最初は加水して味の変化を楽しみながら飲むのがおすすめです。初心者の方はハイボールが飲みやすく、爽やかでライトな味わいを楽しめます。

ジムビーム ダブルオーク

ジムビーム ダブルオーク

2つの樽を使い2度熟成させたジムビーム ダブルオークです。内面をしっかりと焦がしたアメリカンホワイトオーク材の樽で4年以上熟成させ、原酒を新しい樽に移し替えてさらに熟成。はじめはオークの香ばしい香りを感じ、後からキャラメルやバニラのようなアロマが上がってきます。

バーボンらしいほんのりとした甘さとともにほどよい苦みの余韻が残り、リッチな味わいと芳醇な香りを楽しめる、満足度の高い1本。まずはストレートで味わって、水割りやハイボールなど好みの飲み方で楽しむのがおすすめです。

ジムビーム デビルズカット

ジムビーム デビルズカット

熟成樽に染み込んだ原酒「デビルズカット(悪魔の取り分)」を、ジムビーム蒸溜所が特許を取得している方法で抽出。6年間熟成した原酒とかけ合わせて生まれたボトルです。

樽に染み込んだ原酒はオーク材の香りが強く、バニラやナッツの香りもほのかに感じます。厚みのあるリッチな味わいにタンニンのような苦みが後からきて、ほのかな甘みがフィニッシュにくるのが特徴。重厚でコクのある味わいは、ハイボールや炭酸割りがおすすめです。

ジムビーム ブラック

ジムビーム ブラック

6年以上オーク樽でじっくりと長期熟成されたジムビームブラックは、ファンの間でも高い評価を得ています。しっかりとした味と香りがあり、長期熟成による深みが特徴。香りをかぐとバニラやフルーツのような甘いアロマが上がってきて、芳醇な香りを楽しめるのが魅力です。

バーボンらしいとうもろこしの甘さと香ばしい味わいを残しながら、上品かつ濃厚な仕上がりになっています。重厚でリッチな口当たりとクリーンな飲み口のバランスが絶妙で、また飲みたくなる1本です。

ジムビーム ライ

ジムビーム ライ

ライ麦から作られたライ・ウイスキー。ライ麦を使用しているので、とうもろこしから作られるバーボン特有の甘さが少なく、ハーブのようなスパイシーさとオークのアロマをかすかに感じます。

口に含むとほのかなフルーティーさが広がる、ドライであっさりとした飲み口で、バーボンウイスキーが苦手な方にも飲みやすい仕上がりです。

ジムビーム アップル

ジムビーム アップル

ジムビーム初心者におすすめのボトルで、青りんごのフレーバーを加えています。爽やかでジューシーな青りんごと、リッチなバーボンとのハーモニーが絶妙。青りんごの甘酸っぱさとバーボン由来の香ばしさとのバランスがよく、甘みが強いので初心者にも飲みやすいのが魅力です。

口に含むとフルーティーで爽やかな味が広がり、バニラのようなほのかな甘みが残ります。マイルドですっきりとした飲み口は、ハイボールにして飲むのがおすすめ。いつもとは違ったバーボンウイスキーを試したい方にもぴったりの1本です。

ジムビーム ハニー

ジムビーム ハニー

ジムビームにはちみつを加えたバーボンがベースのリキュールです。口に含むとはちみつのやさしい甘さとアロマを感じ、なめらかな口当たりで初心者にも飲みやすい仕上がり。バーボン特有のバニラやキャラメル、オーク樽の香ばしいアロマもしっかりと楽しめます。

はちみつとバーボンの特徴をうまく生かしたバランスのよさが見事で、豊かな味わいをじっくり堪能できる1本。爽やかな仕上がりでいくらでも飲めそうなおすすめの1本です。

ジムビーム ハイボール 缶

ジムビーム ハイボール 缶

ジムビームを手軽に楽しめるハイボール缶です。ジムビームの持つマイルドな味わいを活かしつつ、食事に合うしっかりとしたキレを実現しているのが特徴。缶でもバーボンの香りと味が表現されており、飲みごたえも十分です。

ゆっくり味わうよりもスイスイと飲める仕上がりで、親しみやすいのがポイント。1日の終わりにカジュアルに飲むのもおすすめです。ボトルを買う前に、ジムビームを試してみたいという方にもぴったりなので、ぜひチェックしてみてください。

・1本

・24本

ジムビームのおすすめの飲み方

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いろいろな飲み方を楽しめるのがジムビームの魅力。最初はオンザロックや水割りから飲むのがおすすめです。オンザロックは氷が溶けることによって味の変化を楽しめ、水割りは水の量を調節することで好みの味わいを見つける楽しみがあります。

独特の刺激が苦手な方はハイボールや炭酸割りを試してみましょう。ハイボールはジムビーム1:ソーダ4の割合が調度よく、氷を入れレモンを絞って飲むとすっきりとした爽やかな味わいを楽しめます。炭酸割りはコーラやジンジャーエールで割ると、ほどよい甘さが加わるのでおすすめです。

ウイスキー通の方はショットグラスで、ジムビーム本来の味を楽しみながら少しずつ味わってみてください。