通常「外付けHDD」はUSBなどを用いてパソコンと接続しますが、LAN、つまりネットワーク通信を用いてデータを保存する装置をNAS(ナス)と呼びます。ネットワークドライブとして使えるNASには外出先からでもアクセス可能なメリットがあります。また複数のPCなどでファイルを共有する際にも活躍しますので、持ち歩く必要がなく、大容量のストレージを据置きで運用できます。用途としては、DropboxやGoogle Driveのようなオンラインストレージを自前で用意してしまうような感覚で使えます。今回は、NASの販売で実績を持つ、アイ・オー・データ製のNASのおすすめを紹介します。
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LANDISK XVW2.0T
株式会社アイ・オー・データ(I-O DATA)は、2015年4月に米ウェスタン・デジタル傘下のWD社と外付けハードディスク製品に関する販売代理店契約を締結しましたが、以前から熱や振動に強い高信頼NAS用ハードディスク「WD Red」を搭載した高品質モデルを販売しています。通常1年となる保証期間が3年まで伸びており、長期間稼働しっぱなしとなるNASの運用を強力にサポートします。こちらは、本来4ドライブ格納できるところを2ドライブとすることで、導入しやすい価格を実現したモデル。容量別に、 2 / 4 / 6 / 8 TBの製品が販売されています。標準搭載されるのはあくまで2ドライブですが、残りの2ドライブは塞がれておらず、ダミーカートリッジが入っています。このため、購入後に拡張したくなった場合はここに新しくドライブを追加できます。
HDL-T3NV
個人利用でスリムなモデルをお探しなら「LANDISK」として使えるこちらのタイプもおすすめです。LANケーブルで接続したら即使える手軽さで、初期設定が簡単なため誰でも手軽にネットワークドライブを構築できます。画像のプレミアム群青とホワイトの2色展開で、容量はそれぞれに 2 / 3 TBモデルがあります。また、マンションや二世帯住宅などで多段ルーターを使用している場合など、グローバルIPが割り当てられていない複雑なネットワーク環境下で暮らしている場合も、添付のQRコードを読むだけで繋がるのが魅力です。
HDL2-A2.0RT
外付けの大容量ドライブはバックアップとしても大いに活躍します。HDL-ARTシリーズは、2台のHDDを内蔵。そしてRAID 1と呼ばれるミラーリングに対応し、それぞれのHDDに全く同じデータを同時に書き込むことで、片方が壊れた際の保険として使うことができます。容量別に 2 / 4 / 6 TBモデルが販売されています(ただしRAID 1使用時の容量は記載の半分。通常はRAID 0、ストライピングで使用します)。また、リモートアクセスにも対応しており、モバイルアプリを使用することでいつでも簡単にファイルのアップロード/ダウンロードが行えます。
ポケドラクラウド HLS-C500
近年爆発的な普及をみせるスマートフォンなどに溜まったファイルをお手軽・簡単にバックアップできる家庭用ストレージは需要が伸びていますが、はじめての方には「ポケドラクラウド」シリーズがおすすめです。こちらは容量別に 500GB / 1 / 2 TBモデルが販売されています。撮りためた写真や動画などをポケドラクラウドにバックアップし、スマホ本体の容量を空けておけば、シャッターチャンスを逃すことがなくなります。またスマホとの接続は、パッケージに同梱されたQRコードを専用アプリで読み取るだけという簡単操作のため、誰でもすぐに使うことができます。旅行先から撮った写真を送信して家族とシェアしたり、実家のペットの写真を送ってもらったりと、用途はたくさんあります。
レックボックス(RECBOX) HVL-DR2.0
大容量の外付けハードディスクなどに番組を録画できるテレビやレコーダーがありますが、ネットワーク通信が可能なNASに録画するとスマホなどを使って外出先でも視聴できるという利点が生まれます。DTCP+技術を利用した、DLPAリモートアクセスガイドライン2.0対応のハイビジョンレコーディングハードディスク「レックボックス」シリーズなら、これに録画した番組だけでなく古いレコーダーに保存してある昔の番組なども、この製品を経由させることでパソコンやスマホで視聴できるようになります。仕事などで帰宅が遅く、楽しみにしている番組は常に録画予約している方にもおすすめです。
内蔵HDDの拡張として、あるいはバックアップとして、はたまた録画番組や保存データに外出先からアクセスするためにと、NASの使い方は人それぞれ。メーカーも用途に合わせて様々なタイプを発売しているので、自分が考えている使い方にマッチした製品を選んでみましょう。