クロスバイクは、気軽に楽しめるスポーツバイクの一種です。ロードバイクに比べてタイヤが太く、安定した乗り心地が得られます。クロスバイクのなかでもビアンキのモデルは機能性が良好。爽やかな空色のカラーがおしゃれで人気を集めています。
しかし、クロスバイク初心者からすれば、検討の際に何をチェックすればよいのか分からない方も多いはず。そこで今回は、おすすめのビアンキのクロスバイクと選び方について解説します。
ビアンキ(Bianchi)とは?

By: bianchi.com
ビアンキは、1885年にイタリアのミラノで創業した自転車ブランドです。1886年に当時主流になっていた前輪の大きな車体である「オーディナリー型」に代わり、前後同じの車輪径である「セーフティー型」の自転車を販売しています。
ビアンキのクロスバイクは、空色である「チェレステ」のブランドカラーが特徴的。街乗りからツーリングまで幅広く対応する機能性も有しています。デザイン性だけでなく、ジオメトリーの構造やフレーム強度などにも優れた設計です。
ビアンキのクロスバイクの選び方
シリーズで選ぶ
ROMA

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ビアンキのクロスバイクにおける代表的なシリーズは「ROMA」と「C-SPORT」の2種類があります。
ROMAは、タイヤのサイズが700×28Cとクロスバイクのなかでは細めの設計。ロードバイクに近い乗り心地を楽しめるシリーズです。タイヤの幅が狭いほど、地面からの衝撃を受けやすくなりますが、軽快な走りを楽しめます。
そのため、ROMAはツーリングやロングライド向けの自転車を探している方におすすめです。
C-SPORT

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C-SPORTは、クロスバイクのなかでも太めの38Cのタイヤ幅を採用しているのが特徴。過去にラインナップしていた「カメレオンテ」の後継車種です。タイヤの太さがマウンテンバイクに近い分、衝撃吸収性や耐久性に優れており、安定した走りを楽しめます。
乗り心地のよいシリーズのため、ロングライドよりも通勤通学や街乗りの用途でクロスバイクを使いたい方におすすめ。価格もROMAよりリーズナブルに設定されています。
身長に合わせてフレームサイズを選ぶ

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クロスバイクを選ぶ際は、自身の身長に合うフレームサイズかをチェックしましょう。フレームサイズは、サドルが付く縦のパイプの長さを表示するのが一般的です。ビアンキのクロスバイクは、43〜57cmのサイズが展開されています。
サイズごとに適応身長が異なるので、しっかりと確認したうえで選びましょう。例えば、43cmのサイズに対しての適応身長は150~165cm、57cmに対しての適応身長は180~195cmです。快適な自転車ライフを送るためにも、自分に合ったサイズのモノを選ぶのが重要です。
走りたい道や出したい速度に合わせてタイヤ幅を選ぶ

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クロスバイクは、走りたい道や出したい速度に合ったタイヤ幅を選びましょう。タイヤ幅が狭いほど軽快に走れますが、衝撃吸収性や耐久性に乏しくなります。そのため、スピードを重視する方は細いタイヤを、安定感のある乗り心地を楽しみたい方は、太いタイヤ幅を選ぶのがおすすめです。
ビアンキのクロスバイクでは、ROMAシリーズが細めのタイヤ、C-SPORTシリーズが太めのタイヤを採用しています。どちらのほうが自身の用途に合っているのかを、よく考えたうえで選びましょう。
タイヤ幅は仕様欄にあるタイヤサイズの表記から判断できます。例えば「700×38C」と記述されている場合は、700がタイヤの直径、38がタイヤ幅の値です。
コンポーネントもチェック

コンポーネントとは、通称「コンポ」とも呼ばれる、自転車のフレーム・フォーク・ホイール・タイヤ・サドル・ハンドルを除いたパーツのこと。主なコンポーネントは、デュアルコントロールレバー・ブレーキ・クランクセット・フロントディレイラー・リヤディレイラー・スプロケットなどがあります。
コンポーネントが高性能であるほど、ブレーキ性能やギアチェンジのしやすさなど、基本性能が向上。しかし、高性能な分、価格が高くなるので注意が必要です。
ビアンキのコンポーネントは、世界的な自転車部品メーカーであるシマノのアイテムが多く採用されています。なかでもSHIMANO ACERAシリーズは、さまざまなスポーツバイクに多く採用されているコンポーネントで、性能に優れているのが魅力です。
ビアンキのクロスバイクおすすめモデル
ビアンキ(Bianchi) ROMA2

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ロードバイクのような軽やかな走りを楽しめるクロスバイクです。タイヤサイズは700×28Cと細身なうえ、フレームが軽量なのが特徴。スピード感のある走りを好む方におすすめのモデルです。
コンポーネントは、SIMANO ACERAやSHIMANO ALTUSなどを採用。安定した操作感が魅力です。フレームはビアンキとROMAのロゴを配置したおしゃれなデザイン。変速は2×9で、上り坂から下り坂まで幅広く対応します。
ブレーキは制動力に優れた油圧式ディスクブレーキを採用しているのも嬉しいポイント。サイズは46・50・54の3種類、カラーはチェレステと黒の2種類を展開しています。
ビアンキ(Bianchi) ROMA3

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初心者の方にもおすすめのビアンキのクロスバイクです。変速は2×8で、スピードのある走行に対応するうえ、坂道も登りやすい仕様。タイヤサイズは700×28Cで、軽い乗り心地を楽しめます。
ブレーキは油圧ディスクブレーキを採用。ブレーキレバーの引きが軽く、操作性に優れています。サイズは43・46・50・54・57の5種類と幅広く対応。カラーはチェレステ・青・黒の3種類をラインナップしています。
ビアンキ(Bianchi) C-SPORT1

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コストパフォーマンスがよく、初めてのクロスバイクにおすすめのモデル。ビアンキのスポーツバイクのなかではリーズナブルな価格設定です。タイヤサイズは700×38Cとマウンテンバイクのような太めの設計。地面からの衝撃を吸収し、安定感に優れた乗り心地を実現します。
変速は3×8の24段。多少のアップダウンでも軽快な走りを楽しめます。フレームはアルミを使用しており、軽量なのが魅力。取り回しやすく、初心者でも扱いやすい製品です。
43・47・51・55と幅広いサイズを展開しているのもポイント。カラーはチェレステ・ブラック・ホワイトをラインナップしています。
ビアンキ(Bianchi) C-SPORT2 DISC

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デイリーユースにおすすめのクロスバイクです。ブレーキは制動力に優れた油圧ディスクブレーキを採用。街乗りにも対応しやすく、雨の日のブレーキ性能も良好です。ブレーキを引く力が少なく済むので、長時間の走行にも適しています。
メインコンポーネントはシマノのアイテムを使用。変速は3×8の24段に対応し、坂道の走行も快適です。タイヤサイズは700×38C。クッション性がよく、多少凹凸のある道でも振動を抑えられます。
51や55のサイズを展開し、高身長の方も乗りやすいのがポイント。カラーはチェレステ・ブラック・ホワイトを展開しています。
ビアンキのクロスバイクは、ROMAとC-SPORTの2種類が代表的です。ROMAはロードバイク寄りの走行性能で、軽快な走りを楽しみたい方向け。C-SPORTはタイヤが太めで、乗り心地を重視する方におすすめです。この記事を参考にして、お気に入りのモデルを探してみてください。