ダウンジャケットはタウンユースにはもちろん、アウトドアやウィンタースポーツでも活躍する防寒アウター。ウールやレザーの製品に比べて軽量で暖かいのが特徴で、一度着たら手放せないほど便利な冬の必須アイテムです。

しかし、ひとことでダウンジャケットといっても、中に入っている素材やその他の機能には違いがあり、用途に合った製品選びが重要。そこで今回は、ダウンジャケットの選び方とおすすめの人気ブランド・モデルをご紹介します。

ダウンジャケットの「ダウン」とは

ダウンジャケットに使われる「ダウン」は、水鳥の胸の部分に生えている羽軸がないふわふわとした羽質の毛のこと。鳥の素肌に近い部分が肌着のような役割をしており、周りに空気の層を作ることで高い保温性を保ちます。

一方で、ダウンジャケットに含まれていることも多い「フェザー」は羽軸のある羽毛のこと。弾力性があるため中綿として使用した際に製品の型崩れを防げるがポイントです。一般的に、フェザーの混合率が高いと、価格は下がると言われています。

ダウンジャケットの選び方

ダウンとフェザーの割合で選ぶ

ダウンジャケットは暖かく、ダウンの割合が高いほど軽くなります。ですが、柔らかいダウンのみが中綿に使われていると型崩れしやすくなるので、20〜40%ほどフェザーが含まれている製品がほとんどです。

安価な製品は、ダウンとフェザーの割合が各50%で作られているため、人によっては重さが気になる場合があります。アウトドアや旅行などで荷物を極力軽くしたいという方はダウンの混合率が高い製品、普段使いで価格を抑えたい方はフェザーの割合が高いモノをおすすめします。

ダウンのかさ高を示す「フィルパワー」にも注目

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フィルパワーとは、羽毛を1オンス(約28g)のシリンダーに入れたときのふくらみ度合いを示した単位です。フィルパワーの数値が大きくなればなるほど、羽毛に含まれている空気が層を作るので、熱を外に逃さないダウンジャケットといえます。高品質と呼ばれるフィルパワーの目安は700以上。詰められているダウンの量とも関係しており、混合率が高いほど、フィルパワーも大きくなります。

用途に合わせて選ぶ

普段使い用の場合は保温性にこだわり過ぎない

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タウンユースでダウンジャケットを着用する場合は、ダウンの混合率が低めでも十分に防寒が可能です。逆に、保温性が高いほど通気性が悪く、ボリューミーなので、電車移動の際や気温の低くない日には動きやすさや温度調節の面で不便。タウンユースの場合は、価格と保温性、デザインのバランスを見て選択するのがおすすめです。

アウトドアで使用するなら耐水性の高さもチェック

アウトドアでダウンジャケットを着る際は、雨や雪でも水分を含んで重たくなったり、冷たくなったりしない製品を選びましょう。耐水性のあるダウンジャケットを選ぶ時には、羽毛よりダウンジャケット表面の素材が重要です。防水性、撥水性に優れた素材や、縫い目が少ない製品を選ぶと耐水性に期待できます。

ダウンジャケットのおすすめ人気ブランド

カナダグース(CANADA GOOSE)

「カナダグース」は1957年にトロントで創業したアウトドアブランドです。一貫してメイドインカナダにこだわったアイテム作りが特徴。耐久性に機動性、そして保温性を兼ね揃えたダウンウェアは、多くの探検家やアルピニストに愛用されています。

カナダグース(CANADA GOOSE) シタデルパーカー FF 4567MA

ダウン80%、フェザー20%配合の「シタデルパーカー」はカナダグースのアイコンモデル。タウンユースにピッタリのスリムシルエット「フュージョンフィット」を採用しています。

表地には撥水性、耐久性に優れた高機能素材「アークティックテック」を選択。抜群の保温性で、悪天候時や過酷な環境でも頼りになるアイテムです。

モンクレール(MONCLER)

1952年に設立したフランスの高級ダウンウェアブランドです。軽量で保温力の高い、機能的なダウンウェアの開発で地位を獲得。気鋭のデザイナーとのコラボレーションも積極的に行う「モンクレール」のアイテムは、近年ファッションシーンでも大きな注目を集めています。

モンクレール(MONCLER) ダウンジャケット ブライス

胸元のフラップポケットがアクセントになったモンクレールのダウンジャケットは、ミリタリーウェアがデザインソース。ポリアミド、ウールという異素材のコンビネーションで表情豊かなルックスが完成しています。

一般的なダウンジャケットに比べると細身で薄く、着心地は軽やか。グースダウン90%の中綿が優れた保温力を発揮します。

デュベティカ(DUVETICA)

「デュベティカ」はモンクレールから独立したジャンピエロ・バリアーノ氏が立ち上げたイタリアのダウンウェアブランド。実績とセンスを兼ね揃えたプロフェッショナルが集結し、機能性やデザイン、縫製のすべてにおいてハイクオリティなアイテムを生産しています。

デュベティカ(DUVETICA) フーデッドダウンジャケット ディオニシオ

フードまで続いたフロントジッパーの仕様がユニークなデュベティカのダウンジャケット。光沢のあるラグジュアリーなポリアミドの素材感が目を引きます。

中綿はダウンとフェザーのミックスで、防寒力の高さはもちろん心地よい弾力性が魅力。デニムやジョガーパンツと合わせたラフな着こなしに向いているアイテムです。

タトラス(TATRAS)

ミラノに拠点を置く「タトラス」は、イタリア、ポーランド、日本の3カ国によるコーポレートブランドです。貴重なホワイトグースを使用したダウンジャケットが看板商品。スマートなシルエットや優れた機能性に定評があり、世界中で親しまれています。

タトラス(TATRAS) ダウンジャケット ボルボレ

マットな仕上がりのナイロンファブリックを採用したタトラスの定番ダウンジャケット「ボルボレ」。ボーダーキルティングのクラシカルなデザインを、スリムなシルエットでモダナイズしています。

軽やかでクッショニングの効いた、心地よい着用感が魅力。ワードローブに加えれば、ビジネスからプライベートまでの幅広い場面で重宝する1着です。

デサント(descente)

「デサント」は日本のスポーツウェアメーカーです。トップアスリートとの共同開発に基づき、機能美を追及したアイテムを生産。心地よいライフスタイルを提案するファッションライン「デサントオルテライン」の高性能ダウンジャケットは、絶大な人気を集めています。

デサント(descente) 水沢ダウンジャケット シャトル

「シャトル」はデサントの技術力を駆使した「水沢ダウン」の軽量モデル。タウンユースにもってこいのスタイリッシュなデザインが特徴です。

ダウンパックを熱圧着で仕上げてステッチを排除し、袖などの縫製部分にはシームテープ加工を施すことで、優れた防水性を実現しています。

ナンガ(NANGA)

「ナンガ」は滋賀県米原市の老舗羽毛メーカーです。シュラフ、登山用アパレルをはじめとするアウトドアアイテムが主力商品。羽毛の質や安全性、さらには縫製といった目につきにくい部分にこだわって作り上げたダウンウェアで、高く評価されています。

ナンガ(NANGA) オーロラダウンジャケット

防水性と透湿性を併せ持った高機能ナイロン「オーロラテック」を使用したダウンジャケット。天候を気にせずに着用できるので、さまざまなシーンで頼りになるアイテムです。

中綿のフランス産ホワイトダックダウンは、日本の気温に見合った適度な保温力が特徴。メイドインジャパンによる確かな品質を楽しんでみてください。

モンベル(mont-bell)

社会活動に積極的なことで知られる「モンベル」は、40年以上もの歴史を持つ日本のアウトドアブランド。「機能美」「軽量で迅速」をコンセプトに、大自然のあらゆるシチュエーションにおいても快適に行動できるウェアを生産しています。

モンベル(mont-bell) ライトアルパインダウンパーカ

高品質の中綿を採用し、軽やかな着心地と暖かさを両立したモンベルのダウンジャケット。撥水加工が施された生地は悪天候に強い実用的な仕様です。

ドローコードが付属しているため、フードのフィット感は調節可能。アウトドアでも着用できるようなアウターを探している方におすすめの1着です。

ダントン(DANTON)

1935年に創立したフランスのワークウェアメーカー「ダントン」。キッチンウェアやユニフォームといった実用性の高いアイテムを手掛ける老舗です。ダントンのウェアはワークアイテムならではの頑丈さはもちろん、フランスらしい洗練されたデザインも併せ持っています。

ダントン(DANTON) ダウンコート JD-8535LAS

デイリーに着まわしやすいスッキリしたシルエットのダウンジャケット。ポリエステルとコットンを高密度で織り上げた表地は、張りのある風合いが特徴です。

撥水加工が施されているので雨の日でも安心。リブニットとの2重仕立ての袖口が冷たい空気の侵入をしっかり防ぎます。豊富なカラーバリエーションの中からお気に入りの1着を選んでみてください。

ショット(Schott)

世界で初めてフロントジッパー搭載のライダースジャケットを発表したことで知られる「ショット」は、ライダースの代名詞として愛され続けるアメリカブランドです。近年ではカジュアルラインを充実させるなど、時代に合わせた成長を遂げています。

ショット(Schott) 2トーンシュノーケルダウンパーカー 3182011

見た目のボリュームとは反した軽やかな着用感が魅力のダウンジャケット。テフロン加工を施した表地は防風性、撥水性に優れ、雪や小雨といった悪天候にも対応します。

ウォームポケットの裏地には肌触りのよいフリース素材を採用。2トーンカラーによるファッショナブルなデザインで、街着としてもおすすめのアイテムです。

ピレネックス(PYRENEX)

モンクレールやデュベティカにダウンを提供するファクトリーブランドとして有名なフランスの老舗メーカー「ピレネックス」。ファクトリーのオリジナルウェアとして生産されるダウンジャケットは、抜群の保温力とセンスのよいデザインで多くの人々に支持されています。

ピレネックス(PYRENEX) ダウンジャケット BELFORT HMK010

フロントボタンを隠したスマートなデザインが印象的なピレネックスのダウンジャケット。重ね着してももたつきにくい、フィット感の強いシルエットで仕上げられています。

内側に起毛素材を採用したポケット、冷気の侵入を防ぐ袖口のリブといったディテールがポイント。絶妙なミドルレングスで、ビジネスシーンでも着用しやすいアイテムです。

ダウンジャケットのおすすめメンズコーデ

ノーカラーダウンのコンパクトコーデ

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ノーカラーで薄手のダウンジャケットを使ったコンパクトなコーデ。中に合わせたチェックシャツが清潔感を演出し、くるぶし丈のチノカラーパンツがコーデをコンパクトかつバランスよく仕上げています。季節によっては、インナーダウンとしてコートを羽織ってもおしゃれです。

ダウンジャケット×ローファーを使った大人なコーデ

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シンプルなデザインのコートにボーダーのセーターというベーシックアイテムを混ぜることで、落ち着いた雰囲気を演出。上半身に濃い色のアイテムを集め、パンツは白で抜け感を出しています。足元はスニーカーではなく革靴をチョイスし、カジュアルダウンしすぎない大人のコーデです。

スーツに合わせるダウンコーデ

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ダウンジャケットはインナーで厚着する必要がないため、ビジネスパーソンにおすすめ。このコーデはスーツに合わせて丈が長めのダウンジャケットをチョイスしているところがポイントです。

ダウンジャケットのボリューム感と丈の長さに注意しましょう。程よいボリュームでよりスマートに、長めの丈で上品さをプラスできます。

アウトドアもOKなアクティブコーデ

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黒でまとめたコーデにカーキのダウンジャケットを着用して、アウターに視線を集めるコーデ。ハイネックのダウンジャケットは、厳しい寒さの中でも暖かく機能性の高い製品です。バケットハットを合わせてよりアウトドアライクな印象に仕上げています。タウンユースではドレスシューズやローファーに合わせて、アウトドアではブーツやスニーカーに合わせるのがおすすめです。

清潔感のあるネイビーコーデ

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ダウンジャケット、インディゴのデニム、シューズに色味を合わせ、トップスと靴下に白を持ってきた清潔感のあるコーデです。ハイネックのトップスは、ボリューミーのあるダウンコーデをすっきりと上品に見せてくれるおすすめアイテム。ベーシックに感じるときは、メガネや帽子でアクセントをつけると、おしゃれ要素を追加できます。

番外編|ダウンジャケットのお手入れ方法

長く使うために大事なのは日々のケア

ダウン製品は空気の層ができることで保温性が高まるので、常にふんわりとした形状を保つことが重要。毎日、使い終わったらハンガーにかけて形や中綿の入り方を整えましょう。干す場所は、表面の傷みを抑えるため、直射日光を避けた風通しのよいところがおすすめです。

洗濯表示に手洗いマークがあれば家でも洗える

もし、ダウンジャケットを洗いたいときは、通常のアウターとは違う特別なケアが必要です。製品のタグに付いている洗濯表示に洗濯機マークや、手洗のマークが付いていれば自宅で洗濯できます。

自宅で手洗いをする場合、ファスナーやボタンを閉め、形状を整えた状態で洗濯すると型崩れしづらいのでおすすめです。その際使用する洗剤はいつもと同じ洗濯洗剤ではなく、ダウン専用のものを使うと風合いを損ねることなく洗えます。

クリーニングが安心

手洗いができる製品と表示されていても、洗い方や乾かし方が悪いと、型崩れや風合いを損ねてしまう恐れがあります。長く使いたいお気に入りのダウンであれば、クリーニングに出すのがおすすめ。自宅クリーニングほどリーズナブルではありませんが、汚れの程度や素材に合わせて洗濯してくれるので安心です。