企業の試作品や家のモデリングなど、造形物を作成できる3Dプリンター。3Dプリンターで家を丸ごと作ったことでも話題になりました。近年は低価格化がますます拡大。

個人の趣味で、フィギュアやスマートフォンカバーなどの小物を作る方も増えてきました。今回は、個人でも購入できるようになった、低価格なおすすめの家庭用3Dプリンターをご紹介します。家庭用として1台いかが?

おすすめの低価格帯の家庭用3Dプリンター

XYZプリンティングジャパン 3Dプリンター ダヴィンチ Mini w

入門機として人気がある、低価格のおすすめ3Dプリンター。本体の重さは8Kgで持ち運びに優れています。さらに、Wi-Fi接続にも対応しているので、置き場所にも困りません。本体操作はボタン1つのみの簡単操作。

フィラメントはトウモロコシのでんぷんを原料としたPLA樹脂で、最大造形サイズは15cmです。初心者向け3Dモデリングソフトが無償提供されているのも嬉しいポイント。コストパフォーマンスにも優れており、入門機としておすすめです。

同じ機能でWi-Fiに非対応の、カラフルなモデル、minMakerも人気。子どもがいる家庭用に、こちらもおすすめです。

ALUNAR Reprap Prusa i3 3D プリンターキット

1から自分で組み立てるタイプの低価格3Dプリンターです。オープンソースの3Dプリンター、Reprapの標準モデル・Prusaシリーズのi3バージョン。いろいろなメーカーから同じタイプの商品が販売されています。

自分で組み立てる必要がありますが、解説動画が入ったSDカードが同封されているので、安心です。最大造形サイズは20cm。組み立てが好きな方、自分でしっかりメンテナンスができる方など、機械好きの方におすすめです。

フラッシュフォージ(FLASHFORGE) 3Dプリンター Finder

わかりやすいインターフェイスと簡単操作で人気の、低価格3Dプリンターです。カートリッジ式フィラメントは、本体に簡単に取り付けできておすすめ。フィラメント切れもメッセージで知らせてくれるので便利ですよ。

専用ソフトのFlashPrintも、日々バージョンアップがされ、使いやすいと評判です。最大造形サイズは14cmで、Wi-Fiにも対応。PLAフィラメントが1リール付いており、購入後すぐ使えます。

簡単操作なので、初心者から中級者まで幅広くおすすめ。超静音なのも特徴で、家庭用に最適です。

XYZプリンティングジャパン 3Dプリンター ダヴィンチJr. 2.0 Mix

違う色のPLAフィラメントを2本使用できる、おすすめの3Dプリンター。単色やグラデーションまでプリントできるのが特徴です。プリントは、全部で3モード。単色モードでは、1色のフィラメントのみでプリントします。

多色モードは、2色のフィラメントを混合した色でプリントできるモード。また、2色のフィラメントを比率をソフトで設定しプリントする、グラデーションモードがあります。Wi-Fi対応で、最大造形サイズ15cm。3Dモデリングソフトが付属しています。

単色では物足りない方におすすめです。

ムトー(MUTOH) 国産 3Dプリンタ Value3D MagiX MF-500

国産の低価格3Dプリンター。今回ご紹介する3Dプリンターの中で一番小さく、家庭用に最適です。独自開発のプリントヘッドや高精度のメカニカル部品を採用。それにより、精密な出力が可能です。

付属の3Dモデリングソフトは完全日本語対応なのも、おすすめポイント。日本語サイトや専用カスタマーセンターをはじめ、サポート体制も万全で安心して使えます。サポートが充実した3Dプリンターをお探しの方におすすめ。

最大造形サイズは10cmと小さいので注意してください。

XYZプリンティングジャパン ダヴィンチ 1.0 Pro 3in1 3F1ASXJP00F

おすすめの3Dプリンター複合機。家庭用としてそこまで低価格ではないですが、3Dプリント、3Dスキャン機能を搭載しています。オプション購入すれば、紙や木材、革などにレーザー刻印できますよ。

3Dスキャンは、対象物をターンテーブルにセットすることで、360度隅々までスキャン可能。5分でデータ化します。PLAとABSの2種類のフィラメントに対応。他社製のフィラメントも使えるのも、嬉しいポイントです。

Wi-Fiに対応しており、最大造形サイズは20cm。3Dモデリングソフトも付属しています。スキャン機能が欲しい方におすすめです。

3Dプリンターの選び方

3Dプリンターの方式とは

By: amazon.co.jp

3Dプリンターとは、3DCADや3DCGデータから、文字通り3Dの造形物を作成するプリンター。紙などに印刷するプリンターとは異なりますよ。立体の造形物を作る方法として、以下の3種類があります。

熱溶解積層方式は、熱で溶かしたABS樹脂やプラチック樹脂を1層ずつ重ねながら造形物を作る方式。別名FDM法と呼ばれています。この方式の3Dプリンターは比較的サイズも小さく、値段も安いので、家庭向きとしておすすめです。

ABS樹脂やプラッチク樹脂も安価なので、コストパフォーマンスに優れています。

光造形方式は、別名STL法と呼ばれ、日本人が開発した中では最も古い方式。精度が高く細部まで作り込めるので、製造業で最も多く使われている方式です。

紫外線を当てると固まる樹脂を素材にし、素材を満たしたケースに紫外線を当てて、造形物を作成します。

粉末焼結方式は、粉末状の素材に高出力のレーザー光線を当てて焼きつける方式。別名SLS法と呼ばれています。素材には他の3Dプリンターと同じように樹脂が使えますが、チタンや銅などの金属系も使用可能。

そのため、使う素材によって耐久性や耐熱性がある造形物が作成できます。今回は、低価格で家庭向きの熱溶解積層方式を採用した3Dプリンターをご紹介しました。

樹脂素材(フィラメント)とは

By: amazon.co.jp

熱溶解積層方式の樹脂素材は、一般的にフィラメントと呼ばれ、主にABSとPLAの2種類があります。

ABSは、石油由来の材料から作られている素材。230度以上の温度で使用します。PLAより材質に粘りがあり、成形後のヤスリがけ等の加工が容易。さらに、強度が高い、塗料で塗装が可能などの特徴があります。

PLAは、トウモロコシやイモ、サトウキビなどの植物から作られた樹脂素材。比較的低い、200度前後の温度で使用します。粘りがなく硬いので、塗装やヤスリなどの加工が難しいです。

しかし、熱による変形がないため、比較的大きなものも作りやすくおすすめできます。3Dプリンターによって、どの素材を使うかは決まっていますので、必ず確認しましょう。

最大造形物サイズをチェック

By: amazon.co.jp

家庭用の低価格3Dプリンターは、本体サイズが比較的コンパクトです。造形物は本体内で作成されるため、作成できる最大の造形物サイズを確認することをおすすめします。ほとんどの3Dプリンターは、最大造形物サイズを正方形サイズで表記していますよ。

ソフトをチェック

By: amazon.co.jp

3Dプリンターで造形物を作成するためには、3Dモデリングソフトが必要です。ほとんどの3Dプリンターには、専用のモデリングソフトが付属しています。しかし、高機能の有料ソフトや無料ソフトも数多くありますよ。

ネットにたくさん情報がありますので、一度チェックすることをおすすめします。また、初心者の方は3Dモデリングデータを作成するのが難しいかもしれません。各メーカーのホームページでは、3Dモデリングデータをダウンロードできますよ。

こちらをダウンロードすれば、すぐ造形物を作れます。