MOD-tで、3Dプリンティングをはじめよう
いまや大注目の3Dプリンター。今回は誰でも簡単に始められると注目を浴びている、MOD-tという3Dプリンターをご紹介しましょう。3Dプリンターとは、3次元の設計図をもとにあらゆるものを作ってくれる機器のことです。
スマートフォンの試作品や、アニメのフィギュアなど、設計図さえあればあらゆるものを造形することができます。反面、3Dプリンターの設置場所や価格、技術的な知識が必要なことが重荷となっていました。そういった3Dプリンターの弱点をカバーしたのが、New Matterが開発中のMOD-tなのです。
コストをかけずに、しかも低価格で3Dプリンティングができるようになるでしょう。MOD-tがあれば、誰でも簡単に、ものづくりを楽しむことができるようになりますね。
MOD-tの特徴
MOD-tは、洗練された、最新のテクノロジーからなる「2軸モーションシステム」を採用しています。2つの軸を同時に動作させることのできるこのシステムにより、少ない材料からの成形が可能になっています。
MOD-tの開発では、AppleやDisney、Microsoftなどの企業とタッグを組んできた、frogと共同で開発を進めているとのことです。
Idealabがインキュベーションを担当し、生産はDragon Innovationが担当します。
MOD-tの使い方
それでは、MOD-tを使い方を見ていきましょう。まずは設計をしましょう。設計したデータは、専用のアプリ上で確認しましょう。もちろん、3Dでの閲覧ができます。
次に、設計したデータをMOD-tに送ります。この操作も、専用のアプリから行います。MOD-tでの3Dプリンティングがはじまります。MOD-tでは、台座プレートの上に材料(PLA樹脂)を層状に積み重ねていくことで、成形を進めていきます。
成形品の完成です。
MOD-tは既成の3Dプリンターと比較して、非常に優れています。成形品のサイズでは他の3Dプリンターの方に劣りますが、価格や成形品質、WiFi接続などは他の3Dプリンターよりも魅力的です。
こちらが詳細な比較表(英語)です。
MOD-tは、2015年の春から初夏の出荷を予定し、目下開発の真っ最中とのことです。今後はオンラインストアも充実されるようで、秀逸なデザインデータの購入、カスタマイズ、プリンティング、共有が可能とのことです。3Dデータの制作をゼロからしなくても良いので、設計のビギナーでも手軽に成形をはじめられますね。