イスがない場所でも座れる。

長時間続くことにより、疲労が蓄積して集中力ばかりか生産性も落ちる、さまざまな場所での立ち仕事や中腰での作業。だからと言って、周辺に小型のイスを置けるとは限りません。

そこでスイスのスタートアップ企業「Noonee」は立ち上がり、イスがないところでも座れる「Chairless Chair」を開発。いったいどんなことになっているのでしょうか? さっそく見てみましょう!

イスがない場所で座れる?

Nooneeの開発したChairless Chairとは、イスがないところでもすぐに座ることができるウェアラブルチェア。

そうです、身に着けることができる画期的なイスなのです!

イスを着る

ウェアラブルチェアであるChairless Chairの着用の仕方をはじめにご説明。上半身から順に、背中側のハーネス、腰のサポーターを着用。そして両脚の裏側に外骨格のように装着されるのが”イス本体”となります。

その人に合った使い方

Chairless Chairのイイところは、ユーザーに合わせて座る高さを調節できるところ。立ち仕事に必要な高さと、中腰の姿勢が必要とする高さは異なります。体の負担を最小限に抑えつつ、仕事に集中できる心強い味方です!

さまざまなところで大活躍の可能性

ではChairless Chairはどんな場面で活躍するでしょうか? たとえば、1日中生産ラインで立って仕事をしなければならない場合や、作業の対象物に合わせて低い位置での中腰が求められる現場など、枚挙にいとまはありません。

それぞれの場面で、イスを持って回らなくても両脚の裏側にイスが付いた状態で自由に歩き回れるのがアドバンテージ。作業中、思いついたその場所で体を預けて座れるのがGOODです。

9ボルトのバッテリーで稼働するダンパーにより、ユーザーの座る重みを支えるChairless Chair。現在のところ価格に関する言及はありませんが、市場に姿を現す日が楽しみなプロダクトです!