スマホの通知を受けられるほか、フィットネスや健康管理のサポートができる「スマートウォッチ」。特にヘルスケア管理機能は製品によって精度に差があるため、高精度で価格が安い高コスパのモデルを求める方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、フィットネスや健康管理機能に定評のある、ファーウェイのスマートウォッチ「HUAWEI Band 9」をレビュー。健康モニタリング機能をはじめとして、低価格ながら優れた機能をご紹介します。

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研究開発に強みがあるファーウェイ(HUAWEI)。人気のスマートウォッチ「Bandシリーズ」とは?

ファーウェイ(HUAWEI)は、グローバルにスマートデバイスを展開する大手メーカー。特に、スマートウォッチ業界においては、研究開発に強みを持っており、高機能でありながらコスパに優れたモデルを多数ラインナップしています。

自社研究施設「HUAWEI Health Lab」を世界各国に所有しているのがポイント。同施設ではスポーツヘルス分野での専門的な研究や多数の試験、共同開発などが行われており、スマートウォッチの開発に活かされています。

ファーウェイが展開しているスマートウォッチのなかでも代表的な「Bandシリーズ」。初心者にも手に取りやすい価格帯でありながらも、コンパクトなデザインと多機能性を実現しています。そのことから、数あるスマートウォッチのなかでも、高い人気を博しているシリーズです。

同シリーズは睡眠測定や心拍数計測などに、独自のアルゴリズムを採用。健康や運動のモニタリング機能に優れているのが魅力です。新モデルを発売するたびに、進化したテクノロジーを採用しています。

より精度が向上。健康モニタリングの性能が高い

精度が高くなった「HUAWEI TruSeen™ 5.5」。心拍数と血中酸素レベルを精確に測定

HUAWEI Band 9に搭載されている「HUAWEI TruSeen™ 5.5」は、心拍数と血中酸素レベルを計測するモニタリング機能です。「心拍数AIアルゴリズム」が改善され、前バージョン「HUAWEI TruSeen™ 5.0」と比較すると、より精確に数値を測定できるようになりました。

24時間本製品を着用することで、リアルタイムで心拍数と血中酸素レベルをグラフで表示。ワークアウト時の効果的な運動や体の状態の把握に役立てられます。また、血中酸素レベルが一定より下がると、アラートが行われ、いち早く異変に気付けるのも便利です。

実際にランニング時に本機能を使ってみましたが、心拍数を計測できていない箇所がほとんど見受けられず、しっかりと心拍数の遷移を表示していました。

高度で詳細なアドバイスで睡眠管理に役立つ「HUAWEI TruSleep™ 4.0」

HUAWEI Band 9のもうひとつの魅力が、高精度で睡眠モニタリングができる「HUAWEI TruSleep™ 4.0」を搭載していること。前バージョン「HUAWEI TruSleep™ 3.0」から大幅に入眠時と目が覚めたときの認識率が改善されており、より正確に睡眠の状態を把握できます。

睡眠レポートでは専門機関と連携し、より詳細なアドバイスを受けられるのもポイント。実際に本製品を装着して睡眠を取ったところ、自分の睡眠時間は適正かどうか、睡眠の質を高めるために何をすればよいのかなどの専門的なアドバイスを受けられました。

また、目が覚めた回数や熟睡時間、心拍数、呼吸数などのデータも数値で見られます。さらに、今まではファーウェイの上位モデルに搭載されていた「睡眠中呼吸乱れ検知」機能も搭載し、睡眠時の呼吸の乱れを検知。万が一異常があればレポートとして表示されます(※)

※本製品は医療機器として設計されたものではなく、病気などの診断・治療・予防の目的にはご使用いただけません。

見やすく使いやすい工夫が搭載

快適な装着感の薄型軽量設計とバンド素材

HUAWEI Band 9にはバンドの素材に、通気性がよく軽い「フルオロエラストマー素材」を採用(※)。本体は約14g(ベルト含まず)と軽量で、しっとりとなめらかな肌触りが心地よく、優れた装着感を実現しています。

また、厚みは8.99mmと薄型で、腕に沿うようわずかに湾曲したデザイン。ぴったり腕にフィットするのもポイントです。

テニスやランニングなど、腕を振るような運動をしている際に装着していても気になりにくく、HUAWEI Band 9を装着していることを忘れて快適にワークアウトを行えました。

※ブルーのみナイロン素材を採用

1.47インチのAMOLEDディスプレイでくっきりときれいに画面を表示

HUAWEI Band 9には、1.47インチのAMOLEDディスプレイを採用。駆動方式に「アクティブマトリクス」を採用し、精細かつ鮮やかで美しい画面表示ができます。

視認性が高いため、ワークアウトしながら軽く手首に視線を移した際にも、はっきりと画面に表示されている内容を確認できました。

また、本製品は常時点灯(AOD)に対応しています。文字盤ごとに独自の表示があるのもポイント。手首を返したりボタン操作をしたりせずとも、パッと時間やワークアウトの状況を確認できるのがメリットです。手首を上げた際にメインの文字盤を表示するか、AOD文字盤を表示するかを選択できます。

多彩な文字盤でカスタマイズが自在。必要な機能がひと目で見られる「多機能文字盤」も

HUAWEI Band 9は多彩な文字盤を選択でき、カスタマイズ性に優れています。ファーウェイの文字盤ストアには、10000種類以上(有料を含む)の文字盤デザインがラインナップ。また、多機能文字盤やフォト文字盤など、カスタマイズができる文字盤もあります。

多機能文字盤には、よく使う機能をあらかじめ設定しておくことで、心拍数や血中酸素レベル、睡眠時間、ワークアウトの時間など、複数の必要な情報をひと目で確認できるのが便利です。

フォト文字盤は、スマホにある好きな写真を設定することが可能。四隅に7種類のデータを表示できるほか、時刻の色や位置、文字スタイルを自分好みにカスタマイズできます。

さまざまな競技に対応しワークアウト機能も充実。「HUAWEI TruSport™」で専門的なデータ分析が見られる

※運動記録内にマップを表示させるためには、一緒にスマートフォンを携帯する必要があります。

100種類のワークアウトモードを搭載するなど、フィットネス管理機能にも優れているHUAWEI Band 9。ランニングとウォーキングは自動識別し、測定を開始します。

運動後は「HUAWEI TruSport™」のアルゴリズムによって、専門的なデータ分析を見られるのがポイント。トレーニング負荷、血中酸素レベル、心拍数などの指標を科学的に分析します。

さらに「パーソナルAIランニングコーチ」により、データにもとづいてワークアウト評価を出し、個人に合わせてトレーニング効率を上げる方法を提案してくれるのも魅力です。

フィットネスプランは無料の専用アプリ「HUAWEI Health」を通じてカスタマイズが可能。自分の目標に合ったペースでワークアウトを行えます。ランニングの目標に対する残り時間や距離、ステージガイダンスなどをリアルタイムで行ってくれるのが嬉しいポイントでした。

装着しっぱなしでもOK。約14日間のパワフルバッテリー

24時間モニタリング機能を使いたい場合は、特にスマートウォッチを装着したままにしたいもの。HUAWEI Band 9は通常使用でも約14日間、ヘビーユースでも約9日間電池が持ち、装着したままにしやすいのもポイントです(※)

また、45分と急速でフル充電できるため、シャワーを浴びる間などのすき間時間にサッと充電しておけます。また、5分間の充電で約2日間使用できるので、充電し忘れたときや急いでいるときにも便利だと感じました。

※使用条件は公式サイトを参照ください。

iOSともAndroidとも互換性あり。iPhoneユーザーでもAndroidユーザーでも安心

HUAWEI Band 9はiOSとAndroid OSに対応しており、iPhoneやさまざまなAndroidスマホと連携して使えます。もちろん、スマホに来たSNSや着信、メールといった通知の確認や、Androidスマホなら本製品からクイック返信することも可能。本製品からスマホを探すなどの機能も備わっています。

最初のセットアップは、本製品に表示されるQRコードを読み込み、スマホに出る指示に合わせて操作するだけ。簡単かつ短時間で連携を行え、初心者にも優しいと感じました。

製品情報

ファーウェイ(HUAWEI) HUAWEI Band 9

HUAWEI Band 9のカラーラインナップは、フルオロエラストマー素材のブラック・イエロー・ピンク。そのほか、オンライン限定のホワイトや、店頭販売限定でナイロン素材のブルーもラインナップしています。

ウォッチケースには、金属のような光沢感を感じられるメッキが施されており、高級感があるのも魅力です。