健康志向の方から人気を集めている、Google Fit対応の「スマートウォッチ」。スマホと連携することで運動した内容の記録や運動目標の達成状況などを確認できるので、日々の健康管理に重宝します。
Google Fitに対応するスマートウォッチはさまざまなモデルが発売されているので、どれを選ぶべきか悩んでしまうのではないでしょうか。そこで今回は、Google Fit対応スマートウォッチの選び方とおすすめのモデルをご紹介します。
Google Fitとは?

By: google.com
Google Fitとは、Android OSの開発元でもあるGoogle社が提供しているスマホ向けの健康管理アプリのこと。AndroidスマホとiPhoneの両方でインストールが可能で、Googleアカウントを使用することで運動データをアプリ内で管理できるのが特徴です。
Google Fitアプリはさまざまな外部デバイスやアプリと連携できるのもポイント。アプリ単体では自動で記録できる項目は限られますが、例えば対応する体重計と連携すれば本来は手動入力が必要だった体重の変動もアプリ内に自動記録できます。
さらに、対応するスマートウォッチと連携すれば心拍数・睡眠時間・消費カロリーなども含めた詳細な運動データをリアルタイムで記録が可能。日々の健康管理に役立つ多彩な機能を利用できます。
Google Fitでできること
歩数や運動時間の記録

By: amazon.co.jp
運動データをリアルタイムで記録できるのがGoogle Fitの特徴です。歩数計と同じように、Google Fitアプリをインストールしたスマホを持ち歩いている間に移動した歩数を自動でカウント可能。1日ごとに決まった歩数のウォーキングを日課にしている方にもおすすめです。
運動した時間を同時に自動記録できるのもポイント。ウォーキングなどを始めるとGoogle Fitアプリが運動を自動で検出して動いている時間を記録します。運動をしない場合は当然記録が更新されないので、日々の運動習慣や健康維持に対する意識を強化できるのが魅力です。
運動目標の設定・確認

By: amazon.co.jp
運動目標の管理が可能なのもGoogle Fitの魅力。1日に達成したい歩数や運動時間などを運動目標として事前に設定しておくことで、アプリを開く度に目標の達成状況を確認できるようになります。
目標の達成状況は円グラフで表示されるのが特徴。運動を行うとリアルタイムでグラフが更新され、円が閉じてチェックマークが付くとその日の運動目標を達成したことを示します。
アプリのウィジェット機能を使えば、スマホのホーム画面に円グラフを表示できるようになるのでより手軽に達成状況の確認が可能。通知機能と組み合わせれば、運動に対するモチベーションを高く保てます。
過去のデータの確認

By: withings.com
過去の運動データを遡って確認できるのもGoogle Fitの便利なポイント。「タイムライン」機能を使えば、週表示や月表示のカレンダーを使って運動目標の達成状況を一覧できます。今週の達成状況はどうだったかなども簡単に振り返れるので、過去の運動データを今後のトレーニングに活用したい方にもおすすめです。
タイムラインではスポーツの種目ごとに運動データの確認が可能なのも魅力。Google Fit対応スマートウォッチを使えばウォーキング以外にもランニング・水泳・サイクリングなど多彩な種目の運動データも個別で記録できるので、タイムライン機能を使えば各種目のトレーニングで運動データをより有効に活用できます。
Google Fit対応スマートウォッチの選び方
タイプをチェック
普段使いもできる「腕時計型」

By: amazon.co.jp
腕時計型のスマートウォッチは汎用性に優れているのが特徴。形状が通常の腕時計に近く、運動をするとき以外にも多彩なシーンで活用できます。高級感のあるデザインを採用しているモデルであれば、ビジネスシーンでも違和感なく使用できるのも魅力です。
大きな文字盤を搭載しているのもポイント。時刻や各種アプリの表示に加えて、スマホからの通知も大きな画面で確認が可能なので、日常生活のなかで快適に使用できます。
ただし、本体の重量や運動時の使用感ではリストバンド型にやや劣るのが難点。スマートウォッチを運動以外にも普段の生活で積極的に活用したい方におすすめです。
コンパクトな「リストバンド型」

By: amazon.co.jp
リストバンド型のスマートウォッチは軽量かつコンパクトなのが特徴。バンドの横幅に合わせた大きさの文字盤を搭載し、細身のデザインを採用しています。装着感は軽快で激しく動く場合にも邪魔になりにくいので、主に運動でスマートウォッチを活用したい方におすすめです。
腕時計型と違って文字盤の表示領域が限られるため、一度に表示できる項目が少ないのが難点。時刻・気温・歩数・心拍数などの運動に最低限必要な項目は表示できるため、運動だけに集中したい場合におすすめです。
コスパの優れたモデルが多いのもリストバンド型の魅力。スマートウォッチを安く入手したい方にも適しています。
防水性能をチェック

スマートウォッチを運動やトレーニングで積極的に使いたい場合は防水性能の優れたモデルを選ぶのがおすすめ。汗をかいたり、急な雨や水しぶきがかかったりしても故障のリスクを低く抑えられるため、さまざまな環境で活用できます。
スマートウォッチの防水性能を確認する場合は「IP」で表示される保護等級をチェック。完全防水を示す「IPX7」以上の等級に対応するモデルであれば、装着したまま雨天下でのランニングやシャワーにも耐えられます。
水中でも使用したい場合は対応圧力を示す「ATM」も重要。水深50mに相当する圧力に耐える「5ATM」に対応するモデルを選べば、水泳やマリンスポーツでも気兼ねなく使えます。
バッテリーの持続時間もチェック

By: amazon.co.jp
日常生活や運動でスマートウォッチを積極的に活用したい場合には、バッテリー持続時間の長いモデルを選びましょう。持続時間の短いモデルだと、充電も頻繁にしなければなくなるので利便性が低下します。
バッテリーの持続時間は最低18時間、できれば2日以上保つモデルがおすすめ。また、急速充電機能を備えていれば、忙しくてまとまった充電時間が確保しにくい場合にも重宝します。
ただし、GPS機能を有効にするとバッテリーを大量に消耗するので注意。トレーニングなどでGPS機能を積極的に使用したい場合は、GPS使用時と不使用時のバッテリー消費速度の違いを忘れずにチェックしましょう。
Google Fit対応スマートウォッチのおすすめモデル
グーグル(Google) Google Pixel Watch
Fitbitのヘルスケア機能と、Googleの便利な機能を兼ね備えるスマートウォッチ。40種類のエクササイズでトレーニングを記録できるのが特徴です。装着したまま就寝することで、起床時に睡眠スコアを確認でき、日々の健康管理に役立てられます。Google Fitにも対応しているため、2つのアプリを利用したい方にもおすすめです。
日常生活に便利な機能を利用できるのも魅力。Google マップでの経路案内や、Google Payでの非接触型決済、Google アシスタントでの音声操作を行えます。さらに、GmailとGoogle カレンダーを使えるので、本製品のみでメールを確認して返信したり、スケジュールをチェックしたりできるのがメリットです。
デザインは丸型・ドーム形状で、スタイリッシュな雰囲気。バンドは20種類以上を展開しているため、気分やシーンに合わせて自分好みのモノを選べます。
ガーミン(GARMIN) vivoactive 4
普段使いからエクササイズまで対応できる人気のGoogle Fit対応スマートウォッチです。本体には光学式心拍計と国産の準天頂衛星システム「みちびき」にも対応するGPSを内蔵。非接触型決済「Garmin Pay」を使えばランニング中の買い物もスマートに支払いが可能です。
5ATMの防水性能を持ち、バッテリーはスマートウォッチモードで最長5日間、GPSモードのみで最長18時間の駆動が可能。また、サイクリング・水泳・ヨガなども含む20種類を超えるプリインストール済みのスポーツアプリであらゆる運動を記録できます。
運動の記録は専用アプリ「Garmin Connect Mobile」を使用。連携用アプリ「Health Sync」を活用すればGoogle Fitとも運動データの同期ができます。
フィットビット(Fitbit) Versa3
Google傘下のブランドが手掛ける人気のGoogle Fit対応スマートウォッチです。日常のエクササイズに特化した設計が施されているのが特徴。高精度なGPSや24時間の計測が可能な心拍数センサー、5ATMの防水性能など多彩な機能性を備えています。
ランニング・サイクリング・水泳など20種類以上のスポーツで運動データをリアルタイム記録できる「エクササイズモード」も搭載。さらに、6日間以上のバッテリーライフを持ち、わずか12分で1日分の充電が可能な急速充電機能も備えています。
多機能で定評のある専用アプリ「Fitbit」では、運動データ・摂取カロリー・睡眠管理・グループチャレンジなどの機能が使用可能。連携アプリ「FitToFit」を使えばGoogle Fitとの自動同期も行えます。
フィットビット(Fitbit) GPS搭載フィットネストラッカー Fitbit Charge4
高精度なGPSと心拍センサーを備えるハイエンドのGoogle Fit対応スマートバンドです。心拍数を1日24時間継続してモニタリングが可能。加えて、パーソナライズされた心拍ゾーンに収まった時間や、マップ上のルートで最も負荷のかかったエリアなども可視化できるので、ワークアウトの効果を最大限に高められます。
心拍数以外にも歩数・距離・上った段数・消費カロリーなど健康管理に役立つ日々のアクティビティ情報も記録が可能。また、運動を始めると記録するスポーツの種目を自動認識する「エクササイズモード」も備えています。
バッテリーライフは最長7日間で、GPSを使用した場合は最長5時間。また、5ATMの防水性能も備えています。連携アプリ「FitToFit」を使えば記録した運動データをGoogle Fitとも同期可能です。
フィットビット(Fitbit) フィットネストラッカー Inspire2
スリムなフォルムと豊富なベルトがおしゃれなGoogle Fit対応スマートバンドです。本体にはバックライト付きのOLEDディスプレイとタッチスクリーンを搭載。さまざまなシーンで快適に操作できます。
スマホのGPSに接続すれば、ランニングの際にペースや距離をリアルタイムで確認可能。専用アプリを利用すれば、ルート上の心拍数を表示でき、負荷のかかったエリアを把握できます。Androidアプリ「FitToFit」を使えば、記録した運動データをGoogle Fitとも同期可能です。
また、本製品は心拍数測定にも対応。1日中装着しておくことで、消費カロリーの測定や睡眠時のデータもチェックできます。水深50mまで耐えられる防水仕様なのもポイント。バッテリーの駆動時間は最大10日間で、頻繁に充電を必要としないのも魅力です。
シャオミ(Xiaomi) Mi スマートバンド5 XMSH10HM
コスパの高さで人気のあるGoogle Fit対応スマートバンドです。安価ながら5ATM防水や最長14日間持続するバッテリーなどの便利な機能を搭載。心拍数や睡眠などを24時間モニタリングできるので、普段の健康管理にも重宝します。
ランニング・水泳・ヨガを含む11スポーツで運動内容の記録が可能な「プロスポーツモード」を搭載。さらに、運動時間・回復時間・1分あたりのストローク数など運動時の指標となる情報も表示できるので、ジムでのワークアウトにもおすすめです。
専用アプリ「Mi Fit」ではスマートバンドで記録した毎日の健康データを確認が可能。さらに、アプリ内でGoogleアカウントを紐付ければGoogle Fitとの同期もできます。
ファーウェイ(HUAWEI) アクティブトラッカー HUAWEI Band 4
手軽に健康管理が行えるGoogle Fit対応のスマートバンドです。人間工学に基づいた快適性を備えたデザインを採用。また、公式ストアで多彩なデザインの文字盤が提供されているので、その日の気分によってスタイルを自由自在に変えられます。
バッテリーの駆動時間は通常モードで約9日間。バンドの片方を外すと内蔵USBプラグが現れるので、充電ケーブル不要で手軽に充電できます。9種目の運動記録に対応するエクササイズモードのほか、心拍数や睡眠の24時間モニタリングも可能です。
5ATMの防水性能を備えているので水泳中の計測にも活躍。運動データの記録には専用アプリ「Huawei Health」を使用しますが、アプリ内でGoogle Fitとの同期も行えます。
ウィジングズ(Withings) Withings Steel HR Sport
本格的なトレーニングにも対応できるスタイリッシュなGoogle Fit対応スマートウォッチです。アナログの文字盤に小型の液晶ディスプレイを埋め込んだハイブリッドデザインを採用。バッテリーが最長25日間も持つので、残量を気にせずスポーツに没頭できます。
トレーニングモードをONにすると、30種類以上の種目から自動でエクササイズを認識して記録する機能があるため、運動の記録をし忘れる心配がないのがポイント。また、トレーニング時間・消費カロリー・心拍数・最大酸素消費量・睡眠などのモニタリングも可能です。
水深50mにも耐える防水性能を備えているので、水泳中の使用にもおすすめ。専用アプリ「Health Mate」内の操作で簡単にGoogle Fitと連携できるのも魅力です。
フォッシル(Fossil) ジョネレーション5 FTW4024

日常生活からビジネスシーンまでマルチに活躍するGoogle Fit対応のおしゃれなスマートウォッチです。常時点灯できる文字盤はシーンに応じてデザインのカスタマイズが可能です。
バッテリーは通知や心拍計などの主要機能を有効にしたまま最長24時間の駆動が可能なほか、4つのバッテリーモードも用意。さらに、1時間で充電を完了できる急速充電機能も備えています。
3ATMの防水性能を備えているので雨天のランニングにもおすすめ。標準機能として本体内にGoogle Fitがプリインストールされているため、運動データの記録も手軽に始められます。
オッポ(OPPO) Band Style OB19B1
シーンに合わせてバンドを付け替えられるGoogle Fit対応のスマートウォッチです。フォーマルな場にも馴染みやすい「スタイルタイプ」と、ワークアウト時にマッチする「スポーツタイプ」が付属しています。また、40種類以上のなかから文字盤デザインを選べるのもポイント。その日の気分に応じて切り替えてみてください。
本製品は、血中酸素レベルや心拍数などを計測可能です。さらに、12種類のスポーツモードに対応しているため、幅広いトレーニングを効率的に行えます。5ATMの防水性能を備えており、泳いだ距離や水泳時の消費カロリーなどを記録するのも魅力です。
そのほか、フル充電した場合は最大12日間利用できるので、外出先でも重宝します。コスパに優れたモデルを探している方におすすめです。
ソニー(SONY) スマートウォッチ wena 3 METAL WNW-B21A/S
バンド部分にディスプレイが搭載されたスマートウォッチ。サイズが一致すればさまざまな時計の文字盤と組み合わせられるため、一般的な腕時計もスマートウォッチ化できます。
コンパクトなディスプレイながら、着信・メール・アプリ通知・スケジュール・天気予報なども確認可能。タッチ操作に対応しており、ホーム画面からワンタッチでさまざまな機能にアクセスできます。
健康管理機能も搭載。デュアル光学式センサーが搭載されているので、心拍数を計測できます。歩数や消費カロリー、最大酸素摂取量の計測にも対応。睡眠の深さを表示できるほか、ストレスレベルの推定にも対応しています。
そのほか、紛失防止アプリ「MAMORIO」と連携できる点も特徴。万が一紛失しても接続が切れた位置をスマホから確認できます。
カシオ(CASIO) G-SHOCK G-SQUAD GBD-H1000
耐衝撃性に優れたGoogle Fit対応のスマートウォッチ。複雑な凹凸形状により、ガラスやボタンに衝撃が加わりにくいのが特徴です。20ATM防水を備えており、日常の水仕事やシャワーはもちろん、水泳やサーフィンなどのウォータースポーツでも活躍します。
また、心拍計・歩数計・GPS機能などを搭載しているのもポイント。GPS機能を使用した場合は、移動距離・速度・ペースなどを計測できます。さらに、スマホと連携させることで、アプリ上の地図に移動ルートを表示可能。そのほか、細かく長さ調節できるソフトウレタンバンドや、ノールック操作に対応したベゼルデザインを採用しており、使い勝手も良好です。
Tabbit スマートウォッチ

コスパ重視でGoogle Fit対応のスマートウォッチを選びたい方におすすめのモデル。安価ながら防塵・防水規格を示す等級はIP68と高く、気兼ねなく使えるのが特徴です。
本製品は高精度の光電チップと加速度センサーを内蔵しており、歩幅・歩数頻度・距離・消費カロリー・運動量などをリアルタイムで計測可能。フル充電からの稼働日数は5〜7日、スタンバイ状態であれば20日と、バッテリーが長持ちするのも魅力です。
カシムラ(Kashimura) 活動量計バンド KJ-175
Google Fit対応スマートウォッチのなかでも安価なモデル。Google Fitとの連動は運動(歩数計)のみとシンプルな仕様なので、価格重視で選びたい方におすすめの製品です。
データは本体に記録され、スマホを持ち合わせずともランニングやウォーキングが可能。データは後ほどスマホに転送する形になります。なお、本体の記録日数は過去30日分までカバーできるので、運動直後はもちろん、数日空いてからの転送にも対応可能です。
また、リーズナブルな価格帯ながらIP65と防塵防水性能は高いのも魅力。充電時間は約2時間、動作時間は最大約120時間(5日)が目安です。
モブボイ(Mobvoi) スマートウォッチ TicWatch Pro 3
高性能SoC「Qualcomm Snapdragon Wear 4100」を搭載したGoogle Fit対応スマートウォッチ。大容量の1GBメモリと組み合わせることで、サクサク快適に動作します。
高解像度のAMOLEDディスプレイを採用しているのもポイント。また、省電力のエッセンシャルモードに切り替えれば、最大45日間使えます。
高精度な位置測定が可能なGPSや、音声通話が楽しめる内蔵スピーカー・マイクなど基本性能も充実。ウォッチフェイスも自由にカスタマイズできます。ステンレス製のベゼルを採用したスタイリッシュなデザインも魅力のひとつです。
Google Fitに記録した運動データはGoogleアカウントで管理されるため、スマホやスマートウォッチを機種変更しても引き継ぎが可能。また、メーカー各社の活動量計アプリと同期して運動データの一元管理もできます。用途に応じてGoogle Fitに対応するスマートウォッチを選んでみてください。