今や3Dプリンターで作れるものはお菓子から拳銃までさまざまです。
そこに新たに加わったのが、ほとんどのパーツがプリンタブルな、太陽光で発電するスターリングエンジン(熱空気エンジン)です。熱を利用してフライホイールを回転させることで電気を生み出すクリーンな発電システムであるスターリングエンジン。動画ではなんとマグカップ1杯のお湯の熱でも動き続けています。
さらに、太陽光を効率的に吸収できる太陽光パネルもプリントして追加マウントができます。出力はそれほど大きくないと思われるものの、太陽さえあれば発電できるという利便性で、災害時や電気の確保が難かしい発展途上国なのでも利用できそうです。もちろん3Dプリンターがないと始まりませんが。
ドイツ人技術者のAndreas Haeuser氏が製作したこのエンジンが作れる構造ファイルは、約15USドルでダウンロード購入できるそうです。
近い将来、自分たちで製作した太陽光発電機によって家の電力の一部をまかなって省エネにつなげることなど考えられそうですね。