災害時の情報確保に欠かせない防災向けモバイルバッテリー。スマホは、安否確認や情報収集に不可欠なライフラインのひとつです。停電時でも確実に使えるよう、普段から備えておくことが推奨されます。しかし、種類が多いため、どれを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、防災向けモバイルバッテリーのおすすめをご紹介します。選び方のポイントもあわせて解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

• 目次
• 防災向けモバイルバッテリーの選び方
• 防災向けモバイルバッテリーのおすすめ

防災向けモバイルバッテリーの選び方

容量をチェック

By: ankerjapan.com

モバイルバッテリーの容量は「mAh（ミリアンペアアワー）」という単位で示され、数値が大きいほど多くの電気を蓄えられます。災害時に備えるなら、スマホを数回充電できる10000mAhや20000mAhの製品など、容量の多いモノだと安心です。

ただし、バッテリーに記載された容量すべてを使えるわけではない点には注意が必要。実際にモバイルバッテリーから取り出して使えるのは、表示容量の約6〜7割程度が目安とされています。

また、災害時には、自分ひとりが使うのか、家族など複数人で使うのかによっても必要な容量が変わります。何回充電できれば安心かなどを想定して、容量を選んでみてください。

出力をチェック

By: ankerjapan.com

モバイルバッテリーの「出力」は、充電スピードに関わる重要な項目です。出力が大きいほど、スマホなどを短時間で充電できます。災害時は電気が使える時間が限られる場合もあるため、効率よく充電できる製品が役立ちます。

より速く充電するためには、急速充電規格に対応しているかを確認しましょう。代表的な規格には、USB Power DeliveryやQuick Chargeなどがあります。急速充電に対応した製品だと、限られた時間でも効率的に充電が可能です。

また、USBポートの数や形状も確認しておきましょう。ポートが複数あれば、スマホとほかのデバイスを同時に充電できて便利です。家族で共有する場合や、複数の機器を一度に充電したい方には、ポート数の多いタイプがおすすめです。

充電規格をチェック

By: ankerjapan.com

スマホやタブレットなどを充電する際には、充電規格の確認が重要。充電する機器によって対応する規格が異なるため、適切なモノを選ばないと充電できなかったり、または時間がかかってしまったりする場合があります。代表的なモノには、USB Type-CやLightningといったコネクタの規格、USB Power DeliveryやQuick Chargeなどの急速充電規格、Qiなどのワイヤレス充電規格があります。

USB Type-Cは、充電だけでなくデータ転送や映像伝送も1本でこなせる汎用性の高さが魅力です。Apple製品に採用されているLightning端子は、裏表なく挿せる点がポイントです。USB Power Deliveryはノートパソコンなど消費電力の大きな機器にも対応し、Quick Chargeは特定のAndroidスマホなどでスピーディーな充電を行えます。

充電規格を選ぶうえで大切なのは、使用する機器との互換性です。自分の持っているデバイスがどの規格に対応しているかなどを確認し、適した充電規格の製品を選んでみてください。

本体サイズ・重量をチェック

By: ankerjapan.com

災害時に持ち出すモバイルバッテリーは、本体のサイズや重量も大切なポイントです。容量が十分でも、大きすぎたり重すぎたりすると、避難時の負担になる可能性があります。いざというときにスムーズに持ち出せるよう、携帯性も考慮して選びましょう。

一般的に、モバイルバッテリーは容量が大きくなるほど、サイズも大きく重くなる傾向にあります。日常的にカバンに入れて持ち運ぶなら、薄型で軽量なタイプが便利です。ただし、災害用として備える場合は、ある程度の容量も必要になるため、バランスが重要です。

避難所などへ移動する際の荷物の量も考慮し、自分にとって持ち運びやすく、かつ必要な容量を備えた製品を選びましょう。

端子の種類・数をチェック

By: elecom.co.jp

モバイルバッテリーを選ぶ際には、搭載されている端子の種類と数を確認しておきましょう。普段使っているスマホやタブレットなどのデバイスに対応した端子を備えていないと充電できないので注意が必要。また、同時にいくつのデバイスを充電したいかによって、必要な端子の数も変わります。

現在主流の端子には、USB Type-AポートやUSB Type-Cポートがあります。USB Type-Aは多くの機器で採用されている汎用性の高いタイプです。USB Type-Cは、スマホだけでなくノートパソコンなどの充電にも対応できる高出力なモノが展開されています。

持っているデバイスの種類や、同時に充電したい機器の数を考慮して、必要な種類の端子が備わっている製品を選びましょう。家族と共用する場合や、複数のガジェットを持ち歩く方には、ポート数の多いモバイルバッテリーがおすすめです。

PSEマークをチェック

By: biccamera.com

モバイルバッテリーを安心して使うためには、安全性の確認も重要。PSEマークは、電気製品が国の定めた安全基準を満たしていることを示す大切な指標のひとつです。モバイルバッテリーのような電気製品を選ぶ際には、事故を防ぐために必ず確認しましょう。

モバイルバッテリーを充電するためのACアダプターは電気用品安全法の対象です。そのため、付属のACアダプターにPSEマークが付いているかを確認しましょう。PSEマークにはひし形と丸形の2種類があり、どちらも国が定めた安全基準を満たしていることを示します。

PSEマークは、製品本体やパッケージ、ラベルなどに表示されているのでチェックしてみてください。

あると役立つ機能をチェック

ソーラーパネル

By: biccamera.com

災害時には、ソーラーパネルで充電できるモバイルバッテリーも便利。長期間の停電が発生した場合でも、太陽光で電気を確保できるのが魅力です。

ソーラー充電機能を備えた製品には、バッテリー本体にソーラーパネルが一体化しているタイプと、別途ソーラーパネルを接続して充電するタイプがあります。

ソーラー充電を行う際は、モバイルバッテリーとソーラーパネルの相性も重要。また、天候によって充電効率が左右される点も留意しておきましょう。太陽光を最大限に活用するため、パネルの角度を調整したり、できるだけ直射日光が当たる場所に設置したりする工夫も必要です。

防災向けモバイルバッテリーのおすすめ

アンカー(ANKER) Power Bank 20000mAh 87W Built-In USB-C ケーブル A1383

災害時の電源確保に役立つ、大容量モバイルバッテリーです。20000mAhの電力でiPhone15を約4回充電できるのが魅力。USB-Cケーブルが本体に内蔵されており、緊急時にケーブルを探す手間が省けます。

合計最大87Wの高出力充電に対応し、スマホからノートPCまで幅広く使用できるのが特徴。また、USB-Cポートは最大65Wの急速充電ができます。

複数デバイスの同時充電にも対応しており、家族での使用にも便利です。

アンカー(ANKER) Power Bank 10000mAh Fusion Built-In USB-C ケーブル A1637

充電器とモバイルバッテリー、ケーブルが一体化したハイブリッドタイプの製品。コンセントに直接挿して使用できるため、災害時の荷物を減らせます。約108×51×31mmのコンパクトな本体に10000mAhを搭載し、iPhone15を約2回充電可能です。

パススルー充電機能を備えており、デバイスを充電しながら本体も自動で満充電にできます。また、最大30W出力でスマホやタブレットを急速充電可能です。

重さ約250gと軽量なため、持ち運びもしやすいのが魅力。多機能性と携帯性を重視する方におすすめのモデルです。

アンカー(ANKER) Nano Power Bank 22.5W Built-In USB-C Connector A1653011

カードサイズに近い、コンパクトなモバイルバッテリー。77×37×25mmの本体に5000mAhを搭載し、重さは約102gです。非常用として使いやすく、普段使いではポケットに収まるサイズ感が魅力です。

折りたたみ式USB-Cコネクタを内蔵しており、ケーブル不要でスマホに直接接続できます。最大22.5Wの急速充電に対応し、緊急時でも短時間で電力回復が可能です。
　
5000mAhの容量でスマホ約1回分のフル充電が可能。小型ながら信頼性の高い設計で、常時携帯するのにも適しています。手軽に持ち運びやすい、おすすめのモバイルバッテリーです。

アンカー(ANKER) Prime Power Bank 27650mAh 250W A1340011

27650mAhの大容量モバイルバッテリー。27650mAhの容量でiPhone15 Proを約5回、MacBook Airを約1回フル充電可能です。長期停電や避難時でも、複数デバイスを長時間充電できます。

合計最大250Wの超高出力を備え、ノートPC2台を同時に急速充電できます。各USB-Cポートが最大140W出力に対応。また、パススルー充電機能で本体充電と給電を同時に行い、効率的な電力管理を実現します。

液晶ディスプレイでバッテリー残量を把握できるのもポイント。大容量で複数デバイスをまとめて充電できるモノを探している方はチェックしてみてください。

エレコム(ELECOM) USB PD モバイルバッテリー DE-C50L-20000BK

充電切れの心配を軽減できる、大容量モバイルバッテリーです。20000mAhの電力でスマホを約7.2回充電でき、長期停電でも安心して使えます。合計最大75W出力で、複数デバイスの電力回復を効率よく行えるのもポイントです。

USB Power Delivery 65Wに対応しており、ノートPC級の高出力充電が可能。Type-Cポート2つとType-Aポートを備え、同時充電に便利です。また、低電流モードも搭載しているため、ワイヤレスイヤホンなど小型機器にも対応できます。

まとめて充電機能を使えば、本体の充電をしながらスマホも並行して充電できるのもおすすめポイントです。

エレコム(ELECOM) 超コンパクトモバイルバッテリー DE-C48-5000DGY

携帯性を重視したコンパクトなモバイルバッテリー。約幅60.5×奥行13.2×高さ89.5mmのクレジットカードサイズで、重さ約110gと軽量です。

本製品は5000mAhの容量で、スマホを約1回フル充電可能。過充電・過放電・過電流防止など5つの保護機能も備えているため、安全性にも配慮されています。

約500回の繰り返し使用が可能で、長期間にわたり活用できるのもポイント。手軽な災害対策から始めたい方におすすめの製品です。

エレコム(ELECOM) 乾電池式モバイルバッテリー DE-KD01

乾電池で動作する、緊急用に便利なモバイルバッテリーです。単3形アルカリ乾電池4本でスマホを約50%充電できます。ON/OFFスイッチと給電状態を示すLEDランプで動作状況を確認でき、災害時でも直感的な操作が可能です。

本体重量約44gと軽量な設計で、持ち運びに便利。幅36×奥行36×高さ87mmのコンパクトサイズなのもポイントです。乾電池で使用できるモデルを探している方はチェックしてみてください。

MOTTERU PD60W出力対応 モバイルバッテリー MOT-MB20001

USB Power Deliveryに対応した大容量モバイルバッテリーです。20000mAhの電力でスマホを約4回、MacBook Airなら約1回フル充電できます。

Type-CとType-Aポートを搭載し、スマホからノートPCまで幅広く対応可能です。iPadやポータブルゲーム機も充電できるなど、複数デバイスを充電できます。本体の充電時間も約3時間と短く、準備時間を短縮できるのが魅力です。

約58×25×150mmのコンパクトなサイズで、約350gと軽量なのもポイント。専用ポーチと充電ケーブル2本が付属しており、購入後すぐに使い始められます。使用回数は約1000回と謳われており、防災時にもおすすめの製品です。

パナソニック(Panasonic) 乾電池式モバイルバッテリー BH-BZ40K

災害時に活躍する、乾電池式のモバイルバッテリーです。単3形乾電池4本で使用でき、スマホへの充電とLEDライト機能を備えています。電力供給が不安定な災害時でも安心です。

LEDライト機能は、停電時や夜間避難時の照明としても活用可能です。電池の残量が少なくなると交換時期を知らせる機能も搭載。乾電池式のため、充電切れの心配が少ないのも魅力です。

エアージェイ ポータブルモバイルソーラーバッテリー 20000mAh LED照明付き MB-S20000A

太陽光充電機能を備えた、大容量のポータブルモバイルバッテリーです。20000mAhの容量でiPhoneSE（第3世代）を約7回フル充電できるのが特徴。ソーラーパネルを搭載しているため、緊急時には太陽光による補助充電も可能です。

高輝度LEDライト・SOSライト・フラッシュライトといった多彩なライト機能を内蔵。スマホ2台とBluetoothイヤホンを同時に接続できるので、避難時にも複数のデバイスを充電できます。

衝撃に強く、過酷な環境下でも安心して使用できるのもポイント。重量約490gと持ち運びやすく、災害時から日常まで幅広く活躍します。

EcoFlow RAPID Magnetic Power Bank

磁力でスマホに固定して充電できる、ワイヤレス充電対応のモバイルバッテリーです。15Wの無線充電機能で、ケーブルを使わずに直接充電できます。災害時にケーブルを探す手間がないのがメリットです。

有線接続では30Wの急速充電に対応し、緊急時の電力回復を効率よく行えます。コンパクトな設計で、非常用として使いやすいのもポイントです。スタンドを備えており、縦置き・横置きに対応。普段使いもしやすい、おすすめのモデルです。

CIO SMARTCOBY Pro PLUGⅠⅠ

コンセント直挿し型のUSB充電器とモバイルバッテリー機能を一体化した、2in1モデルです。折りたたみ式プラグを備えており、充電器として使用しながら本体に蓄電が可能。外出時にはモバイルバッテリーとして活用できます。約308gと軽量で小型なのも特徴です。

USB-Cポートを3つ搭載し、幅広いデバイスに対応します。充電器としては、67W出力でノートPCも急速充電可能。45Wでスマホやタブレットを効率よく充電できるモバイルバッテリーとしても活躍します。

多機能ディスプレイでバッテリー残量や入出力W数を確認しやすく、災害時の電力管理にも便利です。

UGREEN UGREEN Nexode モバイルバッテリー 20000mAh 130W 35524

130W出力に対応した、大容量かつ高性能なモバイルバッテリーです。20000mAhの電力でノートPCを含む複数のデバイスを充電できます。スマートデジタルディスプレイで、充電状況を確認しやすいのも魅力です。

USB-Cポート2つとUSB-Aポートの合計3ポートを搭載。PD・PPS・QCなどの急速充電規格をサポートしており、さまざまなメーカーのデバイスに対応可能です。

130Wの高出力で、タブレットやスマホであれば、複数台を短時間で満充電にすることが可能。災害対策としておすすめのパワフルなバッテリーです。

フィリップス(Philips) ソーラー モバイルバッテリー 20000mAh DLP7726N

太陽光とUSBケーブルによる2WAY充電に対応したソーラーモバイルバッテリーです。20000mAhの大容量で、長期間の電力供給ができます。

microUSB、Lightning、Type-Cといった多様な入力ポートを備えており、さまざまなデバイスと接続可能です。LEDライト機能も内蔵しており、夜間の避難や停電時の照明として役立ちます。

本製品は最大5V3Aの急速充電に対応。ソーラーパネルによって太陽光からの電力確保もできるのが魅力です。

GEUM GEUM023

63200mAhの大容量を備えた災害対応モバイルバッテリーです。ソーラー・手回し・USBケーブルの3WAY充電方式で、さまざまな状況での電力確保ができます。長期の災害や大規模な停電時でも安心して使えます。

LED照明機能を備えているのに加えて、防水・防塵設計により屋外でも使用可能です。2台同時充電が可能で、避難時にも役立ちます。

防災士監修の防災ガイドブックが付属。災害対策の知識も学べるのがおすすめポイントです。