Nintendo Switchの性能低下を抑制できるゲーム用品の「冷却ファン」。本体から発生する熱をファンの送風で冷却できるため、暑い日や負荷が大きくなるときでも、パフォーマンスを高く保つ効果が期待できます。

そこで今回は、Switchの発熱対策に活用できるおすすめの冷却ファンをご紹介。初めて購入する方向けに、冷却ファンの特徴や選び方も解説するので、より快適なゲーミング環境の構築に役立ててみてください。

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冷却ファンを使用するメリット・デメリット

メリット

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Switchのパフォーマンスの低下を防げるのが、冷却ファンを使うメリットです。気温の高い日や高負荷なゲームの長時間プレイでは、発熱によって画面のカクつき・フリーズ・電源落ちなどのトラブルが起こりやすくなります。冷却ファンで本体の発熱を抑えればトラブルが起こるリスクを軽減できるので、安定した動作でプレイしたい方におすすめです。

熱暴走による故障リスクを減らせるのも冷却ファンのポイント。Switchの発熱が過度に進行すると、内部の電子部品が高熱で損傷する可能性も。Switchを長く愛用したい場合は、冷却ファンで発熱対策をしっかり取りましょう。

デメリット

プレイ中に駆動音が気になるのが、Switchに冷却ファンを使うデメリットです。ファン回転時の駆動音が大きいと集中力を妨げられることもあります。また、FPSのプレイでは足音や銃声がはっきり聴き取れず、敗北の原因に繋がる場合も。なお、静音モデルや風量調節に対応したモデルなら、駆動音を低減できます。

プレイスタイルが限られてしまうのも冷却ファンの難点。大半のモデルは、任天堂純正のSwitch用ドックに取り付けて使用するので、必然的にTVモードでしか遊べなくなります。しかし、近年は携帯モードにあわせて設計されているモノも登場しているため、プレイスタイルに応じて選ぶのがおすすめです。

Switch向け冷却ファンの選び方

風量調節の有無をチェック

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Switch向けに開発された冷却ファンには、風量調節機能を備えたモノもあります。シーンに応じて風量を変えたい方には、風量調節機能を搭載する冷却ファンがおすすめです。

過度に発熱しているときや処理が重いときは風量を上げて、普段のプレイ時やゲーム音をしっかり聴き取りたいときは風量を下げるなどの使い分けができます。

静音性をチェック

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駆動時の静音性も、Switch向けの冷却ファンを選ぶ際に注目したいポイント。強力な冷却性能を備えていても、ファン駆動時の音がうるさいとゲームへの集中力が削がれるのが難点です。また、プレイするジャンルによっては、足音や銃声など重要な効果音が聴き取れず、対処が遅れて敗北に繋がることもあります。

Switchでゲームを快適かつ正確にプレイしたい場合は、静音性の高い冷却ファンを選ぶのがおすすめです。ファンの形状などを工夫することで、回転時の駆動音を抑えられているため、プレイ中でも気になりにくいのが魅力。イベントのムービーシーンなど、重要なシーンでの没入感を高めたい場合にも好適です。

Switch向け冷却ファンのおすすめ

アンサー(Answer) Switch有機ELモデル ドック用 クーリングファン ANS-SW138

アンサー(Answer) Switch有機ELモデル ドック用 クーリングファン ANS-SW138

日本のメーカーが手掛けたSwitch有機ELモデル専用の冷却ファンです。純正ドックの背面カバーと交換して、USBポートにコネクタを挿すだけで簡単に取り付け可能。使用はTVモードでのみ有効ですが、ON/OFFスイッチでシンプルに使えるので、冷却ファンを初めて購入する方にもおすすめです。

静音設計のファンが搭載されているのもポイント。駆動音が気になりにくく、夜間にSwitchをプレイする場合でも周囲に迷惑をかけることなく楽しめます。

ホワイト・ブルー・ブラックと、3種類のカラーバリエーションが用意されているのも魅力。本体やJoy-Conのカラーにあわせて選べます。

エアリア(AREA) ニンテンドースイッチを冷やす外付けファン MS-NSWCOOL01

エアリア(AREA) ニンテンドースイッチを冷やす外付けファン MS-NSWCOOL01

Switchの排熱をサポートする多機能な冷却ファンです。Switch本体の排気口に取り付けることで、内部の熱を外へ効率よく排出可能。FPSなどの負荷の重いゲームで、コマ落ちや強制終了といったトラブルが起こるリスクを抑制したい方におすすめです。

風量を調節できるのもポイント。ファンの回転数を600〜6000回転/分の間で300回転/分ごとに変えられます。高負荷時は回転数を上げて風量を増し、静音性を重視したいときは回転数を下げて風量を減らすなどの使い分けが可能です。また、正面のパネルに現在の回転数や冷却ファンの内部温度を表示できます。

多機能ながらシンプルな操作性も魅力。電源ボタンと風量UP/DOWNボタンの3つだけなので、初心者でも直感的に操作できます。接続には純正ドックのUSBポートが必要ですが、通常モデルと有機ELモデルの両方で使用可能です。

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) ポータブルゲーミングPC用ドッキングステーション 6in1 400-HUBCP19GM

サンワサプライ(SANWA SUPPLY) ポータブルゲーミングPC用ドッキングステーション 6in1 400-HUBCP19GM

ドックとしても優れた機能を持つ、Switch対応の冷却ファンです。静音設計を採用した2連ファンを搭載しているのが特徴。加えて、Switch本体を充電しながら使用できるので、長時間プレイする機会が多い方にもおすすめです。

L字型のUSB Type-Cケーブルを接続に使える点にも注目。下から配線できる設計のため、Switchとの接続もスムーズに行えます。また、ハブ機能が充実しているのも魅力。Type-A・Type-C計3つのUSBポートと、HDMIポートに加えて、安定したネット接続でのオンライン対戦に欠かせないLANポートも備えています。

本冷却ファンは、Steam DeckやROG AllyなどのポータブルゲーミングPCにも対応。1台で兼用できるので、テレビ周りをすっきり整頓可能です。

サンコー(THANKO) Nintendo Switch&Lite用 充電&冷却グリップ JOY-GRIPON CSASLCBG

サンコー(THANKO) Nintendo Switch&Lite用 充電&冷却グリップ JOY-GRIPON CSASLCBG

携帯モードで使えるSwitch用のグリップ付き冷却ファンです。Switch本体を背面からホールドするように取り付けられるのが特徴。携帯モードで冷却効果が得られるため、外出先でもSwitchをプレイする機会が多い方におすすめです。

冷却と充電、2つの機能を備えているのもポイント。Switchを約1回分フル充電できる容量のバッテリーを内蔵しており、USB Type-Cコネクタに挿すだけで充電しながらのプレイも可能です。また、充電を無効にして、冷却ファンのみを作動させるモードも。下部にあるスイッチで簡単に切り替えられます。

グリップを搭載しているのも魅力。左右のグリップ部は伸びるので、Joy-Con付き通常モデルとSwitch Liteのどちらにも取り付けられます。

背面に搭載されたスタンドも便利。テーブルモードでプレイする場合にも役立ちます。

アクラス(A’class) Switch用クーリングファン TRIPLE SASP-0488

アクラス(A’class) Switch用クーリングファン TRIPLE SASP-0488

Switchの熱を効率よく逃がせる3連仕様の冷却ファンです。3つのファンで外気を取り込み、Switch本体の背面とドックの吸気口へ風を送り込む構造が特徴。冷却効率が高いため、暑い日にFPSなどの高負荷なゲームを長時間プレイすることが多い方にもおすすめです。

取り付けは、純正ドックに被せてUSBケーブルを繋ぐだけなので簡単。TVモードでのみ使用可能です。また、本製品は有機ELモデルに対応します。

静音タイプのファンを採用しているのもポイント。回転時の動作音が抑えられており、快適にプレイを楽しめます。

冷却ファン以外の熱対策はある?

設置場所を変える

Switchの置き場所を変えるのも、発熱対策として有効です。小物類や壁などがSwitchの周囲にある状態だと、排気口や吸入口が塞がれてしまい、排熱が妨げられる場合があります。冷却ファンを使っても排熱がスムーズに行えない怖れがあるため、できるだけ風通しのよい場所にSwitchを設置しましょう。

直射日光が当たるか否かも、Switchの設置場所を選ぶ際に重要。通気性に配慮しても、Switch本体に太陽からの直射日光が当たると、温度の上昇は避けられません。基本的には日陰に置くのがおすすめですが、室内レイアウトの都合で難しい場合は、プレイ中にカーテンで日陰を作るのもひとつの手です。

稼働時間を減らす

Switchをプレイする時間自体を減らすのも発熱対策になります。Switchなどの電子機器は、長時間稼働し続けていると熱を持ちやすくなるのが一般的。プレイ時間が長くなるほど内部に熱がこもり、設置場所を工夫しても排熱が追いつかず、Switch本体のパフォーマンスが低下する場合があります。

Switchの性能を長持ちさせたいなら、プレイ時間を決めて、長時間稼働を避けるのがおすすめです。

本体を掃除する

Switch本体をこまめに掃除するのも、発熱対策に欠かせません。特に、本体上部の排気口と背面の吸気口にホコリが溜まっていると、排熱がスムーズに進まず、熱暴走などのトラブルに繋がります。冷却ファンを使っても十分な効果を発揮できなくなるため、排気口や吸気口の状態には注意を払いましょう。

排気口や吸気口のお手入れには吸引式の掃除機が有効。掃除機で丁寧にホコリを吸い込めば、Switchの温度上昇のリスクを低減できます。