都会の喧騒とした寒空とは裏腹に、辺り一面が白銀の世界に表情を変える大自然の冬山。晴れていれば、抜けるような青空とのコントラストは壮観で、非日常の景色が広がっています。

そんなロケーション抜群の冬山を楽しむにはスキー・スノボが主流ですが、ハイキングや登山を楽しむ方にとってはスノーシューが重要となります。そこで今回は、雪山登山におすすめのスノーシューをご紹介。興味がある方は、ぜひトライして雪を踏みしめる音を堪能してみてください。

スノーシューとは?

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スノーシューとは、新雪や深いふわふわの雪に覆われた平らな場所を歩くための道具です。スノーブーツやウインターブーツ、冬用登山靴に装着して使用します。中央アジアで原型が生まれたスノーシューは北米に渡り、歩くために適した現在の形に発達しました。

スノーシューのメリットは、簡単に装着でき、新雪でも歩きやすいところ。持ち運びにかさばる大きさ、急斜面は歩きにくいところがデメリットですが、スタイリッシュなデザインは大きな魅力です。

スノーシューと似たものに、日本で生まれたカンジキがあります。カンジキは、軽く持ち運びも楽にできる大きさで、斜面に強いというメリットがありますが、装着が面倒で、デザイン性に欠けるところがデメリットと言えます。

比較してみると、平坦な場所ではスノーシューの方が歩きやすく、装着も簡単にできるので、雪が積もっている平地を歩くことが多い雪山登山初心者にはおすすめです。

スノーシューの選び方

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スノーシューには、平地~緩斜面向き、急斜面にも使用できるバックカントリー向き、走ることを想定したレース向きと大きく分けるとこの3つのタイプがあります。雪山登山初心者におすすめなのは、平地や緩斜面を歩くために作られているスノーシューです。

フレームの長さと材質で選ぶ

平坦な場所を歩く雪山初心者には、軽くて接地面の大きなスノーシューがおすすめ。ただし、フレームが大きくなればその分重くなるため歩きにくくなるというデメリットがあります。体重と荷物の重さによって、スノーシューの長さを決めることがおすすめです。

また、フレームの材質にはプラスチック製とアルミ製があり、どちらにも一長一短の特徴があります。雪山登山に慣れているベテランは歩く場所によって適している素材を選びますが、雪山初心者には、グリップ力を高めたデザインのアルミフレームがおすすめです。

バインディングの種類で選ぶ

シューズとスノーシューを固定するバインディングも選び方のポイント。取り付けが簡単な仕組みか、歩いているときに緩みにくい設計かをチェックしてください。簡単に調節できることも大切なチェックポイントです。

また、斜面でもかかとを上げて、足を水平に保つヒールリフトがかかと部分に付いているものがおすすめです。このヒールリフトがあることによって、斜面を登ることが格段に楽になります。雪山登山には欠かせない機能のひとつです。

スパイクの形状で選ぶ

雪の上で足をグリップするスパイクやエッジの形状も大切なチェックポイントです。このスパイクやエッジの数や形状によって斜面での足のグリップ力が変わってきます。雪山初心者は、フレーム全体に金属のギザギザがつけられているものを選ぶことがおすすめ。

スノーシューの人気メーカー

エムエスアール(MSR)

MSR(マウンテンセーフティーリサーチ)は、アメリカ・シアトルの登山用品メーカーで、クライミング用品の安全性と信頼性の研究のために設立された会社。製品の完成度が高いことから多くの登山家に信頼されているトップブランドです。

MSRのスノーシューには、入門用から本格的雪山登山用まで3つのシリーズがラインナップされています。サイズは、22・25インチの2種類で、体重+荷物の総重量と使用する雪のコンディションによってサイズが選べます。

タブス(TUBBS)

1906年、アメリカ・シアトルでスノーシューズのブランドとして創業したタブスは、スノーシューの原型を作ったメーカーとして知られています。現在は、ウインタースポーツのリーディングカンパニーであるK2の傘下にあり、多くの愛用者がいます。

タブスのスノーシューは、バックカントリー・ハイキング・トレイルウォーキング・ジュニアの4タイプがラインナップされ、どのタイプも男性用、女性用があるのが特徴です。

アトラス(ATLAS)

アメリカ・サンフランシスコで誕生したアトラスは、現在のスノーシューデザインの草分け的存在です。数々の特許を取得した独自のアイディアから生み出される機能性に優れたスノーシューは、世界で認められています。

キッズモデルから本格的山岳モデルまで豊富なラインナップが揃うアトラスのスノーシューは、特許を取得している2種類のサスペンションシステムが特徴です。

ドッペルギャンガー(DOPPELGANGER)

ドッペルギャンガーはカラフルでコスパのよいキャンプギアをリリースしていることで知られるアウトドアメーカー。入門用として人気のスノーシューをリリースしています。フレームサイズは主に3タイプで、体重や使用用途によってチョイスできるところが魅力です。

スノーシューのおすすめ人気モデル

エムエスアール(MSR) ライトニングアッセント 22インチ

MSRのフラッグシップモデル。フレーム全体にブレードが装備されグリップ力は抜群です。軽量かつ柔らかい素材のため、アップダウンのある山岳地帯でも歩きやすく、初心者に最適なモデル。

シンプルなビンディングは、脱着が楽でどんなシューズにもフィットします。価格帯としては高価ですが、耐久性や歩きやすさを考慮した設計で、初心者からベテランまで満足できる完成度。スノーシューを長く続けたいユーザーにはおすすめの1本です。

タブス(TUBBS) スノーシュー メンズ フレックスESC 24センチ

タブスの豊富なラインナップのなかでも抜群の人気を誇るFLEXシリーズモデル。耐久性と柔軟性を併せ持つプラスチック製のデッキを採用しています。つま先をバインディングに入れて甲部分のダイヤルを回すだけで簡単装着できることも人気の秘密。

FLEXシリーズの中でも軽量なESCは、浮力の十分にあり平地で快適に歩くことが可能で、初めてのスノーシューにおすすめのコスパのよいエントリーモデルです。

アトラス(ATLAS) スノーシュー モンテイン 25

オールラウンドに使用できる2017年モデル。ワンアクションで止めることができ、使いやすいことで高い評価を得ていたアトラスのバインディングが最新型に変更され、さらに履きやすく快適になっています。

激しい動きにも対応する機動性と軽さを併せ持ったモンテインは、初心者からも使用できるコスパのよいモデルです。本格的な雪山登山からスノーハイキングまであらゆるシーンにおすすめです。

ドッペルギャンガー(DOPPELGANGER) アルミ合金スノーシュー SW-10

カラーバリエーションが豊富なドッペルギャンガーのスノーシュー。価格は7000円程度とリーズナブルで手に取りやすいモデルです。

フレームに高強度のアルミ合金と高密度ポリエチレンを採用した軽量モデル。簡単に脱着できるラチェットバインディング、さまざまなタイプのシューズでも対応できる大型プレートを採用するなど、初心者に扱いやすい設計でエントリーモデルとしておすすめです。