キャンプなどで焚き火をするときは「鉈(なた)」が1本あると便利です。火を起こすためには「薪」を使いますが、鉈があれば薪を適切なサイズに割ることができるほか、細かい木の枝を切ったり皮を剥いだりとさまざまな用途に活用できます。そこで今回は、キャンプで焚き火を楽しむときにおすすめの鉈をご紹介します。

鉈の種類

By: amazon.co.jp

ブレード先端が尖っている「剣鉈(けんなた)」と、長方形のかたちをした「腰鉈(こしなた)」の2種類に分けられます。剣鉈はサバイバルナイフのような形状をしているので、狩猟などの用途がメイン。薪割りに使われるのは主に腰鉈です。

ブレード断面の形状によっても鉈の種類を分けられます。断面が「レ」のかたちをしている鉈は片刃。「V」のかたちをしている鉈は両刃です。片刃の鉈は、細い枝を削いだり木の皮を剥いだりするのに向いています。一方、両刃の鉈は刃をまっすぐ入れられるので、薪割りなどの作業におすすめです。

鉈の選び方

鉈の重量で選ぶ

By: amazon.co.jp

斧を使って薪割りをするときは、頭上から振り下ろすだけで、あまり力を入れなくても綺麗に割ることができます。一方の鉈は、薪に切れ込みを入れてから地面に叩きつけるようにして割るので、鉈自体に重量があると比較的割りやすいです。

ただし、重すぎるとかえって負担になるだけなのでバランスが重要。薪割り用に使うのであれば、重量500g前後の鉈がおすすめです。

鉈の刃渡りで選ぶ

By: amazon.co.jp

太くて大きな薪を割りたいときは、刃渡りの長い鉈がおすすめ。おおむね160〜200mm程度あれば、扱いやすいです。ちなみに、刃渡りが長すぎると収納性に難があり、鉈のコンパクトさが活かせなくなるので注意しましょう。

柄の持ちやすさで選ぶ

By: amazon.co.jp

柄の持ちやすさは、太さや形状、材質などのさまざまな要素が関係してきます。しっかりと手に馴染む鉈を選べば、長時間使用しても疲れにくいのでおすすめ。握るときに滑らせて怪我をしてしまう危険も未然に防げます。なお、綺麗な丸型の柄よりも、楕円形の柄の方が握りやすいです。

鉈のおすすめ

ほんまもん 火造り鉈 210mm

高知土佐の鉈鍛治職人が手作業で仕上げた鉈。刃渡り約210mm、重量約560gと薪割りに最適なサイズです。プレス鍛造で作られた鉈とは異なり、職人の技術が感じられます。アウトドアシーンで薪割りをする機会が多く、長く使い続けたい方におすすめです。

冒険倶楽部(BOHKEN CLUB) なたとのこ NS-180

木を切るときに便利な「のこ」が付属している鉈。刃渡りが約165mm、重量が約380gと小ぶりなサイズなので、薪割りをするときは少しコツが必要です。薪割りにある程度慣れている方やリーズナブルでコンパクトな鉈を探している方におすすめです。

ナチュラルスピリット(natural spirit) 山鉈 165mm 14210

アウトドアに便利な製品を広く扱うブランド「ナチュラルスピリット」の鉈。熟練した職人の手で、ひとつひとつ丁寧に作られています。刃渡りは約165mmと比較的小さめ。木製の柄を採用していて、握ったときにしっかり馴染んでくれます。

豊国鍛工場 間伐腰鉈 bip013-005

1946年に創業した鍛冶屋「豊国」が製作する鉈。国有林の管理をしていた「営林署」と呼ばれる機関からの要望を聞きながら、改良を重ね続けた逸品です。刃渡りは約210mmで、大ぶりな薪でも問題なく割れます。薪割りの上級者におすすめしたいのはもちろんのこと、初心者の方にも使い勝手のよさを実感してもらいたい鉈です。

ユーエム工業 シルキー 210mm 555-21

刃物の町として有名な兵庫県小野市で作られている鉈。ゴムグリップ製の柄を採用していて、薪を割ったときの衝撃を約60%カットしてくれると謳うモデルです。グリップ感がよくて疲れにくいので、長時間薪割りをこなさなければならない方におすすめ。

なお、予備ブレードが付属するため、切れ味が悪くなった場合はすぐに交換できます。また、「鞘(さや)」の抜き差しが容易なので、右利きの方でも左利きの方でも利用できるのもポイントです。

ほんまもん 極上 腰ナタ両刃青紙鋼 180mm

高知土佐の鉈鍛治職人が、1本1本丁寧に鎚打ちして製作した高級な鉈。刃渡り約180mm、重量約490gで薪割りにちょうどよいサイズです。刃先の直線や鋭さ、板厚の均一さなど職人の細かい技が感じられる逸品です。

ユニフレーム(UNIFLAME) つるばみ鉈 684115

アウトドア用品を幅広く扱う新潟のブランド「ユニフレーム」の鉈。越後刃物の伝統と経験、そして技術が結集したアイテムです。刃渡りが約165mm、重量が約500gで薪割り用に最適。柄の木材は「カシ」を採用していて、手によく馴染む鉈です。

味方屋 三条刃物 鞘鉈 105mm

新潟の伝統的な技術「自由鍛造」を採用している鉈。刃渡りが約120mmと比較的コンパクトなため、キャンプやバーベキューなどのアウトドアシーンで手軽に使えます。頑丈な布製の鞘が付属するので、使い勝手も良好です。

テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS) 極厚両刃鉈 5寸

厚さ約7mmの"極厚両刃"を装備している鉈。大きな薪でも簡単に割れます。刃渡りは約150mm、重量は約380gです。柄と鞘には、家具にも使われる「メープル材」を採用しているため、手触りが滑らかでしっかり馴染みます。

刃の付け根に向かって細くなるデザインなので、握ったときの"すり抜け"を防止して安全に使用することが可能。扱いやすさとデザイン性を兼ね備えた高品質な鉈です。

花酔 サヤ付鉈(土佐) 青鋼 180mm

薪を割ったり枯れ枝を切ったりと、アウトドアシーンで幅広く活躍してくれる鉈。刃渡りは約180mm、重量は約630gです。刃に採用されている素材「青鋼(あおこう)」は、高級刃物としてよく使われる材質で、耐久性と耐摩耗性に優れています。

1度刃付けをすれば切れ味を持続させやすいので、刃研ぎに慣れている方におすすめ。また、大人っぽいブラウンカラーの鞘も付属するため、スタイリッシュに持ち運べる鉈です。

五十嵐刃物工業 マスコット鉈 110mm C-13

刃渡りが約110mm、重量が約250gと比較的コンパクトな鉈です。薪割りよりも枝を切るのに向いています。薪を割るときは、鉈の上からハンマーで叩くなどちょっとした工夫が必要。ツーリングや登山など、できるだけ荷物を小さくまとめたいときにおすすめの鉈です。