「山専ボトル」とはその名の通り、山での使用を想定して作られたステンレス製のボトル。温冷問わず温度をキープしたまま飲み物を持ち歩くきるのが容易にできるので、登山家を中心に人気を集めているアイテムです。
そこで今回は山専ボトルのおすすめモデルをご紹介。魔法瓶と同等な機能を持ち合わせながらも、よりコンパクトかつ軽量なアイテムをピックアップしたので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
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寒い季節の登山に欠かせない
山専ボトルは寒い季節の登山に欠かせないアイテムです。コーヒーなどの温かい飲み物を入れて山頂で飲めば、その美味しさは格別。お湯を入れておけばカップラーメンも手軽に作れます。保温性に優れているため、わざわざ温め直さなくてよいのも魅力的なポイントです。
どんな人におすすめ?
山専ボトルは登山やトレッキングが趣味の方におすすめ。温かい状態をキープできるので秋冬に活躍してくれます。一方、冷たい状態をキープする保冷性にも優れているため、夏の登山にも最適です。冷やしたスポーツドリンクなどを入れて携行すれば水分補給に役立ちます。また、登山のみならず海水浴や釣りなどのアウトドアシーンにもおすすめです。
山専ボトルの魅力
温かい状態を長くキープできる
寒い季節の登山で山専ボトルに求められる性能は、なんといっても保温性の高さ。中身の温度を長時間キープしてくれるモデルが揃っており、山で温かい飲み物を楽しみたいときに適しています。この優れた保温性が、山専ボトルが人気を集めている大きな理由のひとつです。
耐久性に優れていて頑丈
山専ボトルは、山での使用を前提として開発されたアイテム。そのため、万が一落としたときの衝撃吸収性もしっかりと備えているのが特長です。たとえばサーモスの山専ボトルは底部分がシリコン素材のカバーで覆われており、衝撃を軽減するのはもちろん、底に傷が付くのを防いでくれます。アウトドアシーンで安心して使えるアイテムです。
軽量で持ち運びやすい
登山をする場合は持っていく荷物の重量が気になるところ。重ければ重いほど、それだけ歩くときの負担になります。山専ボトルは軽量設計を採用しており、登山者の負担を最小限に抑えているのが魅力です。筒や真空層の厚さを薄くすることで、その軽量性を実現しています。ボトルの形状も縦長スリムで、リュックサックに収納しやすいのがポイントです。
魔法瓶と何が違うの?
魔法瓶も保温性・保冷性ともに優れているアイテムですが、山専ボトルと比べて重さがあります。そのため荷物が多くなりがちな登山への携行にはあまり適していません。また、山専ボトルは通常の魔法瓶と比較して耐久性に優れているモノが多く、ハードに使用できるのでアウトドア全般で活躍してくれます。
また、サーモスの印象が強い山専ボトルですが、ほかのアウトドアメーカーからも登山に適したボトルが展開されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
山専ボトルのおすすめモデル
サーモス(THERMOS) 山専用 ステンレスボトル FFX900
1978年に世界初の高真空ステンレス製魔法びんを製品化した「サーモス」の山専ボトル。サーモスはステンレス製の魔法瓶としては世界最大級の生産数と販売数を誇り、保温調理鍋のシャトルシェフを展開していることでも知られているメーカーです。
そんなサーモスが展開しているこのFFXシリーズは、山専ボトルというジャンルのパイオニアと呼べる存在。モデルチェンジをするごとに改良が加えられている登山家必見の人気モデルです。
約0.9Lの大容量が魅力。カップラーメンなら約2〜3杯、コーヒーなら約6杯前後がまかなえます。約6時間が経過した後でも80℃以上をキープしてくれる高い保温性が魅力。本体サイズは約8(W)×8(D)×30(H)cmで、本体重量は約0.39kgです。
シリコン素材のボディリングを装着しているため、本体を倒してしまったときに衝撃を軽減してくれるのが特長。グリップ性を向上しているのもポイントです。本体下部には同じくシリコン素材のカバーが付いており、底の傷付きを防止。なお、ボディリングと底面のカバーは取り外しができるため、軽量性を重視する方は外して使うのがおすすめです。
コップはちょうど1杯分のコーヒーが入れられる容量。内側が明るい配色となっているため、注ぐときに量が見やすいです。また、コップの下部が若干膨らんでおり、テーブルや床に置いても倒れにくい仕様となっています。細かいところまで配慮が行き届いた山専ボトルです。
サーモス(THERMOS) 山専用 ステンレスボトル FFX500
約0.5Lで持ち運びやすい山専ボトル。日帰り登山で使用するお手頃サイズのボトルを探している方におすすめです。本体サイズが約7(W)×7(D)×23.5(H)cmでリュックのサイドポケットやビジネスバッグにも入れやすいため、普段使いの水筒としても活躍してくれます。本体重量は約0.28kgと軽量です。
コンパクトでありながら山専ボトルとしての基本的な性能は充実しています。約6時間が経過した後でも77℃以上をキープできる保温性の高さが特長。また、ボディリングや底面カバーもしっかり装備しており、衝撃吸収性に優れています。
手袋を着用したままでも簡単に操作できるダブルスクリュー栓を採用していたり、保温性を高めるため36mm口径の小さめな注ぎ口を採用していたりと使い勝手を重視した仕様も魅力です。
モンベル(montbell) アルパインサーモボトル MDGN 1124617
山専ボトルといえばサーモスの製品が有名ですが、日本の総合アウトドアメーカー「モンベル」からも登山に適したボトルが展開されています。本体の外側には耐久性の高いSUS304ステンレス鋼を採用しており、頑丈に使えるのが特長。内側は腐食しにくいSUS316ステンレス鋼を用いていて長く愛用することが可能です。
真空二層構造と反射加工によって高い保温性能を備えているのも魅力。約95℃の熱湯を入れた場合、6時間経過後で75℃以上、24時間経過後でも51℃以上の温かさを保ってくれます。保温のみならず保冷も対応しており、夏のアウトドアシーンにもおすすめです。
内栓は手袋を着用していても開けやすい六角形デザインを採用。手首を1回ひねるだけでラクに開閉可能です。さらに、内栓の内側には断熱材が使われており、熱を逃しにくい構造となっています。
本体の上下にはシリコン素材の滑り止めバンドが付いていて、しっかりグリップできるのもポイント。重量が約0.26kgと軽いため、登山用の荷物と一緒にリュックサックへ入れてもラクに持ち運べます。山に登るときの負担をできるだけ軽減させたい方におすすめです。
登山をするときに活躍してくれる山専ボトル。保温性が高いのはもちろん、耐久性に優れていたりグリップ性が優れていたりと山に登ることを配慮した仕様が魅力です。寒い季節はもちろん、暑い季節でも冷たい飲み物を入れて携行できる汎用性の高さがおすすめポイント。ぜひ山専ボトルを使って登山を楽しんでみてください。