月々のスマホの利用料金を抑えられることから人気を集めている「格安SIM」。最近では、多くの業者からさまざまなサービスが提供されているため、どの会社で契約するか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、格安SIMを契約する際におすすめの会社をランキング形式でご紹介。速度や安さ、回線などこだわりに合わせて、自分好みの会社を探してみてください。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

人気格安SIMの比較一覧表

人気格安SIMの比較一覧表

※本記事では、大手キャリアをはじめとした自社回線を持つ「MNO」の格安プランと、他社から回線を借り受けてサービスを提供している「MVNO」の格安SIMの両方を格安SIMとしてご紹介しています。

2022年12月版|格安SIMの最新キャンペーン情報

格安SIMの最新キャンペーン情報

※本情報は2022年8月23日時点の情報です。詳細は各公式サイトにてご確認ください。

格安SIMは多くの会社からサービスが提供されているため、自社を選んでもらえるように、さまざまなキャンペーンが展開されています。2022年8月現在のキャンペーン状況は、上記の表を確認してみてください。

注目すべきは、楽天モバイルのポイント還元キャンペーン。初めて「Rakuten UN-LIMIT VII」に申し込みをして対象のiPhoneを購入することで、最大24000ポイントを入手できます。さらに、楽天市場でのお買い物ポイントが最大16倍になるキャンペーンも並行して行われているため、特に楽天市場ユーザーにおすすめです。

また、ワイモバイル・UQ mobile・LINEMO・イオンモバイルでも条件付きで最大10,000円相当のポイントプレゼントキャンペーンを実施。普段使用している店舗で使用できるポイントでの還元を行っている会社もあるので、ぜひチェックしてみてください。

編集部おすすめの格安SIM事業者

J:COM MOBILE

KDDIの連結子会社であり、ケーブルテレビなどで知られるJ:COMが提供する格安SIM「J:COM MOBILE」。au回線を使用しており、全国の4G LTE利用可能エリアで使えます。月額は1,078円(税込)から利用可能。データ容量ごとにプランが展開されており、1GB・5GB・10GB・20GBの4プランから選択できます。

また、10GB・20GBのプランの場合は、速度制限がかかった際にも最大1Mbpsの速度でスマホを使えるのがポイント。WebサイトやSNS、動画なども少ない遅延で閲覧できます。データ容量が余った場合は、翌月に自動で繰り越しされるのも魅力です。

ほかにも、初めてJ:COM MOBILEを契約する方向けの「J:COM MOBILEスタート割」や、60歳以上の方が割引・サポートをお得に受けられる「J:COM MOBILE シニア60割」など、割引サービスも充実。コールセンターも365日対応しているため、サポートをしっかり受けたい方にもおすすめの事業者です。


格安SIMのおすすめランキング|速度重視

※通信速度はエリアや電波状況によって変動します。

第1位 ahamo

ahamo

ドコモのサブブランドとして提供されている「ahamo」。ドコモの5G/4G(LTE)通信を使用した、高速なデータ通信を行えるのが特徴です。月額使用料無料でドコモの公衆無線LANサービス「d Wi-Fi」も使用可能。時間帯による速度制限もなく、通信が混みあう時間帯でも快適な通信速度を保てます。

プランはデータ通信容量20GBと100GBの2種類のみ。データ容量をたっぷり使用できるので、通信制限にかかりにくいのも魅力です。また、「データローミング」をONに設定すれば、追加料金不要で海外82の国と地域でも使用可能。海外旅行時も最大20GBまでそのまま使用できて便利です。

別途の申し込みは必要ですが、フィルタリングサービスやセキュリティサービス、遠隔サポート対応なども使用可能。小中学生をはじめとした子供に持たせるスマホとしても適しています。安定した通信環境と充実したサービスを使いたい方におすすめです。

第2位 povo

povo

「povo」は基本料0円から使用できるauの格安サブブランド。au回線のスマホプランで、安定した通信速度や品質を実現しているのが特徴です。使用できるエリアもauに準拠して広く、さまざまな場所で使用できます。

複数の周波数を活用して安定した通信品質を提供しているのも魅力。さらに、地下鉄や大型商業施設などでも安定した高速通信を実現しています。4G通信だけでなく、5G通信にも対応。5Gエリアでは5G回線を使用したいという場合も便利です。

データ容量は自分の用途などに合わせて都度購入が可能。基本的にはWi-Fi使用で、スポット的にデータ通信が必要な方におすすめです。ただし、データトッピングを購入しない場合のデータ通信速度は最大128kpbsと低速になるため注意。データ使い放題トッピングも混雑時には速度制限がかかる場合があるので、事前の確認が必要です。

第3位 OCNモバイルONE

OCNモバイルONE

「OCN モバイル ONE」はNTTコミュニケーションズが提供している格安SIM。ドコモ回線の通信品質が高く、「MM総研」のネットワーク品質調査で3期連続総合1位評価を獲得しているのが特徴です。通信速度が速く、快適なインターネット通信が期待できます。

「バースト転送機能」を搭載しているのも魅力。基本通信容量を使い切ってしまった速度制限時や、節約モードをオンにした際に低速通信時でも、通信を開始してから一定の通信容量までは高速で通信を行えます。データ量の小さいサイトやSNSなどを素早く確認できるため便利です。

安定した通信環境を提供するため、定期的なネットワーク増強を図っているのもポイント。利用状況に応じて随時設備増設を実施しているので、安定性に優れています。増強状況は公式サイトから確認が可能。安定した通信サービスを提供するMVNOを選びたい場合におすすめです。

格安SIMのおすすめランキング|安さ重視

第1位 povo

povo

「povo」はauのサブブランドとして提供されている格安プラン。基本料金0円で、必要に応じて「トッピング」と呼ばれるデータ容量を購入して使えるのが特徴です。月額制ではないため、基本はWi-Fiで使用して、ときどきデータ容量を購入するような使い方にも対応できます。

データ容量は1回あたり330円(税込)の24時間使い放題や、使用期限のある1GB・3GB・20GB・60GB・150GBから選択して購入可能。DAZN使い放題パックやsmash.使い放題パック、通話トッピング、サポート対応なども用意されています。

対象店舗でのau PAY支払いによってデータ容量をチャージできる「ギガ活」にも対応。テザリングオプションは無料なので、いざというときのサブ回線としても便利です。ただし、180日間有料トッピングの購入がない場合には利用停止される場合があるため注意が必要。自由度の高い使い方をしたい方におすすめです。

第2位 OCNモバイルONE

OCNモバイルONE

NTTコミュニケーションズが提供している格安ブランドの「OCNモバイルONE」。音声対応SIMでも、月額基本料550円(税込)の格安コースで契約できるのが特徴です。550円(税込)コースでは、500MBのデータ通信と最大10分間相当の無料通話に対応しています。

独自の「カウントフリー」サービスを提供しているのも魅力。対象サービスを利用する際の通信を通信利用料としてカウントしないサービスで、通信容量を使い切った際も速度制限なく使用できます。別途申し込みは必要ですが、追加利用料なしでamazon musicやSpotifyなどの音楽サービスの利用も可能です

データ容量を使い切ってしまった場合には、容量の追加購入にも対応。専用のOCNアプリを経由すると、簡単かつ割安に容量を追加できます。3GBまでなら月額1,000円以下(税込)で使えるコースが用意されており、使い方に合わせて選べるのでおすすめです。

第3位 イオンモバイル(AEONMOBILE)

イオンモバイル

「イオンモバイル」は、大手流通グループ「イオングループ」が提供する格安SIMサービス。音声通話に対応した音声プランでも、月額803円(税込)から利用できるのが特徴です。通話非対応のデータSIMならさらに安い月額528円(税込)のプランも用意されています。

60歳以上限定ではあるものの、月額料金がさらに安い「やさしいプラン」を提供しているのも魅力。音声通話SIMでも0.2GBならば月額748円(税込)、3GBならば月額858円(税込)で契約できます。ガラケーを使用している高齢の家族が初めて契約する際の格安スマホとしてもおすすめです。

格安プラン以外にも豊富な料金プランが揃っており、月々の使い方に合わせて切り替えが可能。前月分の余った容量は繰り越して翌月も使用できます。基本Wi-Fiで使用していて月々のデータ利用料が少ない方に適した格安プランです。

格安SIMのおすすめランキング|大容量・家族向け

1位 楽天モバイル(Rankuten Mobile)

楽天モバイル

「楽天モバイル」は大手企業である楽天グループが提供しているサービス。大手キャリアの回線を借り受けるだけでなく、楽天基地局の電波をメインに使用しているのが特徴です。楽天基地局の電波を受信しにくい場所だけau基地局の電波を利用しています。

プランは通話とデータ通信に対応した「Rakuten UN-LIMIT VII」の1プランのみを提供。楽天回線エリアであれば、最大料金3,278円(税込)で、データ容量無制限で使用できます。使ったデータ分に応じて価格が3段階に分かれており、3GBまでなら月々1,078円(税込)、20GBまでなら2,178円(税込)で使用できます。

専用アプリを使用することにより、国内通話を無料で行えるのも魅力。専用のキャリアメールもあるため、フリーメールではないアドレスが欲しい方にも適しています。毎月のデータ使用量を気にせず使いたい方におすすめです。

第2位 IIJmio

IIJmio

「IIJmio」は個人向けに格安SIMを展開しているインターネットサービス。eSIMや5Gにも対応しており、サービスが充実しているのが特徴です。使いたい機能に応じてSIMの機能とデータ量を組み合わせながら契約できます。

同一契約者名義の家族で使いやすいサービスを提供しているのが魅力。申し込みや専用アプリのダウンロードなどを行わずに、家族間の通話料が20%OFFになる「ファミリー通話割引」が自動で適用されます。また、家族間でのデータ量シェアにも対応しており、家族で契約したい場合におすすめです。

料金プランは、音声SIMとeSIMのそれぞれで2GB・4GB・8GB・15GB・20GBから選択可能。光回線もセットならば、さらに割引価格で使用できます。回線の選択肢はドコモ回線とau回線の2種類。オンラインでのサポートも手厚く、初心者にも適したMVNOです。

第3位 イオンモバイル(AEONMOBILE)

イオンモバイル

大手流通グループ「イオングループ」が提供している「イオンモバイル」。低価格かつ豊富な料金プランを揃えているのが特徴です。月額528円(税込)のデータ1GBプランから、月額5,588円(税込)のシェア音声50GBプランまで、幅広いプランから自分の使い方に合わせて選べます。

家族での契約に適した「シェアプラン」があるのも魅力。毎月のデータ通信容量を最大5人でシェアするプランで、基本料金に加えて、2~3人目は220円(税込)、4~5人目は440円(税込)で追加できます。

1GBから10GBまでは1GB刻み、20GBから50GBまでは10GB刻みでプランを展開。余ったデータ容量は翌月に繰り越し可能で、月々の容量変更も無料で回数の制限なく行えます。回線はドコモとauから選択可能。実店舗での申し込みにも対応した、家族での使用におすすめのMVNOです。

格安SIMのおすすめランキング|キャリア回線別

ドコモ回線系

第1位 OCN モバイル ONE

OCNモバイルONE

「OCNモバイルONE」は、NTTコミュニケーションズが提供しているサービス。ドコモ回線を用いたMVNOのなかでもトップクラスの通信速度を実現しているのが特徴です。ドコモと事業提携を結んでおり、全国のドコモショップやドコモカウンターからも申し込みができます。

SIMカードの種類は、「音声対応SIM」「SMS対応SIM」「データSIM」の3種類に対応。料金プランは音声対応SIMの場合、通信容量500MB・1GB・3GB・6GB・10GBの5コース、そのほかのSIMでは3GB・6GB・10GBの3コースが用意されています。

基本通信容量の繰り越しや同契約の複数SIMカードでの通信容量シェア、通信容量追加などに対応しているのも魅力。利用料の確認や契約変更などができる専用アプリも提供されています。オプションやサポートも充実しており、使い方に合わせて契約などを変更しやすいおすすめのMVNOです。

第2位 mineo

mineo

「mineo」は、関西電力グループのオプテージが提供している格安SIMサービス。au・ドコモ・ソフトバンクすべての回線に対応しているのが特徴です。iPhoneをはじめ、600種類以上の端末で使用できます。

自分の使い方に合った料金プランやオプションを選択できるのも魅力。データ容量は1GB・5GB・10GB・20GBの4種類から選択でき、余った容量は翌月に繰り越せます。プランによっては余ったパケットをほかのユーザーと譲り合ったり、混雑する時間帯の使用を避けて特典を受け取ったりすることも可能です。

サポート体制が手厚いのもポイント。オンラインチャットや店舗の対面サポートにも対応しています。さらに、マイネオ使用者同士のコミュニティサイトも利用可能。独自のサービスを多数展開しているおすすめのMVNOです。

第3位 ahamo

ahamo

「ahamo」は、ドコモのサブブランドとして提供されている格安プラン。プランは20GBと100GBの2種類のみとシンプルで、選びやすいのが特徴です。国内通話5分無料オプションが標準でついてくるため、ちょっとした予約の電話などもカバーできます。

オンラインで簡単に契約できるのも魅力。手続きの手順をわかりやすく示した申し込みサイトが準備されているため契約に不慣れな方も安心です。さらに、SIMやスマホの送料や新規・乗り換えの事務手数料は無料。最低利用期間もなく、初期費用を抑えて気軽に契約ができます。

ドコモの高品質な4G・5Gネットワークを使用できるのもポイント。時間帯による速度制限もなく、快適に使用できます。データの追加購入やテザリングにも対応しており、さまざまなシーンでの活用が可能。大容量のデータ通信を格安で利用したい方におすすめです。

au回線系

第1位 UQ mobile

UQモバイル

「UQ mobile」は、KDDIが提供するブランドのひとつ。auと提携することによりMVNOのデメリットをカバーし、格安SIM水準のお得な料金プランで安定した品質の回線を使えるのが特徴です。iPhoneやAndroidなど、さまざまなスマートフォンに対応しています。

契約期間の縛りがなく、安価に長く使い続けられるのが魅力。家族のスマホ料金が安くなる「自宅セット割」や、通信容量が節約できる「データ繰り越し」、データ消費ゼロの「節約モード」など、利用料金を抑えながら使えるプランが用意されています。

au 5G/4G LTEにより、全国幅広いエリアで使用できるのもポイント。オンラインだけでなく、全国のau Styleやauショップでも手続きできます。また、一部のキャリアメールの継続利用にも対応。安定した回線を使いたい方や、手厚いサポートが欲しい方などにおすすめです。

第2位 IIJmio

IIJmio

「IIJmio」は、格安SIMや最新のスマホを扱う個人向けのインターネットサービス。MVNOながら、大手企業や官公庁を中心に約13000社の法人に導入されているのが特徴です。回線はドコモとauに対応しています。

au回線を選択した場合、定額プランだけでなく従量制プランを選択できるのも魅力。月々のデータ使用量に応じて支払い額が変動するので便利です。定額プランではデータ量の繰り越しにも対応しているため、自分の使い方に合わせてプランを選択できます。

データ通信エリアは契約会社のLTEエリアに対応。さらに、5Gと4Gの切り替えも可能です。取り扱いスマホは40機種以上で、iPhoneにも対応。オンラインサポートも受けることができ、初心者でも使いやすいおすすめのMVNOです。

第3位 BIGLOBEモバイル

BIGLOBEモバイル

「BIGLOBEモバイル」は、長年インターネットサービスを提供し続けているBIGLOBEの格安SIMサービス。回線はドコモとauの2種類から選択が可能です。音声通話SIMならば1GB・3GB・6GB・12GB・20GB・30GBの6種類からプランを選択して契約できます。

音楽や映像のゼロレーティングを実現した「エンタメフリー・オプション」を提供しているのが魅力。YouTubeやSpotifyをはじめとした対象21サービスを通信料ノーカウントで使用できます。通信速度制限中も速度制限なしで使えるため、外出先で音楽や動画などを楽しむ機会の多い方におすすめです。

会員限定の特典を利用できるのもポイント。さらに、オンラインでのサポート体制も充実しています。BIGLOBEの無料メールサービスや全国10万スポット以上のWi-Fiアクセスポイントへの接続も可能。お得で便利に使えるサービスが豊富なMVNOです。

Softbank回線系

第1位 ワイモバイル(Y!mobile)

Y!mobile

「ワイモバイル」は、ソフトバンクのサブブランドとして提供されている格安SIMブランド。ソフトバンクの自社回線を利用しているため、安定した速度で快適に使えるのが特徴です。スマホの料金を下げたいけれど、格安SIMに不安のある方に適しています。

シンプルな料金体系でわかりやすいのが魅力。月々3GBの「シンプルS」、月々15GBの「シンプルM」、月々25GBの「シンプルL」から自分の使い方に合った頭金プランから選択できます。使わなかったデータは翌月に繰り越し可能。家族割をはじめとしたオプションサービスも多数提供されています。

全国に約2600件の店舗を構えているのもポイント。来店予約にも対応しており、格安SIMでも対面サポートを受けられます。ひとりひとりに専用の電波を割り当て、混雑エリアでも快適な通信を実現しているため、安定感のある通信を求めている方におすすめです。

第2位 ラインモ(LINEMO)

LINEMO

「ラインモ」は、ソフトバンクのサブブランドとして提供されている格安プラン。ソフトバンク回線を用いているため、キャリア品質の高速通信が可能です。月990円(税込)で使える3GBのミニプランと、月2,728円(税込)で使える20GBのスマホプランから選択できます。

LINEの使用に特化した「LINEギガフリー」が特徴。LINEアプリのトークをはじめ、音声通話やビデオ通話をデータ消費量ゼロで使用できます。家族や友人と頻繁にLINEでやり取りをしたい場合に便利です。

チャットやLINEでオペレーターによるサポートを受けられるのも魅力。家族割などの割引サービスはないため、個人で価格を抑えながらスマホを使いたい方に適しています。通話オプションや国際ローミングなどにも対応。LINEをよく使用する、スマホ操作に慣れた方におすすめです。

第3位 nuroモバイル

nuroモバイル

「NUROモバイル」は、大手ソニーグループが提供しているMVNO。ソフトバンク、ドコモ、auの3キャリアから回線を選んで契約できます。ソフトバンク回線では、音声通話付きSIMが月額基本料金792円(税込)から使える「バリュープラス」のプランで契約できます。

5GBのVMプランと10GBのVLプランでは限定のオプションサービスも使用可能。LINEのデータ通信量を消費しない「バリューデータフリー」と、継続利用で3か月ごとに追加容量を受け取れる「Gigaプラス」が使えます。

最低利用期間の縛りがなく、解約金やMNP転出手数料も無料なのが魅力。さらに、利用開始月の月額料金が0円で気軽にお試しや乗り換えができます。同プランの契約者同士でデータ容量の贈り合いも可能。多彩なオプションサービスもつけることができておすすめです。

格安SIMとは?

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格安SIMとは、安い料金で使用できるSIMカードのこと。SIMカードはスマホに挿し込んで使うICカードの1種で、電話番号や加入者の情報など、スマホを扱うために必要な情報を記録したモノです。SIMカードを入れることによって、スマホで通話やインターネット通信などを行うことができます。

スマホやタブレットなどの端末を使う場合には、大手携帯会社のスマホでも格安スマホでもSIMカードが必要。大手では自前の回線を使ってサービスを提供していますが、格安SIMでは大手キャリアの通信網を借り受けて、安くサービスを提供しているのが特徴です。

大手キャリアから回線を借りている格安SIM会社は、一般的に「MVNO」と呼ばれます。MVNOの提供するサービスは基本的には大手キャリアと遜色ありませんが、格安だからこそのメリットやデメリットなどが存在するため、購入前に詳細を確認しておくのがおすすめです。

格安SIMのメリット

スマホ料金を安くできる

格安SIMの最大のメリットは、スマホの利用料金を安く抑えられること。大手の携帯会社で契約をしている場合の月額料金は、契約プランにもよりますが6,000~9,000円程度が一般的です。

一方、格安SIMでは月額使用料を1,000~3,000円程度まで下げることが可能。契約内容によっては1,000円以下のプランを提供しているMVNOもあります。月々の通信量の出費を抑えたい方には格安SIMがおすすめです。

プランが豊富

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料金体系がわかりやすく、プランが充実しているのも魅力。格安SIMを扱う会社では、価格を抑えながら便利に使うためのプランを多数用意しています。通話を使用するか、データ通信をどの程度行うかなどの基準から、自分に合ったプランの選択が可能です。

データ通信量が細かく設定されている場合が多いのもポイント。会社によっては1GBや2GBなどの小容量から、30GBや50GBなどの大容量タイプまで選択できます。自分の使用状況にあった料金プランを選んで節約したい方におすすめです。

最低利用期間が短い

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大手携帯キャリアでは2年縛りや3年縛りとも呼ばれる、一定の利用期間を設けた契約が主流。定期的に訪れる契約更新期間を除いての解約には違約金が発生するため、他社のプランに気軽に乗り換える使い方には適していません。

一方、格安SIMは多くの場合で契約期間の縛りがないのが特徴。最低利用期間を設けている場合もありますが、期間を過ぎれば解約時の違約金はかからないため、他社で自分に合ったプランを見つけた場合には気軽に乗り換えられるのがメリットです。

格安スマホをセットで買える

乗り換えと同時にスマホの機種変更も行いたい場合には、格安スマホをセットで購入できるのも魅力。セット購入であれば、購入したい端末が格安SIMに対応しているかどうかを考慮する必要がないため便利です。

また、MVNOによっては端末セットの購入や、他社からの乗り換えなどの条件に応じた人気スマホの値下げキャンペーンを行っていることもあります。お得にスマホを購入したい場合には、キャンペーン情報もチェックしておきましょう。

格安SIMのデメリット

時間帯によって通信が不安定になる

MVNOは自前の回線設備を持たず、大手キャリアから回線設備を借りて通信サービスを提供しています。サービスの提供エリアや最大通信速度は設備を借りている会社と同等ですが、利用者が増えるピークタイムには通信が混みあって不安定になる可能性があるため、注意が必要です。

主なピークタイムは、通勤・通学の多い朝夕やお昼休みなど。ピークタイムでもSNSの利用やメッセージのやり取り程度であれば快適に使えますが、動画視聴やゲームプレイなどは遅くなりがちです。Wi-Fiのない環境で使用する可能性がある場合には、事前に通信の安定性もチェックしておきましょう。

地方エリアによっては5Gに対応していないことも

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格安SIMで5G通信を使用したい場合には、対応地域を確認しておくことが重要。5G通信に対応したプランや機種を選択した場合でも、5G通信が使用できるエリアは限られています。各キャリアのホームページには5G対応エリアや5G対応予定エリアの情報が公開されているため、必ずチェックしておきましょう。

また、MVNOによっては5G通信自体に対応していない場合もあるため、注意が必要。価格だけではなく、5G対応の有無も確認して選ぶのがおすすめです。

自分で契約する必要がある

MVNOは実店舗を持っていないことも多く、自分でオンライン契約を結ぶ形式が多い点にも注意。対面でプラン内容を相談したり、詳細な手続きをスタッフに任せたりできないため、インターネット契約に不安がある方には適していません。

手続きの基本的な流れとしては、対応端末を確認してから登録フォームに必要事項を記入して送信、契約内容の詳細や同意事項を確認。次に、本人確認書類のアップロードやMNP予約番号などを送信します。申し込みを終えて数日~10日程度でSIMカードが自宅に届くため、MVNOごとの手順に従って移行手続きを進めれば完了です。

注意したいのが、事前に各種書類を集めておく必要がある点。また、支払い方法をクレジットカードのみに限っているMVNOが多いため、本人名義のクレジットカードも必要です。細かな手続きを自分で進めるのが苦手な方は、実店舗を構えたMVNOを検討しましょう。

キャリアと比べてサポートが手薄な場合も

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大手キャリアに比べて、手厚いサポートを受けにくい場合が多い点にも注意。MVNOは自前のショップを持たないことも多く、店舗でのサポートに対応していないことがあります。ショップを構えていても地方部には店舗がないこともあるため、対面サポートを受けたい場合には事前にチェックしておきましょう。

実店舗を持たない会社でも、オンラインサポートは提供している場合があります。オンラインサポートでは、電話やチャットなどによるサポート体制が整えられているため要チェック。格安SIMに切り替える際、どの程度のサポートを受けたいかも考えて選ぶのがおすすめです。

初心者向け格安SIMの選び方

SIMの種類をチェック

ネット通信のみならデータSIM

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データSIMとは、Wi-Fiを使わなくてもインターネットに接続できるSIMカードのこと。IPによるデータ通信専用のSIMで、Wi-Fi環境がなくてもインターネットに接続できるのが特徴です。通話に対応していない分、安い価格で利用できます。

携帯電話回線を使用する、相手の番号を指定しての通話はできませんが、LINEなどのアプリを用いれば音声通話も可能。アプリのインストールの際に必要なSMSを使用できるモノもあります。メインのスマホを持っていてサブ機として使えるスマホを探している方や、通常の電話機能を使用しない方におすすめです。

通話もしたいなら音声通話SIM

音声通話SIMとは、IPによるデータ通信と音声通話が可能なSIMカードのこと。080や090、070などから始まる携帯電話番号を持っているのが特徴です。固定電話をはじめ、相手の電話番号を指定して相互に通話をすることができます。

データ通信にも対応しているため、インターネットへの接続も可能。通常のスマホの機能をフルに備えたスマホが欲しい場合に適しています。契約によってはデータ通信を使わず音声通話とSMSを使えるタイプも選択可能。インターネット利用だけではなく、番号を指定しての音声通話もしたい方におすすめです。

デュアルSIMを活用するならeSIMも

デュアルSIMを活用したい場合には、eSIMを導入するのもおすすめです。デュアルSIMとは、1台のスマホに2枚のSIMカードを挿して使える機能のこと。対応できる通信会社は限られていますが、2つの電話番号を持ったり、海外旅行の際に現地のSIMを同時に挿して使えたりするのが特徴です。

一方、eSIMはスマホに内蔵されている組み込み式のSIMカード。インターネットなどを通じて遠隔で情報の書き込みが可能なので、オンライン上で乗り換えの手続きができます。また、eSIMは海外でも既に広まっているサービスで、オンラインでの通信プラン書き換えも可能。海外でも素早くインターネットに接続できるのが魅力です。

eSIM対応端末のなかにも、通常のSIMカードを挿してデュアルSIM化できるモデルがあります。使い分けをより便利に行いたい場合には、デュアルSIM対応のeSIMモデルも検討してみてください。

月額料金やデータ通信量をチェック

格安SIMを契約する際には、まず月額料金を確認しましょう。多くのMVNOでは使用するデータ通信容量と通話の有無に応じて月額料金プランを設定しています。自分が普段どの程度データ通信と通話を行っているかを調べて、適切なプランを選ぶのがおすすめです。

会社によっては、音声通話を含むプランでもデータ通信量が1GBなどの低容量ならば月額1,000円以下での運用が可能。データ通信量20GBの大容量でも3,000円未満の会社がほとんどです。データプランのみならばもっと安い価格での運用にも対応しています。各社のプランと自分の使い方を考慮して適切なプランを探してみてください。

オプションをチェック

格安SIMは提供会社によって利用できるオプションも大きく異なるので要チェック。例えば、通話定額サービスや端末保証サービスなどは多くの会社から提供されています。小中学生のスマホデビューには、フィルタリングサービスなどのオプションがある会社もおすすめです。

キャリアメールやセキュリティサービスなどは、提供の有無や利用範囲が制限される場合もあるため注意。トラブル時の質問サポートなどもオプションでの契約が必要な会社もあります。使用したい機能やサービスがある場合には、事前に確認しておきましょう。

通信回線をチェック

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格安SIMは大手携帯電話会社から回線を借りているため、契約前にはどこの回線を使っているのかをチェックしておきましょう。借りている回線は「ドコモ回線系」「au回線系」「ソフトバンク回線系」の3種類があります。

それぞれの回線は、借りてきている会社と対応エリアや最大通信速度が同一。現在大手キャリアで契約している場合には、同じ会社から借りている回線を選択しておくのが無難です。

ただし、SMSの基本料金や国際ローミングなどの細かいオプションについては、同じMVNO内でも回線によってばらつきがあります。使いたい機能なども確認したうえで、自分に合った回線を選ぶのがおすすめです。

家族割などのキャンペーンをチェック

利用料金をさらに安くしたい場合には、家族割などのキャンペーンもチェックしておきましょう。大手キャリアと同様に、格安SIM会社でもさまざまな家族割サービスや電気、インターネットサービスとのセットプランなどが提供されています。

例えば家族割ならば、家族で複数回線を契約する場合、2回線目以降の基本料金が割り引かれるサービスが主流。同一住所だけでなく、離れた家族に適用できる場合もあります。

電気・インターネットとのセット割引については、電気や自宅のインターネット回線を特定の会社と契約することで月々の利用料金が割引になるサービス。ほかにも、会社によってさまざまなキャンペーンが展開されているため、適用できるサービスがあるかどうかを契約前にチェックしておくのがおすすめです。

iPhoneを使いたいなら対応機種の確認を忘れずに

格安SIMでiPhoneを使いたい場合には、必ず対応機種をチェックしておきましょう。多くのMVNOはiPhoneシリーズに対応していますが、ほとんどは機種が限定されています。確実にiPhoneシリーズを使いたい場合には格安SIMとセットで購入するのがおすすめです。

過去に大手キャリアで購入した古いiPhoneは、SIMロックの解除に対応していないモノが多いため注意が必要。対応端末は各社の公式ページで公開されているため、手持ちのiPhoneを使いたい場合には必ず確認するようにしてください。

大手キャリアから格安SIMに乗り換える方法

変更前にやること

SIMロックの解除

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大手キャリアで購入したスマホを継続して使い続けたい場合には、SIMロックの解除が必要な場合があります。SIMロックとは、契約した特定の事業者のSIMカードしか使えないようにかけられた制限のこと。SIMロックを解除することにより、格安SIMや別事業者のSIMカードを挿入して使えるようになります。

SIMロックの解除は契約している会社によっても異なりますが、店舗への持ち込みやオンラインなどでの申し込みが主流。実店舗に持ち込んで解除をする場合、その場での解除が可能です。条件によっては手数料がかかる場合もあるので、持ち込む前に確認しておきましょう。

オンラインでの解除手続きは各会社の公式ページから申し込みが可能。SIMロックの解除が可能な端末かを確認したうえで、在宅のまま解除を行えます。手数料をかけずにロック解除を行いたい場合はオンラインでの申し込みをチェックしてみてください。

利用しているサイトなどのメールアドレスを変える

By: nuro.jp

利用しているサイトにキャリアメールで登録している場合には、メールアドレスを変更しておくことが重要です。キャリアメールとは、「@docomo.ne.jp」「@ezweb.ne.jp」「@softbank.ne.jp」などの大手携帯キャリアが提供しているメールアドレスのこと。格安SIMに乗り換える場合、キャリアメールは使用できなくなります。

格安SIMの場合には、無料で登録できる「@gmail.com」「@icloud.com」「@yahoo.co.jp」のようなフリーメールを使用するのが一般的。会員登録の際に使用するメールアドレスをフリーメールアドレスにしておくと、スマホを乗り換える際にアドレスを変更する必要がなく便利です。格安SIMへの変更前には、必ず登録情報を確認しておきましょう。

電話番号をそのまま使いたい場合はMNP転出手続きをする

格安SIMに乗り換える際、現在使っている電話番号をそのまま使いたい場合にはMNP転出手続きをしておきましょう。MNPとは、「Mobile Number Portability」の頭文字をとった言葉。所定の手続きを行うことで、電話番号を変えることなくほかの携帯電話会社のサービスに乗り換えられる制度です。

MNPを利用して乗り換える際には、まず現在契約している携帯電話会社にMNPの予約番号を発行してもらう必要があります。予約番号の発行は店舗のみでなく、会社ごとに専用の電話番号やオンラインでの申し込みフォームが設けられているので自宅からの申請が可能です。

予約番号を発行してもらったらMNP転出手続きは完了。次に契約する会社でMNPの加入手続きを終えるまでは現在のスマホを使用できるので安心です。ただし、MNPの予約番号には有効期限があるため、有効期限内に手続きを終えられるように注意しましょう。

格安SIMに対応したスマホを用意する

By: uqmobile.jp

乗り換え前の準備が済んだら、使いたいスマホを用意しましょう。使用中のスマホをそのまま使う場合にはSIMロックの解除、新しく購入する場合には乗り換え先のMVNOが販売しているスマホから選ぶのがおすすめです。

格安SIMを扱うMVNOでは、会社ごとに動作確認端末のリストが用意されています。動作確認がされていない場合、機種によっては格安SIMを使えなかったり、スマホに不具合が発生してしまったりすることがあるため、注意が必要。安全かつ確実に使える、格安SIM対応のスマホを準備しておくことが大切です。

格安SIMのプランを決めて契約する

契約したい会社の格安SIM対応スマホが準備できたら、料金プランをチェック。格安SIMは、データプランが細かく設定されていることが多く、自分の使い方に合わせて料金プランを選択できます。プランの洗濯前に、通話の有無やデータ使用量をチェックしておきましょう。

格安SIMでは、データ通信容量1GB以下のプランから50GBまでの大容量プランまで、さまざまなプランの選択が可能。家族とのデータ通信量シェア設定などに対応したプランもあります。予算も考慮したうえで、自分に合ったプランを探してみてください。

SIMカードが届いたらスマホに挿してAPN設定をする

By: biglobe.ne.jp

契約した会社からSIMカードが届いたら、カードをスマホに挿して「APN設定」を行いましょう。APNとは、「Access Point Name」の頭文字をとった略称で、スマホをインターネットに接続するための中継地点の役割を果たします。

大手キャリアで契約したスマホは最初からAPNが設定されていますが、格安SIMの場合には自分で設定をしなければならないので注意が必要。APNを設定しなければデータ通信が行えないため、忘れずに設定するようにしてください。

ちなみにAPN設定は、iPhoneとAndroidで設定の手順が異なるので注意が必要。格安SIMを購入した場合には、付属のスタートアップガイドなどの冊子をよく確認しながら設定を行ってみてください。ガイドが付属していない場合には、公式サイトの導入手順をチェック。動画で説明している場合もあるので、不安な方は事前に確認しておくのもおすすめです。