スマホの月額料金を安く抑えられることで、利用するユーザーが増えている「格安SIM」。さまざまな通信事業者から幅広いプランが提供されているため、どの通信事業者でどのプランを契約すればよいか迷う方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、おすすめの格安SIMを項目別にランキング形式でご紹介。また、SIMの種類やデータ容量などの選ぶポイントや、乗り換える方法をあわせて解説しています。

※本記事では、大手キャリアをはじめとした自社回線を持つ「MNO」の格安プランと、他社から回線を借り受けてサービスを提供している「MVNO」の格安SIMの両方を格安SIMとしてご紹介しています。
※掲載情報は執筆時点のものであり、予告なく価格やスペックが変更される場合があります。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

編集部おすすめの格安SIM事業者

J:COM MOBILE

KDDIの連結子会社であり、ケーブルテレビなどで知られるJ:COMが提供する格安SIM「J:COM MOBILE」。au回線を使用しており、全国の4G LTE利用可能エリアで使えます。月額は1,078円(税込)から利用可能。データ容量ごとにプランが展開されており、1GB・5GB・10GB・20GBの4プランから選択できます。

また、10GB・20GBのプランの場合は、速度制限がかかった際にも最大1Mbpsの速度でスマホを使えるのがポイント。WebサイトやSNS、動画なども少ない遅延で閲覧できます。データ容量が余った場合は、翌月に自動で繰り越しされるのも魅力です。

ほかにも、初めてJ:COM MOBILEを契約する方向けの「J:COM MOBILEスタート割」や、60歳以上の方が割引・サポートをお得に受けられる「J:COM MOBILE シニア60割」など、割引サービスも充実。コールセンターも365日対応しているため、サポートをしっかり受けたい方にもおすすめの事業者です。


SAKIDORIおすすめの格安SIM

楽天モバイル(Rakuten Mobile)

楽天モバイル(Rakuten Mobile)

楽天モバイルは4大キャリアに数えられ、MNOながら格安SIMのような安さで利用できます。通信回線は楽天に加えて、auにも対応しているのが特徴。使ったデータ容量の分だけ支払う方式を採用しているため、月毎にネットの利用頻度が変動する方や、データ使用量が少ない月のコストを抑えたい方におすすめです。

月間のデータ使用量が20GBを超えた場合は月額3,278円(税込)ですが、20GBを超過してからも無制限でデータ通信できるのが魅力。画質のよい動画を視聴したり、大容量のスマホゲームで遊んだりすることが多い方は、高コスパで使えます。

さらに、無料で国内通話がかけ放題の「Rakuten Link」アプリを活用可能。頻繁に音声通話する方にも適したサービスです。そのほか、月々の支払いに楽天ポイントを利用できるので、楽天経済圏を活用している方もぜひチェックしてみてください。

ラインモ(LINEMO)

ラインモ(LINEMO)

LINEMOはソフトバンクのオンライン専用ブランドで、ソフトバンク回線を利用しており、一部エリアでは5Gに対応しています。また、建物内や地下でも電波が届きやすいプラチナバンドにも対応しているため、データ通信が安定しているのが魅力です。

プランは2種類で、うち20GBの「スマホプラン」は速度が制限されているときでも最大1Mbpsの速度でデータ通信可能。比較的スムーズにLINEアプリなどでやり取りしたり、中画質の動画を視聴したりできます。3GBの「ミニプラン」はキャリア品質ながら、格安SIMのように低価格で利用可能。現在ソフトバンクを利用している方の乗り換え先にもおすすめです。

さらに、「LINEギガフリー」を採用しており、LINEアプリでのトークに加えて、音声通話・ビデオ電話もデータ消費を気にせずに使用できます。LINEアプリを頻繁に使う方は、データ使用量の節約につながるのが魅力です。

アハモ(ahamo)

アハモ(ahamo)

ahamoはドコモのオンライン専用プランで、高品質なドコモ回線を利用できます。4Gはもちろん、一部エリアでは5Gにも対応しているので、高速通信が可能です。プランは1種類とシンプルで、20GBのデータ容量が付いている音声SIMを使えます。はじめて格安SIMの利用を検討している方や、現在ドコモユーザーの方で乗り換えたい方におすすめです。

また、80GBの「ahamo大盛りオプション」を追加すれば、100GBの大容量プランとして利用可能。プライベートだけでなく仕事や学業でも活用したい場合、動画・ゲーム・音楽などのコンテンツをたくさん楽しみたい場合に重宝します。

さらに、プランには5分間のかけ放題が含まれているのも魅力。短時間の電話を頻繁にする方にも適しています。そのほか、月間20GBまでなら、追加料金なしで海外でも91の国や地域で使えるのがメリットです。

人気格安SIMの比較一覧表

通信事業者

楽天モバイル(Rakuten Mobile)

イオンモバイル(AEON MOBILE)

アハモ(ahamo)

アイアイジェイミオ(IIJmio)

ユーキューモバイル(UQ mobile)

ポヴォ(povo)

ワイモバイル(Y!mobile)

ラインモ(LINEMO)

日本通信SIM

ニューロモバイル(NURO Mobile)

リブモ(LIBMO)

マイネオ(mineo)
公式サイト
通信回線Rakuten 4G LTE / Rakuten 5G / au 4G LTEdocomo 3G / docomo 4G LTE / docomo 5G / au 4G LTE / au 5Gdocomo 4G LTE / docomo 5Gdocomo 3G / docomo 4G LTE / docomo 5G / au 4G LTE / au 5Gau 4G LTE / au 5Gau 4G LTE / au 5GSoftBank 4G LTE / SoftBank 5GSoftBank 4G LTE / SoftBank 5Gdocomo 3G / docomo 4G LTE / docomo 5G(無料のオプション)docomo 4G LTE / docomo 5G / au 4G LTE / au 5G / SoftBank 4G LTE / SoftBank 5G
※「かけ放題ジャスト」はdocomo・au回線のみ
docomo 4G LTEdocomo 3G / docomo 4G LTE / docomo 5G / au 4G LTE / au 5G / SoftBank 3G / SoftBank 4G LTE / SoftBank 5G
通信速度上り最大131.3Mbps / 下り最大1288Mbps上り最大243Mbps / 下り最大1526Mbps上り最大131.3Mbps / 下り最大1288Mbps上り最大4.2Gbps / 下り最大886Mbps下り最大428~838Mbps上り平均15Mbps程度 / 下り平均250Mbps程度
データ容量無制限(混雑時などは速度制御する場合あり)1〜200GB
※音声プランなら0.5GB〜、やさしい音声プランなら0.2GB〜
※やさしいプランはデータ・音声ともに10GBまで
20GB・100GB(20GBにahamo大盛りオプション80GBを追加した場合)2〜50GB1〜20GB
※オプションを追加することで25GBまで増やせる
1GB(7日間)/ 3〜20GB(30日間)/ 60〜300GB(90日間) / 150GB(180日間)/ 使い放題(24時間、または7日間×12回分)4〜30GB
※オプションを追加することで35GBまで増やせる
3GB・20GB1GB・10GB・30GB0.2〜40GB500MB・3GB・8GB・20GB・30GB・無制限(最大速度200kbps)1〜20GB
基本の月額料金(税込)1,078〜3,278円データプラン:528〜11.638円 / 音声プラン:803〜11,858円 / やさしいデータプラン:418〜1,408円 / やさしい音声プラン:528〜1,628円
※どれも利用人数が1人の場合
20GB:2,970円 / 100GB:4,950円音声SIM・音声eSIM:410〜3,900円 / データeSIM:440〜3,540円 / データ:740〜3,840円 / SMS:820〜3,880円990〜3,465円0〜12,980円シンプル2Sプラン:2,365円 / シンプル2Mプラン:4,015円 / シンプル2Lプラン:5,115円ミニプラン:990円 / スマホプラン:2,728円合理的シンプル290プラン:290円 / 合理的みんなのプラン:1,390円 / 合理的30GBプラン:2,178円NEOプラン:2,699円 / NEOプランW:3,980円 / バリュープラス:792~1,790円 / かけ放題ジャスト:930~1,870円 / お試しプラン:330~495円なっとくプラン(ライト):528円 / なっとくプラン(3GB):858〜980円 / なっとくプラン(8GB):1,320〜1,518円 / なっとくプラン(20GB):1,991円 / なっとくプラン(30GB):2,728円 / ゴーゴープラン:1,100〜1,980円音声通話+データ通信(マイピタ):1,298〜2,178円 / データ通信のみ(マイピタ):880〜1,925円 / プレミアム(マイそく):2,200円 / スタンダード(マイそく):990円 / ライト(マイそく):660円 / スーパーライト(マイそく):250円 / お試し
200MBコース:330〜1,100円
eSIMの対応◯(タイプ1 au回線のみ)◯(音声eSIM:docomoとau / データeSIM:docomoのみ)◯(docomo回線のみ)◯(docomo・au回線)
オプション15分(標準)通話かけ放題 / データチャージ(海外ローミング)/ ノートン モバイル セキュリティなどイオンでんわの国内定額かけ放題、イオンスマホ安心パックPlus、イオンスマホ安心保証、イオンスマホ電話サポートなどかけ放題オプション、smartあんしん補償、ケータイ補償サービスなど通話定額オプション、みまもりパック、新品/中古 端末補償オプション、ウイルスバスター モバイル 月額版など通話放題 / 通話放題ライト / 通話パック60 / 増量オプションⅡ / 使い方サポート / 故障紛失サポート with CloudなどDAZN使い放題パック(7日間)/ smash.使い放題パック(24時間)/ 5分以内通話かけ放題 / 通話かけ放題 / 留守番電話サービスだれとでも定額+ / データ増量オプション / 故障安心パックプラスなど通話準定額、持込端末保証、セキュリティパックプラス(L)、世界対応ケータイなど5Gオプション、通話かけ放題・通話定額オプション、お子様を守るiフィルター、留守番電話など通話定額オプション、Gigaプラス、容量チャージ、端末補償、遠隔サポートなど5分かけ放題、10分かけ放題、LIBMO端末補償、セキュリティ対策、データリチャージなどパケット放題 Plus、夜間フリー、10分かけ放題、安心フィルタリング、mineo端末安心保証など
キャンペーン楽天モバイル初めての申し込みで20000ポイントなどみんなで乗換えキャンペーン(最大15000WAONポイントプレゼント)など最新機種をお得に購入できるキャンペーンなどサマーキャンペーン(音声回線限定で月額料金割引)などUQ mobileオンラインショップ限定 au PAY 残高還元(最大10,000円相当)など他社から乗り換えでau PAY残高還元(最大10,000円相当)などワイモバ SIM契約キャンペーン(最大20,000円相当のPayPayポイントを付与)など他社からの乗り換えで15,000円相当のPayPayポイントプレゼントなど乗り換えキャンペーン(最大16,000円をキャッシュバック)など生活応援キャンペーン第3弾(最大10,560円分のポイントを獲得)などかけ放題初月無料など

格安SIMのおすすめランキング|データ容量重視

第1位 楽天モバイル(Rakuten Mobile)

楽天モバイル(Rakuten Mobile)
通信回線Rakuten 4G LTE / Rakuten 5G / au 4G LTE
通信速度
データ容量無制限(混雑時などは速度制御する場合あり)
基本の月額料金(税込)1,078〜3,278円
eSIMの対応
オプション15分(標準)通話かけ放題 / データチャージ(海外ローミング)/ ノートン モバイル セキュリティなど
キャンペーン楽天モバイル初めての申し込みで20000ポイントなど

楽天モバイル(Rakuten Mobile)のメリット

楽天モバイルは、データ使用量で変わる従量制課金制を採用しています。月間のデータ使用量が3GBまでなら月額1,078円(税込)、20GBまでなら月額2,178円(税込)、20GBを超えたら月額3,278円(税込)。月によってネットの利用頻度が異なる方におすすめです。

混雑時などは通信速度を制御する場合があるものの、無制限でデータ通信を行えるのもメリット。高画質の動画を視聴したり、データ容量の大きいアプリゲームをプレイしたりすることが多い方にも適しています。

また、専用アプリ「Rakuten Link」を利用することで、固定電話を含む国内通話が無料でかけられるのが魅力。さらに、海外でも毎月2GBまでなら、追加設定不要でデータ通信できます。そのほか、楽天ポイントを貯めたり、スマホ代に使ったりできるのも特徴です。

楽天モバイル(Rakuten Mobile)のデメリット

楽天モバイルは、2023年10月に総務省からプラチナバンドと呼ばれる700MHz帯を割り当てられ、2024年6月頃からサービスの開始を予定しています。プラチナバンドは電波が障害物を回り込みやすく、ビル内や地下でも安定して通信可能。主要都市から順次拡大していくので、エリアによっては電波がつながりにくいのがデメリットです。

また、例えば月間のデータ使用量が5GB程度の場合、基本の月額料金がほかの通信事業者に比べて高いこともある点には留意しておきましょう。

第2位 イオンモバイル(AEON MOBILE)

イオンモバイル(AEON MOBILE)
通信回線docomo 3G / docomo 4G LTE / docomo 5G / au 4G LTE / au 5G
通信速度上り最大131.3Mbps / 下り最大1288Mbps
データ容量1〜200GB
※音声プランなら0.5GB〜、やさしい音声プランなら0.2GB〜
※やさしいプランはデータ・音声ともに10GBまで
基本の月額料金(税込)データプラン:528〜11.638円 / 音声プラン:803〜11,858円 / やさしいデータプラン:418〜1,408円 / やさしい音声プラン:528〜1,628円
※どれも利用人数が1人の場合
eSIMの対応◯(タイプ1 au回線のみ)
オプションイオンでんわの国内定額かけ放題、イオンスマホ安心パックPlus、イオンスマホ安心保証、イオンスマホ電話サポートなど
キャンペーンみんなで乗換えキャンペーン(最大15000WAONポイントプレゼント)など

イオンモバイル(AEON MOBILE)のメリット

イオンモバイルは、データ容量が1〜200GBと小容量プランから大容量プランまで用意しています。小〜中容量は1GB刻み、大容量は10GBまたは50GB刻みで展開しているので、自分好みのデータ容量を選びやすいのがメリット。また、1~8人でデータ容量を分け合って、1人当たりの料金を抑えられます。

余ったデータ容量は、翌月に持ち越せるのが魅力。大きめの容量を選んで余った場合でも、無駄なく利用できます。さらに、毎月のプラン・オプションを何度でも変えられるため、料金をいつでも見直せるのがポイントです。

本サービスでは下りの通信速度を最大500kbpsに制限した、60歳以上の方向けの「やさしいプラン」も展開しています。通常プランより安い価格設定なので、予算を抑えて利用したい高齢者の方におすすめです。そのほか、全国のイオン店舗で相談・申し込みに対応しています。

イオンモバイル(AEON MOBILE)のデメリット

イオンモバイルは取り扱っているスマホの種類が少なく、自分の使いたいモノを購入できない場合があります。乗り換えのときにスマホを新しくしたい方は、家電量販店などほかの購入先も同時に検討してみてください。

また、大容量プランの基本料金は、1人で使う場合、データ通信を無制限で利用できるサービスに比べると高めに設定されているのがデメリット。大容量プランを契約する際は、料金をしっかり確認しておくことが大切です。

第3位 アハモ(ahamo)

アハモ(ahamo)
通信回線docomo 4G LTE / docomo 5G
通信速度上り最大243Mbps / 下り最大1526Mbps
データ容量20GB・100GB(20GBにahamo大盛りオプション80GBを追加した場合)
基本の月額料金(税込)20GB:2,970円 / 100GB:4,950円
eSIMの対応
オプションかけ放題オプション、smartあんしん補償、ケータイ補償サービスなど
キャンペーン最新機種をお得に購入できるキャンペーンなど

アハモ(ahamo)のメリット

ahamoは80GBの「ahamo大盛りオプション」があるので、20GBプランに追加すれば月に100GBのデータ通信が可能。オンライン授業や在宅ワークでも容量を気にせず使いたい方や、動画・ゲーム・音楽などのエンタメコンテンツをネットでたくさん楽しみたい方におすすめです。

ドコモが提供しているプランなので、安定した通信を実現しています。また、5分の無料通話がプランに含まれているのもポイント。外食時のお店や美容院などの予約、ちょっとした頼み事の電話をカバーできるのがメリットです。

さらに、海外では91の国や地域で、月間20GBまでであれば追加料金なしで利用できます。海外旅行や海外出張する機会が多い方にもぴったり。そのほか、iPhone 15やiPhone 15 ProなどiPhoneの新しいシリーズを取り扱っているため、端末をあわせて購入したい方にも適しています。

アハモ(ahamo)のデメリット

ahamoは20GBの中容量プランと100GBの大容量プランのみで、小容量プランを展開していないのがデメリット。月間のデータ使用量が20GBより大きく下回る場合は、コスパがよくありません。

また、データ容量の繰り越しができないため、余ったデータ容量は切り捨てられます。月によって使うデータ容量にバラつきがある方も、無駄にしてしまう場合があるので注意が必要です。

第4位 アイアイジェイミオ(IIJmio)

アイアイジェイミオ(IIJmio)
通信回線docomo 3G / docomo 4G LTE / docomo 5G / au 4G LTE / au 5G
通信速度上り最大131.3Mbps / 下り最大1288Mbps
データ容量2〜50GB
基本の月額料金(税込)音声SIM・音声eSIM:410〜3,900円 / データeSIM:440〜3,540円 / データ:740〜3,840円 / SMS:820〜3,880円
eSIMの対応◯(音声eSIM:docomoとau / データeSIM:docomoのみ)
オプション通話定額オプション、みまもりパック、新品/中古 端末補償オプション、ウイルスバスター モバイル 月額版など
キャンペーンサマーキャンペーン(音声回線限定で月額料金割引)など

アイアイジェイミオ(IIJmio)のメリット

IIJmioは、音声通話が含まれていたとしても基本料金が安いのがメリット。音声SIM・音声eSIMで2GBの場合は月額850円(税込)で、1,000円以下で利用できます。また、50GBの大容量プランでも月額3,900円(税込)と安めに設定されているのがポイント。小容量から大容量プランまで、できるだけ予算を抑えて利用したい方におすすめです。

本サービスではデータ通信のみのプランを展開しているので、音声通話を必要としない方や、サブ回線を持ちたい方にも適しています。余ったデータ容量は翌月末まで繰り越しできるため、無駄なくデータを使用可能。さらに、同一mioID内で契約した場合、データ容量を分け合えます。家族間でデータをシェアしたいときに便利です。

そのほか、乗り換えたしたときに端末もセットで入手する場合、端末を安く購入できます。

アイアイジェイミオ(IIJmio)のデメリット

IIJmioはMNOから通信回線を借りたMVNOなので、時間帯によっては通信が安定しなかったり速度が遅かったりする場合があります。混雑時に画像が多いWebサイト・SNSの閲覧や、動画視聴などをしたい場合は留意しておきましょう。

また、料金の支払いはクレジットカードのみに対応しているのがデメリット。口座振替はできないため注意が必要です。そのほか、サポートはオンラインのみで対応しています。

格安SIMのおすすめランキング|速度重視

第1位 ユーキューモバイル(UQ mobile)

ユーキューモバイル(UQ mobile)
通信回線au 4G LTE / au 5G
通信速度上り最大4.2Gbps / 下り最大886Mbps
データ容量1〜20GB
※オプションを追加することで25GBまで増やせる
基本の月額料金(税込)990〜3,465円
eSIMの対応
オプション通話放題 / 通話放題ライト / 通話パック60 / 増量オプションⅡ / 使い方サポート / 故障紛失サポート with Cloudなど
キャンペーンUQ mobileオンラインショップ限定 au PAY 残高還元(最大10,000円相当)など

ユーキューモバイル(UQ mobile)のメリット

UQモバイルはKDDIが提供しており、MVNOのようなリーズナブルな料金設定ながら、MNOなので安定した通信を実現しています。また、対象のプランの場合、契約したデータ容量が超過して通信速度が制限されても、最大1Mbpsなのがポイント。快適にテキストメインのSNSを利用したり、低画質〜中画質の動画を視聴したりしやすいのがメリットです。

プランは、使い方に合わせて3種類から選択可能。データの利用量に応じて料金が変わる「トクトクプラン」、音声通話とデータ通信を利用できる「コミコミプラン」、データ通信が少ない方におすすめの「ミニミニプラン」を用意しています。余ったデータ容量は翌月に繰り越せるため、無駄なく使えるのが魅力です。

さらに、トクトクプランまたはミニミニプランを契約する場合、「家族セット割」を活用できます。家族みんなでお得に使いたい方もぜひチェックしてみてください。

ユーキューモバイル(UQ mobile)のデメリット

UQモバイルは、30GBや50GBなどの大容量プランがないのがデメリット。動画の視聴やアプリゲームの利用が多いなどデータ通信をたくさん使う方は、データ容量が足りなくなる場合があるので留意しておきましょう。

また、基本の月額料金はやや高めに設定されています。自宅セット割や家族セット割、au PAYカードお支払い割などが適用されない場合は、料金が安くならないのが注意点です。

第2位 ポヴォ(povo)

ポヴォ(povo)
通信回線au 4G LTE / au 5G
通信速度
データ容量1GB(7日間)/ 3〜20GB(30日間)/ 60〜300GB(90日間) / 150GB(180日間)/ 使い放題(24時間、または7日間×12回分)
基本の月額料金(税込)0〜12,980円
eSIMの対応
オプションDAZN使い放題パック(7日間)/ smash.使い放題パック(24時間)/ 5分以内通話かけ放題 / 通話かけ放題 / 留守番電話サービス
キャンペーン他社から乗り換えでau PAY残高還元(最大10,000円相当)など

ポヴォ(povo)のメリット

povoはauのオンライン専用ブランドでau回線を使用しており、4G LTEのほか、一部エリアでは5Gにも対応しています。複数の周波数を同時に活用しているので、地下鉄や大型商業施設でも安定した通信を実現しているのがメリットです。

本サービスは、基本の月額料金0円で契約できるのがポイント。契約時に月額制のプランを選択する必要がなく、契約後にデータ容量や通話かけ放題などのサービスを都度購入して利用できます。月によってデータ使用量が異なる方や、サブ回線として2台目以降のスマホで利用したい方などにおすすめの格安SIMです。

さらに、DAZNやsmash.といった動画配信サービスを、データ通信量を気にせずに楽しめるサービスも展開しています。そのほか、「#ギガ活」といったサービスを利用すると、普段の買い物でデータ容量をもらえるのも魅力です。

ポヴォ(povo)のデメリット

povoはオンライン上のみで契約できるので、細かい手続きをすべて自分で行う必要がある点には注意が必要。相談がある場合は、自動応答チャットや有人チャットで問い合わせてみてください。

また、都度自分に合ったデータや通話などのトッピングを購入する手間があるのがデメリット。使い慣れていないときは、混乱してしまう可能性があります。なお、180日間以上トッピングの購入がない場合、利用停止や契約解除になることもあるため留意しておきましょう。

第3位 ワイモバイル(Y!mobile)

ワイモバイル(Y!mobile)
通信回線SoftBank 4G LTE / SoftBank 5G
通信速度下り最大428~838Mbps
データ容量4〜30GB
※オプションを追加することで35GBまで増やせる
基本の月額料金(税込)シンプル2Sプラン:2,365円 / シンプル2Mプラン:4,015円 / シンプル2Lプラン:5,115円
eSIMの対応
オプションだれとでも定額+ / データ増量オプション / 故障安心パックプラスなど
キャンペーンワイモバ SIM契約キャンペーン(最大20,000円相当のPayPayポイントを付与)など

ワイモバイル(Y!mobile)のメリット

ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドなのでソフトバンク回線を使用しており、4G LTEのほか、限定エリアでは5Gにも対応しているのがメリット。また、障害物に強く、広い範囲に電波が届くプラチナバンドを提供しているため、通信速度が速く、回線品質も安定しています。

プランによっては、データ使用量が月1GB以下の場合、基本料金から割引されるのが魅力。さらに、余ったデータ容量は翌月に繰り越せるので、無駄なく利用できます。データ容量を使い切った場合の通信速度は、「シンプル2M」「シンプル2L」のプランであれば最大1Mbpsです。比較的スムーズにLINEアプリでやり取りしたり、360~480Pの動画を視聴したりできます。

そのほか、購入時や購入後の相談を、対面でしっかりサポートしてくれる店舗が全国に約2500店あるのがポイント。オンライン契約が不安な方にもおすすめです。

ワイモバイル(Y!mobile)のデメリット

ワイモバイルは、基本の月額料金がほかの通信事業者に比べて高いのがデメリット。「おうち割光セット(A)」や「PayPayカード割」が適用されない場合は、料金が高めので留意しておきましょう。

また、家族割引サービスは家族2人以上で利用できるものの、割引が適用されるのは2回線目以降なので、主回線は基本料金のままである点には注意が必要です。

第4位 ラインモ(LINEMO)

ラインモ(LINEMO)
通信回線SoftBank 4G LTE / SoftBank 5G
通信速度
データ容量3GB・20GB
基本の月額料金(税込)ミニプラン:990円 / スマホプラン:2,728円
eSIMの対応
オプション通話準定額、持込端末保証、セキュリティパックプラス(L)、世界対応ケータイなど
キャンペーン他社からの乗り換えで15,000円相当のPayPayポイントプレゼントなど

ラインモ(LINEMO)のメリット

LINEMOはソフトバンクの回線を利用しており、プラチナバンドにも対応しているのが魅力。限定エリアでは高速通信の5Gに対応しているほか、通信が安定しています。また、20GBプランを契約した場合、速度制限時でも最大1Mbpsの速度で利用可能。比較的快適にWebサイトを閲覧したり、標準画質の動画を視聴したりできます。

「LINEギガフリー」を採用しているのも魅力です。LINEアプリでのトークだけでなく、音声通話・ビデオ電話がデータ消費を気にせず使えます。さらに、データ容量を使い切った場合でも、LINEアプリ使用時の通信速度が落ちないのがメリット。LINEアプリを頻繁に利用する方にもおすすめの格安SIMです。

そのほか、スマホで購入したデジタルコンテンツやショッピングの代金などを、スマホの利用料金とまとめて支払いできる決済サービス「ソフトバンクまとめて支払い」が利用できます。

ラインモ(LINEMO)のデメリット

LINEMOは、3GBの「ミニプラン」と20GBの「スマホプラン」のみを展開しています。プランの選択肢が少ないので、自分のライフスタイルに沿わない可能性がある点には注意が必要です。

また、余ったデータ容量を翌月に繰り越せないのがデメリット。20GBのスマホプランを契約しても、月のデータ使用量が上限より下回る場合、残りのデータ容量を無駄にしてしまいます。そのほか、家族割を提供していない点にも留意しておきましょう。

格安SIMのおすすめランキング|価格重視

第1位 日本通信SIM

日本通信SIM
通信回線docomo 3G / docomo 4G LTE / docomo 5G(無料のオプション)
通信速度
データ容量1GB・10GB・30GB
基本の月額料金(税込)合理的シンプル290プラン:290円 / 合理的みんなのプラン:1,390円 / 合理的30GBプラン:2,178円
eSIMの対応
オプション5Gオプション、通話かけ放題・通話定額オプション、お子様を守るiフィルター、留守番電話など
キャンペーン

日本通信SIMのメリット

日本通信SIMは、格安SIMのなかでも基本料金が非常に安く設定されているのがメリット。1GBのデータ容量が付いた音声通話SIMの「合理的シンプル290プラン」は、月額290円(税込)です。普段から自宅のWi-Fiを使っており、データ使用量が1GB未満の方に適しています。

10GBの「合理的みんなのプラン」や、30GBの「合理的30GBプラン」の料金も、月額1,390〜2,178円(税込)と安いのが魅力。また、合理的みんなのプランと合理的30GBプランは、有料オプションを追加しなくても、5分間の通話かけ放題、または月70分の無料通話が付いています。少しでも電話料金を抑えたい方にもおすすめです。

そのほか、「お子様を守るiフィルター」といった有料オプションがあり、68種類のフィルタリングと機能制御に対応しています。子供用の格安SIMを探している方もぜひチェックしてみてください。

日本通信SIMのデメリット

日本通信SIMは、時間帯によっては通信速度が遅い場合があります。お昼時など混雑時にネット利用する場合には、留意しておきましょう。本サービスではスマホ端末のセット販売がないため、乗り換えるときに新しいスマホに買い替えたい方は家電量販店などで購入する必要があります。

また、余ったデータは、翌月に繰り越せないのが注意点。そのほか、基本料金が安い代わりに、キャンペーンや割引を提供していないのがデメリットです。

第2位 ニューロモバイル(NURO Mobile)

ニューロモバイル(NURO Mobile)
通信回線docomo 4G LTE / docomo 5G / au 4G LTE / au 5G / SoftBank 4G LTE / SoftBank 5G
※「かけ放題ジャスト」はdocomo・au回線のみ
通信速度上り平均15Mbps程度 / 下り平均250Mbps程度
データ容量0.2〜40GB
基本の月額料金(税込)NEOプラン:2,699円 / NEOプランW:3,980円 / バリュープラス:792~1,790円 / かけ放題ジャスト:930~1,870円 / お試しプラン:330~495円
eSIMの対応◯(docomo回線のみ)
オプション通話定額オプション、Gigaプラス、容量チャージ、端末補償、遠隔サポートなど
キャンペーン乗り換えキャンペーン(最大16,000円をキャッシュバック)など

ニューロモバイル(NURO Mobile)のメリット

NUROモバイルは、自分のライフスタイルに合ったプランを選びやすいのがメリット。音声SIMのデータ容量は、1〜40GBを用意しています。データ専用またはデータ+SMSを展開している「お試しプラン」のデータ容量は0.2GBで、料金は月額330円(税込)〜です。

また、データが余ったときには翌月に繰り越し、データが足りなくなったときは翌月から前借りできます。データを有効的に使えるのが魅力です。さらに、対象プランによって、3ヶ月ごとに3〜15GBのデータ容量をプレゼントしてくれる「Gigaプラス」を用意しています。

通信回線は、申し込みのときにドコモ・au・ソフトバンクのなかから好きな回線を選択可能。そのほか、LINE・X・Instagram・TikTokのデータ使用量が消費されない「NEOデータフリー」といった無料のオプションもあります。

ニューロモバイル(NURO Mobile)のデメリット

NUROモバイルは、店頭でのサポートに対応していないのがデメリット。不安な方は、有料のスタッフが自宅に訪れ相談に対応してくれる「訪問サポート」や、電話でスタッフによるレッスンを受けられる「遠隔サポート」を利用してみてください。

また、端末の取り扱いが少ないため、希望のスマホを購入できない可能性もあります。そのほか、混雑時などで通信が安定しない場合がある点や、SIMカードの料金の支払いがクレジットカードのみに対応している点にも留意しておきましょう。

第3位 リブモ(LIBMO)

リブモ(LIBMO)
通信回線docomo 4G LTE
通信速度
データ容量500MB・3GB・8GB・20GB・30GB・無制限(最大速度200kbps)
基本の月額料金(税込)なっとくプラン(ライト):528円 / なっとくプラン(3GB):858〜980円 / なっとくプラン(8GB):1,320〜1,518円 / なっとくプラン(20GB):1,991円 / なっとくプラン(30GB):2,728円 / ゴーゴープラン:1,100〜1,980円
eSIMの対応
オプション5分かけ放題、10分かけ放題、LIBMO端末補償、セキュリティ対策、データリチャージなど
キャンペーン生活応援キャンペーン第3弾(最大10,560円分のポイントを獲得)

リブモ(LIBMO)のメリット

LIBMOは、特に中容量から大容量のプランが安いのがメリット。音声通話の機能が付いているSIMで、20GBと30GBのプランの場合、料金は月額1,991〜2,728円(税込)に設定されています。20〜30GBのデータ容量を安く利用したい方におすすめの格安SIMです。

また、使い切れなかったデータ容量は、翌月に繰り越されます。月毎にネットを利用する頻度が異なる場合でも、無駄なくデータ容量を使えるのが魅力。さらに、音声通話がメインの方に適した「ゴーゴープラン」もラインナップしています。データ容量は月間500MBであるものの、5分間・10分間のかけ放題、または無制限でかけ放題できるのが特徴です。

そのほか、スマホを一緒に購入する場合、最大2万円も割引されるキャンペーンを実施しています。お得に端末を購入したい方も、ぜひチェックしてみてください。

リブモ(LIBMO)のデメリット

LIBMOはドコモ回線を借りているMVNOなので、通信が安定しないこともあります。特にお昼など通信が混み合う時間帯には注意。また、プランのなかでも「なっとくプラン(ライト)」は月間のデータ容量が無制限であるものの、 通信速度は最大200kbpsと遅めに設定されています。

本サービスはeSIMに対応していないため、SIMカードが届くのを待つ必要があるのもデメリットです。そのほか、音声SIMを契約した場合、1年以内に解約すると解除手数料が発生する点にも留意しておきましょう。

第4位 マイネオ(mineo)

マイネオ(mineo)
通信回線docomo 3G / docomo 4G LTE / docomo 5G / au 4G LTE / au 5G / SoftBank 3G / SoftBank 4G LTE / SoftBank 5G
通信速度
データ容量1〜20GB
基本の月額料金(税込)音声通話+データ通信(マイピタ):1,298〜2,178円 / データ通信のみ(マイピタ):880〜1,925円 / プレミアム(マイそく):2,200円 / スタンダード(マイそく):990円 / ライト(マイそく):660円 / スーパーライト(マイそく):250円 / お試し
200MBコース:330〜1,100円
eSIMの対応◯(docomo・au回線)
オプションパケット放題 Plus、夜間フリー、10分かけ放題、安心フィルタリング、mineo端末安心保証など
キャンペーンかけ放題初月無料など

マイネオ(mineo)のメリット

mineoは、ドコモ・au・ソフトバンクの3大キャリアの回線を借りています。プランは、データ容量で選ぶ「マイピタ」と、通信速度で選ぶ「マイそく」を展開しているのが特徴。マイピタプランのデータ容量は、1GB・5GB・10GB・20GBから選択可能です。

マイそくプランは、データ容量を気にせず使い放題なのがポイント。通信速度は最大32kbpsや最大300kbps、最大1.5Mbps、最大3Mbpsから選べます。自分のライフスタイルに合わせてプランを選択しやすいのがメリット。また、お試しコースが用意されているため、気軽に通信品質をチェックできます。

さらに、最大1.5Mbpsのデータ通信が基本的に使い放題の「パケット放題 Plus」や、22時半~翌7時半までの間はパケットを消費しない「夜間フリー」などのオプションも充実しているのが魅力です。

マイネオ(mineo)のデメリット

mineoは大手キャリアから回線を借りているので、混雑時などでは通信速度が遅いと感じる場合があります。朝方やお昼時、夕方などは混みやすいため留意しておきましょう。本サービスは小容量・中容量プランの展開で、大容量プランがない点もデメリット。普段ネットをあまり使わない方に適しています。

そのほか、端末の購入割引が少ないので、乗り換えるときに新しい端末に買い替えたい場合には注意が必要です。

格安SIMとは?

格安SIMとは、大手キャリアの通常プランに比べて安い料金で利用できるSIMカードのこと。ドコモ・au・ソフトバンクなどの大手キャリアは総務省から周波数を割り当てられ、自社で通信設備を設置・運営するMNO(Mobile Network Operator)です。

一方で、格安SIMを提供する通信事業者の多くはMNOから通信回線を借りており、MVNO(Mobile Virtual Network Operator)と呼ばれます。運営コストが抑えられる分、安くサービスを提供できるのがポイントです。なお、最近ではMNOでも格安のプランが提供されています。

SIMカードは、契約者情報や電話番号などが記録された小型のICカードのこと。スマホなどの端末にSIMカードを挿入することで、音声通話やデータ通信などを行えます。格安SIMの利用を検討している方は、メリット・デメリットをあらかじめしっかり確認しておくことがおすすめです。

格安SIMのメリット

スマホの月額料金を安くできる

格安SIMは、大手キャリアよりもスマホの月額料金を安くできることが最大のメリット。大手キャリアで契約している場合の月額料金は、プランにもよるものの5,000~8,000円程度が一般的です。

一方で、格安SIMの月額料金は、1,000〜4,000円程度とリーズナブルに設定されています。なかには、1,000円以下のプランを提供している通信事業者もあるのがポイント。月額料金をできる限り抑えたい方は、格安SIMがおすすめです。

プランがシンプルで分かりやすい

格安SIMのプランは、大手キャリアと比較するとシンプルでわかりやすい傾向にあるのがメリット。大手キャリアは、オプションメニューやセット割などが多くラインナップされているので、自分にとってどのプランがお得であるかイマイチ分かりにくい場合もあります。

格安SIMであれば、月間のデータ容量や月額料金などを明確にしてあるのが魅力。オプションがある場合でも、追加したときの料金が分かりやすく記載されています。

データ容量の選択肢が豊富

格安SIMは、データ容量が細かく設定されていることが多いのも魅力。通信事業者によっては、3〜5GBの小容量プランや、 20GB程度の中容量プラン、50GBなどの大容量プランをラインナップしています。

データ通信をあまり利用しない方は小容量プラン、たくさん利用する方は大容量プランといったように、自分の利用状況にあったプランを選びやすいのがメリット。また、データ容量を重視したプランも多いので、音声通話よりもデータ通信に重きを置いている方にもおすすめです。

格安スマホをセットで買える

通信事業者によっては、端末をセットで購入すると割引してくれるキャンペーンを提供しています。格安SIMを契約するときに、格安スマホもあわせて購入できるのが魅力。特に、新規契約で契約するよりも他社からの乗り換えで契約する方が、お得なのがポイントです。

スマホ代が安くなることで、全体的な費用を抑えられるのがメリット。通信事業者ごとに割引額は異なるので、それぞれのキャンペーン情報をしっかりチェックしておきましょう。

格安SIMのデメリット

時間帯によって通信が不安定になることがある

格安SIMを提供しているMVNOは、大手キャリアの通信回線を借りているのが特徴です。借りた通信回線を利用者が分け合って使う仕組みなので、利用者が増える時間帯には通信が混み合って不安定になる場合があります。

データ通信の利用者が特に多い時間帯は、通勤・通学が重なる朝や夕方、昼休憩が重なる正午前後など。メールなどテキストのみのやり取り程度であれば快適に利用できるものの、動画を視聴したりゲームをプレイしたりするときなどは、通信速度が遅いと感じやすいため留意しておきましょう。

キャリアメールを使用する場合は料金が発生する

大手キャリアから格安SIMに乗り換える場合、「◯◯◯@docomo.ne.jp」「◯◯◯@au.com」「◯◯◯@softbank.ne.jp」などのキャリアメールはメール持ち運びサービスを利用することで引き続き使用できます。ただし、事前に申し込む手間があるほか、サービスの利用料として月額300〜400円かかるのが注意点です。

過去のメールを見返す必要がない方や、キャリアメールで登録したサービスの変更が面倒に感じない方は、無料のメールアドレスを利用してみてください。無料のメールアドレスは、Googleが提供するGmailや、Yahoo! JAPANが提供するYahoo!メール、Microsoftが提供するoutlook.comなどがあります。これまでキャリアメールを使用していた方は、メールが使えなくなる前に新たなメールアドレスを取得するのがおすすめです。

LINEアプリの一部機能が使えないことも

LINEアプリのほとんどの機能は問題なく利用できますが、格安SIMによっては年齢確認に対応しておらず、一部機能が使えないため注意が必要です。年齢確認ができない場合、ID検索・電話番号検索での友だち追加や、オープンチャットの一部機能を使えません。

すべての機能を使いたい方は、LINEアプリの年齢確認ができる格安SIMを契約するのがおすすめです。また、現在契約している通信サービスが年齢確認に対応している場合は、格安SIMに乗り換える前に年齢認証を完了させておきましょう。

地方エリアによっては5Gに対応していないことも

次世代の移動通信システム「5G(5th Generation)」は、4Gに比べて高速かつ大容量で通信ができるほか、低遅延で、より多くのデバイスの同時接続にも対応しています。2020年から5Gサービスが開始され、2022年度末時点で全国の5G人口カバー率は96.6%です。

ただし、MVNOによっては5Gに対応していない場合があります。また、5Gに対応しているプランであっても、5Gが利用できるエリアに限りがあるので注意が必要です。

自分で契約する必要がある

格安SIMを提供している通信事業者は店舗を設けず、サポートをネットに限定して費用を抑えているところが多いため、自分でオンライン契約を結ぶ形式が主流です。対面でプランの内容を相談したり、細かな手続きをスタッフに任せたりできないので注意が必要。細かな手続きが苦手で不安を感じる方は、実店舗を設けている通信事業者で契約するのがおすすめです。

店舗が少なく大手キャリアと比べてサポートが手薄な場合も

格安SIMを提供している通信事業者は実店舗が少なく、オンラインでのサポートに対応しているところが多い傾向にあります。大手キャリアに比べると、サポートが手薄な場合もあるため留意しておきましょう。

オンラインサポートは専用サイトのチャットやメール、電話で受け付けているのがポイント。契約前の相談はもちろん、契約後のトラブル対応にもスムーズに対応してくれるかチェックしておくのがおすすめです。

初心者向け格安SIMの選び方

SIMの種類をチェック

ネットのみの利用ならデータSIM

データSIMとは、モバイル回線を利用してデータ通信できるSIMカードを指します。Wi-Fi環境がなくても、ネットに接続できるのが特徴。電話回線を利用した音声通話には対応していないものの、料金が安い傾向にあるため予算を抑えられるのが魅力です。

すでに電話できるメインのスマホを所有していて、サブ機として2台目以降のスマホを所有したい方におすすめ。なお、LINEアプリなどのネット回線を用いた音声通話アプリを使えば、音声通話できるのがポイントです。通常の電話機能を使わない方もぜひチェックしてみてください。

電話もしたいなら音声通話SIM

音声通話SIMとは、電話回線を用いて音声通話ができるほか、データ通信やSMSも利用できるSIMカードのこと。090や080、070から始まる電話番号が登録されています。固定電話・スマホ・公衆電話・IP電話などとの間で、相手の電話番号を指定して相互に音声通話が可能。音声通話アプリと比較して遅延が少なく、クリアな通話がしやすいのも魅力です。

また、データSIMの機能も備えているので、ネットに接続できます。さらに、スマホの電話番号を用いてメッセージをやり取りできるSMSも使用可能。電話番号を使った音声通話の機会が多い方や、メインのスマホとして格安SIMを利用したい方におすすめです。

デュアルSIMを活用するならeSIMも

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1台のスマホに2つのSIMをセットするデュアルSIMを利用したいときは、eSIMを導入するのもおすすめ。デュアルSIMを利用することで、電話番号を用途ごとに使い分けたり、通信障害に備えてサブ回線を所有したり、音声通話用・データ通信用とプランを分けたりできます。

セットする2つのSIMには、eSIM対応の端末であれば、SIMカードだけでなくeSIMも利用可能。eSIMとはスマホにあらかじめチップが内蔵されたSIMで、契約情報をネット経由で書き込めます。実店舗へ出向いたり、SIMカードが送付されるのを待ったりすることなく、オンライン上で手続きできるのがメリットです。

また、SIMカードの紛失・破損といった心配がないのもポイント。さらに、海外でもeSIMは利用できるため、海外旅行や海外出張の機会が多い方にもおすすめです。

月額料金やデータ容量をチェック

格安SIMを選ぶときには、月額料金やデータ容量をチェックすることが大切。月額料金は、データ容量の大きさと、音声通話の有無に応じて設定しています。プランによっては、音声通話を含んでもデータ通信量が1GBなどの小容量であれば月額1,000円以下と非常に安いのがポイントです。

また、データ容量が20GBの場合は3,000円前後、データ通信量が50GBの場合は4,000円前後のプランが多い傾向にあります。データ通信のみのプランであれば、より安い料金で利用可能です。

データ容量の目安は、1GBあたりWebサイトの閲覧が約3400回、HD高画質の視聴が約1.5時間。容量を超えてしまうと通信速度が制限されてしまうので注意しましょう。動画を頻繁に視聴したり、データ容量の大きいアプリゲームをプレイしたりする方はデータ容量の大きいプランがおすすめです。

通信回線・対応エリアをチェック

格安SIMは大手キャリアの回線を借りているので、選ぶときにはどこの回線を利用しているのか確認してみてください。借りている回線は、ドコモ回線・au回線・ソフトバンク回線の3種類です。

通話・通信できるエリアは、MVNOが借りている大手キャリアと同様。例えば、ドコモ回線を借りている場合はドコモが対応しているエリアと同じなので、格安SIMを利用していてもエリアが狭くなることはないのがポイントです。

ただし、大手キャリアの回線によって対応エリアが異なります。現在大手キャリアで契約している方は、同じキャリアから通信回線を借りている格安SIMを選ぶのがおすすめです。

通信速度をチェック

快適なネット環境を実現するためにも、通信速度はあわせてチェックしておきたいポイントです。数値が高いほど通信速度が速く、1000bps=1Kbps、1000Kbps=1Mbps、1000Mbps=1Gbpsに換算されます。

また、端末からネット上にデータを送る「上り速度」、端末がネット上からデータを受け取る「下り速度」があるのも特徴。メール送信やSNS投稿が上り速度、Webサイトの閲覧や動画視聴が下り速度に該当します。上り速度は10Mbps以上、下りは速度は25Mbps以上あれば、大容量データの送信やWeb会議、高画質の動画視聴などを快適に行いやすいのがメリットです。

なお、公式サイトに記載されている通信速度はあくまでも目安で、実測値は利用環境によって変動するため留意しておきましょう。

オプションをチェック

格安SIMは通信事業者によって提供しているオプションが異なるため、自分の使い方に合ったモノがあるか確認してみてください。例えば、多くの通信事業者では通話定額オプションを展開しています。時間内なら何度でも音声通話できるので、頻繁に電話する方におすすめです。

また、端末保証サービスやセキュリティサービスをラインナップしているところも多いのがポイント。子供用のスマホで格安SIMを利用する場合には、有害サイトのフィルタリングやアプリの利用制限などに対応するオプションが適しています。

なかには、対象にしているアプリ・サービスのデータ使用量が、定額料金でノーカウントになるカウントフリーオプションを提供しているのも魅力。データ容量の制限なく、動画や音楽を楽しめるのがメリットです。

家族割や乗り換え割などのキャンペーンをチェック

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格安SIMを利用するときに料金をより安くしたい場合は、お得なキャンペーンもチェックしておくのがおすすめ。大手キャリアのようにMVNOでも家族割や乗り換え割、端末セット割などが提供されています。

家族割は、家族で複数回線を契約すると、2回線目以降の基本使用料が割引されるキャンペーンが主流です。同居している家族だけでなく、別住所に住んでいる家族も対象になる場合があります。

乗り換え割では、ほかの通信事業者に乗り換えることで、キャッシュバックを受け取れるのが魅力。端末セット割が適用されたときは、スマホ代が割引されます。端末によっては2万円以上も安くなる場合があるため、新たなスマホが欲しい方にぴったりのキャンペーンです。

支払い方法をチェック

利用料金の支払い方法は通信事業者によって異なりますが、クレジットカード払いのみに対応しているところが多い傾向にあります。本人名義のクレジットカードのほか、家族のクレジットカードも利用できる場合がありますが、家族関係が証明できる公的書類が必要です。

なかには、口座振替やデビットカードでの支払いに対応している通信事業者もあります。ただし、契約できる格安SIMに限りがでてしまう点には留意しておきましょう。

iPhoneを使いたいなら対応機種の確認を忘れずに

格安SIMでiPhoneを使用したい方は、各通信事業者の公式サイトで対応機種を必ず確認しておきましょう。iPhoneのシリーズによっては、動作確認が完了していない場合があるため注意が必要です。

特に、古いまたは新しいシリーズは、動作確認ができていないことが多い傾向にあります。確実にiPhoneを使いたい方は、格安SIMとセットで購入するのがおすすめです。

大手キャリアから格安SIMに乗り換える方法

格安SIMのプランを決める

格安SIMはプランによってサービス内容や月額料金が異なるので、各社のプランをしっかり確認して、自分に合うモノを決めることが大切。普段のスマホの使い方を考慮しながら選ぶのがおすすめです。

電話を利用する方は、音声通話SIMが含まれているプランを必ず利用しましょう。また、頻繁に電話をかける場合は、指定の時間内であれば通話し放題のオプションを追加してみてください。

データ容量は、1GB程度の小容量プランから50GB以上の大容量プランまで、細かく設定されていることが多いのがポイント。現在のデータ使用量をチェックしておくと、データ容量をスムーズに決められます。さらに、データ容量を家族間でシェアできるプランもあるのが魅力。予算もしっかり考えたうえで、自分に適したプランを探してみてください。

使用するスマホを決める

格安SIMに乗り換えたときに使用するスマホを決めておきましょう。現在所有しているスマホをそのまま使う場合は、動作確認が済んでいるか乗り換え先の公式サイトで確認するほか、必要であればSIMロックを解除したりMNP転出手続きを行なったりします。端末費用がかからないことに加えて、電話帳や写真などの端末データをそのまま使えるのがメリットです。

新しい端末にする場合は中古スマホ販売店や通販サイト、家電量販店などで購入できますが、特に乗り換え先が展開しているスマホから選ぶのがおすすめ。端末セット割のキャンペーンを提供していることが多く、お得にスマホを購入可能です。

SIMロックの解除

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大手キャリアで購入したスマホを使用し続けたいときは、SIMロックの解除が必要な場合があります。2015年5月以降から2021年10月以前に購入したスマホで、スマホを購入したキャリア回線と、乗り換え先のキャリア回線が異なるときはSIMロックを解除してもらいましょう。

SIMロックとは、契約したキャリアのSIMカードしか利用できないように制限されていること。SIMロックを解除することで、格安SIMを使えるようになります。

SIMロックの解除は契約しているキャリアによって異なりますが、店頭に足を運んでスタッフに解除してもらう方法と、各キャリアのウェブサイトから自分で解除する方法が主流。自分で手続きするのが不安な方は店頭での解除、店舗に持ち込む手間を省きたい方はオンラインでの解除がおすすめです。

利用しているサイトなどのメールアドレスを変える

現在使用しているキャリアメールを乗り換えたあとに使わない方は、利用サイトの登録情報にキャリアメールを登録している場合、メールアドレスを変更しておきましょう。事前に対応していないと、メールアドレスを変更できないこともあるので注意が必要です。

キャリアメールを使わないときは、無料で登録できる「@gmail.com」「@yahoo.co.jp」「@outlook.com」などのフリーメールを使用するのがおすすめ。なお、現在では有料のメール持ち運びサービスを利用することで、乗り換え後も引き続きキャリアメールを使えます。メールアドレスを変更する手間を省きたい方は、利用を検討してみてください。

電話番号をそのまま使いたい場合はMNP転出手続きをする

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現在の電話番号をそのまま使いたい場合は、MNP転出手続きを行います。MNPとは「Mobile Number Portability」の略称で、電話番号を変えずにほかの通信事業者に乗り換えられる制度です。

MNP転出手続きは、「ツーストップ方式」「ワンストップ方式」の2種類があります。ツーストップ方式は、移転元にMNP予約番号の発行を申請し、番号をもらってから、移転先に番号を伝えて手続きするのが特徴。MNP予約番号には有効期限があるため、期限内に手続きを完了することが重要です。

ワンストップ方式は、移転先でMNPワンストップを申し込み、移転元で転出手続きや解約手続きを行い、再度移転先ですべての手続きを完了させます。なお、移転元・移転先のどちらもワンストップ方式に対応している必要があるほか、オンライン申し込みのみなので留意しておきましょう。

乗り換え先のMVNOに申し込む

契約者名義のクレジットカードや契約者本人の確認書類、メールアドレス、MNP予約番号などを用意したら、乗り換え先のMVNOに申し込みます。公式サイトで申し込みページを探し、契約したいプランを選んで必要事項を記入していきましょう。

SIMカードまたはeSIMも選ぶのもポイント。多くのMVNOはわかりやすいサイトに設計されているため、初めての方でも安心して申し込みできます。

SIMカードが届いたらスマホに挿して開通手続き・APN設定を行う

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申し込みが完了して不備がなければ、3日〜1週間ほどでSIMカードが届きます。スマホにSIMカードを挿入して、開通手続きやAPN設定を行いましょう。なお、eSIMで契約した場合は、SIMカードが届くのを待たずに開通手続きと、APN設定を行えます。

Wi-Fi環境を用意しておくのもポイント。開通手続きは、公式サイトの専用ページから、または電話で行えます。続いてはAPN設定です。APN設定をすることで、ネットに接続できるようになります。設定方法は機種や通信事業者によって異なるので、公式サイトなどで確認しながら進めてみてください。