カカオ豆を砕いてチップ状にした「カカオニブ」。かすかな酸味とほろ苦い味わい、ナッツのような歯応えのある食感を楽しめます。ポリフェノール・ミネラル・ビタミンを豊富に含んでいるのも魅力です。

そこで今回は、おすすめのカカオニブをご紹介します。有機栽培されたカカオ豆を使っている商品や、希少品種「クリオロ種」のみを使用しているモノまで幅広くピックアップしているので、参考にしてみてください。

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カカオニブとは?

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カカオニブとは、カカオ豆を発酵、乾燥させてから細かく砕き、胚芽と外皮を取り除いたモノのことです。ビターチョコレートを思わせる苦みや香り、カリカリとした歯応えが特徴。シリアルに加えたりコーヒーに混ぜたり、さまざまなアレンジも可能です。

ポリフェノール・マグネシウム・カテキン類を含んでおり、なかでもカテキンは緑茶の約4倍入っているとされています。不溶性食物繊維の一種「リグニン」や、カカオ特有の苦みや香りのもととなっている「テオブロミン」などを含んでいるのもポイントです。

砕かないと食べられないカカオビーンや、ドリンクやスイーツにしなければ食べにくいカカオパウダーと異なり、手軽に取り入れやすいので便利。ヨーグルトやアイスにトッピングするのはもちろん、そのままでも食べられます。日々のスイーツや間食に加えるだけで、簡単にカカオの栄養をとれる商品です。

カカオニブの選び方

品種・産地をチェック

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カカオニブを作るためのカカオ豆には、大きく分けて「クリオロ種」「フォラステロ種」「トリニタリオ種」の3種類があります。「クリオロ種」はフルーティーな香りとやわらかな苦みが特徴。味と香りのよい高品質な豆ですが、病気や害虫に弱く生産が難しい希少品種です。

「クリオロ種」のみを使用したカカオニブはワインのような芳醇な香りと酸味があり、そのままでも美味しく食べられるのが魅力。「フォラステロ種」は病害抵抗力が高く生産性に優れていますが、苦みと渋みの強い品種です。「トリニタリオ種」は「クリオロ種」と「フォラステロ種」を交配させて誕生した品種で病害虫に強く、酸味と渋みがあります。

カカオ豆の産地はガーナやペルーなど、さまざま。なかでも、ペルー産のカカオ豆は発酵の香り高さと酸味の強さが特徴で人気です。品種や産地によって味わいが変わるので、購入する際にチェックしてみてください。

容量をチェック

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カカオニブの容量は商品ごとに異なります。50gと手頃な量から10kgの大容量まで、さまざまなメーカーからさまざまな容量のモノが販売されているので、購入する際は使用する量に合わせて選ぶのがおすすめです。

加熱処理の方法をチェック

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カカオニブの加熱処理方法は、焙煎の有無によって異なります。一般的なのは、カカオ豆を発酵・乾燥させたあとに、焙煎してから砕く方法です。なかには、奥深い味わいを引き出すために自家焙煎にこだわっているメーカーもあります。

もうひとつは、焙煎せず生のまま、もしくは低温で時間をかけて加工する「ローカカオニブ」と呼ばれる方法です。焙煎しないことで栄養価を損ないにくいというメリットがあります。また、焙煎によって引き出された味わいではなく、カカオ本来の風味を楽しめるのも魅力です。

カカオニブの栄養価を重視する方は、「ローカカオニブ」と表記されている商品がおすすめ。加熱処理の仕方によって栄養価だけでなく風味も異なるので、購入する際はチェックしてみてください。

チャック付きのパッケージだと便利

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保存しやすさを重視するなら、袋にチャックが付いているモノがおすすめです。スムージーやヨーグルトに加える場合、1回に使用する量はティースプーン2杯分に相当する6g程度なので、少量ずつ使うことになります。

カカオニブは1袋を一気に使い切らず、複数回に分けて使用することが多いため、手間をかけずに保存できるような袋が便利です。特に、開け閉めしやすいチャック付きなら、食べる際の準備や後片付けもスムーズに行えます。

カカオニブのおすすめ

アリサン 有機カカオニブ

アリサン 有機カカオニブ

オーガニック食材を取り扱っているメーカーの有機カカオニブです。発酵させるために数日間寝かせたカカオ豆を砕いて、胚芽と外皮を取り除いています。かすかな酸味のある、ほろ苦い味わいが特徴。カリカリとした歯応えで、お菓子作りにも重宝します。

カカオはポリフェノール・ミネラル・ビタミン・食物繊維などを豊富に含むとされる食材。原材料にはペルー産の有機カカオを使用しています。内容量は100g。量が多すぎないので、試しにカカオニブを使いたい方にもおすすめです。

ココナッツキュア ココキュア 100%オーガニック カカオニブス

ココナッツキュア ココキュア 100%オーガニック カカオニブス

複数の有機認証を取得しているカカオニブです。「有機JAS」はもちろん、アメリカのUSDA ORGANIC認証、有機認証のなかでも厳しい「ヨーロッパ有機認証」も取得しています。製造元であるフィリピンの農家と協力して開発と製造を行った、オーガニックのカカオニブです。

ヨーグルトやアイスに加えるのはもちろん、そのままでも食べられます。手軽に扱えるため、普段の生活に取り入れやすいのも便利。砂糖は使用せず100%カカオでできており、糖質もゼロです。

カルシウム・マグネシウム・亜鉛・鉄といったミネラル類のバランスがよく、ポリフェノールも豊富に含むと謳われています。内容量は1kg・3kg・10kgの3種類。複数の機関から認証されているオーガニックのカカオニブを探している方におすすめです。

本気モード カカオニブ

本気モード カカオニブ

ガーナ産のカカオニブです。ビターチョコレートのようなほろ苦さと芳醇な香り、ほのかな酸味を楽しめます。ナッツのような食感で、おやつ感覚で食べられるのが魅力。カカオニブはカカオに含まれるポリフェノールやカテキン類を簡単に摂取できます。

ミルクティーやコーヒーに混ぜたり、アイスやヨーグルトにトッピングしたり、さまざまな食べ方が可能です。オートミールやドライフルーツとも相性がよく、一緒に食べるのもおすすめ。クッキー・マフィン・スコーンなどの甘い焼菓子にトッピングすると、ほのかな苦みが適度なアクセントを与えます。

内容量は500gで、賞味期限は製造より365日。保存しやすいチャック付きの袋に入っています。取り扱いやすいカカオニブを探している方は、チェックしてみてください。

戸倉商事 ママパン 有機JAS オーガニック カカオニブ

戸倉商事 ママパン 有機JAS オーガニック カカオニブ

有機栽培されたペルー産カカオ豆を使用したカカオニブです。病害に弱く生産が難しい希少な品種「クリオロ種」のカカオ豆を使用。フルーティーな香りとマイルドな苦みが特徴で、世界中のパティシエから人気の高い品種です。「クリオロ種」を70%配合し、ほかに「トリニタリオ種」と「フォラステロ種」をバランスよくブレンドしています。

細かく砕いているので、普段の食事に取り入れやすいのも魅力。オーブンで軽くローストすると食感がよくなり、サラダなどのアクセントとしても使えます。ローストすることで香ばしさが引き立ち、アイス・ヨーグルト・シリアルに加えるのもおすすめ。お菓子やパンに練り込んでも美味しく食べられるため、さまざまな料理に活用できます。

内容量は500gで、簡単に開け閉めできるチャック付き袋入り。保存しやすいのも便利です。複数の品種をバランスよく配合したカカオニブが気になる方は、チェックしてみてください。

シェフズチョイス オーガニック ローカカオニブ

シェフズチョイス オーガニック ローカカオニブ

非加熱製法で作られたカカオニブです。クリオロ種のカカオ豆を使用。カカオニブの風味と栄養素を残すために、特殊低温発酵を採用しています。マグネシウム・カルシウム・亜鉛・鉄などのミネラルを含む食材。カカオ本来の風味を楽しめる、食べやすい味わいに仕上げています。

ダークチョコレートのような苦みと甘みのハーモニーがポイント。カリカリとした食感はそのまま食べても美味しく、スイーツなどのトッピングにも重宝します。シリアル・スムージー・ヨーグルト・アサイーボウルなど、さまざまな料理にアレンジが可能です。

普段の朝食やおやつにも手軽に取り入れやすいのも便利。原材料には有機カカオ豆を100%使用しています。内容量は300gと1kgの2種類。食べやすいカカオニブを探している方におすすめです。

サンタローサ 幸せの有機 ローカカオニブ

サンタローサ 幸せの有機 ローカカオニブ

低温加工で作られたカカオニブです。カカオの高い栄養価を損なわないように、焙煎は行わず、時間をかけて低温で加工しています。焙煎によって引き出された風味ではなく、カカオ本来の味わいを楽しめるのも魅力。砂糖を使用していないのでチョコレートのような甘さはありませんが、食べるとくせになるビターな味わいです。

カカオ生産量の1%以下といわれている貴重な品種「クリオロ種」のみを採用。苦みの少ないマイルドな味わいと、香ばしい上品な香りが特徴の品種です。有機JAS認証を取得しているペルー産オーガニックカカオ豆を100%使用しています。

そのまま食べるとカカオならではの酸味と香りを味わえますが、苦みが苦手な方ははちみつなどで甘みを加えるのがおすすめ。クッキーやケーキなど、お菓子作りの素材としても活用できます。低温加工で作られたカカオニブが気になる方は、チェックしてみてください。

スーパーフーズトレーディング オーガニッククリオロカカオニブ

スーパーフーズトレーディング オーガニッククリオロカカオニブ

ペルーで有機栽培されたカカオ豆を使用したカカオニブです。栄養価を損なわないために、45℃の低温で加工しています。低温加工することで、やさしい苦みの風味豊かな味わいに仕上げているのがポイント。内容量は100gで、賞味期限は24ヵ月です。

甘味料・砂糖・乳製品は使用しておらず、カカオ本来の濃厚な味わいを楽しめます。欧米の高級チョコレートにも使用されている高品質な希少品種「クリオロ種」のカカオ豆のみを使用。口の中でウイスキーやワインを思わせる芳醇な香りと酸味が広がります。

ナッツのような歯応えのある食感がアクセントになり、スムージー・アイス・グラノーラ・サラダなど、さまざまな料理のトッピングにもぴったり。加熱しても溶けないので、パンケーキなどを作る際の素材としても重宝します。そのままでも美味しく食べられるカカオニブを探している方はチェックしてみてください。

Q美ワールド プレミアム ロウ カカオニブ

Q美ワールド プレミアム ロウ カカオニブ

ペルー産のカカオ豆を使用したカカオニブです。カカオ豆のなかでも特に高品質とされているペルー産は、酸味が強く香り高いのが特徴。病害抵抗力が低く生産が難しい貴重な「クリオロ種」のカカオ豆を採用しています。苦みの少ないマイルドな味わいの品種です。

カカオニブは苦みや香りのもとになっているカフェインに似た成分「テオブロミン」や、不溶性食物繊維の一種「リグニン」を含んでいます。

合成肥料や農薬は不使用。原料の輸入元でチェックするだけでなく、国内の自社工場で輸入後に再度確認するなど、品質にこだわっています。高品質なオーガニックのカカオニブを探している方はチェックしてみてください。

サンフード スーパーフーズ(Sunfood Superfoods) オーガニック カカオニブス

サンフード スーパーフーズ(Sunfood Superfoods) オーガニック カカオニブス

ペルー産有機カカオ豆を使用したカカオニブです。テオブロミン・ポリフェノール・ビタミン・ミネラルを含んでいます。香り高く、深みのある味わいが特徴。使用している品種は「クリオロ種」で、内容量は227gです。

歯応えのある食感がアクセントになり、スムージーやヨーグルトにもよく合います。デザートなどの甘いモノに加えることで、カカオ本来の風味がより引き立つのも魅力。幅広い料理に合わせやすいのはもちろん、そのままでも美味しく食べられます。スナック感覚で食べられるカカオニブを探している方は、チェックしてみてください。

TIMELESS 自家焙煎カカオニブ

TIMELESS 自家焙煎カカオニブ

自家焙煎で作られたカカオニブです。カカオ豆を自家焙煎することによって、より奥深い味わいに仕上げています。カカオ豆はガーナ産のモノを使用。アイスやヨーグルトにかけたり、サラダやシリアルにトッピングしたり、さまざまな食べ方で楽しめます。

はちみつやチーズとも相性がよく、合わせて食べるのもおすすめ。幅広いアレンジを楽しめるのはもちろん、そのままでも美味しく食べられます。内容量は50g、賞味期限は製造より1年です。焙煎にこだわったカカオニブが気になる方は、チェックしてみてください。

カカオニブを使ったおすすめレシピ

カカオニブ・グラノーラ

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朝食にぴったりの、カカオニブとグラノーラを使用したレシピ。皿に好みのグラノーラとカカオニブを盛って、ヨーグルト、もしくは牛乳をかければ完成です。

グラノーラにカカオニブを加えることで、歯応えのある食感をプラスできます。カカオニブをかむと口の中に広がる、カカオの苦みと香りが魅力。朝食にも食べやすい、さっぱりとした味わいのレシピです。

サブレカカオ

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カカオニブの苦みと食感を楽しめるアイスボックスクッキーです。すり混ぜたバターに、粉砂糖・牛乳・アーモンドプードルをミックス。小麦粉とココアを合わせてひとまとめにし、冷蔵庫で冷やします。

扱いやすい硬さになるまで冷やしたら、棒状に成形。まわりにカカオニブをまぶして、生地に軽く押し込んでおきます。スライスしても形が崩れないように半冷凍にしてから、グラニュー糖をまぶして厚さ1cmほどにカット。天板に並べて170℃で15分程度焼いたら完成です。

カカオニブ・マスタード・ドレッシング

By: dandelionchocolate.jp

スパイスの代用として、カカオニブを使用したドレッシングです。ペッパーミルなどでカカオニブを細かく挽いておきます。次に、粒マスタード・酢・オリーブオイル・塩・砂糖を混ぜ合わせて作ったドレッシングに、細かく挽いたカカオニブを投入。サラダの上からかけたら完成です。

野菜のやわらかな歯触りに、カカオニブのカリカリとした食感がアクセントを与えます。特に、レタスなど葉物と相性のよいドレッシングなので、試してみてください。

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