キャンプやバーベキューなどで快適な空間を作れる「タープ」。テントや車と連結させたり単体で使ったりしながら、日差しや雨風をしのげる人気グッズです。種類・サイズ・機能性などさまざまなので、どれを選べばよいか迷う方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、タープのおすすめアイテムをご紹介します。選び方のポイントも併せて解説するので、キャンプスタイルに合ったタープを見つけてみてください。
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- 目次
- タープのおすすめブランド
- タープのおすすめ|1〜2人向け
- タープのおすすめ|3〜5人向け
- タープのおすすめ|大人数向け
- タープとテントの違いとは?
- タープの種類
- タープの選び方
- タープの売れ筋ランキングをチェック
タープのおすすめブランド
スノーピーク(snow peak)
「スノーピーク」は、1958年に創業したアウトドア用品メーカーです。新潟県三条市の丘陵地帯に本社を構えており、広大な自然とキャンプを楽しむユーザーと向き合いながら独創的な製品を生み出しています。
スノーピークのタープは、日本の気象条件に適したファブリックを採用しており、雨や日差しをブロックする加工を施したり風に強い縫製技術を用いたりしているのが特徴。タフな環境でも快適に過ごしやすいモデルが数多く揃っています。
コールマン(Coleman)
「コールマン」は、1901年にアメリカで誕生した老舗キャンプ用品ブランドです。テント・チェア・テーブル・調理器具・収納グッズなど、多彩なラインナップが特徴。100年前のランタンが現在でも使えると謳うほど、優れた品質やアフターサービスも魅力です。
コールマンのタープは、ヘキサタープやスクリーンタープが人気。単体使いはもちろん、コールマンのテントと組み合わせればおしゃれで機能的なキャンプサイトを演出できます。設営も簡単なため、初心者から上級者までぴったりなモデルを見つけやすいのがメリットです。
ロゴス(LOGOS)
「ロゴス」は、1985年に設立した日本発のアウトドア総合ブランドです。「海辺5メートルから標高800メートルまで。」と謳うほど、幅広いジャンルのアイテムを展開。世代や性別を問わず使いやすいアウトドアグッズが多数揃っています。
ロゴスでは、UVカット率や遮光性に優れたタープを展開。日焼けや熱中症対策に役立つため、暑い季節のアウトドアやレジャーで活躍します。また、ソロ・ツーリングキャンプからファミリー・グループキャンプまで、シーンに合わせて選びやすいのもポイントです。
タープのおすすめ|1〜2人向け
コールマン(Coleman) パーティーシェードライト 300+ 2000038151
遮光性に優れたダークルームテクノロジーを採用したワンタッチタープです。日光の透過を90%ブロックすると謳っており、タープ内の温度上昇を抑制。涼しく快適な空間作りをサポートします。暑い季節のアウトドアにおすすめです。
上部にはベンチレーションを搭載しており、風を効果的に逃がすのがポイント。2段階の高さ調節も行えるなど、風の強さや用途に応じて使いやすい設計です。
フレームには、軽量で丈夫なアルミを採用。扱いやすく自立式なので、ひとりでも簡単に設営できます。使用時のサイズは約300×300×230cm。家族やグループでのキャンプにぴったりのモデルです。
ロゴス(LOGOS) ソーラーブロック Qセットタープ220 71661022
わずか2分で組み立てられると謳っているワンタッチタープです。ネジや金具がなく、一体型フレームを広げて生地を被せて留めるだけで完成します。高さを230cm・215cm・151cmの3段階に調節できるため、ロースタイルキャンプにもおすすめです。
本製品は、テント内の空気を外部に逃がす「VENT TOP SYSTEM」を搭載。突風が吹いても、タープの浮き上がりを抑えられるのがメリットです。また、着脱式のランタンフックが付属。天井にネジ式のフックを取り付ければ、ランタンを吊り下げられます。
内側の生地に、ソーラーブロック加工を施しているのも特徴。UVカット率99.9%以上・遮光率100%と謳われています。日陰と日向で最大15℃程度の温度差を生み出すため、快適に過ごしやすいのがおすすめのポイントです。
テンマクデザイン(tent-Mark DESIGNS) ツーピークキャビンタープ
コットン混紡生地を採用したスクエアタープです。火の粉が舞っても穴が開きにくい丈夫さが特徴。水に濡れると繊維の糸が拡張して目が詰まるため、防水性が高いのもポイントです。さらに、遮光性に優れているので、夏は涼しさ、冬はあたたかさをサポートしながら結露を予防できます。
使用時のサイズは約380×380cmと、2人程度で楽しむのにぴったり。収納ケースが付属しているため、コンパクトにまとめられます。焚き火やバーベキューなど、火を扱いたい方におすすめです。
DD Hammocks DD Tarp 3×3
300cm四方のスクエアタープです。素材には190Tポリエステルを採用しており、耐水圧3000mmのコーティングを施しているのがポイント。耐久性や耐水性に優れているため、効果的に雨や日差しをブロックします。
19個の取り付けポイントを設けているので、さまざまなアレンジが可能。木・枝・ポールなどを活用しながら、シーンに応じたフォルムに張れるのが魅力です。また、「DD Hammocks」のハンモックと併用することもできます。
重さが790gと軽量で、コンパクトにまとめられるため持ち運びに便利。クッキングスペースやワークスペースの確保など幅広い用途で活躍するので、汎用性の高いモデルを探している方におすすめです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) クイックシェード300UV-S M-3281
フレームに、強度の高いスチールを使ったワンタッチタープです。錆びや傷に強いパウダーコーティング塗装を施しているのがポイント。タフな設計で、長く愛用しやすいのも魅力です。
フライシートには、耐摩耗性に優れたポリエステル150デニールを採用。表面にはUV-PROTECTION加工、裏面にはシルバーコーティング加工を施しています。紫外線を99%カットすると謳っており、日差しが強い季節も安心して使いやすい仕様です。
フレームを広げて、フライシートをセットするだけで簡単に設営可能。使用時のサイズは約幅300×奥行300cmで、3段階に高さを調節できます。また、持ち運びに便利なキャスターバッグが付属。アウトドアシーンだけでなく、運動会などのイベントにもおすすめです。
モンベル(mont-bell) マルチシェード S 1122748
人気メーカー「モンベル」の半自立式タープです。フレームを組み立ててタープを被せるだけなので、設営や撤収が簡単。ひさしを片側だけ閉じてプライベート空間を作ったり両側を閉じてシェルターとして使ったり、幅広い使い方ができるのがおすすめポイントです。
素材には、68デニール・ポリエステル・リップストップを使用。耐水圧1500mmのウレタンコーティングや難燃加工を施しているため、急な天候変化や焚き火にも対応できるのが魅力です。
タープ本体の両サイド上部には、換気用のメッシュ窓を配置。壁を作っても、優れた通気性を発揮します。また、アルミニウム合金製のポールが付属。軽量コンパクトにまとめられるので、持ち運びもスムーズに行えます。
ロゴス(LOGOS) neos ミニバンリビング-BB 71805056
多様なミニバンに対応するカーサイドタープです。吸盤を車体後方に取り付けて、裾をペグで固定するだけと簡単に設営可能。リビングスペースから海水浴などの着替えまで、手軽にプライベート空間を確保できます。
吸盤は設置位置を調節しやすく、ロープも長さを変えられるコードロックを採用。ひとりでも楽にセッティングできるので初心者にもおすすめです。
シートは、難燃性ポリタフタを使用。「米国基準CPAI-84」適合の難燃加工のため、近くで焚き火やバーベキューを楽しみやすいのがメリットです。さらに、防水・撥水・UVカット・エンボス加工を施しているのもポイント。快適なアウトドアライフをサポートします。
本製品は、両方向からファスナーが開けられる収納バッグが付属。出し入れしやすく、持ち運びにも便利です。
オガワ(ogawa) カーサイドタープAL-ll 2334000080
バックドアにもリアゲートにも取り付けられるカーサイドタープです。左右3箇所ずつにレザーパッチを搭載しており、簡単に取り付け幅が調節可能。使用時のサイズが幅250×奥行250×高さ220cmで、車高170~200cm程度の車両に適しています。
天井中心部には、ループが付属。ランタンなどの照明器具を吊り下げられるのがポイントです。メッシュ窓には開閉できるフラップが付いているので、外の景色を楽しみながら開放感を得られます。
また、重さが約2kg、収納サイズが58×13×13cmとコンパクトなので、収納や持ち運びしやすいのがメリット。使い勝手のよいモデルを選びたい方におすすめです。
キングキャンプ(KingCamp) カーサイドタープ KT2004
使用時のサイズが315×215×190cmのカーサイドタープです。SUVからミニバンまで幅広い車種に対応しており、バックドアにもリアゲートにも取り付け可能。タープ単体としても使えるなど、汎用性に優れているのが魅力です。
生地には耐水加工・UVカットを施しているので、雨や紫外線を予防可能。縫い合わせ部分は、シームテープで防水処理を施しています。また、2重メッシュ窓を搭載しているため、通気性に優れているのもポイントです。
車体へは、プラスチック製のフックで取り付ける仕様。傷を予防しながら、しっかり固定できます。バーベキューやレジャーにも使いやすいモノを選びたい方におすすめです。
タープのおすすめ|3〜5人向け
コールマン(Coleman) XPヘキサタープ MDX 2000028621
クロスポールで簡単に設営できるヘキサタープです。クロスポールは、シングルロープでスムーズにセットアップできるのがポイント。また、クロスポールを広げるだけで高さ調節も可能です。
サイドポールが標準で搭載されており、さまざまな設営バリエーションを楽しめます。素材にはUVカットや防水加工を施しており、紫外線や雨をガード。シームシールもあしらっているため、雨の侵入を予防します。
収納時のサイズは約長さ74×直径18cm。キャリーバッグが付属しているので、持ち運びや保管に役立ちます。使い勝手がよく、初心者にもおすすめです。
コールマン(Coleman) タフスクリーンタープ 400 2000031577
ひとりでも設営しやすい、アシスト機能を搭載したスクリーンタープです。アシストクリップにメインポールを挿し込み、シェードスキンを立ち上げるだけでセットアップが可能。テントと連結できるジョイントフラップが付属しており、さまざまなスタイルを楽しめます。
メインポールは、アルミ合金を採用。風が強い日でも、優れた強度や安定感を発揮します。また、サークルベンチレーションシステムを搭載。室内の空気循環を促し、快適な環境作りをサポートします。
耐水圧が約2000mmと防水性に優れているのがポイント。UVカット機能も備えており、天候や季節を問わず活躍します。組み立てやすいモデルを探している方におすすめです。
ロゴス(LOGOS) Black UV ヘキサタープセット M 71902012
ブラックカラーがおしゃれなヘキサタープです。本製品はUVカット率96.5%、遮光性99.2%を謳っています。日差しが強い季節でも使いやすいのがポイント。耐風性にも優れており、アレンジが自在でフレキシブルな張り方を楽しめます。
コーナー部分に補強加工を施した丈夫な設計を採用。対応人数は4人で、ファミリーキャンプにぴったりです。専用の収納バックが付属しているため、持ち運びにも便利。比較的価格がリーズナブルなので、手軽に購入しやすいモデルを探している方におすすめです。
ディーオーディー(DOD) いつかのタープ TT5-631
オールインワンタイプのヘキサタープです。タープ本体のほかに、ペグ・ロープ・ポール・キャリーバッグ・延長ベルトが付属。買い足しをせずに済むため、はじめてタープを購入する方におすすめです。
各頂点にグロメットを配置しており、ポールを追加すれば影面積を拡張可能。ポールは長めに設計しているため、開放感と扱いやすさのバランスに優れています。生地には厚みのある150Dポリエステルを採用しており、遮光性を高めているのがポイントです。
収納袋にはコンプレッションベルトを搭載しているので、コンパクトに持ち運びが可能。タープ下にテーブルを置いて、複数人でゆったりくつろぐのにぴったりです。
スモア(S’more) Tarppi R-400
肌触りが滑らかなポリコットン製のタープです。PUコーティングを施していないので、通気性を確保しているのが特徴。夏は涼しく、冬はあたたかく過ごしやすいのが魅力です。
防水・防カビ加工を施しているため、急な天候変化に対応しながら衛生的に使いやすいのがメリット。また、UVカット加工もあしらっており、UPF50+と紫外線を効果的にカットします。
展開時のサイズは約400×260cm。ガイロープ・ポール・ペグ・収納袋が付属しています。ナチュラル感のあるおしゃれなデザインなので、見た目にもこだわりたい方におすすめです。
フィールドア(FIELDOOR) レクタタープ TC
サイズが約435×500cmのレクタタープです。有効面積が広いため、開放的な空間で4~6人がゆったりくつろげるのが魅力。手持ちのテントやポールと併用すれば、キャンプスタイルに応じてレイアウトできて便利です。
素材には、遮光性・難燃性・耐久性に優れたポリコットンを採用しています。撥水・防カビ加工も施しているため、さまざまな天候やシーンで活躍。焚き火やバーベキューといった、火を扱う場面でも安心して使いやすいのがメリットです。
軽量コンパクトにまとめられるうえ、収納バッグも付いているため持ち運びが簡単。シンプルで使い勝手のよいモデルを選びたい方におすすめです。
タープのおすすめ|大人数向け
スノーピーク(snow peak) HDタープ シールド・レクタ M Pro セット TP-841S
8箇所にサブポールと張り網用のグロメットを搭載した、レクタ型のスクエアタープです。用途や好みに合わせて、さまざまなバリエーションで設営できるのが魅力。衝撃を効率よく逃がす構造を採用しており、強度に優れています。
本製品は防水性が高いのもポイント。稜線部の剥ぎ目をオフセットしているため、雨水が円滑に流れ落ちる仕様です。また、遮光効果が期待できるシールド加工が施されているのもポイント。体感温度を軽減しながら、快適な空間作りをサポートします。
本製品は6人用のMサイズですが、8人用のLサイズもラインナップ。広いリビングスペースを作りたい方におすすめです。
スノーピーク(snow peak) アメニティタープヘキサLセット TP-851SR
ファミリーキャンプや友人との団らんにおすすめのヘキサタープです。サイズが1220×780cmと大きく、大人数でもゆったりくつろげます。ポールとペグがセットなのですぐに使えるうえ、設営が簡単なのが魅力です。
素材は、撥水加工を施した210Dポリエステルオックスを採用。耐水圧が1800mmミニマムと、防水性にも優れています。さらに、UVカット機能を有しており紫外線を予防可能。風にも強い設計のため、天候を気にせず使いやすいのがポイントです。
付属のコネクションテープを使えば、テントにオーバーラップさせて設営可能。王道で使いやすいモデルを探している方におすすめです。
ロゴス(LOGOS) グランベーシック スペースベース・デカゴン-BJ 71459309
設営時のサイズが約幅610×奥行675×高さ295cmと大型タイプのスクリーンタープです。クイックジョイントを伸ばしたり折りたたんだりするだけで設営や撤収ができる「QUICK SYSTEM」を搭載。設営時間がわずか5分と謳われており、素早く準備できるのが便利です。
独自の「PANEL SYSTEM」により、前面がキャノピーポール2本で簡単に自立可能。交差するフレームがタープ部分を湾曲させるため、水が溜まるのを予防します。さらに、車と接続できるなど、汎用性に優れているのが魅力です。
素材は、独自開発の高機能メッシュ「デビルロックEX」を採用。UVカット率と遮光率が約80%と謳っており、風を通しながら紫外線や虫の侵入をブロックします。防汚性・撥水性・難燃性も備えているため、さまざまなシーンで使えるモノを選びたい方におすすめです。
ヴァストランド(VASTLAND) TCレクタタープ スクエア型 Lサイズ
サイズが約500×500cmのタープです。タープ内の高さや広さを変えたりプライバシー空間を作ったり、アレンジの幅が広いのがポイント。ファミリーキャンプからソロキャンプまで対応できる、汎用性の高さが魅力です。
素材にはポリコットンを使用。生地が厚いため、強い日差しもしっかりブロックします。高い通気性を備えているので、暑い季節も快適に過ごしやすいのが特徴です。また、火の粉が当たっても燃え広がりにくい難燃素材のため、焚き火やバーベキューを楽しみたいときにも活躍します。
ロープや頑丈なスチール製ネイルペグが付属。ゆとりのあるサイズ感の収納袋が付いているため、手持ちのポールなどもまとめて持ち運べます。価格が比較的安くてさまざまなシーンで使えるので、コスパ重視の方におすすめです。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) CSクラシックス ビッグレクタタープUV UA-1078
約600×440×240cmとビッグサイズのスクエアタープです。24個のグロメットとポールにより、多彩なセッティングが可能。大人数にも対応でき、広々としたリビングスペースを確保できます。
両サイドにポールを配置した切妻屋根風を採用しているため、間口が広く使いやすいのがポイント。タープの端を下げて設営すれば、日よけや目隠しとしても活躍します。
収納時のサイズは約66×20×20cmとコンパクト。収納袋が付属しているため、手軽に持ち運びできます。大型モデルを探している方におすすめです。
タープとテントの違いとは?
タープとは、ポールやロープを使って設営する布幕のことです。屋根の役割を果たして、日差しや雨風をしのげるのが魅力。急な天候変化が起こるアウトドアシーンにおいて、快適に過ごしやすい環境を作るのに役立ちます。
タープとテントは、基本的に用途が異なるのがポイント。タープはくつろいだり食事を楽しんだりするリビング・ダイニング用途、テントは寝室の役割を果たします。
タープはテントと違って、四方を囲まれていないのに加えて、グランドシートがないモデルが多いのが特徴。テーブルやチェアを設置すれば、開放的な空間でゆったり過ごせます。
また、単体使いはもちろん、テントや車と連結することで、簡単にリビングスペースを拡張できるのがメリット。キャンプ・バーベキュー・ピクニックなど、さまざまなアウトドアシーンで活躍する便利グッズです。
タープの種類
開放感がある「ヘキサタープ」
タープ本体の形状が六角形(ヘキサゴン)のモノをヘキサタープと呼びます。タープのなかでもベーシックなタイプで、サイズやデザインのバリエーションが豊富。張ったときのフォルムが美しく、おしゃれで開放感のある空間を作れるのが魅力です。
張り方のアレンジが幅広いため、シーンや人数に合わせて日陰の面積を調節できるのがポイント。また、サイドを低めに張れば太陽が傾いても日差しをブロックしやすいうえ、風にも強くなるのがメリットです。
軽量で設営・撤収が簡単なので、初心者にもおすすめ。テントとも組み合わせやすいため、本格的なキャンプサイトを演出するのに役立ちます。ただし、日陰を作り出す面積がほかのタイプより少ないので、張り方に工夫が必要なのがデメリットです。
大人数におすすめの「スクエアタープ・レクタタープ」
四角形のスクエアタープや長方形のレクタタープは、ほかのタイプより生地面積が大きいのが特徴。曲線を描くヘキサタープなどと比べると、日陰面積を広く確保できます。日差しや雨風をしっかり遮りやすいので、優れた居住性を発揮するのが魅力です。
屋根としてだけでなく、折りたたんでテントのように使えるなど貼り方をアレンジしやすいのがポイント。直線的なデザインのため、テーブルやチェアを配置しやすいのもメリットです。
カバー面積が広いうえに大型モデルが多いので、ファミリーキャンプやグループキャンプといった大人数で楽しみたいときにぴったり。居住空間が広くて開放感があるため、自然を満喫しながらゆったりくつろげます。
一方、サイズが大きかったりポールやロープの本数が増えたり、設営や撤収に手間がかかりやすいのが難点。収納サイズも大きくなるので留意しておきましょう。
虫の侵入が気になるなら「スクリーンタープ」
スクリーンタープは、側面に壁を設けたテントのような形状が特徴。グランドシートは付属していませんが、四方を覆うため雨風や虫の侵入をブロック。コットやマットなどを活用すれば、タープ内で寝ることもできます。
メッシュを備えていれば、通気性を確保しながら虫対策に効果を発揮。フルクローズできるモデルなら、まわりからの視線をシャットアウトしてゆったりくつろげるプライベート空間を作れます。
シェルターとしても活躍するのに加えて、テントと連結させればツールームテントのように使えるのがポイント。オールシーズン使えるモデルもラインナップされているため、居住性を重視したい方におすすめのタイプです。
ただし、収納性やアレンジ力が低いのが難点。屋根だけのタープと比べると設営・撤収に手間がかかりやすい点や、開放感を得にくいのもデメリットといえます。
自動車のそばに設営して使う「カーサイドタープ」
カーサイドタープは、自動車のサイドやバッグドアなどに取り付けるタイプです。吸盤やフックなどを使って、簡単に設置できるモデルが多いのが特徴。自動車と一体化させることで、手軽にリビング空間や前室を作れるのが魅力です。
車内を寝室や荷物置き場として活用できて便利。自動車のすぐそばに設営するため、人や荷物の移動もスムーズに行えます。
車中泊・デイキャンプ・タープ泊など、さまざまなキャンプスタイルで活躍します。ただし、設営後は自動車を動かせないので注意しましょう。
簡単に設営できる「ワンタッチタープ」
ワンタッチタープは、4本のポールで自立するタイプです。自立式タープ・ポップアップタープ・簡易テントなどとも呼ばれており、ワンアクションで設営・撤収できる手軽さが魅力。初心者でも扱いやすく、キャンプ・バーベキュー・イベントなど幅広いシーンで活躍します。
基本的にロープを張る必要がないため、コンクリートやアスファルトの上でも設営できるのがポイント。また、バリエーションが豊富でリーズナブルなモデルも多いので、好みや使用シーンに合わせながら気軽に購入しやすいのがメリットです。
一方、ほかのタイプより強度が劣るのがデメリット。突風や横から降りつける雨には弱い面があります。重さがあって収納時のサイズも大きいため、持ち運びにくいのも難点です。
タープの選び方
使用人数に合うサイズかどうか
タープは、使用人数に合ったサイズを選ぶと使い勝手が向上します。ソロキャンプやデュオなら300×300cm程度、3〜5人なら400×400cm程度を目安にするのがおすすめ。グループキャンプなど大人数では、500×500cm以上あると使いやすいのがポイントです。
サイズが大きいほどカバー面積は増えますが、その分収納・持ち運び・設営などの負担も増します。ソロキャンプやツーリングキャンプでは、軽量でコンパクトにまとめられるほうが持ち運びに便利です。
ただし、タープは形状によってサイズ感が異なるので注意が必要。なかには、テントのように、使用人数の目安を表記したモデルもあります。使用人数・サイズ・形状・携行性のバランスを考慮しながら、キャンプスタイルに合ったモデルを選びましょう。
素材をチェック
タープに使われている素材は主に、ポリエステル・コットン・ポリコットンの3種類です。
ポリエステルは、軽量で取り扱いやすいのがポイント。また、速乾性が高いため、雨に濡れても素早く乾きます。リーズナブルなモデルも多くて手軽に使いやすい一方、火に弱いのがデメリットです。
コットンは遮光性に優れているので、強い日差しもしっかりブロック。断熱性も備えているため、オールシーズン快適に過ごしやすい空間を作れます。火の粉に強くて燃え広がりにくいのに加えて、温もりのある風合いを楽しめるのも魅力です。
ポリエステルとコットンを混紡したポリコットンは、吸水透湿性・速乾性・難燃性・通気性・遮光性を備えた高機能素材。価格が高いのが難点ですが、気候やシーンを問わず使えて便利です。
耐水性・防風性をチェック
アウトドアでは急な天候変化も少なくないため、耐水性や防風性を備えたタープを選ぶのがおすすめ。とくに、どの程度の水圧に耐えられるかを数値化した耐水圧をチェックしておきましょう。
耐水圧が500mmあると小雨程度、1000mm程度あれば通常の雨に対応できます。耐水圧が1500mm以上のモデルを選べば、大雨でも安心して使いやすいのがポイントです。ただし、耐水圧が高いほど、風通しが悪くなるので留意しておきましょう。
なかには、ポリウレタンコーティングなどで、耐水性や撥水性を高めているモデルもあります。また、強い雨が予想されるときは、角度をつけて設営すれば雨粒を落としやすいのがメリットです。
生地やポールの強度が高いモノは、風にあおられても優れた安定感を発揮。タープは強風に弱い面があるので、風が強い日は低く設営したり風向きを意識したりすると、防風対策に効果的です。
季節に合ったモデルを選ぼう
日差しや雨風を気軽に遮れるタープは、開放的で通気性に優れているので春・夏・秋など、外で過ごしやすい季節にぴったりです。
寒い季節に快適に使用したい方には、スクリーンタープのような壁面パネルを備えたモデルがおすすめ。冷気をブロックしたり内部の温度を保ったりしやすいので冬キャンプでも活躍します。メッシュパネルに切り替えられるモノなら、通気性を確保しながら虫対策に効果を発揮するためオールシーズン使えます。
紫外線や日差しが気になる季節は、UVカット機能や遮光性を備えたタープを選ぶのがおすすめ。日焼けや熱中症を予防するのに役立つため、暑い時期でも安心して過ごしやすいのがポイントです。
付属品の有無をチェック
タープを設営するにはタープ本体以外に、ポール・ロープ・ペグ・ハンマーなどが必要。ペグやペグハンマーが付属したモデルは多いですが、ポールやロープは付いていないなどセット内容は製品によってさまざまです。
設営に必要な付属品が揃ったモデルを選べば、別途で購入する手間を省きながらすぐに使えるのがポイント。とくに、はじめてタープを購入する場合は、ポールが付属していると便利です。
ポールの本数やペグの強度なども含めて、事前にセット内容を確認しておくのがおすすめ。数が足りない場合は別途用意しておきましょう。
タープの売れ筋ランキングをチェック
タープのランキングをチェックしたい方はこちら。
関連リンク
・タープのおすすめ(ビックカメラ)
日差しや雨風をしのぐのに役立つタープ。種類やサイズなど幅広いラインナップですが、使用人数や季節に合ったモデルを選ぶとゆったり過ごしやすいのがポイントです。また、携行性や耐水性も確認しておけば、使い勝手が向上。快適で安全なアウトドアライフを過ごすため、お気に入りのタープを見つけてみてください。