キャンプサイトで顔ともいえるタープ。快適な居住性の確保に力を発揮してくれますが、思うように張れなかったり、気に入らず張り直したりとタープ一つにしても課題はつきものです。今回は、タープの種類や応用テクニック、人気のタープまでご紹介していきます。
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タープには大きく分けて3つの種類に分かれています。種類によってソロ、ファミリー、グループと使い勝手のよさがそれぞれあるますので、自分のアウトドアスタイルに合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
ウイング型
メインポール2本で自立させてそのサイドの2角を張り網で張るタイプ。設営の手間は少ないけれど、日陰になる面積が小さい。コンパクトなタープなので、ソロキャンプを楽しむ人にはおすすめできるタープです。
ヘキサ型
ファミリー向きのスタンダードタイプ。それぞれの辺がゆるやかにラウンドした六角形で、日陰になる面積も広いく、キャンプ用品などの配置もしやすいです。メインポール2本で自立させて残りの4隅を張り網で張るスタイルなので一人でも設営が簡単ですね。
レクタ型(スクエア型)
ファミリーやグループ使用のタープ。シンプルな長方形なので、日陰になる部分が圧倒的に多いのがポイントです。メインポール2本で自立させて、残りの4隅はサブポールと張り網で張るのが基本です。3種類の中で面積が一番大きいので重量があります。また、ポールの使用は6本になるので別途購入が必要になります。
ヘキサ型タープの張り方
⓵ 設営したい場所を選び、タープを広げます。
⓶ タープを支えるセンターポールをタープの両端にセットします。
⓷ ポールに合わせて張り網の位置を決めて、ペグ打ちをして固定します。この時、ポールとの角度が45度ぐらいが目安です。
⓸ ポールを立てたら、自在金具でロープのテンションを調整し、もう1本のポールも同じように調整して2本の支柱を完成させます。
⓹ 2本の支柱を立てたら、屋根を作ります。タープの端にあるグロメットにロープを結びましょう。ぺグを打ち込んでロープを引っ掛けたら、自在金具で4箇所のテンションをそれぞれ調整します。最後に、タープの張り具合を調整して完成です。
ヘキサ型タープの応用テクニック
側面片落とし、片上げ
メインポールを低く設定して、タープ生地の側面片側2ヵ所は地面に直接ペグダウンし、もう一方の側面片側はサブポールを活用して、メインポールよりも少し高さを出します。
・直接ペグダウンした片側は視線と風雨をしのげ、居住スペースも確保できる。
・メインポール2本・サブポール2本使用。
側面片上げ
メインポール2本で張るベーシックスタイルの側面片側に、サブポールを追加して居住スペースを広くします。
・居住スペースを広く使えるので、レイアウトも自由にでき移動もストレスフリーです。天面が平らな部分があるので雨天時の雨落としの方法を抑えておくことが大切です。
・メインポール2本・サブポール2本使用。
メインポール片側折りたたみ落とし
1~2人用のコンパクトテントをタープの下に丸ごと潜り込ませる方法。メインポールの片側を折り曲げて、テント後室側とタープに一体感を出します。
・暑い時期はテントのフライシートを外してインナーテントだけにすると快適に過ごすことができます。
・メインポール2本使用。
3点直打ち
生地の3点を地面にペグダウンして、メインポール1本を使用し、好みの高さでセッティングします。残っている2ヵ所は張り網を張って完了です。
・コットと寝袋で寝るワイルドソロキャンパーにおすすめ。
・メインポール1本使用。
知っておくと使えるポイント
張り網が余ったら
自在金具に留まっている張り網のエンド部分を伸ばせば再びテンションがかかります。最後は、自在金具でテンションを維持して留めれば大丈夫です。
張り網に注意
張り網を多く使用するタープ類ですが、張り網につまづかないように目印をつけたり、夜間はライトアップさせるのど、周りへの配慮も忘れずにするとスマートなキャンプを楽しめます。
あると便利なサブポール
別売りになりますが、各メーカーはサブポールを取り扱っています。折りたたみ式に比べて、セットアップが簡単です。収縮スライド式のものが多くて高さの微調整も楽にできるので数本持っていると何かと重宝するアイテムです。
雨水の流れを作る
天面が平らな状態で設営すると、開放感は増しますが雨天時の雨水はびっくりするほどあっという間にたまってしまいます。そのままにしておくと、重量に耐え切れずタープは崩壊してしまいます。傾斜をつけることで雨水は流れ落ちていくので天候が心配な場合は早めに張り直すことをおすすめします。
おすすめのタープ
テンマクデザイン ムササビウイング
コットンの風合いを楽しめることができるウイング型タープのコットンバージョン。重量は総重量3,200gと他のウイング型タープに比べると重量はありますが、設営後のかっこよさを考えると重さも気になりません。人とは違うものを持ちたいと考えるこだわり派にはおすすめ。
コットンは汚れが目立つのでメンテナンスは必須です。また、雨の日のキャンプ後はしっかりと乾燥が必要です。それをふまえて手を掛ければ、長く使い続けることのできるアイテムになること間違いなしです。
ムササビウイングは、使う人のキャンプスタイルに合わせて自由に選んで欲しいというコンセプトの元、作られているブランドです。是非、ポールやペグもお気に入りの逸品を見つけてアウトドアを楽しんでみてください。
エムエスアール(MSR) ランデブー200 37848
6〜12人用でファミリーやグループキャンプに活躍してくれるMSRのウイング型タープ。ランデブーは、生地をしっかりと引っ張ることができる7ポイントデザインで、風が気になるサイトでも安定して立てることができます。また、サブポールを使うこと、さまざまな設営の仕方を楽しむことができるので、区画がしっかりと決められているサイトでも、十分対応できますね。
撤収時に張り網の収納に悩んだことがあると思いますが、ランデブーには、タープ裏の各ポイントに張り網を収納するポケットがあるので、バラバラになることもなくまとめて収納でき、これがなかなか便利なんです。
カラーはおしゃれなスカイブルー。ほかのブランドでは見ないカラーだと思うので、サイトで映えること間違いないですよ。
スノーピーク(snow peak) スクエアエヴォPro TP-251
変幻自在に形を変えることができるタープ。基本はスクエア型タープの形です。少人数やファミリーキャンプの際はメインポール2本を使ってウイング型に変形したり、大人数のグループキャンプにはポールを6本使ってレクタ型にするなど、アレンジできる優れもの。一つ持っているとその時々のキャンプスタイルにしっかりと対応してくれます。
大型タープは、どうしてもポールの本数が多く必要になったり、設営に多少時間が掛かってしまいます。しかし、手間のかかる分、有効面積が広く取れ、動線の確保もラクです。キャンプサイトでゆっくりと過ごす時間を余裕のあるタープの下で送りたい、と思う方には是非おすすめのタープです。
ドッペルギャンガー(DOPPELGANGER) ナチュラルタープ TT5-473
ビビットなカラーリングでアウトドアシーンを華やかに飾ってくれるドッペルギャンガーから、落ち着いたカラーのナチュラルシリーズが登場しました。ナチュラルタープはベーシックな張り方はもちろん、コーナー全てにグロメットがあるので、ロープやポールを追加して使うことで、自由に形を変えることができます。
その他に、延長ポールテープが装備されているので、キャンパーには定番の小川張りの設営を可能にしてくれます。とてもコンパクトに収納でき、2.26kgと軽量で、張り網が赤など女子キャンパーの注目を集めるアイテムになりそうです。
なんといっても値段もリーズナブル! ファーストアイテムとしての購入にもおすすめできます。
ユニフレーム(UNIFLAME) REVOタープ600 681442
6~10名ほどのグループキャンプにおすすめのREVOタープ600。メインポールとサブポールを組み合わせすることで、キャンプスタイルを自在に変えることが可能です。
タープの内面はライトグレーコーティングを施し、日中は遮光性を保ち暑さを軽減してくれて、快適に過ごすことができます。また、夜は明かりを反射してくれるので、ランタンなどをタープ下にセッティングすることで、優しい明るさで照らしてくれます。メインポール2本、サブポール2本が標準装備されているので別購入する手間がいりません。
ヘキサタープにありがちな「張りシワ」を軽減するヘヴィーメッシュの存在が大きく、シワのないキレイなタープを簡単に張ることが可能になりました。
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) オルディナ ヘキサタープ M-3167
価格帯がリーズナブルでファーストアイテムとして購入しやすいキャプテンスタックのタープ。UV-プロテクションコーティング生地の使用することで、紫外線の吸収を抑え気になる季節でも安心して使うことができ、タープの下で快適にアウトドアを楽しめます。また、ファミリーや少人数のキャンプにちょうどいいサイズになっているので、タープの設営に慣れていない初心者でも大丈夫ですよ。
キャンプは晴れの日ばかりではなく、雨に見舞われることもありますが、そんな雨の日でもアウトドアを楽しめるように、しっかりと防水、シーム加工が施されており、雨のしみ出しの心配はありません。
コールマン(Coleman) XPヘキサタープ/MDX 170T16550J
アウトドアを始めるにあたって、コールマンは外せないですよね。そんな王道コールマンのXPヘキサタープ。
この製品の最大の特徴は、メインポールが「クロスポール」と呼ばれる2本のパイプの先近くで、エックス状につながれたもの。これにより、メインポールにはそれぞれ1本のロープでテンションがかかるので、ペグダウンの本数も少なくてすみ、設営の時間も短縮できるんです。また、クロスポールの広げ方で高さの調節が自由にできるので、環境や天候に応じて張ることが可能ですし、自分好みの張り方を楽しめますね。
ファミリーやグループキャンプにおすすめのサイズなので、広々としたリビングスペースを作ることができます。サイドポールが2本、標準装備されているので別途購入の手間がいりません。
モンベル(mont-bell) ビッグタープHX
モンベルグリーンと言われ、サイトでも映えるモンベルのビッグタープHX。ファミリーキャンパーに人気のあるこのタープは、設有効面積が大きく、それでいて設営の簡単さが魅力なんです。
キャンプの楽しみは焚火。薪の爆ぜる音は心地よくて癒されますが、思いのほか大きく爆ぜると火の粉が思いもよらぬ方向に飛んで行って慌てることありますよね。でも、モンベルのタープ生地には、難燃を施してあるので、万が一、火が当たっても燃え広がる心配もなく安心です。多くのアウトドアブランドのタープはグロメットを使用していますが、モンベルのタープは生地に負担のかかりにくいステンレス金具を使用していて、長く使い続けられるよう丈夫な構造にしています。
また、耐水圧の高いウレタンコーティング加工で、天候不良のアウトドアシーンでも大活躍間違いなしです。
小川キャンパル(OGAWA CAMPAL) フィールドタープヘキサDX 3333
しっかりとした作り、落ち着いた色合いで人気の小川キャンパル、フィールドタープヘキサDX。アルミラチェットポールはとっても便利なポールです。その理由は、220~250cmの高さ調節が8段階でできるということ。なので、高さを替えて色々なアレンジを楽しむことができ、キャンプの度に新しいスタイルを考えるのも楽しいかもしれませんね。
また、生地の厚さは特徴の一つで、厚い生地にはピグメント加工が施されており、強い日差しの下でも、快適に過ごすことができます。生地が厚いと暗くなるんじゃないかと思われがちですが、紫外線をしっかりとカットしてくれ、明るさは保ってくれるので安心してください。
撥水加工にも優れているので、雨の日のアウトドアシーンでも威力を発揮してくれます。
ロゴス(LOGOS) ナバホ Tepee ブリッジヘキサ-AE
ナバホ柄が目を引くロゴスのブリッジヘキサ-AE。名前の通り、同シリーズのTepeeテントと連結できるタープです。タープには大きなグロメットが両端に付いているので簡単に連結でき一体感がでます。シリーズで購入したいと思っている方にこれはおすすめですよ。
ロゴスのタープやテント生地には、厳しい基準で知られている米国の難燃性基準CPAI-84に適合しています。もし、火の粉が飛んだとしても燃え広がる心配がないので、焚き火も気兼ねなく楽しめますね。
また、紫外線が気になる季節でもUV加工がしっかりと施されてあるので安心ですし、断熱効果でタープ下では涼しく過ごすことができるのも嬉しいですよね。
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ひと口にタープといっても種類もあり、張り方に関しては未知数です。好みの張り方はあると思いますが、キャンプを多くこなしている方は、季節や天候に適した張り方をいくつか自分のものにしていますよね。そんなベテランキャンパーに追いつけるよう張り方、応用テクニック、ポイントをまとめました。人気のタープも沢山紹介したので、ぜひ、お気に入りのタープを見つけてキャンプを楽しんでください。