上品な後味とフルーティーな酸味が味わえる「グアテマラ産コーヒー」。「サードウェーブコーヒー」としても注目されています。グアテマラ産コーヒーといっても、産地や焙煎度などによって味わいはさまざま。どのコーヒーを選べばよいか迷っている方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、グアテマラ産コーヒーのおすすめ商品をご紹介します。選び方のコツや美味しく淹れる方法も解説しているので、参考にしてみてください。
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グアテマラ産コーヒーとは?
グアテマラ産コーヒーとは、アメリカ北部に位置するグアテマラ共和国で収穫されたコーヒー豆を原料としたモノです。グアテマラは世界有数のコーヒー豆の生産国として知られる国。国土面積は日本の1/3程度で、約70%を山岳地帯が占めているのが特徴です。
グアテマラは亜熱帯気候であること、昼夜の寒暖差が大きいこと、雨量が多いことなどから、コーヒー豆の栽培に適した環境とされています。特に寒暖差が大きいことは重要。コーヒー豆がじっくり時間をかけて育つため、実がしっかり締まって良質なコーヒー豆が生産できます。
1969年には、コーヒーの品質を維持・管理するための専門機関として「グアテマラ全国コーヒー協会(アナカフェ)」が設立されました。同団体は政府関係者もメンバーとして加わっており、国を挙げて活動しているのがポイント。品質向上やブランディング、消費国に対する啓蒙活動などを行っています。
グアテマラ産コーヒーの特徴
グアテマラ産コーヒーは、フルーツを思わせる爽やかな酸味や花のような豊かな香りが特徴です。味わいはコクの深さと、ほどよい甘味が広がる上品な後味が魅力。どっしりとした重めの飲み口で、チョコレートやナッツのような甘味が感じられるモノもあります。
重厚感のある味わいは、ブレンドコーヒーのベースにもぴったり。コーヒー豆の産地や等級などによっても味わいが異なるため、さまざまな産地のコーヒーを試しながらお気に入りのグアテマラ産コーヒーを探すのもおすすめです。
グアテマラ産コーヒーの選び方
等級で選ぶ
グアテマラ産コーヒーの等級は7つ
グアテマラ産コーヒーの等級は、生産地の標高によって格付けされています。最も高い等級はSHB(ストリクトリーハードビーン)。コーヒーの等級が下がるほど価格も安くなる傾向にあるため、コスパ重視の方はコーヒーのグレードもチェックしてみてください。
SHB以下は、HB(ハードビーン)、SH(セミハードビーン)、EPW(エクストラプライムウォッシュド)、PW(プライムウォッシュド)、EGW(エクストラグッドウォッシュド)、GW(グッドウォッシュド)と続きます。
等級が高いほど酸味・甘味が増しフルーティーに
グアテマラでは標高が高いほど寒暖差が激しくなり、豆の品質や風味がよくなるのが特徴です。なかでもSHBを使用したコーヒーは、濃厚なチョコレートを思わせる甘さとコクがあるとされています。
コーヒーを淹れたときにも華やかな香りが広がってリッチな味わいに。グアテマラ産コーヒーの魅力や美味しさを存分に堪能したい方や、コーヒー好きの方への贈り物として探している方は、SHB等級のコーヒーがおすすめです。
焙煎度合いで選ぶ
フルーティーな味わいを楽しむなら「中煎り」
中煎りは「ハイロースト」とも呼ばれる焙煎度を指します。酸味や甘味、苦味といったコーヒー独特の風味がバランスよく味わえるのがポイント。キレのよい酸味に仕上がるため、よりフルーティーさが引き立ちます。
中煎りよりも浅く煎ると酸味が強くなり、軽い口当たりに仕上がるのが特徴。好みに合わせて焙煎度を調節することで、グアテマラ産コーヒーがより美味しく楽しめます。シャープな味わいが好きな方は、中煎りを起点にコーヒーを選んでみてください。
香ばしいビター感を楽しむなら「深煎り」
深煎りは「フルシティロースト」「フレンチロースト」と呼ばれる焙煎度です。フレンチローストの方がより焙煎度が高く、しっかりとした苦味と独特の風味が出るのが特徴。酸味が抑えられる一方で、苦味やコクが増します。
じっくり深煎りにすると香りがより引き立ち、まろやかな味わいに変化するのも魅力です。グアテマラ産コーヒーならではのよさが引き立つ焙煎度なので、初めてグアテマラ産のコーヒーを試す方にも向いています。
産地で選ぶ
グアテマラ産コーヒーの産地は8つ
グアテマラでコーヒーを栽培している主な産地は、アティトラン・アンティグア・オリエンテ・コバン・フライハネス・ウエウエテナンゴ・サンマルコス・アカテナンゴの8つです。8つの産地はアナカフェによって登録されており、質のよいコーヒー豆が収穫できることでも知られています。
味わいや風味も産地ごとに異なるのが特徴。それぞれの産地は雨量や湿度、土壌の有機物やミネラル量などが異なります。活発な活動を続ける活火山が多く、噴火や地震といった自然災害も頻発するなかで栽培しているのもポイント。生産者が手間暇かけて育てたコーヒーが味わえるのも魅力です。
飲みやすさ重視ならアンティグア産がおすすめ
グアテマラ産コーヒーの産地で迷ったら、まずはアンティグア地区産のモノを試してみてください。アンティグア地区は気象条件や土壌などの栽培環境がよく、高品質なコーヒー豆が栽培できることでも有名な地区です。
アンティグア地区には、APCA(アンティグア生産者組合)が存在します。同団体はアンティグア産と偽って流通したコーヒーが出たことをきっかけに、本物のアンティグア産コーヒーであることを証明するために発足しました。
アンティグア産コーヒーの正規品には、目印として「Genuine Antigua coffee」のマークが入っています。初心者でも飲みやすいモノを選びたい方は、アンティグア産のコーヒーをチェックしてみてください。
グアテマラ産コーヒーのおすすめ
honu加藤珈琲店 グァテマラ・ラスデリシャス
フルーティーな香りと強いコクが味わえるグアテマラ産コーヒー。SHB等級のモノのみを厳選し、焙煎度はシティローストの中煎りで仕上げています。苦味や酸味はやや控えめなので、マイルドな口当たりを楽しめるのが特徴です。
グアテマラ産コーヒーらしいフローラルな風味とはちみつのような舌触りが楽しめるのも魅力。1袋あたり500g入りで、たっぷり楽しみたい方にもおすすめです。飲みやすい味わいのグアテマラ産コーヒーを選びたい方もチェックしてみてください。
エフイーエム コーヒーばかの店 グァテマラ SHB
柑橘系の爽やかな香りが広がるグアテマラ産コーヒー。コーヒー豆の等級はSHBで、焙煎度はフレンチローストの深煎りです。生豆がもつ味わいを引き出した一品で、豊かな風味が堪能できます。コクのある飲み口とキレのある口当たりがポイントです。
全体的な味わいのバランスがよく、軽く飲みやすい風味が特徴。容量は1袋あたり250g入りです。すっきりとした味わいのグアテマラ産コーヒーを飲んでみたい方に向いています。
カカシコーヒー(KAKASHICOFFEE) グアテマラ アンティグア ラ・アゾテア農園
グアテマラ・アンティグア地区で生産されたコーヒー。等級はSHBで、焙煎度は中深煎りで仕上げています。柑橘系の果実を思わせるフルーティーな香りが特徴。ほのかに感じるスパイシーな風味がアクセントです。
本商品は生のコーヒー豆をひと粒ずつ厳選しながら製造しています。不良豆を焙煎前・焙煎後の2回にわたって除去するなど、丁寧な作業を行っているのがポイント。すっきりとした雑味のない味わいをキープしています。
専用のロースターを使って焙煎することで、コーヒー豆本来の香りや味わいを引き出しているのも魅力。注文を受けてから焙煎しているので、良質なコーヒーの風味を存分に楽しめます。アンティグア産のコーヒーを探している方や、品質重視の方におすすめです。
エコセントリックジャパン No Blend Coffee GUATEMALA スペシャルティ焙煎豆
グアテマラ・フライハネス地区で生産されたコーヒー豆です。シトラスやベリーといったフルーティーな香りと、軽やかな酸味が魅力。バニラやナッツなどの甘味と香ばしさも感じられます。本商品は、スペシャルティコーヒー豆の農園として世界的に有名な「サンビックトル農園」が生産しているコーヒです。
グアテマラの専門機関であるアナカフェから認定を受けています。容量は1袋あたり200g入り。著名な農園が手がけた良質なコーヒーを味わってみたい方におすすめです。
木炭焙煎珈琲豆 YAMATOYAKAGA グアテマラ
木炭を使ってじっくりと焙煎したグアテマラ産コーヒー。等級はSHBで、産地はグアテマラ・ウエウエテナンゴ地区です。さくらんぼやゴールデンキウイのような酸味と甘味が特徴。しっかりとしたボディと余韻が残る後味を堪能できます。
焙煎用の木炭には、国産のナラやクヌギの木から作ったモノを使用。遠赤外線で加熱することで芯までしっかり焙煎しています。気温や湿度などの条件を考慮しながら熟練職人が火力を細かく調節しているのがポイント。細やかな作業によって作られています。
容量は1袋あたり200g入り。アロマブレスパック包装を施しており、コーヒーの香ばしさや風味を逃がさずにパッキングしています。手作業で丹精込めて仕上げたコーヒーを堪能したい方や、リッチな味わいのグアテマラ産コーヒーを選びたい方におすすめです。
ヒロコーヒー オーガニック グアテマラ セイラン農園
ほどよい酸味と濃厚な甘味、シロップのような口当たりが特徴のグアテマラ産コーヒー。アティトラン地区にある農園が生産しており、焙煎度は中煎りです。豊かな味わいが特徴で、チョコレートのような甘味のほか、シナモンやハーブを思わせる風味も感じられます。
本商品を生産する農園は、バードフレンドリー認証やJASオーガニック認証、USDA認証などさまざまな規格を取得しているのが特徴です。オーガニックにこだわったグアテマラ産コーヒーを探している方は、チェックしてみてください。
・100g
・200g
ローグトレード TOKYO COFFEE オーガニック コーヒー グアテマラ
柑橘のような酸味と、ナッツやココアを思わせる香ばしさが堪能できるグアテマラ産コーヒーです。産地はグアテマラ・ウエウエテナンゴ地区。JAS認証の有機コーヒー豆を100%使用しています。焙煎所もJAS認証を取得しており、品質管理を厳格に行っているのもポイントです。
焙煎度はフルシティローストの中深煎りで、甘味・旨味・苦味のバランスが取れた味わいに仕上げています。苦味はやや控えめで、軽やかな後味が魅力。「新鮮な焙煎」をモットーに掲げたメーカーで、焙煎したてのコーヒーを出荷しています。苦味がきつくないグアテマラ産コーヒーを選びたい方におすすめです。
・200g
・400g
イヌイットコーヒーロースター(inuit coffee roaster) グアテマラ アンティグア
深いコクとクリーンな後味を楽しめるグアテマラ産コーヒー。葉山で自家焙煎を行うコーヒーショップが手がけています。産地はアンティグア地区で、焙煎士が厳選したモノを使用。焙煎度はフレンチローストの深煎りで、グアテマラ産コーヒーのよさを存分に味わえます。
独自の焙煎システムを導入し、焦げたような苦味が付かないように調節しているのがポイントです。渋味は控えめで、酸味がほのかに感じられる味わい。焙煎から2日以内のコーヒー豆を焙煎所から直送しており、新鮮な豆の風味がしっかり感じられます。
原材料となるコーヒー豆は、グアテマラで1883年に創業した老舗農園が生産。世界で300人ほどしかいないとされる国際コーヒー鑑定資格「CQI認定Qグレーダー」が厳選した豆を使用しています。容量は1袋あたり200g入り。専門家が選んだグアテマラ産コーヒーを選びたい方におすすめです。
パロットコーヒー グァテマラ ファンシーサンタロッサ
木の実を思わせる香ばしさが魅力のグアテマラ産コーヒーです。焙煎度はシティローストの中深煎りで、等級はSHB。酸味はやや強めですが、甘味や苦味もしっかり感じられます。グアテマラ南部に位置するサンタロッサ地方で生産されており、大きい粒を厳選しているのも特徴です。
本商品はミルクとよく合うため、カフェオレのベースにも使いやすいとされています。チャック付き袋に入っており、保存に便利なのも魅力です。1袋あたり200g入りで使い切りやすいのもポイント。香ばしい風味が際立つグアテマラ産コーヒーを探している方におすすめです。
八月の犬 グアテマラ カフェインレス コーヒー
水と活性炭を使ってカフェインを除去したグアテマラ産コーヒー。焙煎度はフルシティローストの中深煎りで仕上げています。本商品では、コーヒー豆を水に浸して成分を取り出し、活性炭でろ過してカフェインのみを除去しているのが特徴。コーヒーの美味しさはそのままに、カフェインのみを除去しています。
酸味が控えめで、コーヒーの風味はしっかり感じられるのが魅力。そのまま飲むほか、ミルクや砂糖を加えても美味しく飲めます。容量は、1袋250g入りが2個セットで計500g。カフェインレスのグアテマラ産コーヒーを探している方におすすめです。
グアテマラ産コーヒーの美味しい淹れ方
グアテマラ産コーヒーをより美味しく楽しむには、飲み方に合わせて焙煎度を変えてみてください。例えば、カフェオレやアイスコーヒーを淹れるときは深煎りがぴったり。ほどよい苦味とコクを引き出したいなら、シティロースト程度で焙煎したコーヒー豆が適しています。
産地のグアテマラで飲まれている「カフェコンレチェ」に挑戦してみるのもおすすめ。カフェコンレチェはスペインから伝わった飲み方です。濃いめに淹れたグアテマラ産コーヒーに、あたためたミルクを同量加えて砂糖を入れたら完成。カフェコンレチェを淹れるときは、深煎り以上でしっかり焙煎したコーヒーを使うのがコツです。
グアテマラ産コーヒーの売れ筋ランキングをチェック
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グアテマラはコーヒー豆の栽培に適した風土として知られる国で、産地ごとの気象条件などによってさまざまな味わいのコーヒー豆が収穫できます。豆の等級や焙煎度といった要素も重要。メーカーや焙煎所によっても風味が変わり、こだわりの製法で作られているモノもあります。お気に入りの商品をぜひ探してみてください。