流行り廃りに関係なく履ける、タイムレスな存在として人気のデザートブーツ。ドレスシューズほどかっちりしすぎず、スニーカーよりも落ち着いた印象で大人カジュアルの足元にぴったりのアイテムです。

そこで今回は、デザートブーツを選ぶ際にチェックすべきモデルをおすすめブランドから厳選してご紹介します。選び方のポイントや、おしゃれなコーディネート例についても解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

デザートブーツとは?

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現在、デザートブーツは靴のカテゴリのひとつとして認識されていますが、その原型となるモデルはイギリスのシューズメーカー「クラークス」からリリースされました。デザインや仕様は、エジプトの首都であるカイロのバザールで作られたスエードブーツから着想を得たといわれています。

2~3対のハトメを備えるくるぶし丈のブーツで、靴底はラバーソール。また、アッパーとソールが「ステッチダウン製法」で縫い付けられているのも特徴です。

デザートブーツとチャッカブーツの違い

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2~3対のハトメ、アンクル丈、ラウンドトゥなど基本的なデザインが似通っているデザートブーツとチャッカブーツ。厳密に言うと、ソールに違いがあります。

ラバーソールを備えるデザートブーツに対し、チャッカブーツにはレザーソールを用いるのが一般的。そのため、デザートブーツはカジュアル、チャッカブーツはややフォーマルと認識される傾向にあります。

ただし、デザートブーツはチャッカブーツの1種と捉えることもできるため、呼称はブランドによりまちまちなのが実状。本記事では、ラバーソールが用いられているアイテムをデザートブーツとしてご紹介します。

デザートブーツの選び方

素材で選ぶ

アッパーの素材で選ぶ

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デザートブーツのアッパーには、多くの場合スエードレザーが用いられます。独特の起毛感を持つスエードはあたたかみがあり、カジュアルな着こなしと相性抜群。クリームでの保湿が不要で、革素材ながらお手入れが簡単なのも魅力です。

対して、スムースレザーを採用したデザートブーツはきれいめな印象。ジャケパンスタイルなどかっちりとしたコーデにも合わせやすいのが特徴です。また、数は少ないものの、キャンバス素材を用いたアイテムもあります。

ソールの素材で選ぶ

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デザートブーツに用いられるソールとして代表的なのが「クレープソール」。天然ゴムを原料に作られるソールで、柔軟性とクッション性に優れており、長時間歩いても疲れにくいのがメリットです。

他には、「スポンジソール」を用いたアイテムもあります。合成樹脂に発泡剤を混ぜて作られるスポンジソールは軽く、弾力性に優れているのが特徴。ソールの素材、製法によって履き心地が大きく異なるため、購入の際はぜひチェックしてみてください。

サイズ感に注意して選ぶ

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ブーツを選ぶ際は、サイズ感に注意しましょう。大きすぎると足がブーツの中で動き、靴擦れの原因になります。もちろん窮屈すぎるのもよくないため、つま先に1cm程度の余裕があると理想的です。

また、横幅も気になるところですが、デザートブーツは靴幅が広いモノが多く、足幅が広い方でも比較的選びやすいアイテム。ただし、同じサイズ表記でもブランドによってサイズ感が異なるため、慎重に選びましょう。

デザインで選ぶ

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デザートブーツは、装飾のないプレーンデザインのモノが大多数を占めます。シンプルゆえに幅広いコーデに合わせやすく、長く愛用できるのが魅力です。

また、個性をアピールしたい方ならトゥにメダリオンや一文字飾りなどの装飾が施されたモデルもおすすめ。アイテム数は少ないですが、その分人とは違うおしゃれを楽しめます。

デザートブーツのおすすめ

クラークス(Clarks)

デザートブーツのパイオニアである「クラークス」は、1825年創業の老舗シューズメーカーです。イギリスの小さな町でスリッパ作りからスタートしたクラークスは、1950年にデザートブーツの販売を機に躍進。現在でも古さを感じさせない完成されたフォルム、取り入れやすいシンプルなデザインで人気を博しています。

クラークス(Clarks) デザートブーツ

流行に左右されない普遍的なデザインで、長きに渡り愛され続けているクラークスの定番デザートブーツ。砂が入ってこないようにと考案されたステッチダウン製法は現在でも受け継がれ、デザートブーツの象徴的な仕様として知られています。

アッパーには、素朴な表情を演出するスエードレザーを採用。かしこまりすぎず、カジュアルに履きこなせるのが魅力です。また、クレープソールはクラークスオリジナルのモノ。密度が高いため弾力性に優れているため、地面を踏みしめる感覚をしっかりと味わえます。

クラークス(Clarks) デザートトレックハイ

ステッチダウン製法、クレープソールなど定番のデザートブーツと同じ仕様を備えるシューズ「デザートトレック」を、アンクル丈ブーツにアレンジしたモデル。アッパーの中央に走るセンターシーム、かかと部分のレザー切り替えとエンブレムが特徴です。

トゥの形も特徴的で、つま先にゆとりがあるため足幅が広い方にもおすすめ。定番デザートブーツを既に持っている方や、人とかぶらないおしゃれを楽しみたい方はチェックしてみてください。

リーガル(REGAL)

紳士靴の定番ブランド「リーガル」の始まりは、前身となる日本製靴株式会社が設立された1902年。以降100年以上に渡り、真摯なモノ作りへの姿勢は変わることなく、機能的な靴を世に送り出してきました。ビジネスシューズのイメージが強いリーガルですが、使い勝手のよいカジュアルシューズも豊富に揃っています。

リーガル(REGAL) チャッカブーツ

大人カジュアルの足元に重宝する、きれいめデザインのおすすめデザートブーツ。スエードレザーはしっかりと起毛感がありながら、なめらかな表情でスッキリ見えます。

大人顔に見えるもうひとつの要素が、ハーフウェッジのスポンジソール。ほどよい厚みで主張が強すぎないため、ラフな印象とは無縁です。しかも軽量でクッション性に優れ、快適な歩行をサポートしてくれます。

ホーボー(hobo)

「ホーボー」は、東京発のバッグ・アクセサリーブランド。日本の職人技術が詰まった革製品は、美しいデザインと快適な使用感に定評があります。また、オリジナルのプロダクトはもちろん、有名ブランドとのコラボレーションアイテムも充実。高い技術を活かし、バッグ以外にもシューズ、ウェアなどを製造しています。

ホーボー(hobo) Sheepskin Desert Boots by AIRWALK

スケードボードシューズで有名な「エアウォーク」の人気デザートブーツを、ホーボーの技術で復刻させたアイテム。靴底には、エアウォークの象徴である「シャークソール」を採用。波打つ底面はインパクト抜群で、耐滑性にも優れています。

アッパーには「Wフェイス・シープスキン」を採用。内側のボアが足を優しく包み込み、冬も暖かく過ごせます。また、シューレースは丸紐と平紐の2タイプが付属。インソールもボア付きとボアなしのモノが付属するため、気分や季節によって使い分けができて便利です。

デデスケン(DEDEsKEN)

「デデスケン」は、2010年にスタートしたアパレルシューズブランド。ユニークなブランド名は造語で、印象的かつリズム感がよいことから名付けられました。デデスケンの靴は、コーディネートに馴染むことを第一にデザインされているのが特徴。使いやすいデイリーユースアイテムが見つかります。

デデスケン(DEDEsKEN) ストレートチップチャッカブーツ

上品な表情のスムースレザーアッパーと、ボリューミーなホワイトソールの組み合わせが新鮮な1足。オイルをたっぷりと染み込ませたレザーは、履き込むにつれて味わい深い色味へと変化していきます。

また、トゥに一文字飾りが入ったストレートチップのデザインも印象的。ドレスシューズを思わせるディテールが、大人の着こなしを演出してくれます。きれいめスタイルのハズしアイテムとしてもおすすめです。

エイチツーヴォルト(H2VOLT)

高品質なシューズを手の届きやすい価格帯で展開している「エイチツーヴォルト」。もともとは「ヴォルト」というブランド名でしたが、「High standard」「High quality」を更に追求するという思いを込め、頭に「H2」が加えられました。コスパを重視する方はぜひチェックしてみてください。

エイチツーヴォルト(H2VOLT) カウスエード デザートブーツ

コストパフォーマンスに優れたエイチツーヴォルトの人気デザートブーツです。アッパーには、味わい深い経年変化を楽しめる本革スエードを採用。柔らかく、履き心地も良好です。

他にも、天然ゴムで作られたクレープソール、ステッチダウン製法など、デザートブーツの基本仕様を忠実に踏襲。ベーシックな作りゆえに汎用性は極めて高く、着回しの軸として活躍してくれます。

ドクターマーチン(Dr.Martens)

「ドクターマーチン」は、イギリスで創業したシューズブランド。特にブーツの人気が高く、世界中のファッショニスタが愛用しています。最大の特徴は、存在感のあるエアクッションソール。「With Bouncing Soles(弾む履き心地のソール)」と謳っている通り、快適な履き心地を提供してくれます。

ドクターマーチン(Dr.Martens) MAYPORT OVERDYED TWILL CANVAS

アッパーにキャンバス素材を採用した、軽快な印象のおすすめデザートブーツ。スニーカーのような感覚でスタイリングでき、春夏のコーディネートにも重宝します。

靴底には、ドクターマーチンの代名詞であるエアクッションソールを配置。独特の弾力に加え、すり減りにくいのも特徴で、長年の相棒として活躍します。全体のデザインはとてもシンプルで、幅広いコーデに対応できるのも魅力です。

フレッドペリー(FRED PERRY)

「フレッドペリー」は、名テニスプレイヤーだったフレデリック・ジョン・ペリーが1952年に設立したファッションブランド。スポーティーかつオーセンティックなアイテムで人気を集めています。ラインナップはウェアを中心に、フットウェアや小物も展開。月桂樹のマークがブランドのシンボルです。

フレッドペリー(FRED PERRY) HAWLEY MID SUEDE

フレッドペリーのブランドカラーが色濃く表れている、上品なデザートブーツ。アッパーは細身でコンパクトなフォルムながら、しっかりと厚みのある「チャンキークレープエフェクトアウトソール」によりデザートブーツらしいカジュアルさも感じられるのが魅力です。

かかと部分には、月桂樹のブランドロゴを配置してデザインのワンポイントに仕上げています。スーツやジャケパンスタイルなど、フォーマル寄りの着こなしをカジュアルダウンしたい場合にぴったりの1足です。

ホーキンス(Hawkins)

1850年に設立された老舗シューズブランド「ホーキンス」。靴作りの聖地といわれるイギリス・ノーザンプトンで創業し、第一次世界大戦中にはミリタリーブーツを製造するなど、時代に求められる靴作りをしてきました。1995年からは日本の「ABCマート」が商標権を取得し、ホーキンスのアイテムを展開しています。

ホーキンス(Hawkins) TR IT CHUKKA

快適な履き心地を提供してくれる「トラベラー」シリーズのデザートブーツです。靴底には、雨や雪に強い「ICE-TECHソール」を採用。濡れた路面でも優れたグリップ力を発揮します。

また、アッパーにも防水機能を備えた「WATER-TECH」素材を採用することで雨、雪への耐性を強化。スマートな外観とは裏腹に、悪天候下でも安心して履けるタフさを備えたおすすめのアイテムです。

こなれ感のあるシンプル大人カジュアル

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ワッフル編みの白ニットとデニムというシンプルな組み合わせで、大人の余裕を演出したカジュアルコーディネート。少し暑さの残る秋口にぴったりの着こなしです。

足元には、クラークスのデザートブーツを投入。ほどよい存在感を持つデザートブーツのおかげで、クリーンな印象の中にも男らしさが感じられるスタイリングに仕上がっています。アウター次第で秋冬を通して活用できるおすすめのコーデです。

デザートブーツを馴染ませるカラーリングに注目

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白シャツ×ニット×チェスターコートのきれいめコーデを、デザートブーツでほどよくカジュアルダウン。アンクル丈のチノパンとデザートブーツのバランスも絶妙で、重くなりがちな秋冬コーデに抜け感をプラスしています。

きれいめコーデにデザートブーツが上手に馴染まないという場合は、カラーをリンクさせるのがおすすめ。どこかに1点同系色のアイテムを入れるだけで、違和感なく取り入れることが可能です。

素材のコントラストで季節感を演出

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全体の色数を絞り、落ち着いた印象に仕上げたカジュアルコーデです。ミリタリージャケット、デザートブーツなど男らしいアイテムが多いものの、粗野感とは無縁。都会的な空気が漂います。

そして、注目すべきは独特の素材感を備えるアイテムをバランスよく取り入れている点です。ベレー帽とデザートブーツはスエード、パンツはコーデュロイであたたかみのある雰囲気に。秋冬コーデをおしゃれに仕上げるテクニックとして、ぜひ参考にしてみてください。

ライダースジャケット×デザートブーツで好バランスに

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武骨さ溢れるダブルライダースジャケットを取り入れたコーディネートは、どうしてもキメすぎ感が出てしまいがち。しかし、ほどよいカジュアル感を備えたデザートブーツと組み合わせれば好バランスにまとまります。

インナーにも、柔らかな表情を演出するワッフル編みニットをチョイスして武骨さを緩和。緩すぎず、タイトすぎない全体のシルエットもおしゃれに見えるポイントです。

暖かくおしゃれなアウトドアミックスコーデ

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ニットのカラーでアクセントを効かせた、冬のアウトドアミックスコーデです。足元はマウンテンブーツでも合いますが、アウトドア色が強くなりすぎてしまうのが難点。デザートブーツならグッと都会的なコーデに仕上がります。

また、足元のスタイリングも技アリでおしゃれです。スポーティーなパンツとデザートブーツの間から、ラインソックスをのぞかせることでスタイリッシュに演出します。脱・無難コーデを目指す方はぜひ参考にしてみてください。